大晦日・2024年を振り返る…北斗市・本社
今年は画期的な特殊ガラスを確立できた年でした。
一般ガラスの熱貫流率は、約5kw/㎡k(時間当たり1㎡から逃がす熱5kw)です。
3枚のトリプルLow-Eガラスでは、0.8kw/㎡kと飛躍的な断熱性能となります。
このトリプルガラスを更に複層(ガラス6枚+合わせ空間)では、相当な断熱効果が期待できると話し合い、栃木県那須塩原市の工場で、特殊トリプルガラスの複層を創りました。
星野アルミ建材株式会社の磯 宗秋副社長は、世界一のガラスを創ろうと研究していました。
そのトリプルガラスと合わせ目の断熱通気層を加え熱貫流率は、想定以上の0.23kw/㎡k。それはグラスウール断熱材250㎜厚さに相当する、真っ透明のガラスの壁が出来ました。
世界のガラス資料を調査してもそれを超えるものはなく、まさに世界一の断熱ガラスです。
現在は、経年劣化率を試すため、北斗市本社や私の自宅にも取り付けし試しています。
磯副社長は、試験用のトリプルガラスを持参して何度もファース本部に来てくれました。
既に4年目となりましたが経年劣化率はゼロ%で、販売する時期の検討が必要でした。
4月には、販売方法や価格帯を決めるため、星野アルミ建材の星野社長と、磯副社長にファース本部北斗市本社に来訪予定だったのですが、来社されたのは星野社長だけでした。
磯副社長が体調を崩しておられると云う事でした。
そして6月13日開催の「ファース全国大会in釧路」に前日入りした12日に、磯副社長が亡くなられたと云う連絡が入りました。
直ぐにも駆け付けたかったのですが、翌日の全国大会準備、そして全国大会本番を終えてから那須塩原市の磯様宅で焼香することに。
磯 副社長がいなければ出来なかった製品、一緒に拡販できる状況を見たかったのです。
その特殊ガラスの特許申請の基本特許とサブ特許は、いずれも特許庁に登録されました。
磯副社長の想いを込めた超高断熱ガラスは、我家の北側の最も寒い場所で0.23kw/㎡kの熱貫流率が経年劣化することなく、年越しとなります。
画像はこのブログを書いている私の執務室です。
どうぞ皆様も良い年をお迎えください。
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