江戸の退屈御家人

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ロンバルディアは夏の青空(その2)

2019年07月14日 23時19分00秒 | Weblog
ロンバルディア地方の世界遺産を巡る旅
 
格好良く見えるが、団体旅行に乗るだけの安易な 老人の旅。
若い頃なら何でも見てやろうと、自分の足腰、体力を信じていた。
 
できない事は何もないと思っていた。
 
しかし歳月は人を待たず。今つくづくそう思っている。
 
そこで軟弱ながら安易な団体旅行に乗りました。
 
歳とった軟弱者には軟弱者らしい楽しみ方もあると信じている。
 
今回はロンバルディアの世界遺産の旅で
1、サクリ モンティ
ピエモンテ州とロンバルディア州の山あいを中心にキリスト教の巡礼地として崇められた地域がある。そこにはキリストの受難のいろんな要素を絵や彫像などで見えるようにしたサンフランシスコ信仰を形で表したお札参りみたいな巡礼地。
2、クレスピ ダッタ
 
ベルガモ近郊の水辺に労働者のユートピアとして誕生した クレスピ の工場&従業員住宅跡地。
産業革命の時代 イギリスに遅れて参入したイタリアの資本家クレスピ氏が
綿織物工場とその従業員の住居を確保して当時の状況からは最大の従業員福祉と会社の生産性確保を実現した跡地である。
例えば日本の多摩丘陵開発計画の団地では、 は開発から40年たった今、その子供らの世代はここではやっていけないとして先細り消滅の声が聞こえる。
クリスピ ダッタの町は今も当時の従業員の末裔が住んでおられる。
会社当時の織物工場はとっくに時代に流されて閉鎖しているが、問題はその労働者住居後が、今も当時の従業員の末裔が住んで楽しんでいると言う事実である。 しかも、
 
これは私が個人的に思うのだが、東京の田園調布に勝るとも劣らない住環境である。
 
当時の綿織物の世界はかつての京都でのガッチャマンと同じような一獲千金の世界であったのであろう。それにしても立派な住宅街が残っている。世界遺産に相当すると思う。