江戸の退屈御家人

世の中のいろいろ面白いことを野次馬根性で・・・・

ロンバルデイアは夏の青空 (その4) おしまい

2019年07月22日 23時33分00秒 | Weblog
7月11日からイタリア北部のロンバルデイア平原を旅行してからもう10日が経つ。時の流れは早い。
 
今回ロンバルデイア に行ったのは、西ローマ帝国崩壊の前後の歴史に興味を持っておる故、ローマの後のイタリア の跡を見たかったのだ。
でもそんな昔の記憶遺跡が残っているはずはない。だが今回イタリア北部ロンバルディアの世界遺産8カ所も訪問する旅行があったのでこの団体に乗った。
 
私は 世界遺産 には特段の興味があるわけでは無いが、ローマ帝国崩壊前後の政治史に興味があるから参加したわけ。
 
今回の旅行のテーマは世界遺産8カ所で 、先史時代の遺跡から東ゴート族のローマ侵略、その後のロンゴバルド族の侵略 とイタリア支配200年、その後の北イタリアの中世の発展、その後のサン・フランチェスコ信仰とその巡礼遺跡、さらにその後の、産業革命の時代、さらには第一次大戦、第二次大戦期のイタリアの栄光に伴う世界遺産など多方面の文物があったが、逆に、時間軸の幅が広いだけに焦点が分散してしまって、何か見たなぁと言う感じで私には終わった。
 
 
そういう意味で計8カ所の世界遺産という企画ははそれぞれ歴史的にも多種多様でありそれなりの意義があるのだろうが、吾輩には必ずしも全部が全部心惹かれるものではなかった。要は関心の問題である。
 
いずれにせよ今回の世界遺産を巡るロンバルディアの旅は各人それぞれの関心によって、重要度が違うのであろうが、こんな企画は二度とない。
最後の世界遺産地がロンゴバルドの首都チヴィダーレ-デル-フリウリであったのが、
これが吾輩の最高の関心事であった。ここはロンゴバルドの 「権政の足跡 」Places of powers. の跡地であった。
 
これだけでも. 北イタリアロンバルディア地方に来た 甲斐があった。
 
今後は自分1人で、各地域を自分の足で思う存分回ってみたいと思う。しかし年齢体力からしてその実現性の可能性については保証の限りではない。
 
今日、 IAEAの事務局長天野氏の死亡が発表された。
同氏とは直接の面識はないが、同年代の人が世界に活躍しておられたが体力がここに尽きてついになくなった。心から冥福を祈る。