江戸の退屈御家人

世の中のいろいろ面白いことを野次馬根性で・・・・

自分の足で高千穂峰を登る  その5 おしまい

2019年11月14日 08時26分00秒 | 歳時記
11月12日朝 泥パック旅館 から朝食をそこそこに出発。行き先は「天の逆鉾」。高千穂河原の駐車場に。ここから丁字型に、左へは新燃岳と韓国岳、右に高千穂の峰。8時ごろではまだ4-5. 人の登山者しかいない。
 高千穂峰は1575メートル、行きは1時間半、帰りは1時間と。吾輩はこれを信じたね。
 しかし自然は厳しい。本格的な登山並だ。ムチャ急な登山道で、かつ噴火の砂利石で歩きにくい。これを登るのは素人では大変だ。
 急坂では10歩歩いて少し休み、また10歩歩いて少し息をする。全く「バカも休み休みヤレ」と言う感じ。
 途中 老人の吾輩が 無装備で運動靴というスタイルでは 体力的にも登れないのでないかと 何度も心が折れそうになった。でも 休み休みしながら、何とか上り詰めました。上りで1時間30分のはずが実際は2時間30分かかりました。





天逆鉾  天孫降臨した高千穂峰の頂上にその印をつけた。天孫とはアマテラス大御神の孫の ニギニギノミコトである。
昔、坂本龍馬がお龍と新婚旅行で登って、悪戯に逆鉾を引き抜いたから、後、命を失ったと。ーーーそうだ、そりゃ罰当たりだ。

 吾輩は写真だけ撮ってすぐ降り始めました。なぜなら予定の時間をずいぶん過ぎているし、次に別の日帰り温泉に行こうと考えていたから。
 下山もコレが思ったより大変。下り道も脚にかかる負担は大きく、筋肉が痙攣を起こしつつある。何と人間の力は弱いものかと痛感。
 吾輩は山登りよりも、東海道五十三次の鈴鹿の関近くの関宿のような 平坦な道をてくてく歩くのに向いていると感じたネ。


新燃岳の噴煙

馬の背

桜島 か 沖の永良部島 か



右も左も噴火口 恐ろしい環境だ。

途中の景色は良いし絶好の天気。体力があれば 大いに楽しめたのに 余裕がないのは 悲しいね。



高千穂峰と天の逆鉾は 高千穂神社のご神体なのである。

 結局上りに2時間半、降りに1時間半計4時間経過して帰りの飛行機時間が心配になってきた。ここで痛い足を抑えて車で霧島神宮を参拝して

一路鹿児島空港へ向かう。

鹿児島発15:05  スカイマーク306 便
1時間40分で羽田だ。 先日の 「西安 敦煌」間 2時間20分に比べれば 日本は狭い国であると認識。


こうして1泊2日のレンタカーの旅は 大分から鹿児島 まで 438kmであった。

このドライブ中、何度か はっとするような思いがあったが、どうもこれが年齢による運転免許返上の 潮時 なのかもしれない。

しかしトラック輸送にもAIを利用した自動運転技術が開発されつつあるとの報道があり、体力劣化の老人にも 利用出来る時代が来るかもしれない。






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