♯13 手紙
キロ「はい、どなたですか」
返事が無いので、キロは窓穴から外を窺った
【SE 効果音】
ドアの外にいるのが誰か分かった瞬間、キロは息が止まった
ビストローヌ(声)「手紙を預かっている。扉を開けてもらえないか」
キロは恐怖で全身が固まっている
するとドン!ドン!とドアに身体ごと打ち付けているような
大きな音が響く
恐らくはドウルフが強引に扉をぶち壊してでも
中に入ろうとしているのだろう
音に驚いて、三人(ライタ・ボイスカ・バルシア)が現れる
キロは怯えてドアを押さえている
ボイスカ「キロ君、扉を開けてやんなさい」
ライタ「師匠!?」
キロ「外にいるのは、昨日私を襲った二人組です」
ライタ「なにい!? しつこいなあ。よし、また返り討ちにしてあげよう」
バルシア「でもこんなところまで何しに?」
ボイスカ「キロ君退(ど)いて、私が出よう」
ライタ「師匠、俺も加勢します!」
ボイスカ「戦いになるとは限らん」
ボイスカは玄関の扉を開けた
ビストローヌ、ドウルフが現れる
ボイスカ「ずいぶん荒っぽい訪問じゃな。用件は?」
ボイスカの態度に、二人組は少し気圧(けお)されている
ドウルフ「なんだジジイ、ぶっ飛ばしてやる」
ビストローヌ「ドウルフ、今日は戦いに来たんじゃないよ」
ボイスカ「ではご用件を」
ビストローヌ「手紙を預かってきた。そっちの娘にだ」
ボイスカ「儂が預かろう」
ビストローヌ「直接娘に手渡すように念を押されている。理解してくれ」
ボイスカは慎重に間を図りながら、キロに目線で指示する
キロはゆっくりとボイスカの横を通ってビストローヌに近づき、
キロ「誰から?」
ビストローヌ「周りに人がいる。読めば分かる」
ビストローヌから手紙を受け取るキロ
ビストローヌ「用件は以上だ。失礼する」
ドウルフ「いつかぶっ飛ばしてやるからなあ」
ビストローヌ「行くぞ!」
ビストローヌはドウルフを連れてその場を去る
しばらくの間
キロは手紙を見詰めている
バルシア「一体なんだったんだろ」
ライタ「ワケわかんね~」
キロ「皆さんは自由にしていてくださいね」
バルシア「あっ、キロちゃん」
キロは手紙を読む為、家の奥に引っ込む
キロ退場
ライタ、ボイスカ、バルシアは思い思いにくつろぎ始める
ライタは寝っ転がる
ボイスカは椅子に座り、バルシアは床にあぐらをかいている
【M 緊迫した曲】
キロが緊迫した表情で駆け込んでくる
玄関から外に駆け出す
手には封を開いた手紙を持って
ボイスカ立ち上がって玄関に向かう
バルシア「キロちゃん!」
ライタ「えっ!?」
ボイスカ「何しとる、追うぞ!」
ボイスカ退場
ライタ「師匠!?」
バルシア「ライタ君も行こう!」
バルシア、ライタの順で退場
【照明変化→外の明かりに】
キロ「はい、どなたですか」
返事が無いので、キロは窓穴から外を窺った
【SE 効果音】
ドアの外にいるのが誰か分かった瞬間、キロは息が止まった
ビストローヌ(声)「手紙を預かっている。扉を開けてもらえないか」
キロは恐怖で全身が固まっている
するとドン!ドン!とドアに身体ごと打ち付けているような
大きな音が響く
恐らくはドウルフが強引に扉をぶち壊してでも
中に入ろうとしているのだろう
音に驚いて、三人(ライタ・ボイスカ・バルシア)が現れる
キロは怯えてドアを押さえている
ボイスカ「キロ君、扉を開けてやんなさい」
ライタ「師匠!?」
キロ「外にいるのは、昨日私を襲った二人組です」
ライタ「なにい!? しつこいなあ。よし、また返り討ちにしてあげよう」
バルシア「でもこんなところまで何しに?」
ボイスカ「キロ君退(ど)いて、私が出よう」
ライタ「師匠、俺も加勢します!」
ボイスカ「戦いになるとは限らん」
ボイスカは玄関の扉を開けた
ビストローヌ、ドウルフが現れる
ボイスカ「ずいぶん荒っぽい訪問じゃな。用件は?」
ボイスカの態度に、二人組は少し気圧(けお)されている
ドウルフ「なんだジジイ、ぶっ飛ばしてやる」
ビストローヌ「ドウルフ、今日は戦いに来たんじゃないよ」
ボイスカ「ではご用件を」
ビストローヌ「手紙を預かってきた。そっちの娘にだ」
ボイスカ「儂が預かろう」
ビストローヌ「直接娘に手渡すように念を押されている。理解してくれ」
ボイスカは慎重に間を図りながら、キロに目線で指示する
キロはゆっくりとボイスカの横を通ってビストローヌに近づき、
キロ「誰から?」
ビストローヌ「周りに人がいる。読めば分かる」
ビストローヌから手紙を受け取るキロ
ビストローヌ「用件は以上だ。失礼する」
ドウルフ「いつかぶっ飛ばしてやるからなあ」
ビストローヌ「行くぞ!」
ビストローヌはドウルフを連れてその場を去る
しばらくの間
キロは手紙を見詰めている
バルシア「一体なんだったんだろ」
ライタ「ワケわかんね~」
キロ「皆さんは自由にしていてくださいね」
バルシア「あっ、キロちゃん」
キロは手紙を読む為、家の奥に引っ込む
キロ退場
ライタ、ボイスカ、バルシアは思い思いにくつろぎ始める
ライタは寝っ転がる
ボイスカは椅子に座り、バルシアは床にあぐらをかいている
【M 緊迫した曲】
キロが緊迫した表情で駆け込んでくる
玄関から外に駆け出す
手には封を開いた手紙を持って
ボイスカ立ち上がって玄関に向かう
バルシア「キロちゃん!」
ライタ「えっ!?」
ボイスカ「何しとる、追うぞ!」
ボイスカ退場
ライタ「師匠!?」
バルシア「ライタ君も行こう!」
バルシア、ライタの順で退場
【照明変化→外の明かりに】
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