お題:『「首輪」「ラーメン丼」「フライパン」「アンドロイド」「特殊部隊」「片道チケット」「ビーム」……以上すべての言葉を使って学園物の小説を書きなさい。』~第2話~
馬車が首都に着いた。
ハヤ美は荷物からチケットを取り出した。
大きさの違う二枚の紙切れが掌に乗ってる。
一枚は、アレグラント学園までのチケットの半券。そしてもう一枚は学園から故郷に帰る時に使うチケットだ。
その時、強い風が吹いた。
路上から、砂ボコリが舞い上がる。
それが、目の中に入った。
「痛い痛い痛い!」
必死で目をこする。涙を出してホコリを流し出そうとする。
「痛かった……」
痛みは落ち着いたようだった。
「ん?」
私チケットどうした?
確かバッグから取り出して、眺めて、目にゴミが入って……
失くした? 風に飛ばされた??
ハヤ美は慌てて馬車の床や、後ろの地面を探したが、それらしき紙切れは見付からない。
大ショック!
「あの……おでこに何かがついていますよ」
私は慌てて自分の額に指を当てた。
「ありがとうございます」
何度かデコを指先でこすると、皮膚とは違う感触を得た。
よかった。
汗で張り付いたそれをはがして目の前に持ってくる。
半券だ。
帰りの馬車のチケットは!?
私は全身のどこかにチケットが引っ掛かっていないか探った。
しかし、どこにも無かった。私は、帰りのチケットを失くしたのだ。
『恋の片道チケット』……そうではないが、私は故郷からアレグラント学園まで行くコトしかできない。そこから帰るコトが出来ない。
私のこれからの運命を暗示しているようで、恐い。
運命は、あの城壁の中で私を待ち構えている。
全然ウキウキは、しない。
*
まだこの辺は、既に発表してある文章を手直ししたものになっています。
1回600文字くらいまでに収めて、毎回どこかでキーポイントになる部分がなきゃいけないので結構難しいです。
ちなみに今回は題名入れて『676』文字。
まだまだですなあ~
では最後に、恒例となりました宣伝を。
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ではでは~
600字でヤマなんて拷問ですよぉ!
もうここは新聞とかの連載小説みたいな感じで、ちょっと次に引っ張る感じの終わり方だけつけて、どんどんつないでいくしかありませんねぇ。
ちなみに秘宝館はたぶん1000字から1100字平均で書いているつもりです。
それでもまとまりがつかなくて1300字くらい書いちゃうことがザラにあります。
600字・・・そりゃタイヘンだ~!
次の回が待ち遠しくなりますものね。
しかも今回は、月間新聞の連載ですから……書く方も拷問なら、読んで次を待つ方も拷問!!
まあそんな面白いもん書けるかってえと怪しいんですが……笑
ショートショートで1000文字なんですねえ。
短い感じがしましたが、そんなもんなんですね。
ああそうかもなあ。
1300字ったらこの連載2回分ですものねえ。
でも、常に制約はあるものですよね。
それを乗り越えたら、また次の仕事が来るって思わないと……
テキトで頑張りまっす!
ではでは~