先日10年前に亡くなった父と2年前に亡くなった母が同時に
夢の中にでてきた、私が実家にいくと二人ともニコニコして玄
関で出迎えてくれた、「仕事は忙しいかい、みんなは元気か」
本当に久しぶりに両親との対面、なんか若くなった感じがする。
父には「喘息の発作はどうなの?」母には「膝の具合は大丈夫
?」と聞くと、二人とも笑いながら「何いってるの、まだ若い
からなんともないよ」そういえば二人とも晩年は認知症で苦し
んだのに、今は微塵も感じられないほど若い、おかしいなと思
ってる自分と息子に会えて喜んでる両親の姿、それから父が
「久しぶりに焼肉を食べに行こう」と言ったところで夢が終わ
った。
まるで山田太一氏の小説「異人たちとの夏」のような夢、亡き
両親との交流を描いた作品だが不思議な夢だった、夢から醒め
て子供のことを案じてくれてた両親、味方になってくれてた二
人を失ったことを改めて夢が教えてくれたような気がした。