団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

許しがたい身勝手な放火殺人事件

2021年12月28日 | 生き方

フランスの作家で哲学者でもあったカミュは正気を失いかけた

ときの心理をこのように表現している「人間の最も自然な性向

は、自分を破壊し、自分と一緒にみんなも道連れにしようとす

ることだ」

 

大阪市で起きた放火殺人事件でクリニックに火を放って特定さ

た谷本盛男容疑者61歳、離婚してから生活が荒れて長男を

物で襲って大けがを負わせ懲役4年の実刑判決を受けた危険

物だった、ガソリンを購入、クリニックに非常階段の扉を粘

テープでふさぎ、全員巻き添えにしようとした執着心と心の

闇、正気の沙汰ではない、すでに25人が亡くなってる。

 

人間というのは思いつめてかっとなると何をするかわからない

動物で法律で禁じられていても何の抑制にもならない、自分が

死んでもいいから無抵抗の人間を逃がさない、身勝手な破壊に

憤りが収まらない、老人になると経験豊かでそれが財産だとい

われるがこの男にはあてはまらない。

 

一瞬で命を絶たれた院長やスタッフそして患者の無念な気持ち、

そして犠牲者の家族や親族、同僚、友人、そしてクリニックに

通院してた患者、心のよりどころを失った喪失感は計り知れな

い、動機はなんであれ、この凄惨な事件を許すことは決してで

きない。