団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

幸せな人は幸せについて考えない!?

2022年05月21日 | 幸福

「幸せのメカニズム」の著者前野隆司氏は健康は幸福に強く影

響するもので最も強く影響するのは「自分は健康だと思ってい

る」ことだという。

 

例えば健康診断結果の中で「中世脂肪は標準値をこえている、

でもこのぐらいだったら大丈夫」と思っていれば幸せで「標

準値を超えているから大変だ」と思っている人は不幸せ、こ

れは一理あるかもしれない、ただ物事を楽観的にとらえるか

悲観的にとらえるかで、必ずしも健康に限ったことではなく

その人の生き方ともいえることである。

 

同じように「人生論ノート」の著者三木清はこんな言葉を遺し

ている「健全な胃を持っているものが胃の存在を感じないよう

に幸せである者は幸せについて考えない」なぜかこの言葉は私

は腑に落ちるところがある言葉である。


シニア女性のストレスや悩みは人それぞれ

2022年05月20日 | シニア女性の悩み

高齢者のストレスや悩みは多岐にわたってる、家族のこと、友人、

健康、高齢者施設での人間関係、実際人間関係でストレスをため

るほど厭なことはない、ある雑誌でそんなシニア女性の人間関係

の悩みの声を集めてみた。

 

■高齢者の友だちづきあいは深入りするとしんどくなることもあ

り、あっさりを心掛けてます(73歳)

 

■リハビリは週2回で迎えの車の時間が決まっているので私は5

分前に外で待っていますが、やっと出てきたのに再び家に入って

探し物をする人がいます、車で待たされる10分は長くイライラ

します(89歳)

 

■4年前から我が家には下宿している大学生の孫息子がいます、

最初は用心棒のようと心強く思いましたが、コロナ禍で授業は

ンライン、昼夜逆転で三度の食事にも2階から降りてきません、

大阪から嫁が見にきますが孫に甘い私は何も言えず、次第に感じ

始めたストレスの解消法は毎日30分の筋トレです(73歳)

 

■老人ホームに入所しています、読書スペースで新聞を読んでい

ると話しかけてくる人がいます、相手にしないと「悪い人、何を

思っているのか」と言われ腹が立ちます、悪い人と言われてもい

いと思いながらもつい相手をしてしまう自分が情けない、大事な

時間を邪魔されたことにストレスを感じます(85歳)

 

■相手を尊重しなければ心地よく暮らせないが夫との価値観の相

違で悩んでます、高齢になった夫と私、お互いが変わるのが難し

いだけに毎日ストレスを感じます(73歳)


老いた親とは距離をとりながら寄り添う

2022年05月19日 | 

11年前父が亡くなってから母は一人暮らしになった、それか

ら9年間母が亡くなるまで月2回離れた実家に通い続けた、一

緒に同居という提案もしたこともあったが母は乗り気でなかっ

た。

 

90歳になってからの転居、それまで住んでた場所での友人や

近所、デイサービス、ケアマネジャー、かかりつけ医との関係

が途絶えてしまう、そして見慣れた景色馴染んだ食べ物の味、

生活のリズムやスタイルの違い、今思えば半世紀以上も住み慣

れた街を離れることは間違いなくストレスになったことだろう

結局母は今までどうり一人暮らしを選択した。

 

私自身同居が必ずしも幸せとは限らないと思ったことも確かで

、ただ毎日一定の時間に安否確認の電話は高齢者施設に入居

るまでの7年間一日も欠かさず続けた、距離を取りながら精

一杯寄り添う、母にとってギリギリまでひとり暮らしだったこ

とが正解だと思っている。


団塊の世代が75歳以上になる日 

2022年05月18日 | 老後の生き方

1990年は75歳以上の後期高齢者は597万人だったが、

3年後の2025年には2180万人、約4倍になるといわ

てる、いわゆる団塊の世代が75歳以上になる日である。

 

団塊の世代はどの世代よりも人口ボリュームが大きく、現在

650万人、なにかとこの世代について書かれてる記事が多

い、例えば小学校は1クラス60人ですしずめ状態、競争意

識が強く、恋愛に貪欲でマイホーム主義、かつて高度経済成

長を支えた世代。

 

人間関係では競争意識が旺盛で協調性に乏しい面がある、元

気な人が多く人の世話になりたくないとウオーキングやジム

に通うなど介護予防をする人が8割から9割にのぼる、競争

意識が強すぎて老人ホームでマドンナ争奪戦、まさに言いた

い放題面白おかしく書かれてる、一面はとらえてるものの団

の世代への偏見に思えてならない、そんな団塊の世代が3

年後には全員75歳以上になる日が近づいてる。


いい人と思われるよりいい人でありたい

2022年05月17日 | 生き方

自分の気持ちというのは意外とわからないものだ、それは今ま

での考え方や経験で判断しようとする、だから自分の本当の気

持ちとズレを感じることは誰にも経験があるかもしれない。

 

たとえば飲みに誘われる、本当は行きたくないけど断るとまず

いかなと思う、葛藤しながらも結局断らない、やっぱりいい人

と思われたい、人間関係が絡むと自分の気持ちが見えない、そ

れは人間関係を優先しようとするためだ、自分の気持ちに目を

つぶってしまう、そうすると次回も断れない。

 

本当は誰かに評価されるためではなく自分が信頼できる自分に

なるためにいい人と思われたいでなくいい人を目指したいもの

だ、そのためにも自分はどうい生きたいのか?自分の本当の気

持ちは?何度も問いかけることが大切だと思っている。


人間は痛みのまえでは謙虚になるけれど

2022年05月16日 | 健康

齢を重ねると年々、体力は落ちてくる、特に65歳を過ぎると

わぬ病気で通院することになる、私の場合60歳を過ぎて高血圧

症、大腸憩室炎、65歳を過ぎて緑内障、それでも入院すること

はなかったので、まだいいかなと思っている。

 

ただモグラたたきゲームのように次から次と不具合が出るのは

ったもんだ、通院する度に、早くこの痛みがとれないか、なんで

こんなに身体にガタがくるんだろう、と自分の身体に文句をいい

たくなるものだ。

 

人間は痛みのまえでは打ちひしがれ謙虚になるものである、今は

にもいらない、痛みさえとってくれればと思うものである、そ

でも痛みがとれるとケロッと何事もなかったように謙虚な気持

などなくなってしまう、勝手なものだと痛感してる。

 

 

 


長い結婚生活で感じることは

2022年05月15日 | 夫婦

人間というのは一人で生きてるのではない、人との関わりのな

かで生きている、その中で結婚はむつかしい男女の関係が延々

と続くもの、そして結婚生活はまさに人生そのもの、そして日

常生活の連続である。

 

恋愛時代は相手の本当の姿をみないで美化してしまう、相手が

神経質なのを繊細ととらえ、粗雑な人を男らしいと思い込んだ

りするものだ、ただ結婚は生い立ち、育ち、環境が違った二人

の人間が同じ屋根の下に住むと恋愛時代に見せなかった素顔を

見せるのも確かである。

 

本当の結婚生活はある意味お互いに対する失意の瞬間からスタ

ートするのかもしれない、だからこそ長い結婚生活で感じるこ

は夫婦というのはお互い長所で支え合ていると同時に短所

支え合ってるものである、そして小さな感謝の積み重ねとさ

りげない日常の会話が夫婦の風通しをよくするし、夫婦円満の

のような気がする。


つらいときの恩は忘れない

2022年05月14日 | 生き方

「新人編集者時代、雲の上の存在だった作家五木寛之氏の連載

を獲得するため作品の感想を手紙にして送った、新作がでるた

び5日以内に手紙を出した」これは幻冬舎社長の見城徹氏71

歳、角川書店の編集者時代のエピソードである。

 

それから手紙を出して17通目で五木氏から返事、25通目で

念願叶って初対面すぐ連載が開始された、五木氏に「あそこま

で自分の作品を読み、ものをいってくれる手紙はなかった」と

絶賛された手紙、感想こそ人間関係の一歩、始まりはいつも手

紙という見城氏の熱意が報われた瞬間だった。

 

その後見城氏は独立した際、社名の幻冬舎の名付親になってく

れたのが五木氏だった、厳しい冬を生き抜いて成長せよとの気

持ちが込められた幻冬舎の命名の由来である、そして五木氏は

同社で「大河の一滴」を始めとする数多くのベストセラーを見

城氏に委ねた、義理、人情、恩返しを大切にする見城氏、だか

らこそつらいときの恩は忘れないという言葉は心に響くものが

ある。


嫉妬の感情は誰にでもある!?

2022年05月13日 | 嫉妬

人間誰でも嫉妬する、聖人君子も嫉妬する、子供から老人までみ

んな嫉妬する、嫉妬心を少しも持たず、友人の成功を喜ぶ強い性

格の持ち主はは皆無かもしれない、実際失敗したときに一緒に悲

しんでくれる友人はいても成功したときに一緒に心底喜んでくれ

る友人はなかなかいないものである。

 

嫉妬は男女に関係ない、男性の嫉妬は女性と比較して陰性、特に

政治家や企業のトップクラスの嫉妬はすさまじいものがあると言

われてる、また私たちが経験する嫉妬心は不特定多数の他者でな

く、身近な人間に対してである、サラリーマンでいえば同僚、同

期、決して社長に嫉妬することはない。

 

嫉妬心は前進のエネルギーになることもあると言われるが、たや

すいことではない、嫉妬は感情であり、自然に湧きあがってくる

ものなのでやめるのは無理、頭でやめようと考えても抑えられな

いのが嫉妬、誰かに嫉妬したら、その場を離れる、その人とは出

来るだけ離れる、そしてあとは時間が解決するものだと私は思っ

ている。

 

 

 


たぶん後悔も人生なのだ

2022年05月12日 | 生き方

「かつて私は自分の父親が死んだとき、どうしてもっと話を聞

いておかなかっただろうと後悔した、父のことをほとんど何も

しらなかった、だが生きていくというのは、そうした後悔を無

数にしながら歩むことなのだろう、後悔なしに人生を送ること

などできない、たぶん後悔も人生なのだ」

 

これは作家の沢木耕太郎氏が亡き父について語った言葉である、

同世代として私も11年前に亡くなった父に対し同じ思いを抱

いていただけに共感するものがあった、私の父は小さい頃は厳

で近寄りがたい存在だった、話しやすくなったのは社会人に

ってからで、無口な父がなにかと気を使って話かけてくる感

だった。

 

人は他人の内面を知ることができるのだろうか、私は無理だと思

う、どれほど長いつきあいでも親子でもそれは同じで人の心の内

側をのぞくことなど誰にも出来ないよう気がする、それでもせめ

て認知症になる前にもっと話を聞いておけばよかったと11年経

っても後悔している。