狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

沖縄知事選!ラウンドワン疑惑・2

2010-11-20 07:04:15 | 金武町流弾事件

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8日後に迫った県知事選挙は,これまで繰り返されてきた「保守系候補vs革新系候補」の一騎打ちといった何純な選挙ではない。

その重要な意味を敏感に察知しているのは全国のサヨク組織である。

行き場を失ったサヨク勢力は、最後の一発逆転を狙って続々と沖縄に集結しているのを見ても知事選を「天下分け目の戦い」と捉えていることがわかる。

また受け入れ側の伊波選対でも弁護士でもある照屋寛徳議員が「選挙違反も厭わない」と発言している。 全国紙にすっぱ抜かれ「失言だった」と訂正したが、柳腰長官の「暴力装置発言」でも分かるように、失言は本音を表すもの。 

選挙違反もいとわない左翼勢力の本気振りが覗われる。

サヨク週刊誌「週刊金曜日」の11月12日号は、沖縄人の母を持つということで最近沖縄問題に急接近してきた佐藤優氏を責任編集者にして「沖縄と差別」を特集にしている。 佐藤優氏といえば沖縄では何故かサヨク勢力に人気があり、沖縄独立論で知られ、当然のごとく伊波候補を応援している。

同紙で佐藤氏は沖縄県知事選についてこう述べている。

「11月28日投開票の沖縄県知事選挙は、極めて重要な意味を持つ、それは沖縄にとってだけでなく、日本の将来にとっても及ぼす影響は大きい。」

ちなみに佐藤氏によれば沖縄の独立は3年もあれば可能だと県民を扇動しているが、これに拍手喝采する沖縄サヨクには驚きである。

「沖縄の独立は3年くらいあれば可能だ」佐藤 優(『情況』08年7月号所収)

 ⇒佐藤優の「沖縄独立論」

沖縄から米軍基地を撤去し、自衛隊配備に反対をし、その一方で中国とは友好的に話し合いをしたいという極左活動家が国境地域の県知事となったらどのようなことになるのか。

伊波候補が沖縄独立論者だとは思わないが、伊波氏の主張どおりになれば結局は中国の援軍を待って「沖縄自治区」として半独立の形態を余儀なくされるだろう。

今回の県知事選で「親戚や知人に頼まれたから」といった安易な考えで共産党や社民党が推薦する極左候補に投票したら将来孫子の代に至る大きな禍根を残すことになる。

県民必見の【動画】情報をayataro04さんから頂きました。

下記に「李登輝友の会」からのメールの抜粋とユーチューブのアドレスを転記します。
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【中国の野望】「琉球群島は古来より中国の領土!」
琉球独立プロパガンダは、新聞の記事だけではなく、中国内のネットでは様々なイメージ動画も出回っています。
今回詳記する動画は、沖縄の文化を紹介するようなきれいな動画なのですが、
「琉球群島は古来より中国の領土!」というメッセージが強くこめられたものです。
琉球独立プロパガンダ動画:
「琉球群島は古来より中国の領土!」
http://www.youtube.com/watch?v=wVTSSD8Anxo&feature=player_embedded

中国国内で流すプロパガンダとしては、実に非常に良くできています。
このようなプロパガンダが中国に広がり、危険な状態になっているという事を、
日本国民は早く知るべきです(JSN代表 仲村覚)
------------------------------------

                       ★

前稿に続きラウンドワンと宜野湾市の癒着疑惑について書く。

行政ががその気になれば、違法行為でも実行できるということを伊波宜野湾市長は身をもって示した。

遊技場業者ラウンドワンと宜野湾市が、コンベンションシティ地域に娯楽施設を建設することに、地域住民らの反対運動が続いていた。

2009年1月21日の沖縄タイムスは、行政と業者が結託して強行開業する巨大娯楽施設の開業を祝するような提灯記事を書いてはいる。 だが、市長の脱法行為には批判の一言も書いていない。

正に「反戦平和」を叫ぶことは、市長には免罪符のなるということの見本である。

記事は十分社会性のある問題だが、社会面ではなく市町村面でさりげなく報じている。

娯楽施設 来月開業

ラウンドワン「用途、遊技場へ」 宜野湾

収益考慮「変更時期は未定」

                      ◇

中学校の100メートル近くに、キャバクラなどの風俗営業が出店するとしたら、住民は反対するだろうし、風俗営業を営業目的とする建築申請をすれば当然建築許可は出ないだろう。 その地域が条例で風俗営業を禁止しているのならなお更のことである。

そこで、建築許可申請の営業目的を、風俗営業に属する「遊技場」から「店舗」に変更し、建築許可を得て建築が終了した後、建築用途を「店舗」で開業したが「採算が取れない」という理由で本業のキャバクラに変更して営業する。 ラウンドワンの開業の手口はこれと同じである。

これがまかり通るなら、どんな規制地域でも風俗営業は自由に営業できることになる。

「おいおい、キャバクラと遊技場は別ものだろう」

という声が掛かりそうだが、キャバクラも遊技場も同じ「風俗営業法」の規制を受ける。⇒ 風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律

ラウンドワンと宜野湾市、そして建築審査会の三者が結託すれば、住民の反対も、条例違反も屁の河童なのだ。

本来、このような場合に騒ぎ立てるのが地元紙の役目のはずだが、革新市長が行う脱法行為には目をつぶるどころか、提灯記事を書くありさまだ。

沖縄は無法地帯になったのか。

問題の地域は国と県で埋め立てた土地をコンベンションシティにするという条件で宜野湾市に譲渡したいわくつきの土地。

そのために県の施設であるコンベンションホールやコンベンション劇場があり、ラウンドワンの近くには真志喜中学校や宜野湾高校もある文教地域である。

宜野湾市の国際コンベンションシティについてはHPで次のような紹介もされている。

国際コンベンションシティー ~未来に動き出す都市~

国際コンベンションシティとして整備が進められている宜野湾市。
中でも、リゾートコンベンションとしての施設が充実してきたコンベンションエリアは、国際・国内のコミュニケーションの場として、会議・集会・展示会・スポーツ・音楽・演劇活動等、沖縄の新しい文化の発信地として海外や県内外から注目されています。

                       ◇

ラウンドワンが昨年(2008年)十二月の公開口頭審査で、「遊技場への再度の用途変更もあり得る」としたことについて、宜野湾市建築審査会会長は「仮定の話であり審査対象にはならない」としている。(沖縄タイムス)

仮に業者と行政が結託して遊技場向けの建物は完成したとしても、営業するには風俗営業の営業許可が必要であり、これには県の公安委員会の許可が必要だ。

常識で考えれば条例で禁じられている地域への許可(第三条)は認められない筈だが伊波市長は公安委員会にまで既に手を打ってあるのか。

ラウンドワン問題は、大きな社会問題であり、「市町村面」で地域のニュースとして小さく紹介する問題ではない。

地元新聞が知らぬ顔を決め込んでも、悪事は、天知る地知る読者知る、である

「一度は民主党にやらせてみよう」と軽い気持ちで民主とに投票した結果が、最近の政府の溶解振りを招いたことを想いだしてほしい。

県知事だからと安易な気持ちで安保反対の極左候補を県知事に選んでしまったら、「沖縄人は中国の解放軍を待っている」という誤ったメッセージを送ることになる。

今回の知事選は県内の保守対革新の戦いではなく、祖国を日本と捉えることの是非を問われる戦いである。

極左候補が国境地域の県知事になることは、断固阻止せねばならない。

 

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国連で先住民認定を語る愚か者、 沖国大生の2人

2010-11-17 07:45:06 | 金武町流弾事件

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今朝の沖縄タイムス一面と社会面のトップは、いつに無く大きな見出しが、躍っている。

★一面

組踊、世界無形遺産

芸術的な洗練評価

★社会面

組踊 世界の至宝に

伝統発展へ誓いも新た

                       ☆

国連でオキナワ語る 沖国大生の2人

基地の危険・差別の構図訴え


国連で基地問題について報告する我如古朋美さん(右)と上間怜奈さん。後ろは米軍ヘリ墜落事故で焼けた木=6日、宜野湾市の沖縄国際大学

 沖縄国際大4年の上間怜奈さん(21)と我如古朋美さん(22)=ともに西原町在住=が、12日からスイス・ジュネーブの国連欧州本部で開かれる「先住民族の権利に関する専門家機構」の会議に参加し、沖縄の基地問題を報告する。米軍普天間飛行場について、沖縄の民意が届かない現状を世界に伝え、問題を提起する。
 上間さんと我如古さんは「危険な現状を、各国の人に分かりやすく伝えたい。基地問題は沖縄だけの問題ではない。世界の人が考えるきっかけになれば」と話している。
 同機構は国連の下部組織。世界各地の先住民族の専門家が集まる。2人は県内NGO「琉球孤の先住民族会」(筆者注ー文末に★)の活動の一環で参加する。
 (略) 機構の会議では、民主党が「普天間」の県外移設をあきらめ辺野古移設で日米合意したことにも触れ「民主主義の下で構造的差別状況にある」と報告する。
 「普天間」の返還・撤去や、沖縄の土地が強制的に接収された問題の調査などを求める。

                                             ☆

 東西冷戦が終結し、社会主義国家の理想とされていたソ連が解体した。行き場を失った左翼勢力はいろんな分野で形を変え自分達の生き延びる道を模索した。 その中のある者は沖縄に集結し、沖縄人を「差別された弱者」だと扇動し、いまや「弱者」は最大の「強者」に変身しつつある。
 
そこで彼らが狙うのは沖縄人を「日本帝国主義に伝統や文化を奪われた哀れな先住民」という「弱者」に仕立て上げ、国で先住民と認定させることである。 
 
彼らが口走る「民族自決」という勇ましい言葉は、「沖縄民族は日本民族とは異なる」といった意味を含んでいるが、筆者が小学生の頃、米軍占領下の沖縄では「異民族・米国に支配される沖縄は『民族自決』を合言葉に祖国日本へ復帰する」という意味で使われ、「同じ民族の祖国に復帰する」という意味だった。
 
それがいつの間にか異民族は米国から日本民族に摩り替わってしまっているのには呆れる
 
先住民認定を国連で訴えた学生達はサヨクに利用されていることに気がついているのだろうか。
 
伝統文化を異民族・日本から奪われた沖縄に「国立劇場」があったり、伝統芸能の組踊が世界遺産に認定されるほど厚遇されている事実は、ブラックユーモアととられても仕方が無い。

 ■モイさんのコメント

本日付けの沖縄タイムスの「わたしの主張あなたの意見」の論壇に、西原町の71歳男性が投書しています。沖縄タイムスがよく掲載したな~と思わず感心するぐらいまともで常識的な意見です。皆様、是非御一読下さい!!沖縄タイムスも変わりつつある?んな訳ないですよね。

 
 ■石原昌光さんのコメント
 
狼魔人さま、こんばんは
モイ様、私も論壇拝見しましたが、確かに支那タイムスらしくない正論が掲載されていました。
少し前にも、支那タイは敢て伊波洋一を批判する投稿を論壇に掲載して極左投稿者を煽り、総動員体制で袋叩きにしようとした過去がありますが、あの時は逆に伊波信者のお花畑脳の低レベルさを県民にさらすという大失態を演じ、伊波が県知事選に立候補する段になって、この手の投稿の掲載を避けています。
今回も、「沖縄人は琉球民族ではない、日本人と同化して沖縄県民になっている。」
という至極正当な主張をダシに極左投稿者を煽り、またぞろ、「いや、琉球民族は日本民族による差別・搾取・皇民化教育で民族浄化された!アメリカ先住民やアボリジニと同じ被差別民族だ!」と主張する、極左投稿者の投稿の洪水で袋叩きにする気でしょう。
懲りない連中です。
 
                       ★
 
モイさんが文字起しして下さった比嘉誉さんの『論壇』投稿記事を以下に引用します。
 
沖縄タイムス 2010年11月15日オピニオン面 
 
『論壇』 比嘉誉さん

「沖縄」は先住民でない 廃藩置県圧政からの解放
 
10月29日付本紙に沖国大の上問さんが、国連の先住民族の権利に関する専門家会議に参加したこと、その報告会を行うことを寄稿している。
 それによると、「沖縄の諸問題を先住民族の概念で国連人権機関を活用し解決できないかという視点で、琉球・沖縄人の自己決定権の回復を目指す」という。それについて反対の意見を述べたい。 まず、沖縄県民は「先住民族」かということである。「先住民族の権利に関する国際連合宣言」は、先住民族に対する迫害として土地と資源の略奪、大量虐殺、
民族根絶などを挙げている。それは、アメリカのインディアンやオーストラリアのアボリジニに対する白人の迫害を念頭に置いたものといわれているか、日本政府は沖縄に対して全くそのようなことをしたことはない。 明治12年、琉球王が首里城を明け渡して日本の一県となるが、それ以前の琉球では生活に余裕のあるのは一握りの首里の士族だけで、農民は首里王府に搾取されるだけの生活であった。先島の農民は人頭税にによってさらに過酷な収奪を受けた。 廃藩置県後、政府は民族根絶や資源略奪どころか、過酷な税を廃止したうえに多額の資金を投じて病院を開設し、医師を養成し、衛生事情を改善したので、
人口は増加した。沖縄県民にとって廃藩置県は首里王府の圧政からの解放であった。だから、沖縄県民を国連宣言でいう「先住民族」と認めよという意見には反対である。
民俗学者故比嘉春潮は「フオルク(言語・習慣によって文化的に統一された集団)としての沖縄民族はかつて存在したが、今沖縄人は日本民族の一部であり、沖縄民族というものはない」と書いたという。アイヌ民族文化研究の第一人者で、アイヌ民族出身の故知里真志保北海道大教授もアイヌ民族について、似たようなことを書いているという。民族問題は現在も世界各地で紛争の火種になっているが、日本は融和と同化の国で、民族や部族の壁を乗り越えて琉球人も熊襲もアイヌもみんな一つの国民としてまとまっている良い国なのである。沖縄の諸問題の解決に、いまさら先住民族の視点を持ち込むことにも反対である。 平成20年、衆参両院は「アイア民族を先住民族とすることを求める決議」をしてしまった。日本が先住民族に対して集団虐殺をしたかのような誤解を国際社会に与えかねない決議だ。日本は融和と同化でまとまった世界に誇るべき国だ
。先住民族の問題にはもっと慎重であるべきだ。(西原町、71才)
 
 
 
沖縄の権利
★(注)
琉球弧の先住民族会
(AIPR) 平良識子 ⇒一坪反戦通信 

AIPRは、琉球/沖縄民族を国際人権法に定義される先住民族として捉え、先住民族の権利の中核を成す「民族自決権」回復を目指している
 

< ・・・沖縄人の総意である米軍基地問題の整理・縮小・撤廃は、大多数の日本人が容認し、支持し続ける限り、また日本政府が法もコントロールできる権限を握っている限りにおいて、国民総人口の〇・一%の民族的マイノリティの抱える問題の根本的解決は難しいと思われる。>
 
<AIPRは若い世代が中心を担っているが、AIPRに限らずとも、沖縄の若者が強い同化政策で沖縄人の体現手段を奪われたことで、逆に沖縄の歴史、文化、伝統、アイデンティティに目を向け、・・・

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やはり小沢は敵前逃亡!三権分立?笑わせるな!

2010-11-04 07:35:43 | 金武町流弾事件

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小沢氏、ニコニコ動画で「国会での説明不要」

民主党の小沢一郎元代表は3日、インターネットサイト「ニコニコ動画」の番組で、自らの資金管理団体「陸山会」の政治資金規正法違反事件について、「司法の手続きに入っている。司法で取り上げるものを立法府で議論するのはあまり妥当ではないし、必要もないのではないか」と述べ、衆院政治倫理審査会(政倫審)など国会で説明しない意向を表明した。

 また、土地購入に関して小沢氏が2007年の記者会見で示した「確認書」が後に偽造とされた点について、小沢氏は「忘れていたから、気がついた時に作っただけだ」と釈明した。

 小沢氏が公の場で事件について発言したのは、検察審査会の議決で強制起訴されることが決まり、離党などしない考えを表明した10月7日以来。

 小沢氏の発言要旨はこちら

2010年11月3日21時52分  読売新聞)
 
                                                     ◇
民主党・小沢一郎元代表の発言要旨

 (資金管理団体「陸山会」の政治資金規正法違反事件について)検察審査会で、もう一度法廷で明らかにすべきだという意見が出たから、司法の手続きに入っている。
 三権分立から言えば、原則として、司法で取り上げられているものを立法府で議論するのはあまり妥当でないし、必要もないのではないか。
 (岡田幹事長からの会談要請は)「こういう話をしたい」という説明が全くなかったから、「中身はどういうことか」というやり取りを1、2回した。最終的に、国会招致の話だと秘書を通じて聞いた。国会の中でやるのは、司法と立法の関係で、あまり妥当ではないのではないかと返事をした。
 (国会招致は)国会として、党としてまず、どういう結論を出すか。岡田君と僕で個人的に話をすることではない。(今後の岡田氏との面会は)政倫審に出るべきだという議論が前提にありきではちょっと違う。
 政倫審も証人喚問も基本的に秘密会だ。裁判は全部公開だ。「改めて公開の場でやりなさい」というのが検察審査会の意見だ。僕はそれに従って、もし公判ということになれば、そこできちんと説明したい。
(2010年11月3日21時55分  読売新聞)
               
                                              ◇
 
「逃げも隠れもしない」は誰の台詞だったか。
 
国会招致を断る理由をいろいろ言っているが、結局、小沢氏は「敵前逃亡」を決意したわけだ。 当日記が断定したとおりに。
 
今度の理由は「わが国は三権分立」だからだって。(笑) 
 
確か以前は「プロの検察官が不起訴にしたのだから・・・」とか、「何も疚しいことはないので逃げも隠れもしない」といっていたではないか。
 
当日記は早い時期から、小沢氏が見掛け倒しの臆病者で最後の土壇場では敵前逃亡すると断じていた。
 

臆病者の小沢氏は最後は敵前逃亡する!

小沢氏苦悶の表情!「逃げも隠れもしない」だって

ネットとはいえ動画に出演するくらいならテレビに出演しないのは何故か。

鳥越俊太郎氏のような「小沢カルト」が仕切る番組だってあるではないか。

検察審査審議会が小沢氏の強制起訴を決めた翌日のテレ朝「スーパーモーニング」で、レギュラーの三反園氏が、小沢氏の強制起訴について解説していたら、カルト鳥越が突然ブちぎれて割り込んできた。

「国民世論という名の集団リンチ」だと。

これは驚いた。国民世論とか「国民目線」を盾に安倍元首相や麻生元首相を集団リンチにかけて辞任に追い込んだのは「鳥越氏とその仲間」ではなかったのか。      

鳥越氏は、小沢氏が検察不起訴の時にも、「検察は公正に法にのっとって処分を下した」と、不起訴を大喜びを表し、同時に、「幹事長辞任の必要はない」と言ってのけていた。
 

そのときの「鳥越とお仲間達」のコメントを思い出してみよう。

◆鳥越俊太郎:「(検察審の決議)は重く受け止めなければならないが、”市民目線”や”絶対権力者”の言葉で罪の判断をするのでは感情論に過ぎないのでは」。

◆落合恵子:「メディアの報道で世論が作られ、それがこのような”市民目線”につながれば怖い気がする」。

◆森永卓郎:「捜査のプロが不起訴と決めたのに市民のイメージで決まってしまうこと。そして全員一致で決まるというのがとても怖い」。

“市民目線”の大安売りには辟易するが、その市民目線で自民党に集団リンチをかけ、政権交代に成功したのではなかったのか。

ところが、その政権交代の功労者が起訴と決まったら「集団リンチ」と怒りまくる。

この「カルト仲間達」はダブスタというより集団無知で集団無恥なのだろう。

そもそも検察審査委員会とは、「検察官が独占する起訴の権限の行使に民意を反映させ、また不当な不起訴処分を抑制するために」設けられたの。

つまり、裁判に民意を反映させるためであり、これは裁判員制度を導入したのと同じ理由で、起訴段階でも民意を問おうというもの。

他にも、検察の完全勝訴主義による不起訴処分へ民意を反映させるという意味もある。

日本の検察は99・8といわれる勝訴率を死守するため、絶対勝訴出来ると確信できるものでないとなかなか立件しない。

いったん起訴したら絶対勝訴を勝ち取るため、日本の検察には今回の大阪地検の証拠捏造という検察官にあるまじき不届き者も出てくる悪しき土壌が残存するのだ。

勝訴率99.8%と世界でも稀有な記録という詰まらん誇が、不起訴事案を多くして、ひいては小沢氏のような限りなく黒に近い灰色の被疑者も不起訴にしてしまう。

したがって小沢氏の不起訴は「青天白日の無罪」ではなく「限りなく黒に近い無罪」なのだ。

■三権分立? 笑わせるな!

一般国民が不起訴になったのを国会に招致して喚問するなら、小沢氏の「三権分立論」も首肯できる。

だが、小沢氏は血税を使う公人であり、複数の政党の党首を務め、その政治活動には莫大な国民の血税が使われている強大な権力者である。

このことを忘れてはいけない。

それを一般論の「三権分立」を持ち出して敵前逃亡の理由にするとは笑止千万。

小沢氏のような政治家の場合、司法の場における刑事責任と国会における政治責任とは全く別物ですよ、小沢さん。

三権分立論で国民が納得するはずはない。

証人喚問で国民の前で追求されるのが怖いのは、やはり脛に大きな傷が有るからだろうが。

この期に及んで恥もなく、敵前逃亡をするくらいなら、

即刻辞職せよ!

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伊波市長の正体、イデオロギーのみの活動家、基地内広場封鎖 地元困惑 

2010-10-26 06:52:14 | 金武町流弾事件

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来月28日の県知事選挙は、仲井真現知事と伊波宜野湾市長の事実上の一騎打ちの公算が大きくなってきた。

人呼んで「政治家と活動家の一騎打ち」という。

政治家は政策を語る自分の発言に責任を持つが、活動家はスローガンのみで、その実現には責任を持たない。

問題の普天間移設について、二人はどのように語っているか。

「基地反対!国外移設!」

「県外移設を(政府に)要請した」

両者の歯切れの良さと悪さが際立つが、どちらが活動家で政治家か、一目瞭然である。

                         *

「世界一」の認定は、ギネスの公式認定委員に認定されて初めてギネスブックに登録されるという。

「普天間基地」がギネスに登録されているとは思わないが、いまや「世界一危険な米軍基地」は普天間基地の枕詞として新聞にもごく普通に使われている。 当然のように隣接する普天間第二小学校は「世界一危険な小学校」として人口に膾炙している。

普天間基地が「世界一」の称号を受ける以前、米軍側は基地内の空き地の一部を市民に無料で開放し、市民側はこれを「市民広場」と名付け、駐車場や休日や放課後には少年野球等が利用していた。 そしてこののどかな光景は沖縄の何処でも良く見られる基地近辺の住民と米軍側の相互扶助あるいは親善交流の一環だと見られていた。

ところが昨年の9月、政権交代で登場した鳩山内閣は日米が14年の模索の結果取り決めた普天間移設の日米合意を反故にした。 鳩山首相が無責任にも「普天間移設」を最低でも県外と主張したため、寝た子を起こされた県民はマスコミややプロ市民の扇動もあって「県外移設」を声高に叫び始めた。 その頃から「世界一危険な基地」は、伊波宜野湾市長を筆頭にする「基地撤去運動」のスローガンとなっていく。

実際に普天間基地が「世界一危険」かどうかはギネス認定委員の承認を待たねばならぬが、「危険な公園」や「危険な遊園地」を管理者が市民の利用を禁じるのと同じように、「危険な基地」なら使用禁止にするのが米軍側の責務であるはず。

そもそも「人間の鎖」などの反基地集会のための駐車場に、「基地内広場」を利用することの自己矛盾に気がつかないプロ市民も恥知らずだが、これに怒りの記事を書きまくる新聞も新聞だ。

「世界一危険な基地」の利用を管理者に断られたのなら、感謝こそしても怒るのはいかにも破廉恥だ。

「世界一危険な空き地で」少年達が野球に興じるのを危険だとは思わないのか。

昨日の沖縄タイムスは社会面のトップを、この恥知らずな記事で飾った。

それにしても、しつこい!

続く広場封鎖 地元困惑 普天間飛行場内 米軍が3週間
野球や駐車に支障
 2010年10月25日 09時31分      

 【宜野湾】1970年代から駐車場や運動場として市民に開放されてきた宜野湾市の普天間飛行場内の通称「市民広場」を、米軍が突然封鎖してから3週間以上が過ぎた。毎日数百台あった通勤通学の車は行き場を失い、少年野球チームの練習や老人会のグラウンドゴルフもできない状態だ。きっかけは、騒音激化に対する市民の抗議集会。「まるで子どもの嫌がらせ」「無関係の場所なのに、なぜ…」。“良き隣人”の振る舞いに、地元は振り回されている。(鈴木実)

 「イチ、ニッ」。中学生たちが、アスファルトの上でランニングや素振りを繰り返す。夏の甲子園で優勝した興南高校の国吉大陸選手をはじめ、高校野球やプロ野球に何人もの人材を送り込んだ宜野湾ポニーズ。毎日練習していた市民広場の野球場が使えなくなり、仕方なく隣の市消防本部裏の駐車場や雑草地で体を動かす。

 「急にほかの練習場所を探すのは難しい。今後も閉鎖が続くのかどうかも分からず、『いつまで貸してくれ』と話を持ち掛けることもできない」。知名朝雄監督(62)は頭を抱える。

 市内のある専門学校では、学生は市民広場に車を止めてそこから学校側の送迎車両に乗る仕組みだったが、急きょ別の有料駐車場に変更した。

 これまで市民広場はほぼ年間を通して無料開放されており、野球場やゲートボール場が整備されているほか、数百台が駐車できる空き地もある。

 米軍が広場を閉鎖したきっかけは、1日に市野嵩の基地ゲート前で開かれた抗議集会だ。

 普天間飛行場周辺は、嘉手納基地の滑走路改修に伴うダイバート(目的地変更)訓練などで先月後半から騒音が激化。このため普天間爆音訴訟団や労組のメンバー約150人が集会を開き、道交法違反を理由に制止する警官隊と小競り合いも起きた。

 米軍はその間に、集会場所とは約500メートル離れた市民広場を「保安上の理由」で突然封鎖。その後も土日以外の閉鎖を継続しており、元通りに開放されるのか見通しは立たない。閉鎖初日に米軍の憲兵隊に抗議した桃原功市議は「120デシベルを超える異常な爆音にさらされている市民が抗議するのは当然。米軍の対応は脅しでしかない」と批判した

米軍、開放駐車場を封鎖 宜野湾市長「抗議へ嫌がらせ」 (2010年10月02日 09:36)

「普天間強化」に抗議 市民団体ゲート前 警官ともみ合い (2010年10月02日 09:36)

                                               ◇

■伊波宜野湾市長の正体

 >“良き隣人”の振る舞いに、地元は振り回されている

普段の記事では「諸悪の根源」のように扱っておきながら、何が「良き隣人」だ。

自分達の都合が悪くなると「危険」はどこかへ消し飛んでしまう。

「良き隣人」が聞いて呆れる。

沖縄タイムスは「良き隣人」の海軍病院への配水を拒否した伊波宜野湾市長を支持しているではないか。

北谷町にあった海軍病院が宜野湾市の管轄の瑞慶覧キャンプに移転のため宜野湾市に配水の申し込みをしたところ、伊波市長の独断で拒否されたことは当日記でも何度か書いた。

伊波市長はイデオロギーのためには、人道問題である病院への水道配水を独断で拒否する冷酷な人物なのだ。

今年の3月の宜野湾市定例議会で、宜野湾市議会の呉屋均議員は伊波市長の非人道的行為を議会で追及するため、沖縄2紙に取材の議会傍聴の案内をした。

だが、伊波市長を支援する地元2紙とも取材にさえ来なかったという。 

「反戦平和は免罪符」の例え通り、伊波市長の場合も免罪符の霊験はあらたかであった。

水道法によると、地方自治体の水道管理者は正当な理由が無ければ配水を断ってはいけないことになっており、これに違反すると罰則規定により処罰されるという。

議会で呉屋議員の質問に答えた宜野湾市の水道管理者によると、市長が拒否した理由は「市長は海軍病院に反対していたので、政治的判断で拒否した」という。 

もちろん市長のイデオロギーによる病院への配水拒否は正当な理由といえない。

となると配水拒否を政治的判断で拒否した伊波市長は水道法により「懲役1年以下あるいは100万円以下」の刑事罰を受けることになる。

 

伊波市長と「海軍病院配水拒否」については過去に何度もエントリーしているのでご参照下さい。

「反基地」のためには病院の給水も止める伊波市長!坊主憎けりゃ袈裟まで憎し!

続・水道を止められた海軍病院、坊主憎けりゃ袈裟まで

伊波市長の病院への給水拒否、坊主憎けりゃ

反基地イデオロギー教祖・伊波市長 基地が憎けりゃ補助金も憎い

 

石垣市のペンギン市長のときもそうだったが、沖縄2紙は「反戦平和」を唱える首長を徹頭徹尾支援する。 

「反戦平和」は沖縄では免罪符だといわれる所以である。

宜野湾市議会での呉屋均議員と伊波市長との海軍病院の配水拒否に関する熱い応酬については稿を改めてご報告したい。

【追記】13:01

一部のプロ市民とこれを誇大に報じるサヨク新聞のために沖縄県民はとんだ大迷惑↓

http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1287999913/

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地元と米軍摩擦深刻 普天間騒音激化 広場を封鎖

2010-10-08 22:08:02 | 金武町流弾事件

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地元と米軍摩擦深刻 普天間騒音激化 広場を封鎖
市民感情 悪化の一途
社会 政治  2010年10月8日 09時41分     


 外来機飛来による騒音激化や米軍嘉手納基地の滑走路改修に伴う代替使用など普天間飛行場の機能強化につながる動きが相次ぎ、米軍と地元との摩擦が深刻化している。5日にはF15の飛来に伴い、過去5年間で最大となる123・6デシベルの猛烈な爆音を宜野湾市内で記録。市民団体の集会では「ヤンキー・ゴー・ホーム」といった攻撃的な言葉も聞かれるようになった。一方、米軍は、市民に開放してきた基地内の広場を封鎖するなどして抗議行動に対抗し、火に油を注ぐ結果に。基地の安定運用とはほど遠い状態が続いている。

 米軍は9月21日、嘉手納基地の滑走路改修に伴って緊急時には普天間に目的地を変更(ダイバート)すると通告。「ダイバートが行われないよう最大限の努力をする」としたが、今月5日にはF15戦闘機2機が2度にわたり飛来した。着陸こそしなかったものの、滑走路すれすれを低空飛行し、心臓を病む市民から「命にかかわる」との苦情も市に寄せられた。

 戦闘機が主力の嘉手納基地の方がヘリ基地の普天間より、単純な騒音レベルは通常は大きい。だが、普天間は住宅地との距離が近く、いったん戦闘機が飛来すれば嘉手納をしのぐ爆音が発生する。先月後半はFA18ホーネットの飛来も集中し、9月22日から10月5日の2週間に100デシベル以上が27回記録され、「ジェットエンジンの近く」に相当する120デシベルを超えることもあった。

 こうした騒音激化に加え、オスプレイ配備や、代替施設建設が進まなかった場合は普天間を強化する計画なども明らかになり、米軍に対する市民感情は抜き差しならない段階まで悪化しつつある。基地前の抗議行動は過熱し、道交法などの順守を求める警官隊と、「基地の違法状態を放置している日米両政府こそ悪質」と主張する市民団体との間で小競り合いも起きた。

 一方、米軍は1日に開かれた抗議集会を受け、1970年代から市民に開放している広場を治安上の理由で突然封鎖。一時は数百台の車が閉じこめられ、市民からは「八つ当たりとしか思えない」「米軍は恥ずかしくないのか」と非難が巻き起こった。米軍はその後も平日の閉鎖を継続しており、広場を使っている少年野球やグラウンドゴルフにも影響が出ている。地元の少年野球のコーチは「ほかに練習する所もない。早く開けてほしい」とうんざりした様子で話す。(中部支社・鈴木実

                                                                                                                                              ◇

【追記】 10月9日

伊波宜野湾市長とプロ市民達が、またしてもお笑いネタを提供してくれたが、で過去に二度も関連エントリーをしているので、コメントは省略し、沖縄タイムス記事のみで鑑賞していただこうと思ったのだが・・・。

コメントもいただいていることだし、一言蛇足を。

「世界一危険な基地」の中の空き地を宜野湾市は「市民広場」と、のどかな名前をつけて無料駐車場に利用していたことが沖縄タイムスの記事で暴露されたが、今度はこの「世界一危険な空き地」を、あろうことか少年野球やグランドゴルフに使っていたことを暴露してしまったことになる。

その「市民広場」を封鎖されたことに逆切れしたプロ市民の怒りの言葉を、沖縄タイムスが大きく取り上げているようだが、語るに落ちるとはこのことではないか。

「世界一危険な基地」は少年野球もできる安全な広場(市民広場)ということになるのではないか。

もし市民広場が「世界一危険な広場」だったら、教育委員会が黙っているはずが無いではないか。

それに「危険な広場」を締め出されたことに沖縄タイムスは市民感情 悪化の一途」と書いているが、危険回避をした米軍に対し感謝こそしても「市民感情悪化」はおかしいのではないか


それにしても、笑いのネタが尽きない伊波市長とそのお仲間ではある。



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中国人船員14人帰国 巡視船衝突、漁船も返還

2010-09-13 15:46:05 | 金武町流弾事件

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中国選の領海侵犯に対するコメントです


◆アイゼンシュタインさんのコメント
毎回、興味深いエントリー、ありがとうございます。
先ほどニュースで、例の体当たり漁船の船員さまご一行が石垣空港から飛行機で帰国したと報じていました。また、漁船も中国へ向かったとか。
結局、船長、一人が残った訳ですが、きっと執行猶予がついて、国外追放(事実上の無罪)になるのでしょうね。さすが民主党です(もちろん、皮肉です)。


◆モノ言うサラリーマンさん
こんにちは。さすが中国政府。漁船を派遣して感触を伺ってますね。こんなことはド素人でも分かることです。
さて沖縄と言えばやはり海産物で収入を得ないとやっていけませんよね?周りは海ばかりですから。
その大切な海をコソ泥が徘徊しているのに沖縄の大新聞さんは何も言わないのでしょうか


◆ボギーさん
今回の国の対応は、中共の圧力に屈し、領海侵犯のうえ、故意に衝突を図ったという重大な犯罪行為であるのにも関わらず、公務執行妨害と言う軽い罪名で、それも船長のみを拘束しました。

日本人が、漁船をチャーターして尖閣に上陸を果たせば、どのような処分が下されるのか?

今回の中国人より重い刑罰が下されるのであれば、この国の法律はダブルスタンダードであるという証にあるでしょう。

全く納得がいきません。
これでは再発を誘っているようなものかと

 

◆ヤッチーさん

日本政府といい、支那人といいまったくもって頭にくる。

明日の選挙しか念頭にないのか、今回の尖閣問題に関し、首相の談話もないのも頭にくる。

ついでに、名護市民にも一言。「普天間基地」は移設せずそのままでいいのですね。
このままだと中国人民軍兵士による「守礼門事件」が起こるのも時間の問題ですよ。

 

中国人船員14人帰国 巡視船衝突、漁船も返還

朝日新聞 2010年9月13日13時21分

写真:石垣空港で旅客機に乗り込む中国人船員たち=13日午前11時23分、沖縄県石垣市、越田省吾撮影石垣空港で旅客機に乗り込む中国人船員たち=13日午前11時23分、沖縄県石垣市、越田省吾撮影

 沖縄・尖閣諸島沖で中国漁船が海上保安庁の巡視船に衝突し、中国人船長(41)が公務執行妨害の疑いで逮捕された事件で、日本政府は13日、船長を除く漁船の乗組員14人(いずれも中国人)を帰国させ、漁船も返還すると発表した。海保などによると、14人は同日昼前、中国側が用意した航空機で石垣空港(沖縄県石垣市)を飛び立った。

 仙谷由人官房長官は同日午前の記者会見で「代理の船長が中国側から来て、14人はチャーター機で中国に帰る。漁船は代理の船長によって中国に戻る」と述べた。海保によると漁船は正午過ぎに石垣港を出港。日本領海を出るまで巡視船が付き添うとみられる。

 海保は「漁船と船員14人についての捜査は12日で終わった」としている。船長については石垣簡裁が10日に10日間の勾留(こうりゅう)を認めており、那覇地検石垣支部が引き続き取り調べる方針だ。

 漁船は7日午前、尖閣諸島・久場島沖の日本領海で巡視船の停船命令を無視して逃走。船長は急にかじを切って巡視船に衝突し、海上保安官の公務の執行を妨害したとされる。海保は8日未明に船長を逮捕した後、漁船を石垣港に接岸させ、船長の容疑の裏付けを進めるとともに、漁船が日本の領海内で違法操業をしていた疑いがあるとして、乗組員を船内にとどめたまま、航行目的などを聴いていた。

 事件をめぐっては、尖閣諸島の領有を主張する中国が逮捕に反発。丹羽宇一郎・駐中国大使を5度にわたって呼び出して船長や乗組員の釈放を求めるなど、反発する姿勢を強めていた。一方、日本政府は「領土をめぐる問題は存在しない」との立場から、船長については一貫して、国内法に基づき刑事責任を問う姿勢を示している

                       ◇ 

民主党政府は、一貫して、国内法に基づき刑事責任を問うと、一見もっともらしいことを言っているが、領海侵犯という重大事件を国内法にこだわるあまりに公務執行妨害という、軽微な罪状で対処しているが、結局、中国に配慮した20~30万円程度の罰金刑で釈放するつもりではないか。

スパイ防止法のない我が国の法体系では明らかなスパイ行為が認識されても、外国為替法違反などの軽微な罰金刑でこれに対処している。

国内法で対処というが、今回の中国漁船の領海違反も相手が海保の指示に従っていたら、公務執行妨害さえ適用できないではないか。

さらに乗組員は任意による事情聴取なので中国側がチャーター機を準備していなかったら、事情聴取に協力してもらった手前、日本側の負担で飛行機を手配せざるを得なかっただろう。

こんな悪しき先例を作ったら尖閣近海を毎月数百隻の中国船が領海侵犯しても全く打つ手はないということになる。

少なくとも公務執行妨害の船長については、罰金刑ではなく、最高刑である3年の懲役刑を科すべきである。

 

【追記】

◆ヒロシさんのコメント
http://www.nikaidou.com/archives/5564
このチャーター機の費用は日本負担らしいですね。
民主党はやはり中国のスパイなんですね。

辺野古移設はもう止めて名護市に払ったお金を全額返してもらいましょう。
そのお金で普天間基地クリアゾーン整備するしかないですね。

領海侵犯の犯人を、

国民の血税で送り届けるとは、

驚いた!

民主党の「仕分け」は穴だらけということの証明だ。

 

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美人スパイの目的は?米側の核廃絶への態度!

2010-07-02 08:09:02 | 金武町流弾事件

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スパイ事件、米露関係に暗い影 ナゾ残る逮捕のタイミング (1/2ページ)
2010.6.30 19:13
 ロシアスパイ団のひとりアンナ・チャプマン容疑者。ロシアのウェブサイト「アドゥノクラシニキ」より(AP)

ロシアスパイ団のひとりアンナ・チャプマン容疑者。ロシアのウェブサイト「アドゥノクラシニキ」より(AP)

 【ワシントン=佐々木類】ロシアのスパイ11人が米連邦捜査局(FBI)に逮捕された事件は、米露両首脳が親密ぶりを演出する裏で、冷戦時代さながらのスパイ活動がいまなお行われていることを浮き彫りにした。特に、強制捜査が訪米したメドベージェフ大統領の帰国直後だっただけに、露側は顔に泥を塗られた格好だ。「リセット」(オバマ大統領)したはずの今後の米露関係に暗い影を落としそうだ。

 「(今回の事件を)オバマ大統領には十分かつ適切に伝えた。司法省は適切に法を執行した」。ギブズ米大統領報道官は6月29日の記者会見でこう強調し、大統領に捜査を事前報告していたことを明らかにした。

 ただ、強制捜査が首脳会談3日後の27日であることをホワイトハウスが正確に把握し、大統領に伝えていたかどうかは不明だ。米当局者の一人は、「オバマ大統領はこのタイミングでの強制捜査に不快感を持っていた」と証言する。

 米紙ニューヨーク・タイムズによると、米政府当局者は強制捜査に踏み切った理由について「容疑者のうち1人が27日に第3国経由でロシアに向けて出国し、米国に戻らないことが判明したためだ」と語った。司法省のボイド報道官は逮捕時期をめぐり「さまざまな検討」があったことを認めており、政治的判断が働いた可能性を示唆した。
29日にキプロスで逮捕された容疑者以外の10人はカップルで、うち4組が夫婦。ニュージャージー州で捕まった自称リチャード・マーフィーとシンシア両容疑者には小学生の娘がおり、近隣住民も「スパイには見えなかった」という。

 バージニア州アーリントン市内の公園で接触した容疑者の一人はFBIのおとり捜査官の前で、協力費として5000ドル(45万円)入りの封筒を包んだ新聞紙をわざと落としたという。同市内に住むミハイル・セメンコ容疑者は露英中西の言語に堪能で旅行代理店に勤務。ビッキー・ペラス容疑者はスペイン語紙記者という顔を持っていた。

 容疑者らは、旧ソ連国家保安委員会(KGB)が前身のロシア対外情報局(SVR)の指令で米政府の政策決定者に接近、小型核爆弾の開発やアフガニスタン情勢、米露新核軍縮条約への米政府の立場などを探っていたという。米連邦裁判所の訴状によると、特殊ソフトを使った携帯用パソコンでSVR関係者と暗号化した文章で交信していた。(略)
                       ◇

スパイ映画に登場する女スパイは、何故か美人と相場が決まっている。

ところが、実物の女スパイが飛び切りの美人だったということで、写真掲載サイトにはアクセス殺到とのこと。

007のジェームスボンド氏なら敵側の美人スパイを次々と篭絡して、逆スパイをするのが得意なのだろうが、007シリーズの「ロシアより愛を込めて」で、ショーン・コネリー扮するボンドがホテルの部屋に入ったとき、掃除のメイドに扮したソ連の老女スパイが靴に仕掛けたナイフで、ボンドを襲うシーンが印象に残っている。

靴に仕掛けたナイフで蹴り上げうる老女スパイの猛攻を必死で逃回るボンドを救ったのは、ボンドが篭絡し部屋に連れ込んでいた美人スパイ(老女スパ)の裏切りによってであった。  この美人スパイにとって、モテモテ男のボンドへの愛が祖国への愛に勝ったという話であるが、

実際の女スパイも007シリーズの女スパイに負けず劣らず美人だったというから大騒ぎなのだ。

女スパイは、若くて美人というより、実際は経験を積んだ上記のような老スパイの方が現実味があると考えていたのだが・・・。

事実はスパイ映画の通りで、本物の女スパイも若くて美人だったようだ。

とりあえずネットからロシアの美人スパイの写真を拾っておいた。

ロシアスパイ団のひとりアンナ・チャプマン容疑者。SNS大手「フェイスブック」より(AP)
ロシアスパイ団のひとりアンナ・チャプマン容疑者。SNS大手「フェイスブック」より(AP)

 

ロシアスパイ団のひとりアンナ・チャプマン容疑者。ロシアのウェブサイト「アドゥノクラシニキ」より(AP)

ロシアスパイ団のひとりアンナ・チャプマン容疑者。ロシアのウェブサイト「アドゥノクラシニキ」より(AP
 
                       ◇
 
ところで、美人であることだけが関心の的の今回のスパイ事件だが、その目的は一体何だったのか。
 
報道によると女スパイらは、旧ソ連国KGBが前身のロシア対外情報局(SVR)の指令で米政府の政策決定者に接近、小型核爆弾の開発やアフガニスタン情勢、米露新核軍縮条約への米政府の立場などを探っていたという。
 
スパイ目的のうち、アフガン情勢はともかく、米国の「小型核爆弾開発」と「米露新核軍縮条約への米政府の立場」という項目に注目したい。
 
そして思い出して欲しい。

昨年4月、オバマ米大統領が、チェコの首都プラハで行った「核兵器のない世界」へ向けた演説のことを。
 
これには、平和と叫べば平和が来ると狂信する沖縄の「平和教徒」が踊りあがって喜んだ。 これで核なき平和な世界が実現すると。
 
琉球新報などは社説でこようなはしゃぎ振りであった。
 
 
そして6ヶ月後の10月にはオバマ大統領の「核廃絶」は国連総会で議決され、米露の二大核保有国がこれに署名し、一気に核なき世界が実現するかのような機運も一部にあった。
そのときの新報社説がこれ。⇒核廃絶国連決議 通らない核保有国のエゴ
 
米露二大核保有国は、国連総会で「核廃絶」の国連決議に署名しておきながら、相手が素直に核廃絶を実行するとは決して考えていない。
 
それを示す証拠が今回の露スパイ逮捕劇であり、米側も「核廃絶は決して容易ではない」という現実をスパイ逮捕により世界に示したことになる。 
 
首相に就任して初めて「米海兵隊が抑止力になる」と学習したどこかの国の能テンキ首相には理解できないだろうが、ことほど左様に自国の安全保障、国防に関しては丁々発止の駆け引きもあれば、外交辞令の連発もあるのだ。 
 
核の傘に守られた平和を享受しながら「非核三原則」だの「核密約」だのと騒いでいる平和ボケ国家も、「普天間移設」で国民の関心が初めて「日米安保」の存在にそそがれた。
 
水と平和はタダではない。
 
平和にはコストがかかる。
 
この機会に「自主防衛」について真剣に考えるべきではないのか。
 
【おまけ】
 
1989年制作の「ザ・パッケージ 暴かれた陰謀 」という米映画を見た。
 
ベルリンの壁が崩壊した時代を反映して、米国とソ連が西ベルリンで「核全廃条約」に署名し、世界に平和が訪れるということで、ソ連書記長(ゴルバチョフのそっくりさんが演じた)がアメリカに平和の旅をするという。
 
ところが「核のバランス」こそが平和を維持すると信じ、核全廃に反対する米側の将軍が、テロリストを使って訪米中のソ連書記長を暗殺する計画をする。 
 
偶然事件に巻き込まれたジーンハックマン扮する米陸軍曹長がテロリスト組織と戦いながらテロリストを射殺し、暗殺を阻止するという物語である。
 
20年以上前の映画でありながら、「核廃絶」に関する二大核保有国の水面下での駆け引きや相手国への疑心暗鬼は現在と少しも変っていないということを感じた。
 
現在⇒オバマ核廃絶演説⇒核廃絶国連決議⇒相手国への疑心暗鬼⇒スパイによる「米露新核廃絶条約」調査
 
20年前の映画⇒米ソ核全廃条約締結⇒相手国への疑心暗鬼⇒テロリストの暗躍
 
     
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恥を忘れた琉球新報

2010-06-14 09:31:38 | 金武町流弾事件

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昨日のエントリーで琉球新報の偏向記事をネタにしたら読者から次のようなコメントを頂いた。 良識ある人なら誰でも感じる猜疑心、いや、疑念だ。

◆泣き喚くとうるさいから銃殺?  KOBA さん
 
 「サイパンの悲劇」にまつわる「いわゆる」証言も、何処となく眉唾に感じるのは、私が重度の猜疑心に囚われているからでしょうか?
 「赤ん坊が泣くと困るから銃殺」って、銃声が聞こえたらどの道敵に気付かれるのではないでしょうか?それとも部隊は消音銃でも持っていたのでしょうか?新たなる日本軍最強伝説?
 それはさておき、サイパンでの戦いでは多数の日本人が投身自殺を図ったなど、敗色濃厚になった時期ゆえの悲劇が起こったのは否定しませんが、裏づけのない証言だけで日本軍を悪鬼の対象にしなければ気が済まない学者たちの心理状態って、どうなっているのでしょう?

◆縁側さん

ヒドイ記事ですよね。この記者さんって電話口から察するところ私と同年代か、も~少し若い印象です。入社する会社間違えたのか、あるいはもともとが活動家なのか・・。
本日のエントリーの内容と同じ内容の「金口木舌」(コラム)がありますよ。私もエントリーしましたが。6月4日付けです。ネットでも見れるはずです。

◆乳児よりも、、、  ヒロシさん

日本兵のいないところでも
住民による赤子殺しは多数有ったような、、、

子供が泣いて米軍に見つかるからと壕を追い出された方もいらっしゃいますね。
そいうえば「毒おにぎり」を食べずに助かっておにぎりをくれた日本兵に悪口を言っていた恩知らずな方はお偉くなっていましたね。

なんでこんなに嘘ばかり出てくるんでしょうか。
マスコミによる贖罪意識のすり込みと小林よしのりさんの言う「純粋まっすぐくん」が「自分だけはいい人だった」と宣言しているようなものでみっともないですね。

二日連続で琉球新報の愚劣な記事に付き合うのはゴメン被りたいと思ったのだが、ネタ元の縁側さんのご紹介もあるので、本日も付き合いよく、新報ネタです。

琉球新報 金口木舌 2010年6月4日

. 紙面に見る穏やかな表情からは悲惨な体験の持ち主だとは想像できない。しかし、心の奥底から絞り出された証言はあまりにもむごく、私たちを沈黙させずにはおかない
▼本紙社会面の連載「癒えぬ傷」で証言した渡久地トシ子さんは、66年前のサイパンの地上戦でおいを日本兵に殺され、親類の子も「集団自決」(強制集団死)で失った。このような惨劇は約1年後の沖縄戦で繰り返される
▼渡久地さんはサイパンでも米軍に捕まるよりは死を選べという
「戦陣訓」の精神が住民に浸透していたことや、日本軍から住民に手投げ弾が渡っていた事実を明らかにしている。沖縄戦の悲劇の序章はサイパンだったといえよう
▼一般住民を巻き込みサイパンで戦った日米両軍の沖縄戦での対応は分かれた。米軍は沖縄占領後の軍政に備え、一般住民の収容班や医療支援班を上陸させている。米軍はサイパンから学んでいた
▼日本軍は戦況の切迫を理由に中南部住民の北部移動を命じたが、移動先の食糧対策は不十分だった。10・10空襲で備蓄米を失ったのも痛かった。沖縄戦の終盤、日本軍は住民が避難する南部に撤退し、犠牲を増大させた。サイパンの教訓が生きなかった
▼日本軍に住民保護の視点がなく、逆に犠牲を強いたのはサイパンも沖縄も同じだ。渡久地さんや数々の沖縄戦証言はそのことを教えてくれる。

                       ◇

沖縄の座間味、渡嘉敷両島で起きた集団自決の「下手人探し」に行き詰ったのか、話をサイパンまで拡大解釈し、すべてを「残虐非道な日本軍」の責任に押し付けようと必死に頑張る新報記者。

知識は無いが妄想力とイデオロギーだけは満載の迷コラムである。

「戦陣訓」については、従軍した日本兵の間にも徹底されておらず、兵役体験者の山本七平氏によると、戦後グアム島から奇跡の生還を果たした横井庄一さんと、「生きて虜囚云々」の文言を結びつけたマスコミの勝手な思い込みだという。 横井さんの帰還以後、「戦陣訓に縛られた多くの国民が自決した」という神話が生まれたとのこと。

沖縄の集団自決ではNHKが、金城重栄、重明兄弟の「惨劇」の理由として無理やり「戦陣訓」にこじつけた番組を、何度も放映したことが記憶に新しい。

軍人の間でさえも徹底されていなかった「戦陣訓」を、サイパンの民間人の集団自決に結びつける記者の目はイデオロギーで曇ってしまい、全てが「残虐非道の日本兵」の所為に見えるのであろう。

当日記が過去に「戦陣訓」に関して考察したエントリーはこれ。

戦陣訓軍命説の神話

続・戦陣訓の神話

戦陣訓の神話完結編、軍人勅諭を全文暗記した沖縄人

日本兵の残虐行為しか視野に入らないイデオロギーまみれの上記コラムに、一々突っ込みを入れるのは、縁側さんが既に行っているのでそちらに譲るとして、記者の曇った目が届かない米兵の残虐行為について、あの有名な「リンドバーグの日記」を抜粋し紹介する。

■米軍の残虐行為:リンドバーグの衝撃証言■
 
以下は雑誌『正論』00年5月号で紹介された「リンドバーグの衝撃証言」の抜粋である。

ニューヨーク・パリ単独飛行や息子の誘拐・殺害事件で有名なチャールズ・リンドバーグ(1902~74)は、日米戦争で軍の技術顧問として南太平洋で戦闘任務についた。

日米戦争中の日記の邦訳版が昭和49年新潮社から新庄哲夫氏の訳で出版されたが現在絶版になっているものを訳者の了解を得て『正論』に抜粋を載せたもの。〈太字強調は引用者〉

米軍の残虐行為:リンドバーグの衝撃証言

・・・・・・・・・リンドバーグ日記の抜粋・・・・・・・・・・

*各地の太平洋戦線で日本人捕虜の数が欧州戦線に比し異常に少ないのは捕虜にしたければいくらでも捕虜に出来るが、米兵が捕虜を取りたがらないから。手を上げて投降してきても皆殺しにするから。

*あるところでは2000人ほど捕虜にしたが本部に引きたてられたのはたった100か200だった。残りのの連中にはちょっとした出来事があった。それを知った戦友は投降したがらないだろう

*捕虜を取らないことを自慢する部隊がいる。

*将校連は尋問の為捕虜を欲しがる。捕虜1名に付きシドニーへの2週間の休暇を出すとお触れが出た途端に持て余すほどの捕虜が手に入る。懸賞を取り消すと一人も手に入らなくなり、つかまらなかったと嘯くだけ。

*一旦捕虜にしても英語が分かる者は尋問のため連行され、出来ない者は捕虜にされなかった、即ち殺された。

*捕虜を飛行機で運ぶ途中機上から山中に突き落とし、ジャップは途中でハラキリをやっちまったと報告。ある日本軍の野戦病院をある部隊が通過したら生存者は一人もいなかった。

*2年以上実戦に参加した経験がない兵が帰国前にせめて一人くらい日本兵を殺したいと希望し、偵察任務に誘われたが撃つべき日本兵を見つけられず捕虜一人だけ得た。捕虜は殺せないと嫌がるくだんの兵の面前で軍曹がナイフで首を切り裂く手本を示した

*爆弾で出来た穴の中に皆四肢バラバラの状態の日本兵の死体を投げ込みその後でトラック1台分の残飯や廃物を投げ込む。

捕虜にしたがらない理由は殺す楽しみもさる事ながらお土産を取る目的。

金歯、軍刀はもとより、大腿骨を持ち帰りそれでペン・ホルダーとかペーパーナイフを造る、耳や鼻を切り取り面白半分に見せびらかすか乾燥させて持ちかえる、中には頭蓋骨まで持ちかえる者もいる。

*日本人を動物以下に取扱いそれが大目に見られている。我々は文明のために戦っているのだと主張しているが、太平洋戦線を見れば見るほど、文明人を主張せねばならない理由がなくなるように思える。事実この点に関する成績が日本人のそれより遥かに高いという確信は持てないのだ。

*リンドバーグはドイツ降伏後ナチスによる集団虐殺現場を見学した時の日記で「どこかで見たような感じ、そう南太平洋だ。爆撃後の穴に日本兵の遺体が腐りかけ、その上から残飯が投げ捨てられ、待機室やテントにまだ生新しい日本兵の頭蓋骨が飾り付けられているのを見たときだ。ドイツはユダヤ人の扱いで人間性を汚したと主張する我々アメリカ人が、日本人の扱い方で同じようなことをしでかしたのだ」と。

・・・・・・・・・・・・・・・・抜粋終わり・・・・・・・・・・・・・・・・・・

琉球新報や御用学者の面々に対して、彼らが「人道的」と賛美するアメリカ兵が、どのように残酷であったかを取り上げ、一々ここで反論する気はない。  彼らの残虐性を示すには、下記の写真一枚だけで充分だから。

ライフ誌に載った日本人の頭蓋骨のお土産

 

写真は米国のライフという雑誌に掲載されたもので、ボーイフレンドが送ってきた日本兵の頭蓋骨を机上において、それを眺めながら手紙を書いているアメリカの少女です。10・10空襲の少し前に日本でも知られるようになりました。(「あまのじゃくの辛口精神科勤務じつわ体験」さんより)

■沖縄戦での残酷な米兵■

アメリカ兵の「人道に反する行為」はリンドバーグの他にも、数多くのアメリカ人がこれを告発している。

アメリカ人ジョージ・ファイファーが書いた『天王山』(早川書房)によると沖縄本島の本部半島の運天付近では本島上陸の20日後にはもう既に兵士の強姦事件防止のため海兵隊長公認の「売春宿」が設置されていた。

それだけ米兵による住民婦女子への強姦事件が多かったという証拠だ。

「キャット・ハウス」と呼ばれたその売春宿では13歳くらいの女の子まで三十セントで米兵の相手をさせられていた。(「天王山」(上)258ページ)

さらに同じくアメリカ人のヘレン・ミアーズが書いた『アメリカの鏡・日本』にも沖縄戦で壕から出てくる住民を米兵が焼き殺す残酷な記述があり、GHQによりその日本語訳版の出版が禁じられるというおまけまで付いた。

沖縄人が書いた米軍賛美の『鉄の暴風』が米軍の推薦を受け、その一方アメリカ人が米軍の残虐性を記述した『アメリカの鏡・日本』がGHGの発禁処分になった。

沖縄の集団自決が「軍命令〈強制〉で行われた」という虚構が崩れ去った現在、今度は「サイパンの悲劇」を「残虐非道な日本軍」の所為にしようという動きの典型が琉球新報の一連の「サイパン報道」である。

木に竹を接いだようなこのコジツケをかつて当日記でも批判した。

沖縄戦「集団自決」とサイパン玉砕ーその根本的相違

冒頭に引用の新報コラムだが、記者のレベルが知れる噴飯モノで、最近の新報は沖縄タイムスより数段酷い。 

これではサイパンで亡くなった県人の霊も浮かばれない。

こんな低劣なコラムを書いて、恥ずかしくないのだろうか。

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反省なき祈り、雲仙・普賢岳:大火砕流19年、        

2010-06-04 06:01:07 | 金武町流弾事件

 

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雲仙・普賢岳:大火砕流19年、慰霊の祈り 長崎・島原

「災害犠牲者追悼之碑」に花を供え、手を合わせる遺族たち=長崎県島原市で2010年6月3日、加古信志撮影 死者・行方不明者43人を出した長崎県雲仙・普賢岳の大火砕流から19年となる3日、被災地の同県島原市で追悼行事があった。市はこの日を「いのりの日」と定め、終日慰霊の思いに包まれる。

 普賢岳は90年11月17日に噴火。大火砕流で91年6月3日に43人、93年6月23日にも1人の犠牲者が出た。周辺は今も立ち入り禁止状態が続いている。

 午前8時半、市は仁田団地第一公園の「災害犠牲者追悼之碑」前に献花所を設置。遺族や横田修一郎市長、市民らが次々に白菊を手向け、犠牲者の冥福を祈った。

 市内の小中学校で災害を語り継ぐ行事もあり、高野(こうや)小では、島原市の保育士、大山秀樹さん(29)が当時の思い出を話した。【古賀亮至】

                        ◇

毎年6月3日になると、ほぼ同じ内容の記事が全国各紙に掲載される。

その典型が上記記事で、他紙もほぼ同じ内容である。

だが、新聞を含むどのマスコミも触れていない「雲仙・普賢岳 大火砕流」の真実がある。

雲仙普賢岳火砕流被害は天災ではなかった。

亡くなったほとんどの犠牲者は人災、それもマスコミ報道陣の傲慢な態度がもたらした人災であったという事実に触れ、それを反省する記事は皆無である。

記事は、「普賢岳は90年11月17日に噴火。大火砕流で91年6月3日に43人、93年6月23日にも1人の犠牲者が出た」と、淡々と記述されている。

だが、実際は亡くなった村の消防団員や警官などのほとんどが、立ち入り禁止されている地域に無謀にも立ち入ったマスコミ報道陣を救出するため、やむなく「定点」以内に踏み込んで、火砕流の犠牲者になった人たちである。

当時の取材狂想劇に加わったNHKも、「消防団員や報道関係者など、あわせて43人が犠牲になりました。と一言の反省も示さず報じている。

アレから既に19年も経つのだ。

当日記の読者でも、二昔も前の「人災」のことを記憶している人は少ないだろう。

記憶のないのを良いことに、マスコミが自分がもたらした「人災」のことを一言も報じないので、毎年当日記は同じエントリーを続ける。

微力なブログの、反省の一欠けらも見せない巨大マスコミに対する、せめてもの蟷螂の斧である。

あわせて雲仙普賢岳火砕流の犠牲者へ哀悼の祈りを送る。

以下は去年の同じ日のエントリーである。

皮肉を込めてそっくりそのまま掲載する。

                        ◆

毎年同じ時期に同じような行事が行われ、同じような記事を新聞が報道する。 

長崎・雲仙普賢岳噴火の犠牲者追悼会のことだ。

 

その典型がコレ↓「火砕流から18年」って? で、来年は?

火砕流から18年、犠牲者を追悼 長崎・雲仙普賢岳
2009年6月3日

 43人の死者・行方不明者を出した長崎県・雲仙普賢岳の大火砕流惨事から丸18年を迎えた3日、「いのりの日」と定めているふもとの島原市で犠牲者を追悼する行事があった。

 噴火災害で家を失った被災者たちが移り住んだ同市仁田団地にある雲仙岳噴火災害犠牲者追悼之碑に献花所が設けられ、雨の中、こうべを垂れる人が続いた。

 市内13小中学校では、子どもたちが校長や被災体験者の話を聴き、「いつまでも語り伝えよう」と誓った。大火砕流が発生した午後4時8分には市内でサイレンが鳴り、市民に黙祷(もくとう)を呼びかける。

                    ◇

18年前の噴火災害となると恐らく30歳以下の人は「自然災害は怖い」程度の認識しか記事からは読み取れないだろうが、これは自然災害ではなく「人災」であり、それも「マスコミの傲慢」がもたらした「マスコミ災害」ともいえる。

だが、記事には「己がもたらした災害」に対する微塵の反省も見ること無い。 恐らくは来年も同じ時期になると、「火砕流から19年」と、無反省な記事を書き連ねることだろう。

>「いつまでも語り伝えよう」

子ども達にもこのことは伝えて欲しい。

「暴力団もマスコミがカメラを構えると一瞬怯むが、火砕流はカメラを構えても何の躊躇も無く彼らを直撃する」と。

そう、火山が噴火するのは花が咲き、花が散るのと同じく自然の営みの一環であり、そこに土足で踏み込んだマスコミが被害を被るの「天罰てきめん」といわれても仕方がないが、

彼らの無法な「定点」(立ち入り禁止点)越えの行動を警戒して、事故に巻き込まれた多くの消防団員や警察官の死は、マスコミの傲慢な行動が無ければ、起こる筈のない無念の事故死である。 

これを指摘されると彼らは得意の開き直りで、このように抗弁するだろう。

「なぜ、もっとはっきり警告しなかったのか、また強力な立ち入り規制がなぜできなかったのか」などと。

だが、亡くなった12人の消防団員のほとんどは、普段は農業をする若者であり、彼らが押し留めたとしても功名心に駆られておっとり刀、いや、おっとりカメラで現場に駆けつけた傲慢なマスコミが、警告に従っていただろうか。

彼らの日頃の言動を見ると、否の一言に尽きる。

恐らくは「報道の自由」だとか「事故を読者に伝える義務」とか戯言をほざいて、同じように「定点」を越えていただろう。

 

新聞は己が引き起こした「人災」には頬被りして反省を見せないので「消防博物館」の記事からマスコミの犯した犯罪を読み取って欲しい。

まさかの噴火-「雲仙・普賢岳 噴火災害を体験して」より-

2大惨事発生

なぜ消防団が犠牲に

  土石流の危険がなくなったということで、5月26日から出ていた避難勧告が上木場地区を除いて6月1日にはいったん解除されました。この日までは消防団も安全な白谷の公民館で連日警戒活動に当たっていました。
  この間、一部の報道関係者が留守宅の電気や電話を無断で使用するという事件が発覚しました。
  マスコミは、当時、火砕流がもっともよく見える北上木場地区の「定点」といわれた場所で、火砕流の迫真の映像を撮影しようと毎日のように取材を行っていました。この「定点」を含む地域一帯はすでに避難勧告地域に指定され、住民は全員避難していて、住宅には誰もいませんでした。報道関係者は、この無人となった家に上がり込み、テレビカメラのためにコンセントから無断で電源を盗用しました。このため消防団は、土石流の警戒に加え事件の再発を防ぐ目的もあって翌2日には再びこの「定点」の近くの北上木場農業研修所に警戒本部を設けることにしました。そして6月3日の夕方4時8分、それまでにない大規模な火砕流が発生し、この「定点」付近にいた人たちを一瞬のうちに飲み込みました
  亡くなった12人の消防団員のほとんどは、農家の大切な跡取り息子たちでした。彼らを失ってしまったために、遺族の生活再建や地域の復興は困難を極めました。
  この惨事の後、マスコミは地元住民から痛烈な非難を受けることになりました。他方、当時、その場所が本当に危険な状況であったのなら、なぜ、もっとはっきり警告しなかったのか、また強力な規制がなぜできなかったのかなどを指摘する人もいました。さらに消防団の指揮命令系統のあり方にも大きな課題を残しました。

6月3日前の定点風景(マスコミはここで毎日火砕流を撮影していた)。
6月3日はこの場所にいたほとんどの人が亡くなった(提供 テレビ長崎)

北上木場の農業研修所では消防団員と
警察官の14人が火砕流で亡くなった
(手前が焼失したパトカー)
(H4夏 撮影・杉本伸一)
被災直後の北上場農業研修所(写真下中央)
(H3.6.5 撮影・太田一也)


                     ◇

関連エントリー:

 マスコミが報じない「雲仙・普賢岳噴火災害の真相」

マスコミが犯人の長崎・雲仙普賢岳噴火災害

浅間の噴火 雲仙・普賢岳の教訓を忘れるな!あれから18年

 

沖縄戦「集団自決」の謎と真実
秦 郁彦
PHP研究所

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赤松口蹄疫は人災である!出来ない、しない内閣の責任!

2010-05-22 08:14:36 | 金武町流弾事件

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前のエントリーでも書いたが、名護に住む我が婿殿のカウボーイ君は、赤松口蹄疫の蔓延の余波で、連日の防疫対策に追われ唯でさえ少ない休日もまともに取れない状態である。 沖縄では口蹄疫は発生していないがセリ市の中止等で牧場経営への打撃も大きいものと想像する。 牧場直営のステーキハウスにも影響が出ているのか、現在半額セール実施中とのこと。 

周知の通り口蹄疫に罹患した牛の肉でも、食用に供しても何の問題もない。ましてや沖縄では口蹄疫は発生していないのだから、和牛のステーキが半額セールなら、ステーキ大好き人間とっては耳寄りな情報だと思うのだが。

大々的に宣伝してあらぬ風評が出ても困るし。 痛し痒しなのだろう。

で、そのレストランは名護市から海洋博公園に行く途中の本部町にある。 「牧場直営のレストラン」と聞けば、一軒しかないので簡単に見つかると思う。

近隣を通る方はランチでも取って応援してやってください。

 

連休中は、民主党応援団のマスコミが隠蔽していた口蹄疫も、最近では東国原知事の「怒りの記者会見」を何度も繰り返し放映し、鳥越俊太郎氏の「一生懸命仕事をしている振り」とい発言に代表されるように、一斉に東国原知事に責任転嫁をして、赤松国蹄疫の汚名返上に必死である。

ニュースの鮮度は落ちてはいるが、東国原知事を意識的に怒らせた卑劣な記者の質問を保存用に記録しておく。

以下は一平の雑記録さんよりの引用です。

                   ◆

 東国原知事「寝てない!けんか売ってんのか!」 大荒れ記者会見書き起こし

動画はこちら。5月18日。22分20秒から31分35秒まで

宮崎県「知事の部屋」:知事記者会見

偶然にも俺の切り取り範囲と同じ範囲の動画を、ニコニコにアップロードされた方が居らっしゃったので、貼らせていただきます。

【口蹄疫】東国原知事 会見でマスコミに激怒(2010/05/18)‐ニコニコ動画(9)

前田「南日本新聞の前田ですけども、知事の仰っている非常事態宣言にレベルがあるっていうのが、今初めて聞いたんですけども、もう非常事態そのものじゃないんですか。11万頭も牛と豚がやられて、3000億の農産物産出額の1200億であるものが、もう潰れかけているわけですよ。だから、非常事態宣言の中にレベルがあるとかですね、ちょっと普通に理解できないんですけども。それから風評被害ですけども、風評被害というのはものがいっぱいあって、それが流通して、それに対して消費者が変に遠ざかっていくものが風評被害だと思いますけども、物が出てこない状態になりかねないということになっているわけでしょ。だから、風評被害あるということはある意味ではまだありがたいことかも分からない。つまりそれぐらい危機だと言うふうに思っているんですけども、知事のお話を聞いているとどうもそこらへんが出てこないからですね。それから今後のことについてお聞きします。防疫対策一所懸命やってますけど、このまま今の方法を続けるのか、それともワクチンなのか、それとも強制処分なのか、一定地域の中で。これは検討されてますか」

東「検討しています」

前田「どうされますか」

東「まだ分かりません」

前田「まだ?もうぼちぼち11万頭きているわけだから」

東「まだ決断はしておりません。検討しております。一歩踏み込んだところ。というのは、国の本部の地元対策チームがきたわけですから、その意味も勘案していただければ分かりますよね」

前田「いや、家畜伝染予防法ではですね、その主体(多分この単語)は知事なんですよ。知事なんです。知事なんですよ」

東「そうですよ。そうですよ。そうですよ」

前田「だから、知事がどう思うか、どうされるかっていうのが一番なんです」

東「話をしてます。検討してます」

前田「国じゃないんですよ。国じゃないんですよ。自分の」

東「法的に知事ですよ。確かにそうですよ。でも、国の協力が無かったら、いいですか全頭殺処分でいくらかかるか知ってますか」

前田「いやいやだからお金のこと言っててもいましょうがないんですよ」

東「しょうがなくないんです。そういったこともやらなければいけないんですよ。慎重にやらなくちゃ。地元の対策も地元の同意も得なければいけなない。もし全頭やるとしたらですよ?じゃないですか?それを簡単にですね」

前田「簡単に言ってないです。簡単言ってない。言ってない言ってない」

東「簡単に言ってますよ。相当な覚悟が必要なんですよこれは」

前田「ですから考えてるかどうかを聞いているんです」

東「地元の人たちにね、同意をひとりずつ取っていかなくちゃいけないんですよ。査定もしていかなくちゃいけない。それに対してエネルギーだとか人員とか埋設場所だとかその予算だとかコストだとかそりゃ尋常じゃないんですよ」

前田「じゃあ今のままで20万行ったらするんですか?」

東「いやだから今そのポイントを検討して、どこだったらその非常事態だとか踏み込んだ対策をするかとか検討しているんです」

前田「してください」

東「してるんです。だからしてるって言ったのに、あなたしてるんですかって」

前田「いや知事の方が国が国がと仰るから」

東「国がと言ってません、協議しないとね、これはねパンデミック、伝染で。いいですか、もう宮崎県だけの問題じゃないですよ。ですから全体の事を考えて」

前田「いやそうですけども、一番集中して出てるのが宮崎県だから、宮崎県の知事がリーダーシップを発揮しなければ」

東「やってるでしょ。だからやってますよ。検討してますよ」

前田「じゃああまり国が国がって言わないでくださいよ」

東「国が国がって国と協議しなくちゃいけない、市町村とも協議しなくちゃいけない、地元のみなさんとも意見交換しなくちゃいけないですか。私独断ではいやりますやらないですってそりゃ現場を知って、現場の人と話さなくちゃ分からないでしょ。そのへんは分かってくださいよプロでしょあなた?」

前田「いや分かってますよ。だから、期待して言ってるんじゃ」

東「だから一歩踏み込んだところはもう視野に入ってますよ。検討してますよ」

前田「ああ、そうですか。どっちの方向ですか。ワクチンですか」

東「分かりませんまだ。数種類ございますから、その対策は」

前田「はい」

 


宮崎「関連なんですが、今朝の赤松大臣の会見のなかで、ちょっと未確認なんですけど、ワクチンの使用を検討したいと、疾病小委員会のほうに検討するっていう話を持っていって、まあ理解を得たいというか、どういう意見がでるか聞きたいというふうにおっしゃっていたようなんですが」

東「もういっかいお願いします」

宮崎「ワクチン使用について、赤松大臣が大分踏み込んだ発言をされたようなんですよ。優先順位として、防疫指針の中にあげてあるワクチン使用が第一段階、次の段階としてもう視野にはいっているんでしょうか」

東「あのですね、先程も南日本新聞社さんにも言いましたけども、その入ってます。ワクチンも全頭殺処分も、強制屠畜。あるいはそれを複合してやるのか、数種類の判断がありますよね。みなさんもご存知だと思います。一歩踏み込んだってのはそういうことですよ。じゃあそれをどのタイミングで、どういうふうにご地元の皆さんに理解を得ながら、予算処置をしながら、もしトラブった時の法的処置はどうするのか、裁判訴訟になったときはどうするのか。そういうところをきっちり詰めないと、前には進めないんですね。見切り発車できないんですよ。それをずっと検討しているわけですよ。でもこれは、判断にですね、地元の農家の発生農家のあるいは処分される方たちの健康な牛、いや豚をですね。殺処分しなくてはいけない。その気持を考えた時に、早々軽々にはできないんですよ」

宮崎「宮崎です。軽々にできない事がよくわかっているから、我々はどういう風に国が考え県が考えているのかを」

ここから記事内容。

東「だからそれを検討しているんです。話しあっているんです一所懸命。毎日。寝ずに。それをですね、検討しているんだとか、甘かったとか、処理が防疫対策どうのこうのとか、我々は一所懸命やってるんですよ我々は。地元の方達も一所懸命やっているんです。以上です。帰ります」

止められる


宮崎「知事、そういうことではなくて」

東「喧嘩売ってるのそっちじゃないですか」

前田?「喧嘩売ってないですよ」

東「ほんとですか?」

前田?「防疫をどうしようかっていう」

東「そうですよ。それをやってるんですよ。詰めてるんですよ一所懸命」

宮崎「具体的に今どのような、お伺いしたかったのは今わかりましたけども、どのような検討をして、それがどういうタイミングでいつ判断なされるのかって言うことを知りたかったんですよ」

東「軽々にものを言えますか?じゃあ、ずーっと私がそれを言わなかったのは、言及してこなかったのは、現場の発生農家とか農家さんたちの気持ちがわかるからですよ。軽々に私が全頭処分って言ったら皆パニックになりますよ。だから、それは最後まで言っちゃいけないことなんですよ。私はそう理解しているんですよ」

宮崎「ただ、知事自身がおっしゃったように、昨日国のチームがこちらにいらっしゃいましたし、軽々に言えないだけれども、県民の多くがそのタイミングやスケジュールをどういうふうに進めていくのかを私は最低限知りたい」

東「ですから、非常事態宣言で皆さんにご認識をいただくっていうのはですね、こういう状態なんだということを発生地域外の方たち、あるいは一般の方たちにも分かっていただいて、大変なことなんだと、そしたら一番最善な方法はどういうことなんだろうと。これ以上拡大を防ぐためにですね。それを皆さんの意見を聞きながら、最終的に私が判断しなければいけないわけです。政治判断ですよ仰るように」

宮崎「その時期は昨日、副大臣も言及されたかに感じますが、今週内というような考え方でよろしいでしょうか」

東「それは言及できませんけれども、地元のですね、何万件もある県内の地域でしょうけども、同意を一軒ずつとっていく。これをしなくちゃいけないですね。でも、どこまで同意をとるのか、そういったことの難しさを考えれば、全頭殺処分となったときに埋却地はどうするのか、人員はどうするのか、1日2日じゃできませんよ。その時に、どう係留しておくのか。様々な事がある。だからそれを考えながらやらなきゃいけないんです。ですからどのタイミングでというのは私はですね、現場の意見あるいは国、市町村、関係団体、農協JAさん含めてですね、考えなきゃいけないと思っています。ですからいつだとは言えません」

                     ◆

東国原知事を挑発している前田記者が、どれだけ内閣官房機密費から貰っているか知らないが、民主党政権にとって「赤松口蹄疫」は赤松辞任だけでは止まらない大失態。 前代未聞の失政として歴史に残ることは間違いない。

それだけにマスコミを使っての責任転嫁には目に余るものがある。

例えばこの男。

川村晃司テレ朝コメンテーターは大臣の外遊は関係ないと否定し、赤松農水相を庇った。
 
テレ朝「やじうまプラス」(2010/5/18)
政府の対応に問題?
口蹄疫の感染深刻化
 
川村晃司
「大臣が外遊する時には、基本的には政策のトップは一緒に行かないですよ。秘書とかですね。従って大臣が外遊してても、本省がしっかりすれば、後は今やもう携帯電話がつながる時期ですから、電報でいちいちやりとりする必要はないという事でとりわけ対応に遅くなったという事は大臣の側においては本来直接には関係ないと思いますね。むしろ県の自治体のレベルで最初に獣医さんが見たときにちょっとこれはおかしいかも知れないという声に対して、そのために出先機関があるんですよ。農林水産省のそれぞれの出先機関が地方にあるわけですから、そこが本省にキチッとどれだけ連絡を入れていたのかなあという感じがしますね」

この男の民主党擁護は常軌を逸しているが、ここまの「テレビ売言奴」
振りを臆面もなく見せ付けるようでは相当の額の官房機密費が渡っているのだろう。
 
所轄の農水大臣が日本を留守にしていた事は間違いなく大問題であるが、百歩譲って「本省がしっかりしておればよい」といって大臣不在を免責するのなら、最初からこんな大臣こそ仕分けすべきではないのか。 それに脱官僚、政治主導は何処へ行ったのだ。

赤松大臣の外遊はさておいても、大臣の不在中は福島臨時代理は一体何をしていたのか。

「赤松口蹄疫」に関する、鳩山無責任内閣の呆れた対応を要領よく纏めたPJニュースを引用する。

 口蹄疫被害は人災、赤松農相は開き直り、福島臨時代理はほおかむり  2010年05月19日

【PJニュース 2010年5月19日】「対応のしようがない。私に反省するところ、おわびするところはない」。赤松広隆農相が18日の閣議後記者会見で、後手後手に回る政府の口蹄疫対策についてこうかたった。感染の拡大については「結果的に10年前に比べて大きな数が出てしまったのは残念」と発言した。

国の口蹄疫対策で最も責任の重い人物の発言とは到底思えない。宮崎での口蹄疫の発生は5月始めに分かっていた。その時点で対策を打っていれば、こんなに大きく被害が拡がらなかったかも知れない。赤松大臣は5月始めの連休にキューバなどに外遊に出ていた。その内容の報道はなく、国民にはなんの外遊だかよくわからない。

赤松大臣は「対応のしようがない」というが、連休の時点で外遊を中止し、即座に危機管理はできたはずだ。自身では不可能ならば、福島瑞穂・臨時代理に連絡を取り、対応を指示できたはずだ(「口蹄疫」農水大臣臨時代理は宮崎出身の福島瑞穂大臣であった!)。

しかも、赤松農相は帰国後の5月10日になってようやく宮崎県入りをした。しかし、被害の最も深刻な川南町に足を運ぶことはなかった。この間、宮崎出身で赤松農相の臨時代理、福島大臣はほおかむりを続けた。両人に「臭いものにはふた」という意識でも働いたのか、この時点でも実効性のある対策は打たなかった。

伝染病は早期対策で被害を押さえることは可能だ。これをしなかったのなら人災と言われても致し方ない。民主党政権の支持率は下がるばかりである。この理由はやはり、「なにもできない、なにもしない政府」への不信感であろう。【了】

 

「赤松口蹄疫」は民主党素人政権が引き起こした人災である!

と思う方、プチッとお願いします。(血管は切らないように)                        

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無知な総理大臣へ、海兵隊講座

2010-05-11 14:18:08 | 金武町流弾事件

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TBしてくださったいざ酔い日記さんの記事を参考資料として、そっくり引用させていただきました。

                         ◆

◆引用開始                   

 

 無知な総理大臣へ

 

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

米大統領との会談内容説明=首相
 鳩山由紀夫首相は7日、鹿児島県徳之島の3町長との会談で、
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題に関する
先月のオバマ米大統領との会談で
「日米同盟に資するためにも、沖縄の過重な負担を全国で分かち合うことが大事だ。大統領としても協力願いたい」
と要請したことを明らかにした。 (2010/05/07-15:29)
jijiドットコム


↑↑↑↑↑
本当に言ったのであれば、
鳩山は軍事がまったく分からない総理大臣だということが
この段階でアメリカは分かったはずだ。
(いや、もっと前に分かってはいたと思うが)

↓↓↓↓↓以下はmixi「本当の潜水艦のコミュ」より
(管理人さんは、元海自潜水艦艦長)



普天間の問題が注目を浴びています。
しかし、基本的な知識、海兵隊の事情を知らずに国外、県外という議論が一人歩きしているようです。
アメリカ側が県外を呑まない理由は、政治的な理由ではなく軍事的な理由です。
メンバーが普天間問題を理解する一助になると思い、海兵隊について、基本事項を紹介します。

特徴は
①規模は師団、旅団、大隊基幹の3タイプがある。
②どれも陸上部隊、航空部隊、支援部隊の3要素
陸上部隊と航空、支援部隊が密接に協同するため、部隊を地理的に分離できない、ことがキモです。

具体的な編成は次のとおり

Marine Expeditionary Force: MEF海兵遠征軍
最も規模が大きい、現役のMEFは大西洋と太平洋(沖縄)に2個しかない
沖縄にある3MEFの意義は、地球の半分の危機に対処するということである。
MEFの場合兵力約5万名
1 海兵師団
  地上戦闘を実施する中核部隊、沖縄の第3海兵師団(歩兵のほか戦車70野砲90など)
2 海兵航空団
  地上部隊の支援をする航空部隊
   対地攻撃をするハリアー40やホーネット48(岩国の第12海兵航空群)
   輸送任務のヘリコプター約130と攻撃ヘリ約24(普天間の第36海兵航空群)
3 海兵兵站群
  戦闘部隊に燃料弾薬食料などを補給する部隊

Marine Expeditionary Brigade: MEG
基本編成はMEFと同じだが、1サイズ小さくなる
兵力約16000名
1 海兵旅団(歩兵のほか戦車17 野砲24など)
2 航空部隊(ハリアー10 ホーネット24 ヘリ約100)
3 兵站部隊

Marine Expeditionary Unit: MEU
更に小さくなる 総兵力約2000名
1 海兵大隊(歩兵のほか戦車5、野砲8など)
2 航空部隊(ヘリ約20機)
3 兵站部隊

いずれも、地上部隊と航空、兵站部隊が必要なことを理解してください。
地上部隊(いわゆる海兵隊)とそれを支援する航空部隊は、密接です。特に、足となるヘリ部隊は近くに存在する必要があります。
(米側は65浬:120kmを限度としている)
地上部隊と普天間のヘリ部隊の関係は客とバス、といったところでしょうか。
あるいは、自家用車と持ち主。
バス停や駐車場が遠くにあったらこまるでしょう。
それが、普天間問題の軍事的側面です。


「全国で分かち合う」ことなど無理な話だ。
また、落合とか森永とか鳥越の様な無知な人が
スゴイことを言っているらしいが、一部の保守の間でも
「それなら小沢の地元に海兵隊を行かせろ」とか
「鳩山の選挙区にヘリポートを作れ」などと、
皮肉としても無茶苦茶なコメントと思われる書き込みを見た。
やっと勉強したらしい鳩山が今言うべきことは
沖縄の地理的な重要性と海兵隊を切り離すのは不可能だ、
ということではないのか。

◆引用終了               ◆

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続・アップルタウンって知っていますか?辺野古の街造り構想

2010-05-01 07:07:47 | 金武町流弾事件

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うっかり見過ごしていたが、米軍と辺野古住民の交流について、産経新聞が素晴らしい記事を書いていた。地元紙にとっては「不都合な事実だ」。

地元紙が地元の情報をスルーする異常さはさておき、「辺野古ルポ」を足で取材する熱血漢宮本雅史那覇支局長の記事に拍手を送りたい。

前回は省略した米兵と辺野古住民の交流写真を参照しながら読んでください。

◆基地との交流

これはキャンプ・シュワーブと辺野古住民の親善交流を表す親善委員会の盾である。
親善委員会
 

キャンプ・シュワーブの名は、1945年5月7日に沖縄戦で24歳で戦死し、名誉勲章を受章したアルバート・アーネスト・シュワブ一等兵(Albert Earnest Schwab、オクラホマ州タルサ出身。ドイツ系アメリカ人)の名に因んでいる。 

 

 

 

◆区民運動会のスナップ

毎年、辺野古区民運動会に11班として参加するキャンプシュワーブの人たち。

区民運動会の様子

◆大綱引き

大綱引きの観戦に招待したり、一緒に綱を引いたりしています。

大綱引き

 

記事にある辺野古の入口にある看板

 

「普天間」の現場 辺野古ルポ 米軍と育ち、恩恵を受けた (1/4ページ)

2009.11.12 10:33

米軍普天間飛行場の移設予定地米軍普天間飛行場の移設予定地

米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の移設問題で、意思統一ができない鳩山民主党政権。ぶれる閣僚らの発言を揺さぶるように、8日には沖縄県内で「辺野古への新基地建設と県内移設に反対する県民大会」(主催・同実行委員会)が開かれるなど、県内世論の大勢は日米合意に基づくキャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市辺野古地区)への移転反対に傾きつつある。ところが、一番の当事者である辺野古地区を歩いてみると、全く違う反応が返ってきた。現場の声をリポートする。(那覇支局 宮本雅史)

 ◆アップルタウン

 那覇から北へ約60キロ。

 県道329号線から辺野古地区に入ると、「WELCOME APPLETOWN」と書かれた看板が目に飛び込んでくる。

 「キャンプ・シュワブ」開設から間もない昭和33(1958)年、丘陵地帯だったこの地域を民政府土地課長のアップル中佐が中心となって開発したことから、米軍と辺野古住民との友好の証しとして「アップルタウン」と呼ばれるようになった。

 街は区画整理されていて、15分ほどで一周できる。スナックやクラブなどの看板が目につくが、人けがない。飲食店が入っているとみられるビルも英語のロゴが消えかかり、外壁が崩れ、朽ちている。

 53年前に移り住んだという金城秀夫さん(59)=仮名、自営業=は、米軍統治時代からの辺野古を身近に見てきた。

 「ベトナム戦争(1965~75年)のころは、スナックやクラブなどの飲食店が60軒近く並ぶ米兵相手の繁華街で、ホステスも1千人は超していた。当時の辺野古の人口は1500人ぐらいだったから、合わせると3千人近い人が住んでいたことになる」

 ◆「1晩で3千ドル」

 金城さんは、当時を思いだすように話し始めた。

 「街全体が活気に満ちていた。どの店にもホステスが7、8人はいて、1日の稼ぎも3千ドルはあった。当時、私の家は25坪の瓦ぶきの一軒家だったが、2千ドルで建てられた。それが1晩で3千ドルのあがり。25セントあれば、子供とバスで名護(市中心部)まで行き、そばを食べて帰れた時代に、ですよ」

 ベトナム戦争が終わると同時に、米兵の数も減って、街は急激に寂れていった。

 「辺野古はこれといった産業がない。米軍基地相手の商売しかない。基地と一緒に育ったわれわれは、トラブルもあったが、同時に大変な恩恵を受けながら生きてきた」

 ■反対派、多くは県外から

 ◆米軍が守った「環境」

 辺野古の街から浜辺に下りると、有刺鉄線が張られている。その向こう側が海兵隊の訓練基地だ。有刺鉄線には、普天間飛行場移設反対を訴える紙が幾重にも巻かれている。他県の団体の名前が多い。

 「反対している人の大半は、県外の人。辺野古の住民で反対しているのは指で数えられるぐらい」

 反対派はサンゴの絶滅など、環境問題を反対理由のひとつに挙げる。だが、金城さんは続けてこう言う。

 「米軍のおかげでサンゴが守られてきたともいえる。民間企業が造成したり開墾していたりしていたら赤土が海に流れ出し、サンゴや海藻類は絶滅していたでしょう。私有地がゴルフ場に造成され、流れ出した赤土でサンゴが絶滅したところはたくさんある。米軍が管理していたからサンゴは守られてきたんです」

 そしてこう付け加えた。

 「滑走路ができると被害を受けるかもしれないが、あくまでも一時的。ジュゴンが絶滅するという人もいるがそれも一時的な話だ。工事の後は反対にきれいになると思う」

 復帰前、10年間、キャンプ・シュワブでガードマンをしていた比嘉武さん(61)=仮名=も、「基地と関係ないところの住民が迷惑料として補償を求めているケースもある。8日の反対集会も辺野古の住民で参加したのは数人いるかどうかですよ」。

◆基地依存経済

 沖縄県では、基地内で働く日本人従業員の給与や土地を提供する地主の軍用地料、基地に所属する軍人や軍属とその家族らの消費活動などが大きな収入源で、その額は2115億円(平成18年)にも上っている。なかでも不労所得の軍用地料は700億円を超す。

 名護市も例外ではない。キャンプ・シュワブで年間約25億円、辺野古弾薬庫で約1億8千万円が、自治体や地主に支払われている。インタビューに応じた比嘉さんは年間83万円、タクシー運転手の伊波義男さん(58)=仮名=は70万円を得ている。住民の中には、軍用地を貸すだけで年間1千万円前後の収入を得る人もいるという。

 今回予定されている滑走路は海上のため、この軍用地料は発生しないが、辺野古への移転について、住民はどう考えているのか。

 金城さんも比嘉さんも、「滑走路ができると米兵が増えるから、飲食店なども増え、ベトナム戦争のころより活気を帯びるのは確実だ。われわれは、米軍基地とともに育ち、生活してきたから、普天間飛行場が移ってきても全く違和感はない」と歓迎する。

 もちろん、不安がないわけではない。伊波さんは、「騒音対策は着工時に決めてほしい。後々、騒音問題が起きるとやっかいだから」と話す。

 金城さんも、自身は賛成だが、住民投票をすれば賛成派と反対派は半々だとして、こう注文をつける。

 「辺野古に移設するのは決まったことだから、それでいい。ただ、一つお願いしたいのは、米軍基地での仕事。移設後は、辺野古の若者が優先して働けるように、政府に斡旋(あっせん)してほしい。はっきり賛成と言わない住民も、本音は活気が戻ればと考えている。政府が移設後の対応策を確約さえすれば100%近い住民は賛成する」

 独自の産業がない辺野古住民は、移設を生活するための手段ととらえ、早期決着を望んでいるのだ。

◆一刻も早い決断を

 鳩山由紀夫首相は先の衆院選で、辺野古への移設反対を訴えた民主党が大勝したことをとらえ、移設反対が沖縄県民の総意だと主張している。だが、民主党の勝利は自民党の敵失であって、移設問題は直接関係なかったとみる県政関係者が多い。首相が来年1月の名護市長選の結果を重視する姿勢にも反発が強い。

 ある長老の地方議員は、「鳩山政権は選挙の時、国外、県外を強調しておきながら、その意思を明確にしないばかりか、名護市長選で再度、県民に踏み絵を踏まそうとしている。早く補償問題などに話を進めるべきだ。県民大会は鳩山政権に決断を迫るのが目的だった」と本音を明かした。

 国防上の理由からも早期決着を求める声がある。

 元保守系国会議員は「日米同盟は辺野古移設を前提に成立している。中国だけでなく、朝鮮半島やインド洋対策で、沖縄の米軍基地は今まで以上に重要になっている。民主党政権は、東アジアにおける沖縄の役割は何かを明確にすべきだ」と警告する。

 (那覇支局 宮本雅史)

                       ◇

アップル中佐が名前を残した「アップルタウン」を基に、基地との交流による新しい町につくり構想を「辺野古地区HP」より一部抜粋して紹介する。

《辺野古は小さなまちです。地域の人だけではまちづくりに限界があります。
そのため、平成16年4月に開校された国立沖縄工業高等専門学校や基地、新たな企業の就業者との交流により、地域の生活環境の改善と活性化を図ろうとしています。

 まちづくり全体イメージ

アップルタウンの玄関口イメージ

アップルタウンの玄関口イメージ1 右矢印 アップルタウンの玄関口イメージ2

生まれ変わるアップルタウンの中央通り

生まれ変わるアップルタウンの中央通り1 右矢印 生まれ変わるアップルタウンの中央通り2

これを見れば、辺野古住民が基地容認どころか歓迎していることが分かる。辺野古にテントを張り、ジュゴンを守れと叫ぶグループが、いかに辺野古の民意とはかけ離れた連中であることもわかる。

同時に「辺野古に米軍基地は作らせません」と豪語する稲嶺市長が当事者である地元辺野古の民意を完全に踏みにじっていることもわかる。

辺野古住民の「小指の痛みは」切捨てなのか?

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「4・25県民大会」は中国への秋波!

2010-04-24 09:01:46 | 金武町流弾事件

 

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明日(25日)は、「普天間基地を『県外・国外』へ 私たちの意志を日米両政府に示そう!」をテーマにする「4・25県民大会」が開催予定である。

「県民大会」や「私たち」と勝手に使うことへの異議はさておいて、

沖縄マスコミとサヨク団体を中心に10万人の動員を目論んでいるようで、新聞に折込チラシが入ったり、昨日の沖縄タイムスは一ページ全面を使った動員広告が掲載されたり、各自治体では会場までの無料バスを準備するなど、07年の「11万人集会」を彷彿とさせる雰囲気である。

主催者側は「島ぐるみで県外・国外を主張している」といった印象操作に必死で、マスコミがこれをバックアップしているが、

一昨日まで仲井真県知事は大会参加について、「大会当日まで分からない」と渋っていたが、大会直前まで肝心の県知事が出席を躊躇する類の集会に「県民大会」はないだろう。。

今朝の沖縄タイムス一面トップ記事は、「知事が大会出席表明」の大見出しであるから、「島ぐるみで県外・国外主張」がいかにいい加減なものかを暴露したようなものだ。

大会を明日に控えた地元紙の一面トップで、これまで参加を渋っていた県知事が参加表明をしただけでニュースとなって一面トップを飾る。

沖縄タイムスは、語るに落ちたというより「飾るに落ちた」というべきか。

大会のタイトルは、「普天間基地を『国外・県外」へ、私たちの意志を日米政府にしまえそう!」となっているが、

日米政府に示すのはともかく、沖縄のこの「反米集会」の動きに興味津々で注目している隣国を忘れてはいけない。

中国は「沖縄の潜在主権は中国に属する」と考えている国であり、「4・25県民大会」で、米軍基地撤去を叫べば叫ぶほど、

「日本に侵略された沖縄が中国に援護を求めている」という秋波となって中国に届く。

琉球処分報じた中国紙入手 沖縄は日本ではない?

これに気がついている県民が果たして何人いるか。

明治期の廃藩置県の折、既得権を奪われた琉球王府の一部中国派の役人(脱清人)が、中国(清)の軍艦が援助にやって来ると妄想したが夢かなわず中国に亡命した歴史がある。

だが、当時の清は図体はでかいがドロ舟のようなもので、琉球王はドロ舟に乗るより高速艇の日本を選び、琉球王国は沖縄県になった。

普天間移設に絡んで、沖縄から「米軍基地撤去」の声が沸きあがるのに呼応してか、最近の中国海軍の動きは異常である。

2週間ほど前には中国艦隊が、沖縄本島と宮古島の間を横切るという日本にとって屈辱的行為をしたが、

鳩山政府は抗議をするどころか、そのときワシントンで行われた日中首脳会談で話題にすることさえ「首相の判断で」でしなかったという。(平野長官)

沖縄タイムスやサヨク勢力は、は明治期の脱清人のような妄想に駆られ、今でもいつの日か中国の黄色い軍艦が沖縄を解放に来るとでも夢想しているのだろうか。

過去に何度も引用したが、沖縄タイムスの中国観を表すコラムを紹介する。

なお執筆者のタイムス記者は例のサラさんの実弟である。

 ◆<2005年5月16日> 沖縄タイムス
[大弦小弦]

 黄色軍艦がやってくる…。船体に黄色の龍の文様を描き、黄龍旗を掲げる清国の南洋艦隊は黄色軍艦と呼ばれたという。知人とこの話をしていたら、黄色軍艦が沖縄を侵略すると、勘違いして話がややこしくなった▼実際は逆で、明治の琉球人にとって清国軍艦は援軍だった。武力で琉球国を併合した明治政府に対し、琉球の首脳らは清へ使者を送って救援を求めている。そして、沖縄側はその黄色軍艦を待ちわびたのだった▼一八八六(明治十九)年に大迫貞清県知事が上申した「事変準備ノ件」が残る。清が軍艦を派遣するとの報に対し、政府派遣の知事は、対策十項目を提案。政府も北洋艦隊から戦艦九隻が派遣されると情報を得て、県に指示を出した▼日清戦争時にも清国の援軍は話題になった。それから百余年が経過し、あれほど待ちわびた援軍をも敵と間違うところに今の位置があるのか。林泉忠著『「辺境東アジア」のアイデンティティ・ポリティクス』は当時の言葉を紹介する▼「生きて日本国の属人と為るを願はす、死して日本国の属鬼と為るを願はす」。生きても死んでも日本とは一緒にならないという激しい決意。中国で死んだ幸地朝常が李鴻章へ送った書簡に残る言葉。歴史の反転は大きかったようだ▼百余年前はともかく、少なくとも最近の銃口や占領者を忘れてはいけない。境で揺れる島だからこそ、平和の選択肢を選び取る覚悟も必要だろう。(後田多敦)

                    

中国艦艇の近海通過問題 中国艦載ヘリが護衛艦にまた接近  2010.4.21 20:16

海上自衛隊艦艇「あさゆき」(写真奥)海上自衛隊艦艇「あさゆき」(写真奥)

 防衛省は21日夜、同日午後3時37分から40分ごろまでの間、沖縄本島の南方約500キロの海上で、中国艦艇を警戒中だった海上自衛隊の護衛艦「あさゆき」に対して、中国軍のヘリコプターが約90メートルの距離に接近し、2周ほど周回したと発表した。政府は外交ルートを通じて、中国側に抗議した。

 中国軍の艦載ヘリの護衛艦への近接飛行は8日午前にも発生しており、度重なる近接飛行は日本側の監視を牽(けん)制(せい)するねらいがあるとみられる。

 また、岡田克也外相は21日の衆院外務委員会で、中国艦艇10隻が沖縄近海を通過し、ヘリが近接飛行した問題について、ワシントンでの12日(日本時間13日早朝)の日中首脳会談で取り上げなかったのは鳩山由紀夫首相の判断だったことを明らかにした。

 岡田氏は「ヘリの近接接近は現場で何度も起こったわけではない。中国艦船の日本近海通過も法的には認められた行為だ。そういう中で首相、首相周辺で総合的に判断した結果、首脳会談のテーマにしなかった」と説明した。

 また、外相自身が外務省事務方から報告を受けたのは発生4日後の12日だとした。艦載ヘリの護衛艦への近接飛行は8日午前に発生し、同日夕に防衛省から外務省に伝えられた。岡田氏は自身への報告について「確か9日だったと思う」と答弁。その後、「私に上がってきたのは12日昼ごろ」と答弁を訂正した。

 一方、武正公一外務副大臣は外務省が12~14日に外交ルートを通じて中国側に計4回申し入れを行ったことを明らかにした。近接飛行の事実確認を要請するとともに、ヘリの行為を「護衛艦の安全航行上危険な行為」と指摘し、双方の安全確保の観点から日本船舶に対し今後このような行動を取ることがないよう申し入れたという

                                                       ◇
中国艦艇は、ソブレメンヌイ級ミサイル駆逐艦やキロ級潜水艦などで、10日夜に沖縄本島と宮古島の間を南下したことが確認された。8日は艦載ヘリが監視中の海上自衛隊の護衛艦「すずなみ」の約90メートルまで接近。長島氏は、中国側に何度も事実確認を申し入れたことを詳細に報告した。

 ただ、鳩山由紀夫首相と中国の胡錦濤国家主席の会談が13日早朝にワシントンで行われ、中国艦艇の行動に関する発表は会談後になったことから、自民党は中国に配慮して発表を遅らせたのではないかとの疑念を強めている。20日朝の自民党外交・防衛合同部会では、防衛省幹部が8日以降の対応について「経緯については詳細な整理をしていないが、適切なタイミングで報告した」と繰り返したが、出席議員は「何か問題があったから隠している」と猛反発。20日の参院外交防衛委でも、自民党の佐藤正久氏が「日中首脳会談が終わってから発表した。中国に気を使っているとしかみえない」と追及した。

 自民党の反発の背景には、中国の軍備増強路線への警戒感がある。中国海軍は日本列島から沖縄、台湾を結ぶ「第1列島線」を越え、小笠原諸島、グアムを結ぶ「第2列島線」に至る海域での影響力強化を目指し、潜水艦や大型艦艇を着々と配備。今回の中国艦艇の行動を受け、防衛省関係者は「この海域で不測の事態が起きかねない状態になりつつある」としている。
中国艦艇 沖ノ鳥島近海で活動継続 自民党、発表遅れを追及 

                      ◇

沖縄県を横切っても抗議どころか「申し入れ」しか出来ない政府にマスコミは無反応であったが、産経新聞のみが危機感をもって「中国海軍の威嚇行為」を報道していたが、

昨日(23日」の日経新聞が産経と並んで社説で取り上げた。

経済紙の日経が危機感を感じているのに、一般紙が見てみぬ振りをするわけにもいかず、

本日(24日)になってあの朝日新聞と読売新聞が社説に取り上げた。

読売新聞はともかく、あの媚中の朝日新聞が中国様に抗議とは、よくよくのこと。朝日社説;中国海軍 疑念をあおってどうする

これで筆者が確認した限りでは、「中国艦隊の威嚇行為」を社説で取り上げていない全国紙は、本日現在で毎日新聞だけとなった。

一方、中国が虎視眈々と狙う沖縄の新聞は、

連日「米軍基地撤去」のキャンペーーんで大忙し。

一言の抗議もないのは、黙認となる。

中国艦隊沖縄本島と宮古島の間を中国海軍の太平洋への出口として歓迎している取られても仕方がない。

何しろ沖縄では、米軍基地撤去の集会は頻繁に行われても、

中国海軍が沖縄県を横切ったことに対する抗議の集会が開かれた話は聞かないし、新聞にも一行の抗議の記事も見たことはないのだ。

関連:⇒中国の援軍と琉球処分

 

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興南、全国制覇おめでとう!

2010-04-03 16:28:04 | 金武町流弾事件

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興南高校のセンバツ優勝おめでとう!

智弁和歌山、帝京と強豪高を連破したとき、

優勝の予感がした

だが、実際に沖縄の若者が全国制覇した

その瞬間を目の当たりにし、

不覚にも落涙してしまった。

お恥ずかしい。

今夜は、ビールに泡盛、いや何も飲んでも

勝利の美酒は美味い!

 

沖縄のセンバツ優勝はこれで3度目だが、沖縄尚学の二度目の優勝の時には、甲子園の沖縄応援団席であのトルシエが応援していたことを想いだした。

1999年以来、沖縄勢は3度センバツ優勝しているわけだから、ほぼ3年に1度の割りで全国制覇していることになる。

お見事というより、

沖縄球児、恐るべし!

トルシエも応援!沖縄尚学が優勝

 

高校野球関連では、過去にこんなバカバカしいエントリーもしていたようだ。

今夜の祝杯の肴に読んでやってください。

新説・沖縄語入門

お祝いにプチッもお忘れなく。

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速報PDF>>>>

[画像を拡大]

2010年4月3日 15時50分 28分前に更新

 第82回選抜高校野球大会最終日は3日、兵庫県の甲子園球場で決勝を行い、興南は日大三(東京)に延長十二回、10―5で勝ち、春夏を通じて初優勝を飾った。県勢の選抜大会優勝は1999年、2008年の沖縄尚学以来、3度目。

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続・「疑惑の弾痕!「金武町流弾事件」

2010-03-21 09:46:54 | 金武町流弾事件

県警は米軍側に対し、基地内への立ち入りや訓練関係者への事情聴取を再三要求したが、米軍側は拒否。 事件発生から約1年後に実現したものの、県警の捜査では「銃弾の出どころは特定せず、どこから飛んできたか分からない」とし、被害者不詳のまま軽犯罪法違反の容疑で書類送検した。 県警幹部は「県民感情は理解しているが、地位協定の枠内でしか県警は動けない。 故意犯でない以上は、器物損害罪での立件も困難。 県警として出来る限りのことをした結果だ」と“協定の壁”を強調する。 結局、那覇地検は09年12月、起訴要件を満たしていないとして不起訴処分を決定。 全容解明にはほど遠く、真相はうやむやなままで捜査は終結した。 金武町によると、同区では1956年からこれまでに、16件の流弾事件が確認されている。88年の流弾事件では、県警が在沖四軍調整官と訓練場から実弾を発射したとされる海兵隊員ら計7人を容疑者と特定した。 ただ、容疑を立件する証拠に乏しく「罪に問えない」という意見書を添えての書類送検だった。 米軍という明確な容疑者像がありながら迷宮入りを繰り返す流弾事件。 事件に抗議する区民総決起大会を開いた金武町伊芸区の池原政文区長(当時)は「憲法より地位協定が優先される沖縄では、50年以上も安保の犠牲となる状況が続いている」と怒りをあらわにする。 事件の全容解明を訴えていた玉城さんは事件発生から約半年後、捜査終結を待たずに急逝した。 唯一人の目撃者が残した言葉は、今回も届かなかった。(沖縄タイムス 3月17日付特集記事「安保改定 50年 題3章 地位協定(6)」の後半部分)

                                              ◇

タイムスの上記記事を見て、当日記の読者なら次の点に気がつくであろう。

問題の核心である被弾した乗用車のアリバイについて記事では故意に伏せてあるのだ。

■被弾乗用車のアリバイ?■

事件は基地内で起きたのではなく民間住宅の車庫内でおきている。 通報を受けて初動捜査に当たったのは県警で、証拠物件の銃弾も県警が押収している。 

唯一の目撃者の老婦人の証言を鵜呑みにしたためか、後日米軍側が調査をした時、事故発生日に県警と米軍では一日の差異が生じた。

米軍側の主張は、目撃者が被弾したという日に、被弾した車は車庫には駐車してなかったというのだ。

事件が民間住宅地域でおきているので、問題の乗用車のアリバイ証明は県警側で容易に反証できると想ったのだが、その後客観的な反証の話は県警側から出てはいない。

これは「オバーはウソつかない」という神話を信じた県警側が証言の裏付けを怠った操作ミスではないのか。

それを隠蔽するため基地内の内の立ち入り調査を主張し、拒否されると「地位協定の」壁に責任転嫁をしているのではないか。

■基地外の事件の捜査権■

基地外の事件を「地位協定の壁」にしてしまう例は他にもある。

これらはほとんどが県警の初動捜査のミスに起因する。

数日前の「米兵追突事故」も初動捜査の段階で容疑者を見逃していながら、米軍側に先に容疑者の身柄を確保され、又しても「地位協定の壁」云々を主張している。

県警側は初動捜査に関して後日、前言を翻しているが、いずれにせよ県警が「事件」の容疑者と知った時は、既に米軍側に先を越されていたのではないか。

県警は当初容疑者も確認していながら見逃していたと初動捜査のミスを指摘されていた。ところが3月20日のタイムス記事によると、その後一変して「地位協定の壁」が捜査を妨げたと前言を撤回している。

同記事によると、県警の吉永安彦交通指導課長は「3等兵曹がひき逃げに関与していると知ったときは、米軍がすでに身柄を確保し、憲兵隊のパトカーの中にいた。この状況では(地位協定上)連れ出すことはできなかった」と説明している。

これでは米兵に初動捜査で先を越されたといわれても仕方がない。 

被害者が「アメリカーにやられた」と叫んでいるのに、県警は、軍車両の運転手が私服の女性だったため、「軍服の米兵」という固定観念に邪魔されて、容疑者を見逃したのではないか。

基地の外で起きた「当て逃げ事故」の犯人逮捕を米軍に先を越され、「この状況では(地位協定上)連れ出すことはできなかった」と言い訳するのでは、責任逃れとも受け取れかねない。(沖縄タイムス3月20日)

話は脱線したが、「金武町流弾事件」に話を戻そう。

事件の概要説明のため過去記事を編集加筆したものを引用する。

事件は一昨年の12月に起きた。

知らせを受けた県警が初動捜査を開始、流弾を米軍実弾訓練所から飛来したものと断定した。

沖縄タイムス 2009年10月08日 社説 

[金武・流弾事件]


< 「金武流弾事件」「県警、基地内立ち入りへ」「関係者も聴取」―7日付本紙1面の見出しを読んで、多くの読者は一瞬、首をかしげたのではないだろうか。>

< 最近の事件ではない。昨年12月に起きた流弾事件の話なのだ。

 事件発生から10カ月たつというのに、今もって立ち入り調査も事情聴取も実現していないというのは、異常というしかない。通常の捜査ではあり得ないことだ。>

在沖米海兵隊は4月、訓練との関連を全面否定する最終報告を明らかにしている。だが、最終報告書には重大な「ほころび」があり、うのみにするわけにはいかない。>

< 昨年12月10日午後、金武町伊芸区の民家の敷地内で、パーンという音がして振り返ったら、白煙が上がっているのを、家人が目撃した。>

< 最終報告書は、事件が12月11日に発生したことを前提に論理を組み立てている。11日には実射訓練を行っていない。だから、事件には関与していない―というわけだ。

 だが、県警の調査で事件の発生日が10日であることが明らかになっており、その日に実射訓練があったことも分かっている。米軍もその後、事件発生日に対する認識をあらためた、という。だが、最終報告を撤回したわけではない。事件は依然として謎に包まれたままだ。

 事件は決して幻ではない。パーンという音がして白煙が上がったという目撃証言は重い。県警は、あらゆる手を尽くして真相究明を進めてもらいたい。>

                   ◇

読者が十ヶ月も前の事件の詳細は覚えていないだろうというタイムスの驕りが「多くの読者は一瞬、首をかしげたのではないだろうか」という冒頭の文に垣間見える。

確かに多くの読者は「何で今頃」と思うだろうが、社説はそこにつけ込んで、あたかも米軍側の捜査妨害にあって十ヶ月もの間事件が曖昧にされているといったタイムスお得意の印象操作記事である。

何度もくり返すが事件は民間住宅地域で起きており、基地内で起きたわけではない。

しかも現場検証、証拠物件の押収等初動捜査は県警が行い、早々に犯行は米軍だとの結論を出した。

ところが県警の連絡を受けた米軍の調査団も調査を開始し、「流弾は米軍が発射したものではない」と県警発表と真っ向から対立した。

■被弾自家用車のアリバイへの反証は?■

問題は簡単だ。

被弾を受けた自家用車が被弾した車庫に駐車していた時間が、県警と米軍の調査では一日の誤差があり、その一日のアリバイの差が判断の違いに繋がったわけだ。

>昨年12月10日午後、金武町伊芸区の民家の敷地内で、パーンという音がして振り返ったら、白煙が上がっているのを、家人が目撃した。

事件発生日は、県警と米軍、両者の主張によると、こうなる。 

◆県警⇒12月10日 午後3時ごろ(目撃者証言)

◆米軍⇒12月11日 午後4時ごろ(証言はウソだということ)

米軍は県警の報告を基にしながらも、独自の調査で問題の乗用車が事件現場の車庫に駐車していた時間を、次のように特定している。

駐車時間⇒11日午前零時から13日午前7時30分まで

事件発生(被害者が大きな音を確認)⇒11日午後4時ごろ

米軍側がこのように具体的にアリバイ調査の結果を発表しているのに対し、県警も含めてこれに客観的に反論している事実はない。

県警によると、被害者らの情報などから捜査の初期段階で発生日時を10日と特定しているが、たった一人の目撃証言を鵜呑みにして初期の裏付け捜査を怠ったのではないのか。

■目撃証言はウソー米軍の調査結果■

事件発覚後、米軍に発生日時を随時伝えていたというが、これに対して米軍は証言を鵜呑みにしないで裏付け調査をして、最終調査報告で「事件発生は訓練終了以降の11日」との結論に到ったのではないか。

米軍が目撃者は一人しかいないと事実上の名指しをされている玉城さん(車の所有者の祖母)は、事実上「嘘つき」と言われたことに憤りを示しているし、

儀武剛金武町長も「納得できるまで説明を求めていく」といっている。

伊芸被弾事件「訓練と日時一致せず」 目撃者証言と矛盾も(2009.4.2)

さらに米軍側は自家用車の被弾を「第三者の『破壊』」、即ち偽装工作であるとまで断言しているではないか。

伊芸被弾、第三者の「破壊」と指摘(2009.4.11)

にもかかわらず、その後沈黙を護っていたのは結局納得したと言うことなのか。

ウソつきは誰だ!疑惑の銃弾 メア総領事とコーヒー

「米軍vs県警」疑惑の銃弾大戦争勃発!発生日に食い違い 

■事件は単純だ■

複雑そうに見えて問題は簡単だ。

次の二点が正しいかウソ課の問題である

唯一の目撃者の証言が正しいか、それともウソだったか。

そして自家用車の「弾痕」が第三者の工作か否かと言うことになる。

ちなみに新聞ではあまり報道されていないが、被弾した乗用車の所有者が目撃証人の孫であることは金武町では周知の事実である。

■「地位協定の壁」は魔法の壁?■

>なぜ、立ち入り調査や事情聴取が実現しないのか

タイムス社説は事件を曖昧にしょうとして、基地内の立ち入り調査を問題視しているが、

問題解明には意見の分かれる「駐車時間」のアリバイ調査が最重要ではないのか。

基地内に立ち入り調査せずとも問題の車が現場に駐車する前の時間帯(11日午前零時以前どこに駐車していたか)を時系列で追っていけば複数の証言者も出てくるだろうし、県警、米軍、どちらが正しいか容易に解明できたはず。

民間住宅地で起きてこれだけマスコミが騒いだ事件なら、県警の調査を待つまでもなく沖縄タイムスでも聞き取り調査は出来たはずだ。

それを十ヶ月も経過して「基地内立ち入り調査」しても一体何の意味があるというのか。

そうそう、一つ書き漏らしたが、社説では何故か触れていないが唯一人の目撃者(車の所有者の祖母)である最重要証人は既に亡くなっているとのこと。

これでは正に死人に口なしで、真相は藪の中という可能性もある。

本件は国会で日米間で「政治決着」をつけたが、あれだけ騒いだマスコミとしては無意味な「立ち入り調査」でもして、「地位協定の壁」に責任転嫁をして、「事件」をうやむやにしたいのであろう。

「地位協定の壁」は、新聞の勇み足による誤報も、県警の捜査ミスも、全てを解決してくれる便利な魔法の壁なのであろうか。

「事件」ほこのように終結した。

訓練との関係否定 金武町被弾事件で海兵隊最終報告(2009.4.1)

発生日時で警察庁「米軍の理解得た」 金武町流弾事件(2009.5.22)

伊芸被弾事件、発生日変更求めず(2009.5.23)