狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

真実相当性がポイント!集団自決訴訟

2008-10-31 07:32:50 | ★集団自決

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今朝の沖縄タイムス一面の見出し。

「集団自決」訴訟  きょう控訴審判決

内容は、昨日の記事で書きつくしたのか、控訴審判決の告知のみ。

社会面で「山口剛史・琉大准教授に聞く」というタイトルで、本人の顔写真入の囲み記事を掲載している。 

通常はこの手の記事は、

「識者に聞く」といった構成なのだが、琉球大学准教授が「識者」に相応しくないのではなく、

同氏は「沖縄戦の歴史歪曲を許さず、沖縄戦から平和教育を進める会」(フー!なんと長い名前だ)の事務局長をしている「集団自決訴訟」の応援団長ともいえるお方。

さすがの沖縄タイムスも、このような方に「識者に聞く」とは書けなかったのだろう。

 

昨日のエントリーで、沖縄タイムス記事の、

【「集団自決」訴訟 控訴審の主な争点】を省略したが、

今日の控訴審判決の参考のため、

タイムス記事より、以下に項目だけを抜粋し列挙する。

◆「集団自決」訴訟 控訴審の主な争点

①控訴審判決

②座間味隊長の「新証言」

③垣花武一証言

④「集団自決」と日本軍

⑤2006年度教科書検定

 

②~⑤は新たに控訴審で争点になった部分なので、タイムス記事の「最終陳述要旨」(後半で引用)の解説に任せるが、

①は3月28日の地裁判決そのものが争点になっているので、記事内容を引用する。

一審判決

原告(元隊長側)
隊長命令があったという「真実性」の証明がなければ、各書籍は名誉毀損を免れない。 一審判決は「真実性」を認めず、書籍の頒布は違法と認定している。 「沖縄ノート」一審判決後も増刷・販売を続けており、到底許されない。 一審の「真実相当性」の解釈も誤っている。

被告(大江・岩波側)
一審判決は、隊長命令があったと断定できないが、隊長命令があったことに対する合理的な資料や根拠があるとして、真実と信じる相当の理由があったという「真実相当性」を認めて不法行為責任を否定している。 出版の適法性を認めたもので、原告の主張は失当。

「真実相当性」とは、被告側が書籍を出版した当時の資料で、「真実」と判断したのは許容されるとして、

「真実相当性」という概念を認めたが、

一審判決で裁判長が「隊長命令があったと断定できない」と判決を下した瞬間、

それ以降、被告側が「真実相当」と考えることは根拠を失う。

つまり、被告側が、真実と考える「真実相当性」が違法とされないのは、書籍の発刊から判決までの期間であり、

判決以降は「真実相当性」の適法性は否定される。

地裁判決によれば、大江健三郎と岩波書店は書籍の出版当時は、「隊長命令説を信じるに足る相当の理由」を持っていた。

だが、大阪地裁判決では「隊長命令説は断定できない」としたのである。

従って判決日(3月28日)以降の被告側の出版物は違法である。

 

この「真実相当性」は、実は、この裁判の一番重要な争点だと筆者は考える。

この裁判では、「集団自決に関する隊長命令や強制のの有無」

が大きく取り扱われており、筆者も日本の現代史の記述に関わる重大な争点だと思うのだが、

裁判所の土俵の上の勝負は、「名誉毀損の有無」である。

法律的にいえば、原告側は名誉毀損を回復するため、

「『沖縄ノート』などの出版差し止めと謝罪広告」を求めているのだ。

その過程で「軍命の有無」が争点になっていると言うのが裁判所のこの訴訟に対する基本姿勢であるはずだ。

つまり、表面上は歴史裁判に見えても、「表現の自由」を争う裁判でもある。 

事実、被告側は控訴審の陳述でも、この点に重点をスライドさせて、

「(出版差し止めは)公共の利害に関わる言論を萎縮させる」とか「民主主義国家において、このような高度な公共事項に属する言論が制約されてはならない」とか、

「表現の自由」に力点を置いている。

 

以前にも書いたが、梅澤、赤松の両元隊長が集団自決命令をくだしていなかったとしても、原告敗訴はあり得ることである。

つまり裁判所の「真実相当性」の判断いかんにより、名誉毀損が退けられることがあるのだ。

「命令説を信じるに足る相当の理由」で出版したのであれば、

判決の時点で、著者や出版社が違法性を問われることはない。(名誉毀損は成立しない)

つまり原告、被告が最大の問題にしている「軍命令」がなかったとしても、原告敗訴はありうるのだ。


そもそも「真実相当性」という概念は、表現の自由を尊重するための制度であり、

仮に「真実と信じるに足る相当の理由」で出版したも関わらず、後に「異なる事実」が判明し、違法性を問われる可能性が残るとなると、

著者、出版社などの法的立場が不安定になり、表現の自由が損なわれることになる。

従って、事実誤認に基づく出版・表現によって損害を発生させたとしても法的責任は追及されないというのが「真実相当性」の主旨である。

今回のケースでは、大阪地裁の判決で「(命令説は)真実とは断定できない」という「(出版時とは)異なる」事実が判明したわけだが、判決日までに限って法的責任は追及されない。

しかしながら、一審判決以来7ヶ月に渡って、判決日以前と同じ記述の書籍を出版・販売を継続中であるから、

判決日以降の被告(大江・岩波)には名誉毀損が成立する・・・・

高裁判事がまともなら、このように判断するはずだが、さて。

以下引用は昨日(10月30日)の沖縄タイムス記事。

最終陳述要旨

[原告] 原因は米軍恐怖・家族愛

座間味島民の(戦隊長命令を否定する)新たな証言は、藤岡信勝・拓殖大学教授(新しい教科書を作る会)の意見書で、信用性と証拠価値は揺るぎない。

「万一の場合、日本人女性として立派な死に方をしなさい」と言われ、軍曹から手榴弾を受け取っていた宮城初枝は、梅澤隊長と再会した際、梅澤隊長らが「(初枝の)無事を喜んだ」と証言している。 住民の安否を心配してしてのことであり、自決命令とは矛盾する。 梅澤隊長が住民に自決を命じていないことは明らか。 

手榴弾を受け取っていた宮里育江の証言にも、梅澤隊長から伝令を通じて女性軍属5人に、「住民が避難している裏山に食料を持てるだけ持って移るように命令があった」とある。 避難住民と生き延びることを求めた梅澤隊長の意思が明確に読み取れる。

万一のため」の手榴弾交付は、非情な自決命令ではなく、住民の安心と尊厳を守るためになされた兵士たちの人間的な行動で、自決命令の証拠と言うのは論理のすり替えでしかない。

(被告側から)新たな証拠提出された垣花武一氏の証言は、日本軍が座間味の村の幹部に集団自決を指示していたという話を、座間味村の郵便局長から聞いたとしているが、話しは伝聞に過ぎない。 語る機会はいくらでもあったのに、これまでの証言では一切、触れられていない。

そもそも、(日本軍が村幹部に集団自決を指示していたという)昭和20(1945)年2月ごろ、島に米軍が上陸することは日本軍も想定していなかった。郵便局長の話に信用性はない。

被告側は、この裁判が原告らの意思によるものではなく、特定の歴史観に基づいて歴史教科書を書き変えようとする政治運動の一環で行われていると非難するが、原告らが自分の意思で訴訟を提起し、出版の差し止めを求めていることは明らか。

被告側は、原告らが「沖縄ノート」を通読していなかったことや、飛ばし読みしていたことを取り上げて避難するが、名誉毀損訴訟では、名誉毀損の記述があると認識があれば十分。事前の通読が必要とする被告側の主張は理解しがたい。

原告らが提訴した動機は、原告ら個人の名誉毀損の主張にとどまらず、集団自決が隊長の命令によって強制されたと言う虚偽の記載が公の書物に記載されていることへの義憤で、このまま放置できないと使命感だった。 教科書検定で、教科書から命令や強制が完全に削除されたことは、訴訟の目的を達したと評価できる。

集団自決の原因は、島に対する無差別爆撃を実行した米軍に対する恐怖や、鬼畜米英の思想、皇民化教育や戦陣訓、死ぬときは一緒にとの家族愛。「いざという時」のために渡された手榴弾など、さまざまな要因が絡んでいる。

軍命令という過度の単純化、図式化は、かえって歴史の実相から目をそらせるもので、集団自決を経験した沖縄県民の尊厳をおとしめるものにほかならない。

 

[被告] 軍管理の手榴弾を交付

座間味住民の「新証言」、1992年に制作された本人のビデオ証言や、母親ら他の体験者の証言者の証言、梅澤氏の陳述書などと重要な部分での相違がある。 藤岡意見書は、憶測でのつじつま合わせをしているにすぎず、証言は破綻している。

「沖縄ノート」に、座間味島や渡嘉敷島の隊長によって自決命令が出されたという記載はなく、隊長個人を特定する記載もない。隊長命令の記載だと決め付け、その真実性に証明責任を課すのは、日本軍の指示・命令で、多数の住民が「集団自決」に追い込まれたという重大な公共の利害に関わる言論を萎縮させる。

「太平洋戦争」は歴史的研究書で、「沖縄ノート」ハ歴史的事実に関する出来事への評論である。 記載されている事実の真実性・真実相当性については、過去の歴史的事実の確認の困難さを考慮し、歴史的探求の自由や歴史的事実に関する表現の自由に十分配慮した判断がなされるべきである。

沖縄戦の日本軍は「軍官民共生共死の一体化」のもと、秘密保持のため、住民には米軍の捕虜になることなく、いざというときは玉砕(自決)させる方針だった。米軍の捕虜となった住民を殺害し、住民にスパイの疑いかけて殺害した。 また戒厳令下の「合囲地境」と同様、県や市町村の行政を軍の統制下に置いた。

座間味村や渡嘉敷島の日本軍は、島が海上挺進戦隊の秘密基地だったため、防諜(ぼうちょう)のため、住民に島外へ行くことを禁じた。 米軍の捕虜になった時は「女は強姦され、男は八つ裂きにして殺される」などと米軍にたいする恐怖心をあおり立て、米軍上陸の際になることなく自決するように指示し、自決用の手榴弾を交付するなどした。 これらの支持は、毎月8日の大詔奉戴日に日本軍の将校が参加した儀式において伝えられた、あるいは日本軍の隊長が自ら訓示して行われた。 

手榴弾は日本軍の重要な武器で、部隊が厳重に管理していた。 隊長の了解なく住民に交付することなどあり得ない。戦隊長は、住民を捕虜にされ、群の秘密が漏れるのを防止するため、住民を自決させることにしていたからこそ、住民への手榴弾の交付を認めた。 

座間味島の梅澤隊長も渡嘉敷島の赤松隊長も、住民たちが軍の指示、命令に従って自決を決行しようとするのを知りながら、これを止めなかった。 自決命令は、最高指揮官である隊長の命令によるものというべきである。

この裁判は、慶良間諸島の「集団自決」は日本軍の指示・命令によるものではなく、住民は国に殉じるために美しく死んだのだと歴史観を塗り換えさせようとする目的で提起された。 国家権力を体現する軍隊の公権力の行使にかかる事実の誇示や、これに対する批判という極めて高度な公共的事項に属する表現行為を、軍隊の隊長だったものが封じこめようとしている。 民主主義国家において、このような高度な公共事項に属する言論が制約されてはならない。(沖縄タイムス記事)

                       ◇                                        

引用のタイムス記事(青文字)は、公平を装ってはいるが、あくまでもタイム記事。

控訴審で登場した二人の「新証言者」も、

原告側証人は名前が公表されている(宮平秀幸)にもかかわらず、座間味住民と、匿名にして「新証言」とカッコを付けた表現にして、いかにも怪しげな証言であるように印象操作している。

その一方、被告側証人は、「垣花武一」と記名し、証言とカッコ無いしで、いかにも信憑性があるかのように記載している。

 

引用の被告の「最終側陳述要旨」は突っ込みどころ満載だが、とにかく午後の高裁判決を聞いてから、ゆっくり論考してみたい。

高裁判決は、原告勝訴だと思う方、

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集団自決訴訟 明日高裁判決 

2008-10-30 08:39:54 | ★集団自決

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明日は「集団自決控訴審」の判決が大阪高裁で言い渡される。

当日記は原告勝訴を確信しているが、例え今回勝訴しても最高裁までもつれ込むことは想定内で、最終的には最高裁での勝訴確定を確信している。

物的証拠のないまま、20数年前に起きた出来事を当時の目撃証言にのみ頼る裁判だが、

体験者の生き残りが殆ど老人と子供だったため、老人は既に死亡しており、証言者の殆どは、60数年も前の、しかも子供の頃の覚束ない記憶が頼りの証言であり、それがこの裁判の難しさを物語っている。

今朝の沖縄タイムスは19面全面を使って「集団自決訴訟」の控訴審判決を特集している。

見出しと一部抜粋で記事を引用する。

 

命令根拠 どこまで認定

「集団自決」訴訟あす大阪地裁判決

≪控訴審で原告の戦隊長側は、座間味の戦隊長だった梅澤裕氏の命令を前面否定する住民男性の「新証言」を証拠提出。 村長ら村の幹部が、自決用の弾薬を求めて梅澤氏を訪ねたが、突き返されるのを間近で見ていたほか、村長が住民ら前に「部隊長が自決するなと命令されているので解散する」と告げたのを家族とともに聞いたとされる。 被告の大江・岩波側は、証言している男性の母親らほかの体験者証言との矛盾や、第三者の意見書で信用性を補強しようとする立証の不自然さなどを指摘し、証言内容の信用性に強い疑問を呈している。

また原告の元戦隊長側は、日本軍の「集団自決」の強制表現を削除させた、2006年度の教科書検定をめぐる文部科学省の態度についても、判決で明確に評価するように求めており、控訴審がどのように判断するかも焦点の一つだ。≫

最終陳述要旨

<原告>原因は米軍恐怖・家族愛

(省略)

<被告>軍管理の手榴弾を交付

(省略)

「集団自決」をめぐる経緯(省略)

集団自決」訴訟 控訴審の主な争点(省略)

 

上記記事の、「新証言」の住民男性とは、

座間味在住の宮平秀幸氏のことであり、

記事では述べられていないが、宮平証言は沖縄市在住の妹昌子氏の証言で補強されている。

 

                    ◇

3月28日に第1審の判決が出て、その7ヵ月後に控訴審の判決がでるのは、この手の裁判としては異例のスピードだと思うが、第1審で敗訴した後。3月29日、「上級審へ丸投げの大阪地裁

をエントリーしたが、何かの事故で記事が消失してしまい、敗訴の落胆も重なって書き直す気もなく超手抜き記事でお茶を濁した記憶があるが、某サイトで当該エントリーをコピペしていた方がおられたので、判決日を前にそれを再コピペして再掲します。

中には消失前にお読みになった方もいるかと思いますが、その場合はスルー・・・・いや、やはり読んでください。

第一審判決前は被告側が、敗訴を想定していた様子が良く分かります。

                  ◆

【以下消失記事の再掲です】

「集団自決」にからむ3月28日の大阪地裁は原告側敗訴の判決を下した。

敗訴を想定していた岩波側は狂喜乱舞したようだが、

この手の裁判は、第一審がいずれの勝訴でも、控訴そして最高裁までもつれ込むことは想定済みのことだった。

第一審の判決の日の渡嘉敷島の様子は「新証言がなければ勝てなかった」 岩波側の本音

一審敗訴を想定していた被告側


スポーツのルールを当てはめると、一回の試合で勝負を決するのではなく、勝負は三回戦。

ただスポーツルールと大きく違うのは試合の勝数の多さで競うのではなく、

第三試合、つまり最終試合で勝ちをおさめたものが、全試合を通しての勝者になることである。

従って第一、第二試合で連敗しても第三試合で勝てば勝負は勝ちなのである。

いうまでもないが二勝一敗での敗訴決定もあれば、一勝ニ敗での勝訴もありうる。

一審敗訴を受けて原告側は当然のごとく控訴したが、控訴にあたって原告弁護団は次のような声明を発表している。



沖縄集団自決冤罪訴訟
原告弁護団 



平成20年4月2日 



控訴にあたって
http://blog.zaq.ne.jp/osjes/archive/200804/1

沖縄集団自決冤罪訴訟
原告弁護団 
    
本件判決は、法解釈の次元においても、事実認定の次元においても、不当なものであり、その理由中の論旨をつぶさにみれば、いかに裁判長が偏見をもって判決を書いたかが、浮き彫りになっている。

(1) 誤信相当性の取り違え  

(略)

(2) 旧検定意見への依拠  

(略)

(3) エピソード等の読み違え 

(略)

(4) 被告大江の外堀を埋めた判決 

(略)


(控訴にあたって   原告弁護団 04/06)




                    ◇

原告側は判決に対して上記(1)~(3)の部分については大きな不満を示しても(4)の部分には満足しており、

「控訴審では、原審で弄し続けた匿名論、曽野誤読論、タテの構造論といった文学風まやかしをはぎ取られた被告大江・・・」というように、

第一審判決は控訴審へ向けての議論の「地ならし」であり、「叩き台」であるという捉え方をしている。

今回の裁判は「元軍人VS大江・岩波」といった表面に現れた個人的思惑の訴訟ではなく、

「大江・岩波」に象徴される「悪しき戦後レジームVS日本の名誉」という構図で見ると分かりやすい。

当然「大江・岩波」の被告側に朝日新聞を筆頭にする左翼マスコミ、「朝日文化人」や一時ほどの勢力は無いにせよ30万人の組織を持つ日教組なども被告側の弁護に回っている。

去年の「11万人」集会の一ヶ月前、日教組の定期大会が都内で開かれていた。

その席で、特別決議文が採択されたが、その中に次のようなくだりがある。

≪係争中の大江・岩波裁判について「一個人の名誉棄損の訴訟であり、その主張が沖縄戦の全体像を表しているとは言えない」≫

日教組が撤回決議 集団自決の軍関与「明らか」  (琉球新報8/29 16:05)

この時点の日教組は明らかに大阪地裁での敗訴を予想していた。

⇒ 日教組が敗北宣言 「軍命の有無」裁判で



サヨク勢力の常套手段だが、形勢不利となると論点すり替えの奥の手を出す。

地元紙で御馴染みの「識者」の意見も、その頃から「直接の軍命の有無は問題ではない」と言い出していた。

この裁判は日教組の言うような「一個人の名誉棄損の訴訟」ではない。

沖縄の左翼は、日本の全左翼勢力の存亡をかけた天下分け目の戦いと位置づけていたはずだ。

そして裁判ではどうあっても勝訴して「日本軍の残虐性」を証明し、これを教科書に記述しなければならなかった。

だが、「11万人」集会一ヶ月以前の状況は、明らかに原告有利だと言われていた(沖縄マスコミを除き)。

沖縄マスコミは被告支援活動の象徴として、全国の各議会の決議を募り「9・29県民大会」への大動員を企画した。

結果的には「11万人」集会をマスコミの協力の下に「大成功」させ「11万人」という虚数を全国的に定着させ、政府文科省や裁判長にまで影響を与えることになる。

再度強調するとこの裁判は去年日教組が弱気のあまり逃げを打ったような「個人レベル」の裁判ではない。

日本の正統保守が「戦後レジーム」と対決した日本の名誉をかけた裁判である。

「大江・岩波」に代表される戦後レジームは「残虐な日本軍」を教科書に記述させて日本を貶めることを企む。

「集団自決」を特集している「ダイジェスト版世界日報」はこの裁判の意味を次のように説明していた。

≪「軍命令による集団自決」は、その後、左翼勢力を中心に、沖縄戦の最大の悲劇であり、沖縄戦の特徴と喧伝(けんでん)されてきた。(略)
 最近でも自衛隊の音楽演奏会が中止されたり、自衛隊員を父に持つ子供が「お父さんは人殺し」などと教師に言われて、深く傷ついたという話があるほどなのだから。  故に原告側は「二人の名誉回復だけにとどまらず、日本の名誉を守り、子供たちを自虐的歴史認識から解放して、事実に基づく健全な国民の常識を取り戻す」裁判と位置づける。 もちろん、教科書にある記述も全面的に見直しを求められよう。(地裁判決前に、記述修正が行われ、関係者を驚かせたが、これも後述する)。
(略)≫(VP臨時増刊号「 沖縄戦「集団自決」から62年 真実の攻防」 緊急出版!)

このように日本の左右両派にとって天下分け目とも言うべき重要な裁判を「一個人の名誉棄損の訴訟」と矮小化することは、日教組は昨年の「11万人」集会以前の時点では、この裁判の敗訴を悟り、「敗北宣言」をした。

この裁判の特徴は、伝聞と推測だらけの被告側証言に比べて、原告側の有り余る客観的反証に油断したのか、

原告側は専ら法廷闘争という正攻法に終始し、被告側の苦し紛れの場外乱闘(「11万人」集会等)を拱手傍観した。

元々明確な証拠の無い「大江の記述」が相手だけに、原告側の客観的反証とは言っても、法律バカが喜ぶぶような確固たる物証は乏しい。

してみると裁判官が「場外乱闘」を判断基準に取り入れてもおかしくは無い。

何しろ「個人的裁判」と弱気だった被告側が、

「11万人」集会以後は、この裁判は「沖縄県民を敵に廻す裁判」と強気の態度に豹変するのだから。

「場外乱闘」恐るべし。

裁判長が、たじろぐのもむべなるかな。



この裁判は日本を貶める勢力に対する、

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 【再掲終了】           ◆

 

明日の大阪高裁判決は、

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ヘリコプターマネー ノーベル経済学者がお墨付き!

2008-10-29 09:14:02 | 県知事選

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昔々あるところに 不景気にあえぐ国がありました。 

 国民は毎日天を仰いでため息をついていました。
 
年の瀬も迫った或る日のこと。
 
突如、天下からお札が降ってきました。
 
おお! これぞ天の恵み。
 
不思議なことにお札は、金持ちの家を避けて、
 
貧乏人の家を狙い撃ちで降ってきたのです。
 
お陰で世の中は景気が良くなり、

国民は幸せに暮らしました。
 
めでたし。 めでたし。

定額減税:現金など直接支給の給付方式…

 政府・与党は28日、月内にまとめる追加経済対策の柱となる定額減税(総額2兆円規模)について、現金などを直接支給する「給付金方式」に変更する方向で最終調整に入った。法改正が必要ないなど減税方式に比べ手続きが単純で、与党が強くこだわっている「今年度中の国民の生活支援」を実現しやすいため。「減税方式」では恩恵が及ばない所得税や住民税を納めていない低所得者層にも一律に恩恵が及ぶことも重視している。

 政府・与党は当初、橋本政権(当時)が98年に行った定額減税をモデルに、夫婦と子供2人の「標準世帯」に6万5000円程度の減税(所得税・住民税の合算)を行う一方、所得税・住民税を納めていない年金生活者らには別途「臨時給付金」を支給する方針だった。

 しかし、二つの仕組みが併存して手続きは非常に複雑。また、税金を源泉徴収されるサラリーマンなどは給与から天引きされている所得税額を減らす形で年度内実施が可能だが、自営業者などは確定申告が間に合わず、減税時期が09年度に後ずれする可能性がある。

 さらに、地方税である住民税は毎年6月を起点に毎月の納税額が決まる仕組みで、年度途中で減税を実施するには複雑な再計算が必要になる問題もある。

 政府・与党は世帯単位で支給額を決め、市町村の窓口で現金を直接交付する案を軸に年末までに給付金の具体像を決める方針。「生活者支援」を徹底するため、高額所得者を給付対象から外したり、子育て世帯への給付を手厚くすることも検討する。【赤間清広】

                    ◇
                                              
 
おお! これぞ天の恵み。 
 
貧乏人にとっては、天から金が降ってくる嬉しいニュースではないか。
 
つまり、これまで定額減税を行うといってきた政府が、減税では「得々感」がないので、
給付金方式に変更するという。
 
定額減税だと、税金を支払っていない低所得者層には恩恵が及ばない。
 
「カネは天下のまわりもの」というのなら、
低所得者にも恩恵を行き渡らせる給付金方式が良い。

言葉を変えれば消費者にカネをバラ撒くという方式である。

景気は気の持ちようで変化する。

お札をバラ撒くには、撒く人も重要である。

貧乏神の顔をした福田首相がバラ撒いても、

仏頂面の小沢首相がバラ撒いても、

国民は萎縮して、景気は良くならない。

だが、陽気にホテルで飲食する麻生首相がバラ撒けば、

景気は浮揚する。


 
経済学には、景気に刺激を与える為、ヘリコプターから金をバラまけという「ヘリコプターマネー」という理論もある。
 
では、バラ撒く札束の財源はどうするか。
 
札束は輪転機で印刷すればよい。
 
どこかの国のように国家ぐるみで他国のお札を刷れば、犯罪国家になる。
 
だが、自分の国が自分の国のお札を刷って何がわるい。
 
でも、紙幣の発行権は、日銀にあって紙幣の発行にはムツカシイ通貨理論がムニャムニャ・・・・日銀の独立性も尊重ムニャムニャ・・。
 
ところが、政府が札束発行権を日銀から奪って札束を印刷してバラ撒けという「丹羽理論」がある。
 
そんなことをしたらハイパーインフレになってしまうと反論する学者があるが、
 
「札束印刷論」を唱える丹羽春喜教授によれば、日銀ではなく政府がこれをやればインフレは避けられると言う。
 
丹羽理論について、その詳細には立ち入らないが、
 
暇と興味のある方は「政府紙幣発行」でハイパーインフレは発生せず 
 
日本の経済学者がいくら御託をならべても信用できないって?
 
だが、ノーベル経済学者もそう言っていると言えば信用できるだろうか。
 
いやいや、文系分野のノーベル賞(平和、文学、経済)なんて信用できたものではない。
 
大江健三郎が一番の見本ではないか。 
 
大江がノーベル文学賞を取った経緯を知れば、この賞のいかがわしさが分かる。
 
 '08.10.18 ●渡辺 望氏 「ノーベル賞作家」という虚構 -大江健三郎への再批判- 


それに最近のノーベル経済学者の経済理論なんて、詐欺師の理論のようなもので、
 
ショールズ、マートンという二人のノーベル経済学者が名を連ねた大規模ファンドLTCMの破綻はどのように説明するのだ。  
 
二人は名前だけではなく、資金運用面でもLTCM を理論的に指導していたではないか。
 
それが破綻した結果、アメリカの証券市場そのものを揺るがした空前の損失を出したではないか。 
 
ノーベル賞経済学者は、ヘッジファンドやデリバティブといった金融工学という名の経済理論の危うさを身をもって証明してしまったではないか。
 
ノーベル経済学賞に対する信用はすっかり失墜してしまったが、昔のノーベル賞経済学者は偉かった。
 
話を「ヘリコプターマネー」に戻そう。
 
最近の詐欺的経済学者に比べて、昔の偉らーいノーベル賞経済学者が、日本経済の浮揚に「ヘリコプターマネー」を推奨しているのだ。
 
昔々筆者が学校で経済学を学んだとき(授業内容は皆忘れたが)、教科書としてその著書を使ったことがあるポール・サミュエルソン教授が、10月25日の朝日新聞で、次のようなことを書いている。
 
この危機を終わらせるためには何が有効なのか。それは、大恐慌を克服した「赤字をいとわない財政支出」だろう。極端にいえば、経済学者が『ヘリコプターマネー』と呼んでいる、紙幣を増刷してばらまくような大胆さで財政支出をすることだ」
 
サミュエルソン博士がノーベル賞を受賞したのは40年も昔のことで、最近の「金融工学」云々の詐欺師経済学者とは役者が違う。
 
今回の「ヘリコプターマネー」は総額は2兆円規模だそうだが、これでは小さいすぎて景気浮揚にはつながらない。
 
何年か前に公明党主導で行った地域振興券の総額六千数億円に比べれば多いが、金はチビチビ使わず一気に使ってこそ、その効果は大きい。
 
ジョッキ一杯の水に角砂糖を一個入れても甘く感じないが、
 
甘さを知覚させる為には、チビチビ一個単位で増やさずに、一気に10単位で増やしてこそ効果はある。
 
「印刷をしてバラ撒けばよい」のだから、この際2兆円などとケチなことはいわずに、少なくとも20兆くらいバラ撒けばよい。
 
金持ちを除いても一人当たり20万円 くらいのカネを国民にバラ撒いたことになる。 
 
家族四人なら80万円になり、以前の地域振興券のようなケチな買い物だけでなく、企業の経済活動への本格的刺激になる。
 
政府が本気で景気対策を考えるなら、最低でもこのくらいのバラ撒きは必要だろう。
 
それでも足らなかったらどうするかって?
 
又刷ればよい。
 
何しろ「ミスターノーベル経済学賞」ともいわれるサミュエルソン博士のお墨付なのだ。
 
 
で、ご老公のサミュエルソン先生のお歳はって?
 
93歳!
 
うーん、このお歳でおカネを増刷してバラまけとは!
 
お元気なのは結構だが。
 
まさか、カニ(金)ハンリてはいないでしょうね。
 
                    ◇                 

※カニハンリル⇒沖縄語で「金(金具)が外れる」
 
転じて⇒もうろくする
 
「たがが外れる」
 
⇒「桶・樽などの箍(たがー金輪)が外れる」⇒調子がおかしくなる
 
【追記】

定額給付金は全世帯に、所得制限見送り…自公が最終合意 (10月29日 14:25)
 
当初は、税金も払っていない貧乏人と、金持ちは対象外としたが、

結局計算が面倒くさいので全所帯が対象ってこと。

で、どれくらいもらえるの?

こういうことらしい。↓

総額2兆円を2008年3月末現在の全国の世帯数で単純に割れば、1世帯あたりの給付金は3・8万円になる。実際の給付額は家族構成によって異なる。≫
 
どうせバラ撒くならせめて10万くらいは欲しい!
と思う方、
 
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戦争勃発!小林よしのりvs佐藤優

2008-10-28 09:20:57 | 未分類

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有名漫画家の小林よしのり氏と、これも有名評論家の佐藤優氏が沖縄の集団自決に関する教科書問題で、論戦・・・いやそんな生易しいものではなく、“戦争”勃発中だという。

その両者が沖縄で、同じ日の同じ時間帯で別々に会場を借りて講演会をするという。

集団自決や教科書問題に興味を持ってブログで書いてきた当日記としては、出来れば両者の講演会を聴講したかったのだが、「小林講演会」は那覇市のパシフィックホテルで行われ、「佐藤講演会」は宜野湾市のカルチャーセンター。

結局、当日は「佐藤優講演会」を聴講に行った。

タイトルは『沖縄から見た日本と世界』で、主催者は浦添地区労働組合協議会と国際労働者交流センター(LCLS)。

開会前にLCLSの説明があったが、「九条を護り中国、韓国などアジアの国と連帯云々・・」と言うので左翼団体ということだけは分かったが詳細は分からない。

3時開演なので2時半には会場に着いたのだが、会場内では左翼代表のフォーラムをやっている様子で、入場できず10数人の客が開場を待っていた。 

待っているのも退屈なので、ドアの隙間から会場内を覗いて見たら、

太田昌秀元県知事、海勢頭豊氏等の沖縄の有名な左翼知識人が舞台にずらりと座り、舞台下の記者らしき二人と何かやり取りをしていた。 客席にはメンバーらしき人が約20名で、舞台上のやり取りを見学していた。

一般客が入場できたのは3時直前だったが、前から会場にいた太田元知事、海勢豊氏や約20名のメンバーらしき人も殆ど残って最後まで講演会を聴講し、結局入場者は80名前後だった。

初めて見る「ナマ佐藤優」の第一印象は、切れ者の外交官僚・・・というより、失礼ながら、思ったより小柄なメタボオヤジ。

本人もそのことを承知で開口一番、自分の体形の話で笑いを取っていた。

「私はめったにテレビには出ませんが、その理由はテレビは実物より横に広がって写るので、画面からはみ出したら困るからです」

一言でメタボオヤジと評したが、160cm一寸位に見える小柄な体だが、その胴回りの大きさは尋常ではない。

体重は、本人が白状するには現在103kで、最高時は112kあったがダイエットしてここまで落としたと言う。

ちなみに逮捕される前は70k台だったという。

メタボオヤジを映像で説明すると、芋洗坂係長の顔の部分を角刈りの武蔵丸に付け替えた感じ。
 
 
武蔵丸
 
 
テレビにはあまり出演しないので、喋りが得意でないのかと思ったが、講演なれしているのか思ったより能弁で、1時間10分ほどの講演を原稿もメモも見ることなく一気にしゃべり通した。
 
内容は自分のアイデンティイからグルジア問題に至る広範囲な話題を広く浅く、自分のユニークな体験を交えて興味深く話し、質疑応答にも丁重に答えていた。
 
ただ、演題の小項目の中に「沖縄は同調圧力の島か」があって、終始小林よしのりを意識した発言をしていた。
 
「小林よしのりが沖縄を書くのは金儲けのためである」
 
「金儲けには品性のある金儲けと品性のない金儲けがある」
 
「小林氏の金儲けは品性がない」
 
と手厳しいが、どこが品性がないのか詳しい説明はなく、沖縄の新聞が偏向しているという批判に対しても、
 
「沖縄の新聞は、賛否両論を掲載するので公平であり、偏向はしていない」・・・とのこと。 
 
この方、沖縄の新聞の言論封殺に付いてはご存じないようだ。
 
                     *

佐藤氏は元々保守を自認し「天皇制」を認めるが護憲だという。

その議論を読んでも、意味不明で、9条を改正すると共和制になって日本の伝統的な国体の破壊になり、結果的にはファシズムに通じる。

従って、「天皇制」を護る為に護憲であるべきだ、とまるで凡夫には理解しがたい論理を展開している。

ただ「天皇制」について佐藤氏は講演で次のように説明した。

「私は天皇制という言葉は使わない。これは日本共産党の1932年テーゼから来た言葉である」(要旨)

「天皇制」については当日記も2年前の『朝日の天皇制論 「本音では打倒だが・・仕方ないか」』で次のように書いている。

興味のない方はスルーを・・・。

 ≪ある思想・信条を持つグループがその思想をある言葉に秘めて使い続けると、その言葉を聞いた瞬間一つのイメージの呪縛に取り付かれる。

「天皇制」と言う言葉は本来共産党が、自分達の天皇に対する呪いの言霊を込めて使った造語であり、日本の歴史には左翼の登場以前には存在しない。

1922年、日本共産党が秘密裏に結成され、「君主制の廃止」をスローガンに掲げた。

1932年のコミンテルンテーゼは、共産主義革命を日本で行うため日本の君主制をロシア帝国の絶対君主制であるツァーリズムになぞらえて「天皇制」と表記した。(この日本共産党に対する指令が有名な「32年テーゼ」でこれについては稿を改めて書きたい)

そして天皇制と封建階級(寄生地主)・ブルジョワジー(独占資本)との結合が日本の権力機構の本質であると規定した。

第二次世界大戦が終結するまで「天皇制」は共産党の用語であり、一般には認知されていなかったが、現代では共産党と関係なく一般にも使用されている。

戦後の新聞メディアは戦前の反動で左翼に傾き共産党造語の「天皇制」を唯々諾々と使用し一般にも無抵抗に使用され出したのだ。 その意味では共産党の作戦は一部成功した。

今でも共産党の「天皇制廃止論」に従う人はこの言葉に呪いの言霊を込めて「天皇制」、「皇民化政策」等と使用している。

二つの新聞が言論・思想を牛耳る沖縄では「天皇制」に対し、特にこの傾向が多く見られる。

地元新聞の活躍で沖縄では、「天皇制」と言えば、「軍靴の響き」、「戦争」、「侵略」、
「住民虐殺」等々と言霊が彷徨い出して来る。

最後にはコミュンテルンが指令した「32年テーゼ」つまり「天皇制打倒」と言うスターリンの亡霊にまでたどり着く。

「天皇制」は日本共産党内部の「業界用語」であり、その後には当然の如く「打倒」と言う言葉が対句で連なり「天皇制打倒」で熟語は完成する。

しかし、沖縄メディアの師匠・朝日新聞といえども80%を常に超える支持率には抗す術も無い。

「本音では打倒したいが、仕方が無い・・・」、と言うのが本音なのだろう。≫

                    *

 

 佐藤氏が天皇を認めるといいながら昨年の沖縄の教科書騒動から、沖縄左翼に急接近し始めた動機は何か。

本人の母が沖縄の出身で「自分に流れている沖縄の血が騒ぐ」からだとその動機を語ったが、

本人は東京生まれの本土育ちであり、これまでは「沖縄の血」をあまり意識しなかったという。

それが昨年、「集団自決裁判」にからむ教科書問題で、沖縄が全国的に報道されるようになるや、佐藤氏は突然沖縄のマスコミに急接近を始め、必然的に沖縄左翼との接触も開始する。

その結果、沖縄に於ける講演会は勿論、琉球新報には連載コラムも持つようになった。

その動機は、日本の論壇の売れっ子になった佐藤氏だが、左翼読者の支持を得る為には、どうしても岩波の権威を借りて評論家としての確固たる地位が欲しかったのであろう。

雑誌『論座』の廃刊などと、最近衰退が著しい左翼論壇だが論壇での権威付けには岩波との接触は、佐藤氏にとってはまだ光を失っていないのだろう。

「集団自決裁判」の被告は岩波書店であり、同時に岩波権威の象徴ともいえる大江健三郎である。

さらに事件の発端は沖縄タイムス刊の『鉄の暴風』である。

しかも幸運なことに自分には半分は沖縄の血が流れている。

沖縄をキーワードにしたら、こんなオイシイ話を前にして血が騒がない方がおかしい。

・・・とばかりに、先ず去年は沖縄タイムスに接触し、講演会を開いた。

更に岩波との接着剤は「護憲」である。 

「天皇制支持」⇒「沖縄の血」⇒「沖縄タイムス」⇒「護憲」⇒「集団自決」⇒「岩波書店」・・・とまるでサーカスの綱渡りのような離れ業だが、

沖縄左翼は佐藤氏の中央論壇での名声に、一も二もなく取り込まれてしまった。

これまで沖縄問題では他人事だった佐藤氏が、

急遽沖縄タイムス記者のブリーフィングを受けて行った講演会は悲惨なものだった。

沖縄タイムス 2007年9月1日(土) 朝刊 31面  
 
保革超えた政治闘争必要/佐藤優氏、那覇で講演

 ≪復帰三十五周年記念フォーラム「沖縄の現状と展望」(主催・同実行委)が三十一日、那覇市内のホテルで開かれた。起訴休職中の外務事務官の佐藤優氏が講演し、沖縄戦の「集団自決(強制集団死)」が削除された教科書検定問題について「とんでもないこと。軍が存在しなければあの悲劇はない。それ以上の議論は必要ない」と主張した。≫
 
佐藤氏は、沖縄戦の実態を記した『鉄の暴風』を例に「沖縄戦とはこういうものだ、とつくりあげたことに、それ以外の人たちがアンチを言うのは世界でも珍しい。歴史認識の問題というより、レベルの低い話だ」と強調した。≫

 

『鉄の暴風』を批判するのはレベルが低く、教科書から『集団自決』が削除された・・・これが去年までの佐藤氏の沖縄戦への認識だった・・・現在はもっと勉強しているとおもうが。

 

さて、先日(10月25日)の講演会に戻るが、

「全体主義の島」を煽る小林よしのりを、支援する沖縄の知識人がいるのはおかしい、

と「小林講演会」にも出演したM教授を名指しで非難し、

M教授との公開討論を企画してくれと、会場の記者に要請していた。 

それだったら小林よしのり氏本人との公開討論が本筋だと思うのだが。

本人が相手では怖いのか。

それにしても小林よしのり氏を沖縄の知識人が応援するのが何故悪いのか理解できない。 

佐藤氏に名指しで公開討論を挑まれたM教授と思われる方のブログはこれ影のスタッフ

佐藤氏の琉球独立論は支離滅裂で凡人には理解不可だが、とにかく講演を通して、やたらと(新)帝国主義とかファッシズムという言葉が頻出し、

「美しい~」とか「誇りある~」という言葉が出たらファッシズムの現われだ、と小林よしのり氏を明らかに意識した暴論を吐いていた。

そして小林氏らが行っている「全体主義の島キャンペーン」を、

たかが漫画家のやること、と放置すると大変なことになるので、今のうちに潰しておくべき・・・とのこと。

佐藤優氏が言論弾圧主義者とは知らなかった。

おそろしや↓ 戦争勃発だって。

 

当日記も佐藤優氏についてはこんなに書かしてもらっている。

佐藤優の「丸投げ評論」

佐藤優氏の歴史認識の誤り 保革超えた政治闘争?

教科書は人民裁判で 「佐藤優の教科書論」

県警発表「4万2千人」 11万人は幻だった

沖縄にも佐藤優バブルが!

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中国の日本侵略 人間爆弾発射!

2008-10-27 07:11:07 | 未分類

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中国人同士の子に日本籍 出産直前、日本人と偽装結婚2008年10月27日3時2分
 中国人の女が、同居する中国人の男との間にもうけた男児を出産する直前、日本人の男と偽装結婚し、生まれてきた男児に日本国籍を取得させていたことが警視庁の調べでわかった。同庁は、子供に日本国籍を与えることで、自分も日本で働き続けるのが目的だったとみている。

 男児は現在、中国で暮らしている。中国の事情に詳しい同庁の捜査員は「同じような経緯で日本国籍を得た子供が中国国内に確認されている。具体的な数はわからないが多数だ」と証言する。今回、明らかになったケースは氷山の一角とみられ、偽装結婚をめぐる新たな問題が明らかになった形だ。

 組織犯罪対策1課と練馬署などによると、女は姜欣欣被告(27)=電磁的公正証書原本不実記録・同供用罪で起訴。01年10月に留学のため入国し、千葉県の私立大学に通うなどしていた。06年9月、長野県岡谷市の日本人の男(47)=同罪で起訴=との間で、婚姻届を出すだけの偽装結婚をしたとされる。

 姜被告はその2カ月後の06年11月、男児を出産。日本名が付けられ、岡谷市の男の実子として戸籍に記載された。

 しかし、男児は実際は、姜被告が同居していた不法就労ブローカーの陳錐被告(33)=入管法違反罪などで公判中=との間の子。姜被告は偽装結婚後も陳被告と暮らし、出産後は男児と3人で生活。大学へ通いながら東京・秋葉原の免税店などで働き続けていた。姜被告は「偽装結婚は日本で長く働くためだった」と供述したという。姜被告は、男児誕生から約半年後、岡谷市の男と「離婚」した。

 男は警視庁に「姜被告は初めて会ったときからおなかが大きかった」と話したという。男は、偽装結婚を仲介した長野県のブライダル会社から54万円の報酬を受け取っていた。

一方、陳被告も07年2月、長野県箕輪町の女(40)=電磁的公正証書原本不実記録・同供用罪で起訴=と偽装結婚している。

 姜被告は今年4月、出身地の中国・山東省に男児を渡航させ、男児は姜被告の親族に育てられているという。

 法務省によると、姜被告の偽装結婚に伴う罪が確定すれば、手続きを経て男児の戸籍が訂正され、日本国籍を失うことになる。しかし偽装結婚が摘発されず、偽装結婚の事実が法的に認定されない場合は子供の日本国籍は維持される。問題を解決するには摘発を続けるしかないのが現状だ。

                                             ◇

このニュースをNHKニュース(偽装結婚で子どもに日本国籍
10月27日 4時29分更新 動画あり
)で知ったときは、

偽装結婚で出来た子供でも、実際に夫婦関係があって子供が出来たわけだから、

その瞬間偽装結婚ではなくなり正式な結婚になるので、何が問題なのかと思った。

本来偽装結婚の相手は、お互いに心も体も赤の他人のはずだが、

中には手続き上で会っているうちに、お互い気心が通じ合って恋愛に変わっていくこともあるだろうし、

そんなテーマの映画もあったくらいだ。

ところがビックリ、今回のケースは全く想定外で初めての逮捕だと言う。

いよいよ、人海戦略による中国の日本侵略が始まっているのか。

目に見える例では、自衛隊員の中国妻が問題になっているが今回のケースは見えないだけにより深刻である。

これがうまくいくようだったら、日本滞在中の中国人男女の間に子供が出来たら、日本人と偽装結婚し子供が生まれたら離婚して、今度は子供の実の父親の中国人と結婚すればよい。

その瞬間、中国を祖国と思う「日本人家族」が三人誕生することになる。

このようにして中国人が日本に殖民してきたら、日本が中国の文字通りの「植民地」になるのも時間の問題である。

日本に祖国意識を持たない中国系「日本人」がこのようにして増殖できるなら、日本侵略のための軍備に金を使う必要もないわけだ。 クワバラ。 クワバラ。

                    ◆

対馬に於ける韓国人の「侵略」にも拱手傍観だが、更に中国、韓国の「日本侵略」に手を貸す連中が国内にいる。

外国人の日本留学試験を中国語、韓国語で出来るようにするというのだ。

沖縄の高校教師トラネコ先生が憤慨して、怒りのエントリーをしているので紹介する。

                   ◆

以下引用

文科省はもういらねw

2008年10月27日

10月27日の0時すぎて緊急怒りのエントリ

文部科学省は25日、日本に留学を希望する外国人の学力を
判定するために実施している「日本留学試験」について、
新たに「中国語」と「韓国語」で出題する方針を固めた。
受験者数の9割弱を占める中国と韓国に配慮することで、
さらに両国から多くの留学生を呼び込み、
留学生30万人計画を早期に実現するのが狙いだ。

これまでの試験問題は、「日本語」と「英語」で出題していた。だが、
2008年6月の試験では、受験した1万9206人のうち、
中国人が74%、韓国人が14%と、両国で9割弱を占めた。
文科省は、さらに両国の受験者を増加させると同時に、
言葉の壁を超えた基礎学力を測るために両国語の導入を決めた。

*+*+ YOMIURI ONLINE 2008/10/26[**:**] +*+*
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20081026-OYT1T00204.htm

今日はタメ口で書く。

馬鹿も極まれりとはこのことだろう。
本当に日本政府ってまともに機能しているのか?


普通どこの国でも海外留学生の学力試験とは、
その国の言語で行うのが通常ではないのか?
学力を測るとは言っても日本語で理解できるかどうかが重要だろ。

我々でも英語圏の学校に留学する場合は、
アメリカではTOEFLとかTOIECを受けて合否や留学先を決める。
だって英語圏の学校では英語で授業やってるわけだし、
それを理解できないと授業についていけなくなるからだ。
だから日本語圏の学校、つまり日本に留学希望の学生には
日本語の学力試験があるのは当然だろう?
ちなみに中国や韓国の学校に留学する人は
日本語でOKなのか?

それで仮にその試験で日本に留学してきた学生は、
日本の大学での講義はわかるのか?
それともわからなくても、中国サマと韓国サマからおいでの立派な学生サマには、
全員に無条件で単位をお出しいたしますってことか?

しかもこの留学生には返還無用の奨学金を年間170万円だっけ?
タダでくれてやるんだとさWWW
日本人への奨学金は60~75万円余りで返還義務があり、
返還しない人は罰則を設けるって、お前ら文科省はどこの国の政府機関だよっ(怒)

早期に中国・朝鮮人の30万人留学を
実現するメリットって何なんだ?


俺にはこれがどうしてもわからない。
国民の税金を使ってなんで、ここまで特亜に優遇してやらねばならないんだ?
わからん、誰か賢い人教えてくれ。

お前ら馬鹿政府はそんなに日本国民が嫌いか?そんなに売国が楽しいか?
早く中国みたいな全体主義国家にしてチベット人殺しみたいなことやりたいのか?

文部科学大臣の塩谷立(しおのやりゅう)ってどんな馬鹿なのかググってみたら、
ハ~~~~~ため息出たわ。日韓友好議員連盟、日朝・日韓の相互交流、
相互友好親善促進を目的とする朝鮮通信使交流議員の会幹事
だってよ。
こいつはチョーセン大好き売国奴だということがわかった。終わってるなW

その前の鈴木恒夫も同じく日韓友好議員連盟だが、
まあ媚中のチンパンジーの内閣だったから仕方ないが、
麻生太郎、お前にわずかながら期待してるのに、なんだその人選はよおっW
なめてんじゃねーよ、国民をW

それから26日の中国中央テレビによると、訪中していた麻生太郎首相は25日、
同テレビの番組の収録で、過去の植民地統治と侵略に深い反省と謝罪の意を示した。
とか報道されてるけど、反省なんかするな、馬鹿W
お前の祖父さんの茂、あの世で泣いてるぞw

いつになったらあの悪魔の「村山談話」の呪縛から
解かれたまともな政治家が出てくるのかね?

もうこうなったら革命だな、革命!
共産党はいまだレーニンを信仰しているからやってくれるかも知れないぞ、
レーニンの「暴力革命を!
暴力、武力で政府をぶっ倒すしかないんじゃないか。

毛沢東は「革命は銃口から生まれる」って言ってたし、
いいじゃん、シナ大好きな連中多いからシナの真似したって。
もうね、アナーキズムでいくしかない、
いっぺんすべてをぶち壊しゼロにしてやり直すか、
でもなあ、そうなったら中国の思う壺だしな・・・

もう俺が昨日書いたように中国の日本侵略は着々と進行中だな・・・・・・・・
よかったなあ、媚中、媚朝鮮の売国奴さん方よ♪
お前らの大好きなシナ様のもとで卑屈な奴隷生活も間もなくだな♪

今後の人生もう一度よく考えなおそ・・・・・・・。
 
                   ◆
引用終了
 
沖縄の新聞が紹介する教師のイメージとは全く異なるトラネコ先生の怒りの発言です。
 
表現は多少過激ですが、主旨には当日記も全面的に賛同するので付け加えることは何もありません。
 
だが、蛇足を一行だけ。
 
日本つぶすにゃ原爆いらぬ、人間爆弾送りゃ済む。

 

もう一つ蛇足。

中国語で受験して日本に留学した中国人学生の男女が、子供を作って、上記記事の「偽装結婚」したら・・・・

政府が努力して増やした留学生のなかから、日本語を知らない中国系「日本人家族」が、いとも簡単に誕生することになる。

これは日本の危機であると思う方

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学校の怪談ー深夜の儀式

2008-10-26 08:17:12 | 未分類

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夜の学校は昔から気味の悪いもので、遠い昔の小学6年の頃、学校に幽霊が出ると言う噂に、夜の学校の廊下をおそるおそる探検した記憶がある。

今では『学校の怪談』として映画のシリーズになっているくらいだが、怖い夜の学校でも特にトイレが恐怖スポットだ。

トイレの紙をくれ は昔から定番だった。

プライベートで恐縮だが、三女の名前が一字違いのハナコなので、よく学校でトイレの花子さんとからかわれるとこぼしていた。

とにかく今も昔も夜の学校は怖いもの。

                   *

「11万人」集会の行われた宜野湾海浜公園の前の大通りから一歩入った住宅街にその中学校はある。

宜野湾市立マキシ中学校という名前も、

「学校の怪談」シリーズか楳図かずおのホラー作品に登場するなら学校なら、「魔死奇中学」がお似合いだっただろうが、

実際のその学校の名は、所在地名からとった真志喜中学校というごく平凡な名前。

10月21日の午後10時ごろ、いつもなら静かな魔死奇中学、もとい、真志喜中学界隈が、時ならぬパトカーや救急車それに何故かポンプ車まで出動し、学校の玄関前は父母や野次馬の群れでごった返していた。

その人の群れを押し分けて、担架に乗った生徒数人が次々と救急車で病院に搬送された。

夜の学校で一体何があったのか。

パトカーなどを見て校内に入ったという同校卒業生は「先生に抱えられ叫ぶ女生徒を見た。こんなことは初めてだ」と心配そうに救急隊の対応を見つめていた。

学校側は駆けつけた地元紙の問い合わせに対し、「今言えることはない」としただけで、詳細は明らかにしなかった。

「事件現場」には複数の同校生徒と先生、そして父母も同席で「深夜の儀式」を行っていたという。

翌日の沖縄タイムスも「深夜の学校の儀式」に関して、何故か歯切れが悪い。

真志喜中「10人過呼吸」/夜に通報 学校側、説明せず【10月22日】

その日の午後になって、やっと昨夜の「学校の儀式」の真相が白日の下に晒された。

それが、これだ!

これは実際に沖縄で起きた「学校の怪談」だった。

おはらい中 不調訴え/過呼吸搬送/真志喜中、教室にユタ呼ぶ/ 【社会】 沖縄タイムス夕刊
【宜野湾】二十一日午後九時すぎ、生徒五人が過呼吸で病院に運ばれる騒ぎのあった宜野湾市立真志喜中学校の比嘉正夫校長は二十二日午前、「部活動後に父母がユタを呼んでおはらいしたところ、具合を悪くした生徒がいた。大事をとって救急車を呼んだ」と説明した。搬送された五人全員が二十一日中に回復して自宅へ戻った。

 同校吹奏楽部では今年に入って部員が練習中に気分が悪くなったり、「(部室内に)変なものが見える」との訴えがあったことから、同父母会から学校側に対し「校内でおはらいをしたい」と申し出があった。

 二十一日午後七時すぎに部員六十人や父母らが集まり、部活動の練習場所の校舎三、四階の教室でおはらいが行われた。途中で約二十人が「息苦しい」と訴え、うち五人が過呼吸の状態になった。

 おはらいでは線香をたいたり、大声をあげたりすることはなかったという。同校では五月にも、他の部活で同様な理由でおはらいをしたことがあるという。

 おはらいを許可した校長は「特に断る理由がなかった」としている。今回の事態については「気分が悪くなったのは思春期特有の心理状態などが影響した可能性もある。今後、校内でのおはらいについては、教育委員会などと相談しながら考えたい」と話した。

 宜野湾市教育委員会は「子どもの不安を取り除くための方法は校長の判断になる。今後、いきさつや経緯を詳しく報告してもらい、検討する」としている。

                                                   ◇

タイムス夕刊より。

今夜も、さ~ふ~ふ~より

                    ◇

ふた昔ほど前、ヤンバル(山原ー沖縄北部)に住む某氏、最近夢見が悪く、体調もも尋常でないのでユタに相談した。 

ユタとは地域信仰の一種で霊能者の事を言うが、そのユタが言うには、近くの離島にある先祖の霊がお祓いを待っているが、その霊のため体調が悪いのだと言う。 

ところが、某氏もその親や祖父母もその離島には何の縁もなく行った事もないが、ユタが言うには某氏の親族が誰も知らない遠い昔に某氏の先祖はその離島に住んでいたとのこと。

祖先の霊が呼んでいるので一刻も早くその島に渡ってお祓いをしなければ恐ろしいことが起きる、とユタは言うが、

折しも台風が接近していて、その日は海は大荒れでとても小船で島に渡れる状況ではなかった。

某氏は台風が去ってから行くいったが、ユタが言うにはお払いの日はその日が最適で、別の日のお祓いは無意味だとのお告げがあったとのこと。

そこで某氏、サバニを借りてユタ同行で嵐の中を「先祖の島」に漕ぎ出した。先祖の霊の加護を信じて・・・だが、結果は悲惨で、某氏とユタの乗ったサバニは波に飲まれて転覆し、二人とも水死体となって近くの海岸に打ち上げられた。

こうして書くと作り話のようだが、地元紙にも載った実際に起きた話である。

この話は極端な例だとしても、沖縄では何か悩み事があるとユタに相談することは珍しくない。

恐山のイタコが日常生活に入り込んだようのものだろうが、ユタはイタコのような目が不自由だと言うわけではない。 一見普通の人で、霊能力がありカミンチュ(神人)と言われる人がユタになる。

ユタに相談することを「ユタ買い」といい、

昔は「男のジュリ買い、女のユタ買い」は、現(うつつ)を抜かすと財産を失うのでほどほどにせよといわれた。

筆者の友人の母でユタではないが某宗教(○○学会)に現をぬかして、ほとんどの財産を取られた例がある。

余談だが、昨日、上記引用記事にある真志喜中学の近くにあるカルチャーセンターで『佐藤優・講演会』を聴講したが、最近「沖縄の血が騒ぐ」(母親が沖縄出身)といって頻繁に沖縄で講演会をしている佐藤氏は、講演の中で、沖縄人はユタを大事にすべきと言った主旨のことを話していた。  余談ついでに脱線すると、昨日はほぼ同じ時間帯に「小林よしのり講演会」も那覇で行われたが、小林、佐藤の両氏は昨年の集団自決にからむ教科書問題でバトルの真っ最中。 出来たら両方聴講したかったが、小林氏の方は知人に行ってもらい、私は佐藤氏の方へ参加した。内容について書くと脱線が本題となってしまうので、これまでにするが、一言だけいうと「小林よしのり講演会」を相当意識して協力者のM教授の名前を挙げて過激な発言を連発していた。 参加者は約70~80人といったところ。 そうそう、太田昌秀元県知事、海勢頭豊等沖縄左翼の有名人が並んで聴講していた。 小林、佐藤の両講演会について今朝の沖縄タイムスはスルーなので(琉球新報は未確認)、明日の朝刊が楽しみ。
余談の最後だが、「小林よしのり講演会」は約1000人の参加者で、冒頭に参加者全員で国歌斉唱をしたという。 スゴイ!

 

さて、真志喜中学校のユタ騒動だが、ユタも宗教の一種だと考えれば憲法が保障しているわけだから、個人がユタを信じようがイワシの頭を信じようがカラスの勝手だろう。

だが、公立中学で担任教師や校長も承知の上で学校の教室に霊能者を呼んでお払いをして、

その結果生徒が救急車で入院する騒ぎになったら大問題・・・父母やマスコミから猛攻撃を受ける・・・

うーん、この場合父母も立ち会っていたわけだから・・・誰にも文句を言われる筋合いではない・・・っか。

記事によると、困りはてた学校側は問題を教育委員会に丸投げしたようだが、

教育委員会も困るだろう。

保護者も学校側も承知の上の「夜の学校の儀式」だ。

教育委員会も、困ったときのユタ頼みで、

ユタに相談して見たらどうだろうか。

 

「俺もユタに相談して見るか」by 仲村県教育長

教育長の悩み全国学力テスト 沖縄2年連続最下位

 

【おまけ】

去年のエントリーで仲村教育長のことをこう↓書いた。

学力向上へ支援を 仲村教育長、文科省に要請 カメラ

何かあるとすぐ上京して、役所に何とかしてくれではあまりにも知恵がなさ過ぎる。

それに学力向上は支援しろ、教科書記述は変えろと文科省で言いたい放題だ。

教育長は文科省より、秋田県に行って勉強してきた方が早いと思うのだが。≫
(全体主義の島「沖縄」 ◆教育長よ何処へ行く)

そうしたら、こうだ。

教育ノウハウ上位に学べ 秋田県と教員相互交流

「悪貨は良貨を駆逐する」

「朱に交われば赤くなる」

秋田県の教師が、赤いダメ教師にならないことを祈りたい。

 

参考:

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コメント (2)

ホテルはダメで、焼き鳥屋はОK?首相の「夜会合」

2008-10-25 11:28:16 | 県知事選

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「沖縄在住」だけを売り物している稚拙・幼稚なブログだと、当日記のことを罵倒する某評論家センセのブログがあるようだが、ご高名なセンセのブログに取り上げていただいただけでも身に余る光栄・・・

と言うことで、その売り物の沖縄発の「学校の怪談ー深夜の秘密儀式」をエントリーしようとしていたが、この一週間、全国区のネタが続き、「首相の飲み食い場所」に関しては、

分をわきまえずに二日も連続でエントリーしてしまった。

で、今日こそ宜野湾海浜公園(「11万人」集会の場所)近くの某中学校で起きた「深夜の秘密の儀式」についてエントリーを、と考えていたのだが、

菅直人が焼き鳥をぶら下げて参戦してきたり、麻生内閣の番頭とも言うべき河村官房長官まで、マスコミに媚びる発言をするようでは、「秘密の儀式」は明日に廻して、

本日も「首相の飲み食い場所」の続続編です。

「ホテルより焼き鳥屋が安い」by菅直人(爆)

当たり前でしょう。

菅さん、貴方アホですか?

                    ◇

 

官房長官、麻生首相に苦言(TBSニュース)

動画を他のプレイヤーで見る

 麻生総理大臣が頻繁に高級ホテルのレストランやバーを利用していることを巡る記者団への対応について、河村官房長官は「マスコミの後ろには国民がいるという視線は、絶えず持っていただきたい」と苦言を呈しました。

 「やっぱり一国の総理というのは、国民も非常に注視をされておりますから。皆さん(マスコミ)の後ろには国民がおられるんだという視線だけは、絶えず持っていただききたい」(河村建雄官房長官)

 河村官房長官は麻生総理
が夜の会合で頻繁にホテルのレストランやバーを利用していることについて、「それぞれ皆、ライフスタイルは違う。少なくとも日本の総理大臣ですから、それにふさわしい行動をおとりになれば、それでいいのではないか」と述べました。

 その上で、「庶民の感覚とかけ離れているのでは」という記者の質問に対し、麻生総理が「安いところに行って、営業妨害と言われたら何と答える」、「聞いてんだよ、答えろ」などと厳しい言葉遣いで逆質問したことを意識してか、「マスコミの後ろには国民がいるという視線だけは、絶えず持っていただきたい」と苦言を呈しました。(24日17:37)

                   ◇

上記引用のTBSニュースはオンタイムで見たが、

明らかな麻生叩きの番組構成と、杉尾キャスターが嬉しそうに「総理の庶民性が疑われる」云々には、

腹が立ったが、ある程度は想定内のこと。

だが、麻生内閣の番頭ともいうべき河村官房長官の、マスコミに媚びた発言は何だ。

>マスコミの後ろには国民がいるという視線だけは、絶えず持っていただきたい

マスコミの後ろに国民がいることは事実だとしても、

記者の分を弁えない意見が国民の意見だと勘違いしているのではないか。

若い女性記者だからといって麻生首相の言葉を乱暴だと言う向きもあるが(産経福島記者)、都合のいい時だけ「女性だから」を持ち出すのは卑怯というもの。

べらんめーは、安倍首相の持ち味であり、それが気にいらなければ辞めれば済むことだ。

それにしても自分の信念に筋を通した安倍首相のライフスタイルに水をかけるとは、この官房長官、昔なら切腹モノだろう。

安倍内閣時の塩崎氏といい、河村氏といい、最近は己の分を忘れた政治家が多いのには困ったものだ。

「分相応」については、後で述べる。

首相の「夜会合」 “身内”からも苦言1
≪ 自民党二階派の総会では複数の議員から、「(バー通いは)有権者には必ずしも受けていない。自粛をしてもらったほうがいい」との意見が出た。≫

                   

二階堂派?

マスコミに媚を売るこの連中の得意技だろう。

居酒屋大好きの小沢民主党代表が、

好物?の豆腐の角に頭をぶっつけたせいか、

体調不良で、この有様⇒小沢代表への批判相次ぐ [24日11:47]

批判をかわすには、どうしても「ホテルは高い!」をしつこく。

だが、「居酒屋小沢」はもう古い。

ブーメラン菅直人が今度は「焼き鳥屋・菅」で登場だ!(爆)

民主菅氏首相批判「『安い』は焼き鳥屋」 [23日17:49]

「焼き鳥・菅」の記事を見たのかどうかは知らないが、

一夜明けたら麻生首相がしつこく再反撃!

「ホテルのバー安い」麻生首相持論曲げず [24日09:35]

「首相のぶら下がり記事」を詳細に伝えて、朝日の印象操作を粉砕した産経記事にアッパレ!をあげたが、

同じ産経の福島記者のブログで、「首相の飲み食い場所」について、次のような感想があったので、一部抜粋して引用する。

総理番のお仕事②庶民宰相か孤高のリーダーか

麻生首相がぶらさがり取材で、記者の「夜会合」の質問に不快感をかくすことなく答えていた。産経のウェブサイトは全文掲載なので、お読みいただいた方も多いと思う。質問者は、北海道新聞の比較的若い女性記者で、なかなか果敢な方で、北京の記者会見での自分を見る思いだ。iza読者の反応をみると、重箱の隅をつつくような質問だ!質問のレベルが低いとマスコミを批判されているむきも多いようだが、首相の素を引き出した点は北海道新聞記者としての面目躍如といえよう。

                  ◇

全体としては福島記者賛同するが、一部に女性としての甘えと記者の驕りが垣間見れるのは残念。

自分の記者としての面目のために、首相の「飲み食い場所」にケチをつけて、それを躍如と勘違いするのは記者の驕りではないか。

■・・・・・・私は、テレビカメラの前で庶民に同情して涙をうかべる庶民派宰相より、やくざ顔で非情なまでに任務に忠実な孤高の鬼宰相の方に敬意を抱いている。

■国の舵をとる首相が庶民派である必要はない。ただ、自分についても人に対しても偽らぬ人間、信用するにたると思わせる人間であることは重要だろう。少なくとも偽っていることがばれないのは、一国の指導者の資質であろう。朱鎔基という人は率直であり、クリーンであるというイメージは彼を支持する人も批判する人も共通にもっていた。

■22日の首相ぶら下がり取材で、私は幹事社として一問目の質問をしたあと、北海道新聞VS首相のバトルを目のあたりで見物させていただいた。マスコミの質問のレベルが低い、と批判する読者もいるかもしれないが、レベルの低い質問であろうがなかろうが、うら若い女性(記者)にむかって「今、聞いてんだよ。答えろ」と、一国の宰相が、そんなふうにすごんでどうするよ?と心の中でつっこんでいた。実は

■・・・首相が動けばSPも記者も動かねばならない。もし、首相が「番記者もSPも大変だろうし、きょうは早く帰って、資料でもよみこむわ」とかいって一週間に一度くらい午前7時前後に帰ってくれたら、きっと番記者の間での麻生首相の支持率はぐんとアップするだろう。

■記者はときに無礼な質問もレベルの低い質問もする。分かっていてする場合も、無知ゆえにする場合もある。しかし、記者もそれに、さすがと思わせる返答をするリーダーを期待している。・・・・・・

                     ◇

筆者が施した太線強調は賛同できない部分だが、

レベルの低い質問であろうがなかろうが、うら若い女性(記者)にむかって「今、聞いてんだよ。答えろ」と、一国の宰相が、そんなふうにすごんでどうするよ?と心の中でつっこんでいた。実は。≫

この部分には同サイトで次のようなコメントが反論していた。(太字強調は引用者)

 Commented by やせ我慢A さん
福島さんには悪いですが、若い女性云々とか会社に言われて来てるとか、それは甘えでしょう。
あの質問は明らかに麻生総理のマイナスイメージを作ろうとしています。
それが紙面に載れば、若いとか女とか関係なく、時に政治家の政治生命を奪って来ました

いわば、戦いの場です。
麻生総理が噛み付いたのは、逆に賢明だと思います。

あと、マスコミの取材の方が気を使ってるとは、知っている範囲では信じられません。
口では言いますが、やってる事は大迷惑を平気というか構ってられないという感じでやってくれてます。

 
≪ 一週間に一度くらい午前7時前後に帰ってくれたら、きっと番記者の間での麻生首相の支持率はぐんとアップするだろう。

「午前7時に帰る」という意味がよく分からないが、

いずれにせよ、福島記者は一国の総理大臣の番記者であり、タレントを張り込む芸能記者ではないはずだ。 

自分の都合で首相の支持率を上下させては困る。

 ≪しかし、記者もそれに、さすがと思わせる返答をするリーダーを期待している。・・・・・・

そんな芸人のようなリーダーはいらん!

                    ◇

以下はプライベートサイトに投降した文に加筆したものである。


 

福沢諭吉の「天ハ人ノ上ニ人ヲ造ラズ人ノ下ニ人ヲ造ラズト云ヘリ」という有名な一節を曲解したのか、

首相の飲み食いする場所を「庶民的な場所」にせよ、とケチをつける無学者がいるが、こういった「輩」(★)は『学問のすゝめ』を勉強することを薦める。

(★)「輩」

「輩」は使用禁止用語?小林よしのり氏沖縄講演会

諭吉が「親の仇」といった身分制度は消え、身分という言葉も死語になりつつあるが、分相応(ぶんそうおう)という言葉は今でも生きている。

日本人は分相応の行動を尊ぶ民族である。

それは、日本語には分相応に類似する語彙が豊富なことで証明できるし、それらは肯定的意味の語が多い。

例を挙げるとこうなる。

身分相応 ・ 身のほどをわきまえて ・ (~に)ふさわしい ・ 適正な ・ 適当な ・ 無理しない ・ 身の丈に合った(生活) ・ 堅実な ・ 節度ある ・ 応分の ・ 手頃な ・ ちょうどよい ・ ほどほどの(生き方) ・ 等身大の

そう、カニは甲羅に合わせて穴を掘る。

ところが、日本人にとって肯定的意味を持つ「身の程を知る」も、自分に言い聞かせるのはよしとしても、

「身の程を知れ」とか、「分際をわきまえろ」ストレートに使うと、

言葉の当否は二の次で「あんた何様?」 という目で見られることは必定である。

自省はOKだが、他人に言われると腹が立つ。 日本文化の複雑な点である。


ところが近年、あまりにも身の程を知らなさ過ぎで、分際のわきまえ方も知らない連中が多い。

福沢諭吉の「天は人の上に・・・」を誤解し、悪平等を教える教育が世を過つ。
 
悪平等思想に妬みが絡まると始末に終えない。

分相応を知らない記者は、一国の首相に庶民的な場所で飲み食いせよ、と迫る。

首相のライフスタイルまで変えよというのだ。
 
品性卑しき教育を受けた記者は、金持ちの首相を妬んで、更には・ 怨恨(えんこん)に駆られたのだ。

身の丈より小さな穴にはカニも住めぬ。

麻生首相に牛丼屋は似合わない。
 
皆、分相応のところで飲み、そして食う。
 
金持ちは金持ちなりの店、庶民はそれなりの店。
 
どこで飲もうがカラスの勝手で、それこそ「うら若き女性記者」が庶民面してとやかく言うことではない。

旅客船の特別室はなぜあるのか。

大会社の社長夫妻が、リュックを背負ったむさくるしい若者と同室で長い船旅をするわけにはいかないのだ。
 
JRだって、グリーン車で誤魔化しているが、

1960年までは、3等運賃・料金を基準とすると、

2等運賃・料金はその2倍、

1等運賃は2等運賃の2倍、

1等特急料金は3等の3倍が収受されることになっていた。(ウィキ)

一国の総理大臣が知られたくない相手と食事をしながら内密の話をしようというとき、あるいはプライベートで息抜きをしたいときに、吉野家では国辱ものだろう。

福沢諭吉はこうもいっている。

「奢侈も身の分限を越ゆると否とによって徳不徳の名を下すべき。 積んでよく散じ、散じて則(のり)を越えざる者は、人間の見事と称すべきなり」

高いものに金を使っても、分を弁えているかどうかで、徳か不徳が決まる。 

金持ちが金を使わなければ世の中がまわらない。

分相応の散財は人間として見事である。

福沢諭吉は「ケインズの有効需要」をわきまえていた。
 
金持ちの総理大臣が金を使って何が悪い。
 

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居酒屋小沢?笑わせるな!

2008-10-24 09:43:32 | 未分類

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首相がホテルのバーで飲もうが居酒屋で飲もうが、大きなお世話で、

大新聞が紙面を大きく割いて論じる問題ではない。

と思うのだが、新聞の馬尻、いや、尻馬に乗って、

テレビが「首相の庶民性が問われる」みたいなコメントをつけてニュース報道されると、

総選挙目当ての麻生叩きにマスコミが始動し始めた勘ぐられても仕方がない。

案の定、朝日新聞は追い討ちをかけるように、

このような記事を書いた。

 九州新幹線高架に欠陥材 麻生グループ会社が販売
鹿児島市と熊本県八代(やつしろ)市を結んで04年に開業した九州新幹線で、欠陥のあるパネル材料が高架橋の建設に使われていたことが関係者の話でわかった。販売元は開業前に欠陥の補修にあたったが、一部の高架橋は未補修のまま放置されているという。

 九州新幹線を建設した鉄道・運輸機構(旧・日本鉄道建設公団)は「製品に欠陥があるという説明は聞いていない」としており、販売元の株式会社麻生(旧・麻生セメント、福岡県飯塚市)から改めて事情を聴く。 (略)

                      ◇

朝日記事はこの後、図解入りで、長々と「麻生」の製品の「ASフォーム」が欠陥商品であると続けているが、

今ひとつ飲み込めないので、

詳しいブログにお任せする⇒(朝日が欠陥材報道をアサヒる)、

 

結局、朝日が言いたいのはこの部分↓だということはミエミエ。

 麻生は、セメント製造や病院経営など幅広い事業を営み、ホームページによると、07年度のグループ総売上高は1380億円。01年に社名を「麻生セメント」から「麻生」に変更した麻生太郎首相(68)の弟・泰(ゆたか)氏(62)が社長を務め、妻・千賀子(ちかこ)氏(58)が取締役に名を連ねる。麻生首相も政界に入る79年まで社長を務めていた。≫

                    ◇

新聞はグルになって麻生叩きをする一方、敵対する民主党の小沢代表に見え透いたおべっか記事を書いて援護射撃をする。

それがこれだ↓(爆)

民主小沢代表は居酒屋中心、大好物は豆腐

麻生氏に対し、小沢一郎民主党代表(66)の最近のナイトライフは、居酒屋が中心だ。
好きな食べ物は「豆腐」で、若手議員や秘書との会合も
国会に近い赤坂や溜池の居酒屋を利用。
先日出版した著書「小沢一郎総理(仮)への50の質問」でも
「最近はもうすしを食うにしても酒を飲むにも居酒屋」としており、
「笑笑」「庄や」などの居酒屋チェーンや「桃太郎すし」にも足を運ぶと述べている。

(日刊スポーツ 2008年10月23日8時30分)

                                             ◇

今時、こんな記事を信じる読者がいるだろうか。

最も熱心な小沢信者なら信じるだろうが、・・・いや、やっぱり信じないだろう。

麻生は贅沢で、高級ホテルのバーで飲む。

庶民的な小沢は豆腐を肴に居酒屋で飲む。

さすがに、こうもミエミエが過ぎる記事は朝日も遠慮してスポーツ紙に譲ったようだが、

これで民主党の票が増えると本気で考えているのなら、

書いた記者はよっぽどバカだ。

もっとも記者がお笑い記事として書いているのなら、

センスは抜群だと褒めておこう。 

笑いにかけて、「笑笑」とか「笑や」とか書くのだから。

失礼、「庄や」だった。

居楽屋「笑笑」のお勧めメニューは、豚巻き串とか串かつだそうだが、小沢代表のお好みとはかけ離れている。

小沢代表が豆腐を好むのは、心臓病のため豆腐しか食べられないのが理由だったらご同情申し上げる。

しかし、心臓の悪いのにわざわざ居酒屋チェーンにまで出かけてお笑いを取らなくとも、

「鳩山居酒屋」に行けば鳩山夫人が「心臓病食メニュー」でも作ってくれると思うのだが。

え? 潰れた?

失礼しました。

二日に渡って同じ話題を取り上げるで、折角だから昨日はスルーした民主党の簗瀬氏のコメントを取り上げる。

福島社民はって? これは今日もパス。


 
「ホテルのバーは安い」 首相、「夜の会合」報道に反論
民主党の簗瀬進参院国会対策委員長も22日の会見で「ハシゴも結構だが、ごく近しい方が一緒なのだろう。葉巻をくゆらせながらスコッチかブランデーか知らないが、そういうところで本当の庶民の心はわからないのでは。国民生活の基本的な情報からだんだん遠ざかっていくんじゃないか」と皮肉った。 ≫

遠い昔の或る夜の東京某所。
(焼酎ブームの起きるはるか前の話)

業者の集まりで某ホテルで宴会をした後、主催者メーカーの担当者に二次会を案内され、

5,6人のグループで渋谷(当時は上品な街だった)の某サントリーバーに繰り出した。(サントリーバーはトリスバーより高級であった)

お決まりのビールの後、オールドだかリザーブだかのボトルを取り、再び乾杯というとき、鹿児島から来たA社長がほろ酔い気味も手伝って無理難題を吹っかけた。

「俺は芋焼酎しか飲まない。 芋焼酎をもってこい!」

「俺はウイスキーなんて高級な酒は性に会わないのだ!」

宴会の時には芋焼酎も準備されていたが、予約なしで入ったそのバーに芋焼酎の準備はしてなかった。

「当店では芋焼酎は扱っていません」と丁重に断っても、

件の社長、聞く耳をもたないので、ママさんが出入りの業者に片っ端から電話したが扱っている所はない。

結局、やっと見つけた業者まで、ボーイさんがタクシーで仕入れに行き何とか事なきをえた。

お陰で一時間かけて特別仕入れした芋焼酎には高い勘定がついてきた。

小沢代表がお好みの居酒屋チェーンなどまだない時代である。

居酒屋と言えば、うらぶれた中年男の溜まり場で、当時は焼酎(米原料)が飲めるのは居酒屋しかなかった時代で、勿論普通のバーで焼酎を注文したら笑われた時代。 

その焼酎の飲める居酒屋でさえ芋焼酎は置いてない時代の話である。

そこで、本題に入る。

葉巻をくゆらせながらスコッチかブランデーか知らないが、そういうところで本当の庶民の心はわからないのでは。(簗瀬氏)

首相が庶民でなければならぬかどうかは措くが、簗瀬氏の発言は心卑しいゲスのひがみ根性がにじみ出て興味深い。

簗瀬氏はホテルでスコッチやブランデー飲むのがお気に召さないようだが、

麻生首相も庶民性を誇示し、鹿児島の社長に倣って、ホテルで芋焼酎でも飲んだら満足なのだろうか。

もっとも渋谷のバーで駄々をこねた鹿児島の社長の時とは時代が違うので、

今時のホテルのバーには「幻のナントカ焼酎」が置いてあって下手なブランデーより高くつくかも知れないが。

だったら・・・江戸時代の庶民にあやかって高級ホテルのバーでドブロクでも注文すれば簗瀬氏は納得するだろうか。

庶民性にこだわる簗瀬氏が新幹線のグリーン車でふんぞり返って辺りを睥睨している姿を目撃したネット情報では、

とても庶民の雰囲気ではなかったとか・・・。

民主党のクダラン談話にお付き合いしていたら、

当日記も更にクダラナサを増してくるのでこの辺で勘弁しておくが、

結論を言うと、

こんな病弱な人物に首相の激務が務まるとはとても思えない。

小沢氏が公務取りやめ 「体調不良」で静養

蛇足ながら、居楽屋「笑笑」のメニューは揚げ物がメインで、

小沢氏お好みの豆腐は少なくともメニューには載っていませんが・・・。

心臓が悪くて豆腐しか食えない小沢代表に首相が務まるはずがないと思う方、

居酒屋小沢?笑わすな!と思う方、

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麻生vsマスコミの大バトル!ホテルのバーは安いか高いか 

2008-10-23 14:32:11 | 県知事選

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何を称して庶民的というのか判断に困るが、選挙前となると政治家が自分の庶民性をマスコミに訴える為いろんなパーフォーマンスをするのは公然の秘密。

沖縄では庶民性をPRするため選挙中の昼食は沖縄ソバが定番である。

カメラの前では、沖縄ソバをほお張りながら、

「ほとんど毎日、昼メシは沖縄ソバですよ」と庶民性をピーアアールしたが、カメラが帰ると、

「沖縄ソバは前の選挙以来久し振りだ」

と本音を洩らした立候補者がいたとか。

 

政界きっての大金持ちである鳩山由紀夫民主党幹事長が、

庶民性を訴える為、庶民の街新橋で居酒屋を自ら経営したことがあったが、

あれは今頃どうなっているのだろうか。

≪【社会】「鳩山大将」が好調 新橋の居酒屋

1 名前: なつ!@kannaφ ★ 投稿日: 02/08/16 14:33 ID:???
Kyoto Shimbun 2002.08.16 News
 「民主主義の原点は居酒屋にあり」。民主党の鳩山由紀夫代表が今月一日、 遊び仲間と東京・新橋に開いた「居酒屋トモト」が出足好調だ。(略) 
党内融和への願いから「けんかしないように」と、大手四社のビールが勢ぞろい。 「健康っぽく見える」と京風料理も取り入れた。料理が得意の幸夫人にも独自メニュー を依頼中とか。

写真=自ら出資した居酒屋の開店に駆け付け、手伝う民主党の鳩山代表
http://www.kyoto-np.co.jp/kp/topics/2002aug/16/010.jpg
 

東京オリンピックの頃、初来日の外国人選手が銀座のバーでビールを飲んで、

その法外な値段に驚いて警察沙汰になった話を新聞で読んだ記憶がある。 

彼(選手)らの訴えによるとホテルのバーで飲んだビールと同じビールが「桁違い」に高い理由が分からないという。

それそうだろう。 当時の外国人にとって銀座のバーの特殊な価格についての知識はなかったのだろう。

現在でもポケットマネーで銀座のバーの扉を開く勇気のある庶民はそういないだろうが、

筆者のような小心者でも、一寸懐の暖かいときは、ホテルのバーのカウンターならスコッチくらい飲む勇気はある。

毎晩料亭や銀座のバーで豪遊して廻ったというのならともかく、

一国の総理大臣が、今時、ホテルのバーで会合を持ったからといって、庶民の代表を装った新聞記者にお咎めを受ける筋合いはない。

当然、麻生総理は、このいわれなき批判に一歩も引く様子もない。


「ホテルのバーは安い」 首相、「夜の会合」報道に反論(03:00)  
 「ホテルは安い所だと思っている」。麻生首相は22日、記者団に対し、連夜のように高級料理店やバーに繰り出していることへの批判に反論した。「高級料亭に毎晩(通っている)みたいな話で作り替えているけど、それは違うと述べ、料亭に比べて安価だと強調した。

 首相が就任から21日まで、夜に通った延べ32店のうち、7割を超える23店はホテル内の飲食店やバーだった。首相は「たくさんの人と会う時に、ホテルのバーは安全で安い所だという意識が僕にはある」と説明。公式発表では、同席者は首相秘書官や官房副長官など1~2人程度が多いが、実は「隠れみの」で複数の人と密会しているともとれる発言だ。

 そのうえで「安い所に行ったとする。周りに30人からの新聞記者や警察官もいる。『営業妨害』って言われたら、何と答える?」と記者団に逆質問。「ホテルは文句言われない」と指摘し、「これまでのスタイルだったし、これからも変えるつもりは今のところない。お金も自分で払っている」と強弁した。

 ただ、ホテルのバーの飲み物代は1杯千円以上かかる場合が多く、チャージ料も考えると決して安価とは言えない。22日夜、記者団に再び問われた首相は、こう切り返した。「ホテルのバーって、そんなに高い所じゃないっていうのは、ご存じじゃないんでしょうか」

     ◇

 社民党の福島党首は22日の記者会見で、麻生首相の夜の会合について「超一流ホテルの超一流バーで懇談会をほとんど毎晩しているのに正直びっくりした。お金と体がよくもつな、というのが率直な感想。やはり庶民感覚からはものすごくかけ離れている」と批判した。

 首相がタクシー運転手に経済状況などを聞いた19日の視察にもふれて、「自分のお金で毎晩豪遊できる一方で、『給料下がりましたか』と視察するギャップがすごく大きい」と語った。

民主党の簗瀬進参院国会対策委員長も22日の会見で「ハシゴも結構だが、ごく近しい方が一緒なのだろう。葉巻をくゆらせながらスコッチかブランデーか知らないが、そういうところで本当の庶民の心はわからないのでは。国民生活の基本的な情報からだんだん遠ざかっていくんじゃないか」と皮肉った。

                                             ◇

福島党首や簗瀬氏の発言こそまともな政治家の感覚とは思えないので、この方々の庶民感覚発言には触れない。

「庶民の味方・ワイドショーの王様」の意見は・・・

連夜の銀座のクラブ通いを自認する「朝ズバ!」のみのもんたは、麻生総理の「ホテルのバーは安い」発言に関して、蔦コメンテーターに意見を求めた。

蔦氏、困った顔をして

「感覚の問題ですよね・・・一回4~5千円としてОLやサラリーマンでも、月に4回程度はいけるから・・・」

みのがこう返した。「銀座のバー、クラブに比べたら格段に安い」

蔦がホッとした顔でこう締めた。 

「これまでの政治家の料亭会合に比べればはるかに安いですよ」

記者の「庶民的でない」という批判に対して

麻生首相が「ホテルのバーは安い」「今後も変えるつもりはない」と答えたら、朝日の記者にとっては強弁になるらしい。

ちなみに「強弁する」を辞書で調べたら「道理の通らないことを無理に言い張ること」 とあった。

政治家の発言は、記者の感情で、しばしば恣意的に印象操作される。

「強弁した」は、

「総理が道理の通らないことを無理に言い張った」と印象操作されてしまう。

一方産経によると、この場面はこのようになる。


【麻生首相ぶらさがり詳報】「ホテルのバーは安全で安い」(22日昼)
【夜会合】

 --夜の会合に連日行っていて、一晩で何万もするような高級店に行っているが、それは庶民の感覚とはかけ離れていると思う。首相はどのように考えるか

庶民っていう定義を使うのが北海道新聞よく使われるのですか。僕は少なくともこれまでホテルというものが一番多いと思いますけども。あなたは今、高級料亭、毎晩みたいな話で作り替えてますけど、それは違うだろうが

 --あの高級…

「そういう言い方を、引っかけるような言い方やめろって。もうちょっと事実だけ言え。事実だけ。
ずーっと、日程だけでも言えるから」

 --あの

「だろ」

 --ホテルが…

馬尻がいつから高級料亭になったんだ。言ってみろ。
そういう卑劣な言い方だめ。

きちんと整理して、ね、言わなきゃ。
いかにも作り替えれるような話はやめたらいい


 --はい。高級店というか、一晩に一般の国民からすると高いお金を払って食事をする場所という意味で申し上げた

「うん。きちんとそういう定義言ってね。これからもするときは。
あなたの質問ときどき、代表して聞いているけど、いつもなんとなーく、こう妙にひねて聞いているように聞こえるんだね」

 --そうか

「うん。そういう新聞なのかなあと思って聞いてたんだけど」

 --首相は批判があることについてはどう考えるか

僕はこれまでもずーっと、あの少なくともホテルというところは安いとこだと思ってますね。
正直言って、たくさんの人と会うときにホテルのバーっていうのは、安全で安いとこだという意識がぼくにはあります。正直なところです。
事実その、どれが安いかどれが高いかと言われると別ですよ。
だけどちょっと聞きますけど。例えば安いとこ行ったとしますよ。周りに30人の新聞記者いるのよ。あなた含めて。警察官もいるのよ。
営業妨害って言われたら、なんと答える?あなたのおかげで営業妨害ですって言われたら、新聞社として私たちの権利ですっていって、それずーっと立って店の妨害をして平気ですか?今、聞いてんだよ。答えろ。フ、フ、フ、フ、フ」

 --私が伺いたいのは…

「いや、俺の質問に答えてくれ。俺、それ答えてんだから。今、今度俺が質問してる。平気ですか?」


 --われわれは営業妨害はしないように取材している

「してるって。現実にはしてるって言われているから、俺。だからうちはこねーでくれって。ホテルが一番言われないんですよ」

 --なるほど

「分かります?だから、あなたは人の自分の都合だけで聞いてるように聞こえんだね。俺には。
ホテルが一番人から文句言われないと僕はそう思ってます。
だからこれまでこのスタイルでしたし、これからも変えるつもりは今のところありません。

 --お金に色は付いていないが、政治献金や政党助成金という形で金を出すのは高級な食事をするだけのためではないと思うが…

「自分でお金出します。政党助成金、もしくは私はその種の金、幸いにして自分のお金もありますから、自分で払ってます」

 --そしたらそれで返上するという…

「返上?(遮って終わる)」

                    ◇

いや~、朝日と産経とではこうも印象が違うものかと今さらながら驚くが、産経のこの記事はよく知らせてくれたとアッパレ!をあげたい。

ちなみに記事に出てくる馬尻」はここに出てくる馴染みの店らしい。

政治家の隠れ家はここだ

この店はホモバーの噂があるらしいが、麻生首相のホモの真偽はともかく、安価な店らしい。

メニューに書かれた料理の価格をみると、おつまみや食事は高くても1000円台。ワインリストの一部にボトルで1万円を超える銘柄はあるものの、メニュー全体としては、それほど高額とは思えない。「高級ホモクラブ」という表現のうち、少なくとも「高級」というのは、ちょっと違う感じだ。むしろ、華麗なる家系に生まれ育った首相が行く店としては、かなり安価な部類に入るように思える。≫

ネットから拾った情報によると、

「馬尻」のメニューは、

ステーキチャーハン⇒1,400円

ピザ⇒1,400円

 ・・だそうだ。

この程度だったら狼魔人だって・・・(笑)

【追記】

馬尻がいつから高級料亭になったんだ。言ってみろ。
そういう卑劣な言い方だめ。

北海道新聞の記者に高級料亭といわれた
「馬尻」のメニューhttp://www.flickr.com/photos/23899195@N07/2379348275
/sizes/l/

 

「馬尻」の名前のいわれは知らないが、

場所はここらしい。

馬尻
電話:03-3584-3594
住所:東京都港区六本木5-12-19 クレセンスビル六本木2F
営業時間:18:00~0:00
定休日:日曜日、祝祭日

馬尻(麻布十番、六本木)の地図

【尻馬】を辞書で引くと、

「人の尻馬に乗る」という意味は、

無批判に他人のすることに便乗して行動する。節操もなく他人の言説に同調する。」とあった。

TBSの「みのもんたの朝ズバ!」では、麻生首相の「ホテルは高くない」という発言を辛うじて肯定したが、

TBSニュースでは最後を「今後、麻生総理の庶民感覚が問われる」みたいなコメントで終わっていた。

これって「朝日新聞の尻馬に乗った」報道では。

一国の総理が、ホテルのバーを利用したことを、庶民感覚云々する朝日新聞の感覚こそ異常である。

それとも朝日は総理大臣は焼き鳥屋で会合を持て、とでも言うのだろうか。

焼き鳥屋では話が出来ないので、

「鳩山居酒屋」の故事に倣って、自ら居酒屋を経営せよ、とでもいうのか。

庶民感覚パーフォーマンスのあげくのはて、自ら居酒屋経営までしでかした鳩山幹事長こそ、とんでもない庶民感覚の持ち主ではないか。(爆)

 

麻生首相の説明は筋が通っていて、朝日の記事こそ強弁、すなわち「道理の通らない言いがかり」であると思う方、

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コメント (2)

「パン禁止法」by野田大臣 給食のパン詰まり男児窒息死

2008-10-22 08:08:08 | 県知事選

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面と向かって「死ね」といわれたら人間関係に角も立つが、

「豆腐の角に頭ぶっつけて死ね」といわれたら、有り得ないことを前提にしているので、角が立つどころか、

場合によっては空気が和むこさえある。

豆腐の角で自殺が可能かどうかはともかく、

固い(沖縄)島豆腐を一気食いしたら、喉に詰まらせ死に至らんともかぎならない。

こんにゃくゼリーを喉に詰まらせて亡くなった子供がいて、結果的にメーカー大手のマンナンライフが製造中止に追い込まれた。

この件に関しては他の多くのブログが取り上げていたので、スルーしていたが、

どんなに安全だと思われているものでも取り扱いを誤ると怪我どころか死に至ることだってある。

どの家庭にもある鋏だって、使いようによっては凶器にもなるが「鋏禁止令」なんて聞いたことは無い。

メーカー責任を追求していたテレビワイドショーも、マッチポンプよろしく態度が一変し、今度は「こんにゃくゼリー販売中止」に究極の批判を始めた。

.これだ⇒こんにゃくゼリー「ダメ」なら 「自動車も売れなくなる」 

 

自動車はともかく、餅はどうなんだ、という議論もあったようだがおにぎりだって慌てて詰め込むと窒息死だってあり得る・・・と思っていたら、少年が給食のパンで窒息死した。

給食のパン詰まり男児窒息死

不幸にして毎日、事故や病気で亡くなる方は多数いるが、多すぎてマスコミが取り上げないだけ。

餅による窒息死は勿論、パンによる窒息死は年間47件もあったという。

昭和大学歯学部の向井美恵教授などの調査によるとこうなるらしい。

おととし1年間に食べ物をのどに詰まらせて救急搬送された事故は、あわせて724件ありました。このうち原因が特定できた541件を分析したところ、

最も多かったのは「もち」で77件でしたが、

日常的に食べている「ごはん」が61件、

「パン」も47件ありました。≫

形は国が決める? こんにゃくゼリー 自民、議員立法へ 消費者行政迷走(10/11産経)

  こんにゃく入りゼリーの規制を議論した10日の自民党消費者問題調査会(会長・岸田文雄前消費者行政担当相)は、河野太郎氏ら出席議員らが怒声を発するなど、さながらゼリー糾弾の場となった。≫

 ≪だが、新法でゼリーの形状などを規制するには「法の下の平等」という点で大きな壁が立ちはだかる。こんにゃく入りゼリーはだめで、モチは規制しなくてもいいのか-という問題だ。
 実際、10日の調査会でも谷公一衆院議員が「モチは昔から死亡事故が多い」と指摘した。一方、野田聖子消費者行政担当相は10日の会見で「モチはのどに詰まるものだという常識を多くの人が共有している」と強調したが、「ゼリーだけを規制し、モチやアメを規制しない合理的な根拠は見つかりにくい」(厚労省)というのが実態だ。
 厚労省の調査では、平成18年中に食品を原因とする窒息で救命救急センターなどに搬送された事例は、把握できた計803例のうち、モチの168例が最多で、「カップ入りゼリー」は11例だった。≫

 

野田大臣は、「餅は野放し」の理由をこう言い逃れしている。

「餅は喉に詰まる物だという常識を多くの人が共有している」

少年が喉に詰まらせたパンやごはんは「喉に詰まる物という常識」を共有していないはず。

だとしたらパンは販売中止にすべきなのか。

又、こんにゃくゼリーはともかく蒟蒻田楽などは「喉に詰まる物という常識」はパンやごはんより多くの人が共有しているはず。

パンやごはんでも頻繁に事故

  • 動画形式を変更する

10月21日 19時37分

食べ物をのどに詰まらせる事故は、「パン」や「ごはん」など日常的に食べる食品でも頻繁に起きていることが、厚生労働省の研究班の調査でも明らかになっています。

この調査は、昭和大学歯学部の向井美恵教授などの研究班が全国12の消防本部を対象に行いました。それによりますと、おととし1年間に食べ物をのどに詰まらせて救急搬送された事故は、あわせて724件ありました。このうち原因が特定できた541件を分析したところ、最も多かったのは「もち」で77件でしたが、日常的に食べている「ごはん」が61件、「パン」も47件ありました。また、菓子類も多く、「あめ」が22件、「だんご」と「カップ入りゼリー」がそれぞれ8件などとなっています。研究班によりますと、「パンは水分が少ないのでだ液と十分に混じらないとのどにはりついてしまい、窒息を引き起こすおそれがある」と話しています。事故を防ぐ方法について、専門家は次のようにアドバイスしています。まず、食べやすい大きさに細かくすること、よくかんで食べること、水やお茶で口の中を湿らせ、水分をとりながら食べること、そして子どもやお年寄りが食べているときは、のどを詰まらせないかよく見守ること。こうした点に注意が必要だと指摘しています。

                     ◇

子供を不慮の事故で亡くした親が、その加害者や加害物が曖昧であればあるほど、

その怒りの向けどころがメーカー⇒監督各庁とエスカレートする気持ちは分からないでもない。

だが監督の消費者庁がポピュリズムに走って一部メーカーを潰してよいはずは無い。

マンナンライフを潰すような野田大臣の愚行は、選挙区の岐阜(前職・岐阜県議)にあるこんにゃくゼリーメーカー浪速製菓との関係を勘ぐられるても仕方がない。

実際は、消費者担当大臣が消費者の敵であるネズミ講企業と仲が良いことを批判され、それを打ち消し「消費者の味方」をPRするパーフォマンスだと思うのだが。

それとも、ネズミ講企業と仲が良い野田大臣、まさかこんなことを考えているのではないでしょうね。

「餅は昔からネズミの好物だから規制対象外・・・」

 

このエントリーは、今テレビを斜め見しながら書いているが、「朝ズバ!」によると「給食パン窒息事故」は「早食い競争」の結果であり、学校側はその事実を隠しているという。

テレビの人気番組で「大食い女」が連日放映されているし、

「ホットドッグ早食い競争」もニュースになったりしている。

さー、野田大臣の出番ですよ!

「大食い禁止令」

「早食い禁止令」

そう、そう

「わんこそば禁止令」もついでに。

 

【追記】

先ほどTBSのニュースで窒息死した男児の仏壇の前で、土下座して謝罪する校長に、

「早食い競争があったという真実を言え」と迫る両親の映像が流された。

校長は、そんな事実はなかったと否認した。

可愛い子供が「思わぬ事故」で錯乱し、誰かに怒りを向ける気持ちは理解できるが、

下記の2チャンネル書き込みが、あのシーンの真相でしょう。

≪:名無しさん@九周年2008/10/22(水) 17:09:18 ID:1wnPA0UDO

さっきTBSを見たところによると…
校長「担任が『そんなバカなことはやめなさい』と言った」
親 それでは、家の息子は一人だけバカということになってしまう。
早食い競争があった事実をインタビューで言って欲しかった!

こんな感じみたい。

これで運動会のパン食い競争も禁止だね。

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コメント (4)

橋下vs朝日の大バトル!橋下頑張れ! 

2008-10-21 09:13:26 | 県知事選

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マスコミに批判されても逆らうとうるさいので、例え納得できなくとも、批判された者はダンマリを決め込んで、嵐が過ぎ去るのを待ったほうが無難である。

ましてや天下の大朝日新聞に批判されると、時の首相といえどもよっぽどでないと無視が得策とスルーする。

橋下徹大阪府知事が、世論の支配者を自認する、大朝日の批判に咬み付いた。

「人の悪口ばかり言う朝日新聞のような大人が増えれば、日本は駄目になる」

その通り!

どこが間違っているのと聞きたいくらいだが、事の発端は当事者の朝日新聞によるとこうだ。

「朝日は人の悪口ばかり」橋下知事、本紙社説を批判(10/20) 
 大阪府の橋下徹知事は19日、兵庫県伊丹市の陸上自衛隊伊丹駐屯地で開かれた「中部方面隊創隊48周年記念行事」に出席し、祝辞の中で「人の悪口ばっかり言ってるような朝日新聞のような大人が増えると日本はダメになります」と発言した。

 橋下知事はこの発言について、公務で訪れた大阪府島本町で報道陣の取材に答え、3日付の本紙社説「橋下TV発言 弁護士資格を返上しては」への反論であると説明。「僕は権力者だから批判してもらって構わない。しかし、一線を越えた批判や、からかい半分の批判には徹底して対抗しないといけない。僕にも家族はあるし事務職員を抱えている。弁護士資格を返上したら従業員はどうなるのか」などと語った。

 橋下知事は2日の広島地裁判決で、山口県光市の母子殺害事件を巡るテレビ番組での発言が被告弁護団の名誉を棄損したとして、合計800万円の損害賠償を命じられた。橋下知事は控訴している。

     ◇

 〈朝日新聞大阪本社広報部の話〉 10月3日付の当社の社説は、山口県光市の母子殺害事件を巡る橋下徹知事のタレント弁護士時代のテレビ発言について、橋下氏敗訴を言い渡した判決を論じた上で、橋下氏の責任を厳しく指摘したものです。陸上自衛隊記念行事での当社に関する発言については理解いたしかねます。

                      ◇

ついでに、問題の朝日社説をネット上から拾って(朝日HPでは既に削除で有料対象)引用する。

橋下TV発言―弁護士資格を返上しては(朝日新聞社説 10月3日)

歯切れのよさで人気のある橋下徹・大阪府知事のタレント弁護士時代の発言に、「弁護士失格」といわんばかりの厳しい判決が言い渡された。

山口県光市の母子殺害事件をめぐり、橋下氏は昨春、民放のテレビ番組で、少年だった被告の弁護団を批判し、「弁護団を許せないと思うんだったら懲戒請求をかけてもらいたい」と視聴者に呼びかけた。

その発言をきっかけに大量の懲戒請求を受けた弁護団が損害賠償を求めた裁判で、広島地裁は橋下氏に総額800万円の支払いを命じた。判決で「少数派の基本的人権を保護する弁護士の使命や職責を正しく理解していない」とまで言われたのだから、橋下氏は深く恥じなければならない。

この事件では、少年は一、二審で起訴事実を認め、無期懲役の判決を受けた。だが、差し戻しの控訴審で殺意や強姦(ごうかん)目的を否認した。

少年の新たな主張について、橋下氏は大阪の読売テレビ制作の番組で、弁護団が組み立てたとしか考えられないと批判した。弁護団の懲戒を弁護士会に請求するよう呼びかけ、「一斉にかけてくださったら弁護士会も処分出さないわけにはいかない」と続けた。

こうした橋下氏の発言について、広島地裁は次のように判断した。刑事事件で被告が主張を変えることはしばしばある。その主張を弁護団が創作したかどうかは、橋下氏が弁護士であれば速断を避けるべきだった。発言は根拠がなく、名誉棄損にあたる――。きわめて常識的な判断だ。

そもそも橋下氏は、みずから携わってきた弁護士の責任をわかっていないのではないか。弁護士は被告の利益や権利を守るのが仕事である。弁護団の方針が世間の常識にそぐわず、気に入らないからといって、懲戒請求をしようとあおるのは、弁護士のやることではない。

光市の事件では、殺意の否認に転じた被告・弁護団を一方的に非難するテレビ報道などが相次いだ。そうした番組作りについて、放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会は公正性の原則からはずれるとして、厳しく批判した。

偏った番組作りをした放送局が許されないのは当然だが、法律の専門家として出演した橋下氏の責任はさらに重い。問題の発言をきっかけに、ネット上で弁護団への懲戒請求の動きが広がり、懲戒請求は全国で計8千件を超える異常な事態になった。

橋下氏は判決後、弁護団に謝罪する一方で、控訴する意向を示した。判決を真剣に受け止めるならば、控訴をしないだけでなく、弁護士の資格を返上してはどうか。謝罪が形ばかりのものとみられれば、知事としての資質にも疑問が投げかけられるだろう。

                  ◇

橋下弁護士は自分が正しいと思うことを発言し、それを不服とする複数の弁護士に訴えられ、地裁判決で敗訴したが控訴し、現在係争中である。

念のためいうと、本件は民事訴訟であり刑事ではない。

天下の大朝日がわざわざ社説で取り上げて「弁護士資格返上」と迫るべき問題なのか。

控訴中の弁護士が地裁敗訴を恥じて「弁護士資格返上」していたら、

日本中が元弁護士の屍累々でたちまち弁護士不足を招いてしまうだろう。

朝日新聞の次の「理解できない」発言に橋下知事は発言をエスカレートさせた。
 
 ≪朝日新聞大阪本社広報部の話〉・・・陸上自衛隊記念行事での当社に関する発言については理解いたしかねます

朝日新聞は、自分の批判にたてつくだけでも気にいらないのに、こともあろうか自分が大嫌いな自衛隊の前で「当社に関する発言(批判)」をしたのが、お気に召さないのだろう。

だが、橋下知事は偶然に自衛隊の前で朝日批判をしたのではなく、自衛隊の前だからこそ、敢えて朝日批判をしたのである。

 

「朝日が早くなくなれば…」 橋下知事が批判エスカレート 

橋下知事は、19日の陸上自衛隊記念行事の祝辞で「人の悪口を言う朝日新聞のような大人が増えれば日本は駄目になる」と述べた真意について

命がけで頑張っている自衛隊に敬意を表さないといけない場で、その対極にいる愚かな朝日を批判するのが最適だと思った」と説明。》

命がけで頑張っている自衛隊」。

その一方で、のうのうと「九条神話の平和」をむさぼりながら、

気に食わないヤツの悪口をいってメシを食っている朝日新聞。

自衛隊の前で朝日を批判した橋下知事は確信犯だった。

当日記は、命がけで頑張っている橋下知事を支持する。

関西テレビテレビが新聞報道では伝わらない橋本発言を詳細に伝テいる。

【動画付き】大阪・橋下知事、朝日新聞を痛烈批判 「事実誤認したならすぐ廃業しろ」 

大阪府の橋下 徹知事が、陸上自衛隊の記念行事で朝日新聞を痛烈に批判した。さらに20日には、「事実誤認したならすぐ廃業しろ」と述べた。
19日午前、大阪府の橋下知事が陸上自衛隊の記念行事で、朝日新聞を痛烈に批判した。
橋下知事は「どうもこの世の中、口ばっかりの人間が、偉そうなことばっかりを言ってくる現代になってきました。口ばっかりで、人の悪口ばっかり言ってるような、朝日新聞のような大人が増えれば、日本は駄目になります」と話した。
これは、朝日新聞の社説に対する批判だった。
3日付の朝日新聞の社説には、橋下知事が、光市母子殺害事件の弁護団への懲戒請求を呼びかけたことをめぐる裁判で、敗訴したことを受け、「判決を真剣に受け止めるのならば、控訴をしないだけではなく、弁護士の資格を返上してはどうか」と書かれていた。
橋下知事は20日午後5時半ごろ
、「僕は、朝日(新聞)が『弁護士資格の返上』っていうんだったら、これから事実誤認があったら、『すぐ廃業しろ』、『みんなクビ切れ』と」、「あまりにも幼稚すぎる。論説委員だか、なんだか偉そうな何様か知らないけど、狭い部屋の中でわーわーしゃべりながら、『この表題でもつけておこうかな』っていうぐらいの意気込みでやっているのであれば、僕は全く愚かな言論機関だなと」と述べた。
橋下知事といえば、これまでにも攻撃的な発言を連発している。
全国学力テストの成績公表の対応をめぐっては、「あれは、『くそ教育委員会』じゃなくて、『教育委員会のくそ野郎』って言ったんです」と発言していた。
また、府の施設に利用状況を調査するため、秘書に撮影させた件では、「隠し撮りってことであれば、隠し撮りでかまわない」などと発言していた。
一方、朝日新聞は、6月に鳩山元法相をコラムで「死に神」とやゆした。
全国犯罪被害者の会からも抗議を受け、「適切さを欠いた表現」と謝罪する騒動になっていた。
今回の橋下知事と朝日新聞の件について、鳩山総務相に聞いてみると、「激しい応酬を見て、国民がどう思うかってことではないかな。論評はできませんが、私を『死に神』と表現した新聞社であることは間違いない」と語った。
朝日新聞は、今回の社説について、「橋下氏の敗訴を言い渡した判決に論じたうえで、橋下氏の責任を厳しく指摘したものです。陸上自衛隊記念行事での当社に関する発言については理解いたしかねます」とコメントした。

(10/20 18:46 関西テレビ)

                     ◇

>「僕は、朝日(新聞)が『弁護士資格の返上』っていうんだったら、これから事実誤認があったら、『すぐ廃業しろ』、『みんなクビ切れ』と」、「あまりにも幼稚すぎる。論説委員だか、なんだか偉そうな何様か知らないけど、狭い部屋の中でわーわーしゃべりながら、『この表題でもつけておこうかな』っていうぐらいの意気込みでやっているのであれば、僕は全く愚かな言論機関だな

新聞報道は省略されている橋下発言が生々しいし、良くぞ言ってくれたと聞いていて胸がすく思いがする。

「狭い部屋の中でわーわー」のくだりは、橋下知事は映画「踊る大走査線」の連想で発言したのでは。

湾岸署の織田裕二扮する青島刑事が「事件は現場で起きているのだ!会議室で起きているのではない!」と叫ぶ名場面を、筆者は連想した。(笑)

「朝日(新聞)が『弁護士資格の返上』っていうんだったら、これから事実誤認があったら、『すぐ廃業しろ』」

良くぞ言ってくれた。

これまでの度重なる事実誤認、捏造報道を考えれば、朝日新聞は何度廃業すればよいか計算に困るくらいだ。(【おまけ】参照)

 

橋下知事を支援し、朝日に廃業せよと思う方、

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【おまけ】朝日新聞の不祥事年表

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コメント (9)

「輩」は使用禁止用語?小林よしのり氏沖縄講演会

2008-10-20 07:28:51 | 未分類

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沖縄タイムス、琉球新報両紙にとって小林よしのり氏は、蛇蝎のように憎むべき人物。

その「蛇蝎」が沖縄で講演会をする。

だが地元紙がこの講演の宣伝記事を載せるはずはないので、

頼まれてもいないのに勝手に転載します。                  

                                   ◇

10月25日午後1時、パシフィックホテル沖縄。

「ゴーマニズム宣言 小林よしのり氏 沖縄に来る!!」

 

 (「今夜も、さ~ふ~ふ~シンポをまとめて より)

                     ◇

更にお節介をさせてもらうと、入場券の発売所が上記チラシではよく見えないが、

TUTAYA各店、球陽堂書房(サンエーメインプレイス店)、いしだ文栄堂(マックスバリュー各店)その他で販売されているらしい。

電話番号?自分で調べて。

                   ◇

他ブログの転用が続いて申し訳ないが、次も沖縄発ブログからの話題借用です。

前回の「小林よしのり講演会」の仕掛け人の一人であり、「誇りある沖縄へ」(小林よしのり著)の執筆者の一人でもあるM教授と思われる方のブログに、面白い記述があった。

・参考:沖縄のベストセラーランキングhttp://ryukyushimpo.jp/news/storyid-134399-storytopic-6.html

 

 ≪週末に新聞を開くと、久々に誹謗中傷が。

「沖縄の異議申し立てに対して『全体主義の島』というレッテルを貼り商売にしている漫画家もいる。そして、この漫画家に協力し、『全体主義の島』キャンペーンの知恵袋となっている沖縄の大学の教授もいる。このような輩に・・・」
(琉球新報 10月11日)


ここでの「輩」は「②〔ある特定の〕仲間。連中。「よくない仲間」という意識を含んで使われることが多い。もっぱら「輩」と書く。」(小学館『大辞スパ』)

という意味なんだろうなあ、やっぱり。

この評論を書いた方は、私たちの本を読んでいないと思う。あるいは、沖縄では、自由に自分の意見が言えないということを知らないのだろう。マスコミの人やサヨク系の学者としかおつきあいがないのだろうか。

あるブログに、『誇りある・・・』を書店で買うときにまるでエロ本を買うときのような感覚になるから不思議だと書いてあった。
他府県の人にはその感覚は分からないはず。

この本は、公序良俗に反しているわけでも何でもない。ただ「意見」を主張しているだけなのに、なぜ、コソコソと買わなくてはいけないのか。

沖縄では、ある種の「意見」ならいくら相手を誹謗中傷してもいいが、ある種の意見を言う者は即悪者=戦争をしたい人というレッテルが貼られる。
沖縄の世間がレッテルを貼るのではない。沖縄のマスコミが挙って貼るのである。だから、普通の人は怖くて本音が言えない、書けない。(略)

そもそも、その評者への反論を書きたくても、沖縄の新聞は書かせてくれないという状況をおかしいと思わないのかなあ。(載せない理由はいくらでもつくれるだろうけど。「新聞に載せるだけの水準に達してない」(笑)とか。)

一回くらいは載せてくれるかもしれないけど、完全アウェーどころか、審判もみんなあっち側だしなー。≫
日本を救うのは私かもしれない

 
◆以下同ブログのコメント欄より

輩 (縁側)
 
2008-10-15 20:36:34
 
こんばんは、そして、ご無沙汰しております。

>この漫画家に協力し、『全体主義の島』キャンペーンの知恵袋となっている沖縄の大学の教授もいる。このような輩に・・・」
(琉球新報 10月11日)

:マジですか?私は読んでないですが、これは重大な問題ですよ。「輩」は産経のK氏も仰っておりましたが、校正段階で削除の対象とのことでした。しかし、琉球新報でなら「良し」との姿勢であればいいのでしょうが、実は、去年私が投稿したときに、反日左翼に対して「輩」表現した原稿読んで編集局から電話で
「輩は差別語にあたりますので別の表現にしてくれ」
とそこの部長さんにハッキリ言われましたよ。二重基準が普通にまかり通る琉球新報、クソ新聞社ですな。

琉球新報が「輩」を差別語と認識しているわけですから、そこのデスク呼びつけて厳重抗議と謝罪文の掲載を申し入れるべきだと思いますが。その際、私の証言が御必要ならお申し付けください。ボロクソ言ってやります。

某漫画家氏の講演会チケット手に入れました。職場の美女同伴して行こうかと・・。m(__)m

                    ◆ 

テレビ・ラジオには放送禁止用語 というクダラン自主規制があるようだが、そのおかげかどうか、

PC変換も「きちがい」を変換すると「基地外」と勝手に自主規制してしまう。 迷惑なはなしで、正確に気違いと変換して欲しい。

沖縄では、「クソもミソも基地のせい」だと叫んで、基地の外から奇声を上げる基地外がいるので、そこを深読みしてPCは正確に変換しているのかも知れない。

 

常日頃、表現の自由を声高に叫ぶ新聞に、用語の自主規制があるのは笑止だが、差別用語の禁止という自主規制があるのは分かる。

だとしても「輩(やから)」が差別用語に入るとは知らなかった。

「やから」を複数形にした民謡グループ糸満ヤカラーズ[沖縄]は、

新聞では、被差別グループとして記事にしてもらえなかったのか。

それで、解散した、

というのはウソですが・・・。

糸満の「海ヤカラー」は被差別民なのか、ヤカラー通りを通る輩は被差別民なのかよ!

ヤカラー通り

海やから

琉球新報は、「同じイデオロギーの記事」には「輩」の使用を認め、

「自分と異なる意見の記事」には「輩」の使用を認めない。

このように、ダブルスタンダードで記事をコントロールして世論の支配者を気取っているようだが、

ネットの普及により今までのような姑息な手段で世論操作を計っても、読者は先刻お見通しですよ、新報さん。

琉球新報社説
新聞週間 読者をうならせる紙面に(2008.10.15)

 「新聞はつまらない」。最近、そう思っていませんか?
 そんな声と新聞社はいま真摯(しんし)に向き合っています。
 実は、新聞と読者との間には「黙契」と呼ばれる読み方、書き方の暗黙のルールがあります。
 記事のスタイルは大切なことから先に書く「逆三角形」で書かれ、見出しの大きさや本数で、記事の価値、影響度の「大小」を表現しています。
 独自の抜きネタやスクープもあれば、逆の「特オチ」もあります。
 
ニュースのハンター(狩猟者)からライター(書き手)へ、そしてエディター(編集者)へと成長するとされる新聞記者も、最近ではさらにアナライザー(分析者)としての役割も要求されています。
 「新聞で社会がわかる自分が変わる」。今日から始まる第61回「新聞週間」の標語です。
 「3日読まないと、新聞は分からなくなる」とのおしかりも受けます。「今日から読み始める人のためにニュースの経緯、背景も載せて」「記事のポイント解説を」「もっと写真を」「図表やデータで、一目で分かる記事を」との要望もいただきます。
 本紙はこの3月、より見やすい紙面にと、12段組に段数を減らし、文字を拡大しました。
 その分、1本の記事の文字数は2割程度減り、記者たちはよりコンパクトで分かりやすい記事、文章を要求されています。
 一方で、米金融危機、世界同時株安、新冷戦の危機、年金記録不備、食品偽装など、ニュースの背景は複雑さを増しています。
 絶え間なくわき出るニュースであふれる紙面の中で、読者が求める「分かりやすさ」を、どう実現するか。新聞社も記者も力量を試されています。
 「よらしむべし知らしむべからず」は支配者の論理です。民主主義は「知る」に始まり、「分かる」ことで変化し、「行動する」ことで鍛えられます。
 「知りたい」に応え、できることなら読者を「ウン!」とうならせる新聞づくりを共に目指したい。

                                                ◇

なるほど、社説は「うならせる記事」というが、

感心してうなるのではなく、ダブルスタンダードや捏造記事でM教授や縁側さんは、既に充分「唸って(怒)」いますが。

>記事のスタイルは大切なことから先に書く「逆三角形」で書かれ、見出しの大きさや本数で、記事の価値、影響度の「大小」を表現しています。

米軍基地隣接の夜の繁華街で、不良中年外人に「送ってちょうだい」とバイクに相乗りした女子中学生。

この二人の不良の「ナンパトラブル」を「拉致」と、

見出しで騒ぎ立てたのは確か琉球新報だったはず。

>「新聞はつまらない」。最近、そう思っていませんか?

お蔭さまで「拉致された哀れな少女の物語」を興味深く読ましていただきました。

女子中学生、車で拉致 外国人の男逃走  (琉球新報 2/11 10:54)

バイクの後部座席に自ら乗って、抱きついていてドライブしても、琉球新報の用語では拉致というらしい。

(更に詳しくは ↓

米兵が中学生暴行  沖縄タイムスは当初ナンパと誤認?)

>ニュースのハンター(狩猟者)からライター(書き手)へ、そしてエディター(編集者)へと成長するとされる新聞記者も、最近ではさらにアナライザー(分析者)としての役割も要求されています。

さすがは新報、含蓄のあるメイ文です!

だが、最後に次の一行を加えた方が新報には相応しいでしょう。

クリエイター(創造者)からストーリーテラー(捏造者)へ

>「よらしむべし知らしむべからず」は支配者の論理です

肝心なことは知らしめず、自分のイデオロギーによらしめる・・・なるほど、沖縄では、

新聞が支配者であるということを忘れていました。

>「知りたい」に応え、できることなら読者を「ウン!」とうならせる新聞づくりを共に目指したい。

「ウン!」とうならせる?

「知りたい」に応えてくれないので、

読者は「ウソつき!」とうなっていますよ。

 

【追記】 12:55

新報が、今朝のコラムで含蓄のある文を書いている。

≪▼戦争で最初に犠牲になるのは「真実」と言われる。ジャーナリズムが国家(公権力)を監視する役割を放棄したらどうなるのか。≫(金口木舌)

新聞は戦前・戦中と読者にウソをつき続け、戦後も戦前の反動で、国家への憎悪が昂じて、

新たなウソをつき続けている。

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コメント (10)

民主党のネズミ汚染

2008-10-19 06:47:28 | 県知事選

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民主党がネズミ汚染。

ネズミの巣が大騒動で、とても泰山鳴動ネズミ一匹では済みそうも無い。

勿論ネズミ一匹とは前田ネズミだが、これに次々と大物ネズミが続く。

党副代表の石井一ネズミに、国会対策委員長の山岡賢次ネズミ。

この方々は前田ネズミにとって、鼠先輩

この大物二人が「ネズミ汚染」では、

藤井最高顧問もそのうちネズミの咬み傷で化膿するのでは。

 

石井ネズミも「政教分離」で吼えていた頃までは、

威勢が良かったのにね~。

参院予算委:民主・石井氏の「政教分離問題」質問で紛糾写真付き記事

参院予算委で質問に立つ石井一民主党副代表=国会内で2008年10月15日午後1時44分、藤井太郎撮影
参院予算委で質問に立つ石井一民主党副代表=国会内で2008年10月15日午後1時44分、藤井太郎撮影

 民主党の石井一副代表が15日の参院予算委員会で、公明党と創価学会の実名を挙げながら、政教分離問題で、麻生太郎首相に次々と質問を浴びせ、委員会審議が何度も紛糾した。(略)

                     ◇

ところがたった三日で、攻守所を変え、「ネズミ汚染」で今度は追及される側。

まさか創価学会がネズミの刺客に咬み付かせたわけではないと思うのだが、・・・

この体たらくだ。

石井・民主副代表、マルチ業界側から献金450万円2008年10月18日3時2分

 民主党副代表の石井一参院議員(比例)が03年10月にマルチ商法業界の政治連盟など業界側から計450万円にのぼる献金を受けていたことがわかった。同連盟ホームページによると、石井議員は直前の同年9月に連盟支援の議員連盟を立ち上げて初代名誉会長に就任。業界と政界とを初めて本格的に結びつける立場だった。

 石井議員は03年当時、衆院議員だった。代表を務めていた「民主党兵庫県第1区総支部」の政治資金収支報告書によると、議連発足翌月の10月23日に「流通ビジネス推進政治連盟」から300万円、同月11日には同連盟の幹部企業から150万円の献金をそれぞれ受けていた。

 業界からの資金提供を受け、業界寄りの国会質問を繰り返していた前田雄吉衆院議員=民主党離党=が発足時に事務局長に就くなど複数の民主党議員が議連に参加したが、この年に同連盟から資金提供を受けた議連メンバーは、石井議員だけだった。

 一方、議連発足時は特定商取引法の改正作業が本格化した時期で、03年9月にマルチ商法によるトラブル急増を背景に政府の産業構造審議会に特定商取引小委員会を設置。同小委は04年1月、マルチ商法ではうその勧誘による契約は解除できるという内容の法改正を求める報告書をまとめた。これに沿った改正案は、同年3月の前田議員の初質問直後に国会にかけられ、同年4月に成立している。

 450万円の献金について、石井議員の事務所は朝日新聞の取材に「03年は総選挙もあり、支援、協力をいただいた。特定の趣旨はなく、石井の政治活動に対するものだ」と文書で回答した。

前田議員は、石井議員から「政治連盟をつくろうというお誘いを受けた」と著書に参加の経緯を記している。石井議員の事務所は「(政治連盟の理事長=故人=を)どなたかに紹介され、趣旨は理解し若手の議員に声をかけた。当初は名誉会長だが、その後、総選挙での落選もあり関与していない」としている。

 関係者によると、政治連盟には約40社が加盟し、1社あたり年間50万円の会員料を徴収しているという。

                                               ◇

業界と政界とを初めて本格的に結びつける立場だった。

なるほど、一番の悪は石井ネズミだったわけだ。

もともとマルチは「アメリカ版ネズミ講」といわれアメリカ生まれのアメリカネズミ。

留学経験者の石井氏は、アメリカで留学中にアメリカネズミにかじられていたのだろうか。

2008/10/16    

   民主党の前田雄吉衆院議員(48)が、マルチ商法業界から講演料や献金を受け取っていた問題で、民主党離党を正式表明した。前田議員が事務局長を務めていた「マルチ商法支援」の議員連盟には、民主党の石井一副代表山岡賢次国会対策委員長らも参加したことがある。複数の議員がマルチ商法業界の政治団体から資金提供を受けていたことが明らかになり、民主党とマルチ商法業界との「親密な関係」が取りざたされている。

石井、山岡議員への政治資金提供が確認される

マルチ商法業界の政治団体HPでコメントする山岡民主党国対委員長
マルチ商法業界の政治団体HPでコメントする山岡民主党国対委員長

   マルチ商法業界の政治団体は現在の「ネットワークビジネス推進連盟(NPU)」で、同連盟の事務局長を務めていた前田雄吉衆院議員はマルチ商法業者から2004年~07年にかけて講演料210万円を受け取っていた。「国民の生活第一」を掲げる民主党としては、マルチ商法業界とのつながりはイメージ悪化につながりかねないが、民主党と同連盟のつながりはどうやら深そうだ。同連盟は05~07年にかけて民主党のパーティー券を計170万円分購入していたことがこれまでに明らかになっており、前田議員の関連政治団体のほか、石井議員や山岡議員への政治資金提供が確認されている。

   2008年10月16日の会見で民主党の菅直人代表代行は、党幹部がマルチ商法業界の政治団体から資金提供を受けていたことについて、

「最終的には前田雄吉議員本人が離党することで一定のけじめはついた。他の(資金提供を受けた)方についてはどういう事実関係があるか、わたしは直接聞いてないし、知らない。小沢代表の言葉を聞く限りでは、前田議員とは性格が違うと聞いているし、違いはあると思っている」

と話している。

   前田議員については国会質問でマルチ商法業界を擁護するような発言があり、問題視されていたが、「ネットワークビジネス推進連盟(NPU)」(名称が「流通ビジネス推進政治連盟」だった時期も含む)のホームページでは、こうした前田議員の国会質問が「3年連続、国会でネットワークビジネスを質問」などと題した記事として取り上げられていた。(現在では削除されている)

山岡議員はマルチ商法を一貫して応援?

   また同ホームページには山岡議員の

「ネットワークビジネスに正しく真面目に取り組んでいる方々が、世間の誤った『常識』から、あらぬ誤解を受け、肩身の狭い思いをされている現状の社会的環境を、いち早く改善して、この誤った『常識を破壊』し、本当の常識を確立していかなければなりません」

というコメントが掲載されていたほか、同連盟理事長と前田議員の3者での対談記事も掲載されていた。そのなかで山岡議員は

「ネットワークビジネスは、個人に対応する新しいビジネスであり、時代や国民の要請でもあると思う。いろいろな誤解や偏見、あるいは業界として未熟な点が残るのであれば、それは、政治の立場や政治連盟の努力で進めていく」

と述べた、と書かれている。「ネットワークビジネス」とは、いわゆる「マルチ商法」のことだ。

   山岡議員とマルチ商法業界の関係をめぐっては、08年10月15日のTBS報道番組で、マルチ商法業者のイベントで「究極のフレックスタイムの正規の職業というのがこのネットワークビジネスだ」などと演説する山岡議員の映像が放送されている。こうして見てみると、山岡議員がマルチ商法を一貫して応援していたかのようにも見える。J-CASTニュースでは山岡議員の事務所に問い合わせたが「秘書も含めて地元に戻っていて、誰もいないのでわからない」とのことだった。

   もっとも、自民党の野田聖子消費者行政担当相は10月16日の参院予算委員会で、過去にマルチ業界を擁護するかのような発言を国会の答弁でしていたことについて「自分の勉強不足で、消費者の視点に立った質問ができなかった」と釈明するなど、国会とマルチ商法業界との「関係」が取りざたされる事態に発展している。

                   ◇

 

上記サイトのコメント欄に次のような書き込みがあったが、マルチの真理を突いていて、思わず吹いた。

山岡先生、アホですか?

まこ  2008/10/16 23:19

参加してた山岡賢次国会対策委員長は、mlmは、multi level marketingと言ってたな。だから、mlmは、ねずみ講ではないと。明らかに言葉からして、ねずみ講じゃん。アホですか?ねずみ講はmouse ditch とかなんとか言うとでも?≫ 

ネズミ講という言葉は印象が悪いので、色々名称を言い換えているが、

やはりネズミはネズミ。 

決してネコにもイヌにもなれるわけはない。

それにしても、ネズミの本性を見抜けない先生方多いのには驚かされる。

ネズミ講はアメリカでは「ピラミッドスキーム(pyramid scheme)と呼ばれ、やはり印象は最悪だ。

勿論そのものずばりの「ネズミ講商法(pyramid selling)」なんて言おうものなら、

誰にも相手にされないのでmulti level marketingと言い換えたに過ぎない。

それを日本ではMLMだのマルチ商法とかっこつけているが、そのうちネズミの本性が出て、見破られてしまう。

それで最近はネットワークビジネスなんていっているが、このネーミングに多くのネズミ講一族が隠れ住んでいることは公然の秘密である。

ねずみ講はmouse ditch ?」には笑わしてくれるが、

ちなみにditch は溝であり講では無い。

 

民主党は田中ネズミ一匹で一件落着にしようとしたが、

党の副代表や国会対策委員長がネズミのお友達では、

前田ネズミ一匹の処分では納まりそうも無い。

 

写真

(写真)「健全なネットワークビジネスを育てる議員連盟」の動静を伝える業界誌「ネットワークビジネス」

(写真:「赤旗」より)

 

 

 

 

 

 

 

 

上の写真は民主党の藤井裕久最高顧問と前田雄吉議員だが、

マルチの業界紙に広告塔として写真が出るようじゃ、民主党の「ネズミ汚染」も重篤である。

民主党のネズミ先生方には是非下記引用の信濃毎日新聞の社説を読んで勉強して欲しい。

 

民主前田議員 離党で幕引きはできぬ 10月17日(金)

 民主党の前田雄吉衆院議員が、離党と次の総選挙への不出馬を表明した。マルチ商法業界から献金を受け、業界寄りの国会質問をしたと指摘されたことについて、「国民や党に迷惑を掛けた」というのが理由である。

 献金が質問の見返りと見なされれば、収賄罪に問われる可能性が出てくる。離党、不出馬で幕引きとするわけにはいかない。

 献金の趣旨について詳しい説明を前田議員に求める。党執行部の対応も問われる。

 前田議員は、例えば昨年2月の予算委ではこう質問した。

 「このネットワークビジネス(マルチ商法)、男女も関係なく、若い方もお年寄りも…障害者も健常者もできる、そうしたあらゆる方ができるビジネスであるというふうに思っております

 そして、マルチ商法に注意するよう呼び掛けた国民生活センターのパンフレットを取り上げ、政府に迫っている。

 「これはひどいじゃありませんか。『友達からの“いい話”はトラブルの始まり』。…これはもう回収すべきですよ」

 マルチ商法は、組織が大きくなり組織内での地位が上がるほど利益につながる仕組みになっている。問題を起こしやすい面がある。実際、国民生活センターの資料によると全国で年間約2万件の相談が寄せられている。(略)

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宮城晴美氏の苦悩(4)-母の勇気も、人生の師も捨てて

2008-10-18 08:13:03 | ★集団自決

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 真実の攻防 沖縄戦「集団自決」から62年 2部 <6>

宮城晴美氏の苦悩(4)-母の勇気も、人生の師も捨てて

不自然な「決定的証言」

 宮城晴美氏(57)が『母の遺したもの』で梅澤隊長の自決命令はなかったという立場から、自決命令が「あったかどうかわからない」という立場に変わったのは今年六月の宮平春子さん(80)の証言を聞いたからだと言われました、と原告の徳永信一弁護士が言及した時だ。

 大阪地裁の深見敏正裁判長が思わず質問した。「前提として春子さんの証言を聞いたから考えを変えたということでいいんですか」と。

 「はい」と宮城氏は肯定した。今までの考えを覆す決定的な証言だという。最後に原告の松本藤一弁護士が、宮平さんは『母の遺したもの』で自決命令を出したと書いた宮里盛秀助役(当時)の妹という立場だから、その身内の言葉が本当かどうか検証するためにどうしたのか、と問うた。

 すると宮城氏は「春子さんは、自分の兄を救うために決してうそを言ってああいう言葉を言ったわけじゃないです」「彼女が証言したことだけで、私は十分信頼に値すると思っています」と、少し語気を荒くして反論した。

 これと同じ内容の言葉を、かつて沖縄タイムス紙上で作家、曽野綾子氏と自決命令の有無をめぐって論戦した太田良博氏が語っている。「生死の境をくぐってきたばかりの人たちの証言として重くみた」という発言だ。太田氏は、あとに残るのは、赤松氏の言葉を信じるか、渡嘉敷島の住民の言葉を信じるかという問題であると言い、「私は赤松の言葉を信用しない。したがって、赤松証言に重きをおいて書かれた『ある神話の背景』を信じるわけにはいかない。渡嘉敷島の住民の証言に重きをおいた『鉄の暴風』の記述は改訂する必要はないと考えている」という乱暴な展開を主張するのであるが。

 春子さんが、兄の宮里助役から「軍からの命令で敵が上陸してきたら玉砕するように言われている」という発言を聞いたのは確かだろう。だが肝心な点は、その宮里氏の発言にウソがないかどうか、である。その質問に、「彼女が証言したことだけで、私は十分信頼に値すると思っています」と突っぱねた宮城氏。

 しかし、この発言で宮城氏の「人生の師」である作家、澤地久枝さんをも裏切ったように思われる。

 『母が遺したもの』によれば、宮城氏の原稿に三度も目を通してアドバイスをしたのが、澤地氏であった。自宅を訪ねて手料理でもてなしてくれたり、本のタイトルまで付けてくれたという。

 <澤地さんからは、言葉の使い方をはじめとして「証言」を鵜呑みにせずに事実を確認すること、一つの事象を記述するのに、どんなに些細なことでもそれに関連するあらゆるできごとをびっしりおさえることなど、多くのことを学びました

 集団自決問題は宮城氏にとって学生時代から三十年かけてのライフワークであったはず。それを母の証言を決め手として、ようやく書き上げたのが『母が遺したもの』だった。

 その後書きに「座間味島の“戦争”を語りつづけ、“真実”を証言した母の勇気をムダにはしたくないという思いから原稿を書きはじめた」と胸中を吐露している。

 そんな母の勇気と、自らの長年の努力を、たった一人の証言で捨ててよいのか。今、明らかになっている陳述書などによれば、宮平春子さんは今年四月二十日、二十一日に座間味島で被告の秋山幹男弁護士に、当時の内容を証言し、五月十日付でその陳述書にサインをしている。

 普通なら、被告側の新しい情報や陳述書の中身を即座に細かく報道してきた沖縄タイムスが、この時ばかりは報道を控えている。タイムスが春子証言を大々的に扱ったのは七月に入ってからだ。その間に、宮城晴美氏が六月二十四日に春子さんに取材して、六月二十七日付で陳述書を提出している

 被告側と宮城晴美氏、さらに地元関係者を巻き込み、春子証言を「決定的証言」に仕立て上げようというストーリーを作ったのは果たして誰なのか。

 宮城晴美氏は、母の遺言とも言えるノート、自身の著書の中心的な記述、そして人生の師さえも今回の証言で捨てたと原告側はみている。では、それと引き換えに宮城氏は何を獲得できたであろうか。

 彼女は今、著書を書き直す途中だというが、その内幕を書いた「本当の証言」を読んでみたい。

(編集委員・鴨野 守)

(本紙10月28日掲載) 世界日報社

                    ◇

何度も繰り返すが『母の遺したもの』は、

座間味島の集団自決の生き残りである母初枝さんが書残したノートを基本にして、

戦後生まれの娘晴美氏が自分の取材も含めて著した本である。

それを戦後60数年経って、しかも法廷証言の僅か一ヶ月に突然今までの考えを翻した。

その根拠が、宮平春子氏から取材したたった一つの「伝聞証言」であるというから驚く。

春子氏が、梅澤隊長が自決命令を出したのを直接聞いていたのなら重要証言といえるが、

兄の宮里助役から「軍からの命令で敵が上陸してきたら玉砕するように言われている」と聞いたのは、

兄経由の伝聞証言に過ぎないし、しかも聞いた兄は自決を指導したといわれる人物である。 

このような何の検証も無い証言で、いとも簡単に『母の遺したもの』の主張を変えてしまっていいものだろうか。

春子証言がが宮里盛秀助役よりの伝聞であること、また春子氏が助役の妹であることを考慮すれば、

晴美氏の翻意はいかにも安易であり、

法廷証言予定で切羽詰まったあげく、

「軍命あり」の結論のために「藁をもつかむ」心境で、

春子証言に飛びついたとしか思えない。

 

これまで鴨野守氏の『真実の攻防』(世界日報)からの引用して、宮城晴美氏を批判してきた。

「集団自決問題」に関して鴨野氏は、徹底した実地調査と文献調査を基本に取材しており、筆者(狼魔人)は鴨野氏の著作を高く評価するものであるが、鴨野氏と反対の立場の勢力は内容の是非ではなく、誰が書いたかによって批判するものが多い。

晴美氏への批判にしても、注意深く読めば晴美氏の「藁をもつかむ」気持ちは読み取れるはずだが、晴美氏の弁解のみに聞く耳を持つ人々にとっては理解の外なのだろう。

だが、同じく宮城晴美氏に関する文章でも、晴美氏の最大の援護者とも言える沖縄タイムスの記事なら、聞く耳ならぬ、読む目を持っているだろう。

「集団自決訴訟」が提訴される3年前(提訴は2005年8月)、沖縄タイムスは、無防備にも(正直にも)このような記事を書いていた。


沖縄タイムス<2002年9月21日 朝刊 6面>

沖縄の海図(63)メッセージ復沖縄タイムス<2002年9月21

宮城晴美(下)
(63)告白・数行が母の戦後を翻弄

「約束」から10年


 戦争体験のトラウマを問う言葉が、鋭く胸を突く。

 宮城晴美の著書『母の遺したもの』は、家族の体験から目をそらすことなく、血塗られた座間味の実情を克明に記している。宮城に執筆を、激しく促したのは「母の手記」だった。同著の前書き、「約束」から一〇年-で、脱稿・出版までの経緯を述べている。

 「いずれ機会をみて発表してほしい」と、一冊のノート(手記)を私に託し、半年後(一九九〇年)、六十九歳の生涯を終える。字数にして四百字詰め原稿用紙約百枚。自らの戦争体験の日々を具体的につづっていた。しかも、
手記は過去の記述を、根底から覆す内容を含んでいた。

 一九六二年、最初の手記を『家の光』の懸賞募集に応募入選する。翌年、同誌四月号に掲載。さらに五年後に出版された『沖縄敗戦秘録-悲劇の座間味島』(私家版)で、「血ぬられた座間味島」の題名で収録された。その記述の一部分が発表して以来、母を苦しめ追いつめていた。

 『悲劇の座間味島』、それと一冊のノートを前に、一部カ所・数行の削除を指示した。「母の戦後を翻弄(ほんろう)した数行だった」。十年後、宮城は執筆に取りかかる。


板ばさみの苦悩


 
同著の要旨を追うことにする。当時の座間味島駐留軍の最高指揮官、梅澤部隊長からもたらされたという、「住民は男女を問わず軍の戦闘に協力し、老人子供は村の忠魂碑前に集合、玉砕すべし」-が、事実と違う記述であった。以後、「座間味島の“集団自決”は梅澤裕部隊長の命令」が根拠とされてきた。

 
事実は、部隊長の命令は下されず、村役場の伝令が飛び交い、次々と「集団自決」へ走った。手記発表後、母は自分の“証言”で梅澤を社会的に葬ってしまったと悩んでいた。事実を公表すれば、島の人々に迷惑が及ぶ。板ばさみの心痛を一人で背負っていた。

 一九八〇年、那覇市内で梅澤と再会。そして母初枝が告白した。「命令を下したのは梅澤さんではありません」。この一言に、梅澤は涙声で「ありがとう」を言い続け、嗚咽(おえつ)した。だが、告白をきっかけに事態は急変。さらに波紋を広げていく。

 詳細は同著を読んでもらうしかない。要約するにしても、背景が複雑で誤解を恐れるからだ。


背景に「皇民化」


 戦争とは残酷である。「集団自決の状況」を仕組む。戦後なお島人は、その呪縛(じゅばく)から解き放たれていない。この事実に、宮城は怒る。「国家の戦争責任は不問に付され、戦後何十年もの間、〃当事者〃同士が傷つけあってきた」。幼児を抱える母親たちにさえ「天皇陛下ばんざい」を言わせた「集団自決」。国家の徹底した皇民化を厳しく批判する。

 同時に検証も怠りない。最近、発表した小論「母姉読本」は「銃後の守り」となる、女性に対する国・県の指導を明かす(「うない」ヒストリー/琉球新報二〇〇二年四月八日朝刊)。

 大宜味村の「母姉学校」、八重山の「母の読本」、沖縄県教務課の「母姉講座」を紹介。

 天皇制国家の支えとなる「良妻賢母」をつくる女子教育の名目で、とくに沖縄は家庭から「日本化・皇民化」の狙いを露(あらわ)にした。

 「座間味島の集団自決はむろん、戦争が引き起こした悲劇は皇民化政策が招いた」ことを指摘する。

 また復帰三十年。漂う「戦争体験の風化」にも沈痛な思いをかみしめる。

=敬称略=(多和田真助 編集委員)

 今週は木・金・土曜日に掲載します。

                     ◇

この記事を書いた多和田真助編集委員は、

最近の宮城晴美氏の言動をどのような思いで見ているのだろうか。

又、被告応援団、そして宮城晴美氏応援団の方々は、

上記タイムス記事を読み返す気はあるのだろうか。

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続・ネズミ騒動 中山議員「出る」「出ない」で大騒動

2008-10-17 12:39:40 | 県知事選

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便秘と下痢の会話じゃあるまいし

「出ない」「出る」・・・

やっぱり「出ない」・・・それは無いだろう。↓

中山前国交相、不出馬 「でない」「でる」…やっぱり「でない」

せっかく当日記でも応援していたのにこのザマだ。

「『失言』は正論であり、これしきで大臣を辞任する必要はない」と。

それが大臣どころか結局は議員まで辞めることになった。

ここまでは、まだ良かったのだがね。

大体このお方マスコミに言質をとられやすいタイプと思われ、

昨年の集団自決に関する発言でも地元紙に引っ掛けられて、

「軍命令あり」と「言った」「言わなかった」

で意見がコロコロ変わり、こんなエントリーをしたくらいだ.。

コロコロ変る中山元文科相の歴史観

コロコロ変わった上に又変わるので、

遂にはこんなタイトルにしなければならなかった始末だった。

転げ回る中山元文科相の歴史観

常日頃の中山氏の発言からは左翼に媚びるような「軍命はあった」なんて言うはずも無いと思うのだが、

地元新聞に大きく「軍命発言」を報じられるような醜態を何度も繰り返していた。

今回の「出ないー出る」騒動の後、ご本人は迷惑をかけたので山に篭って座禅を組むといっていた。

これを受けた東国原宮崎県知事にこう突っ込まれていた。

「中山さん、この前も山に篭って座禅を組むといっていたが、ゴルフ場に現れた。今度こそ座禅してください。 お願いしますよ」と。

本当に今回は、山篭りはともかく、寺にでも篭って座禅でもして、次の機会には生まれ変わって「出て」欲しい。

TBSの杉尾解説員はこのニュースに、嬉しそうに「二度と立候補するな」と言っていたが、

臥薪嘗胆、捲土重来とは中山氏のためにある言葉だ。

                                               ◆

 

サブプライムローンの余波で世界中が大騒ぎだが、日本の政界はネズミ講で大騒ぎ。

だが「サブプライムローンはネズミ講だ」という説がある。

両者ともありえないことを前提にしている。

その結果必ず破綻する・・・つまり破綻を前提としたシステムである。

ネズミ講は無限に新規顧客が増えるということを前提にすればきわめてうまくいくシステムだが、

実際に顧客が無限に増えるはずはなく、

創業者の一部がぼろ儲けをして、必然的な破綻によりほとんどの参加者は経済的にも、信用の点でも大きな被害を被る。

一方、サブプライムローンは住宅価格が永久に値上がりを続けるのを前提にすれば、うまくいくはずのシステムだが、

不払いが増加すると価格が下がり始め不良債権となる。

ここまではは、1990年代の日本の不動産バブルと同じだが、

サブプライムローンの場合は「債権(見込み不良債権)」を、

細切れの証券化し、それが「住宅は永久に上がる」という神話で信用が肥大化し、更に再保険のように債権の証券が再発行され金融業者間で転売される間に巨大な金額に膨れ上がった。

泡のような信用で膨れ上がったシステムが破裂すると膨大な不良債権として残り、

不良債権の巨大な額と他国への影響という点では日本の不動産バブルよりはるかに悪質である。

ネズミ講もサブプライムローンも有り得ないことを前提としている点、つまり破綻を前提としている点では、詐欺的といわれても仕方が無い。

金融工学という詐欺的な言葉があり、ヘッジファンドとかデリバティブとかに怪しげな数式を持ち込んだノーベル賞をもらった経済学者も出た

しかし彼らが発見した方程式は、誰にババをつかますかの方程式だったが、結果的には世界中がババをつかまされたのである。

一時はハゲタカファンドと呼ばれて、金融のエキスパートともてはやされた欧米の金融機関が、結局は自分が廻したババが自分に回ってきて破綻に追い込まれている。

だが、モノを作らない「ゼロサムゲーム」では損をするヤツがおれば、必ず得をするヤツもいる。

そんなヤツは今頃世界のどこかでニンマリと笑っているだろう。

 

日本の政界のネズミ講の方だが、消費者行政担当大臣が消費者に被害をばら撒いている会社のお友達だったとは・・・・。

野田消費者相のパーティー、日本アムウェイが券購入写真付き記事(12:20)

写真閣議に臨む野田消費者行政担当相=17日午前、河合博司撮影

 野田消費者行政担当相は17日の記者会見で、マルチ商法業界からの政治献金などについて調査した結果、「日本アムウェイ」に02年から計3回、16万円分のパーティー券を購入してもらった、と明らかにした。野田氏は「決して違法でもないし、業務停止を受けたような会社ではない」と説明したが、アムウェイ側に返金する意向を表明した。

 野田氏の説明では、96年に衆院商工委員会で訪問販売法改正案について質問したのに先立ち、先輩議員の紹介で日本アムウェイから現状について説明を聞いた。その後、事務所に記録が残る00年以降、02年に3枚、03年に3枚、08年に2枚のパーティー券を購入してもらったという。

 野田氏は、国会質問とパーティー券購入との関連について「全くない」と否定した。そのうえで「12年前の私は、消費者の存在について意識が希薄だったことは事実。それは反省する」と釈明した。

 一方、この問題で野田氏以外の15閣僚は17日の記者会見などで、マルチ商法業界からの献金や、国会での関連質問の有無について否定。小渕少子化担当相は「現段階では分からないので調べて報告する」としている。

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>「決して違法でもないし、業務停止を受けたような会社ではない」

このお方は「勉強不足だった」とは言いながら、

「ネズミ講地獄」についての認識に欠けているようだ。

「違法性や業務停止の有無」が問題なのではない。

消費者と問題を起こすのが恒常的な会社とお友達なのが消費大臣として問題なのだ。

⇒「アムウェイ問題」を被害者と共に考える会http://www.ne.jp/asahi/kato/logos/victim.htm

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