米海軍のハリス太平洋艦隊司令官(57)が18日、東京都内で朝日新聞などの取材に応じた。フィリピンでの救援活動について、自衛隊を含む同盟国との連携が順調に進み、「太平洋で(支援船などの)素早い派遣ができている」と述べ、今後も緊密な連携が重要と強調した。

 10月に就任したハリス氏は神奈川県横須賀市で米国人の父親と日本人の母親の間に生まれ、米国で育った。司令官に日系人が就くのは初。

 米軍は、原子力空母ジョージ・ワシントンや、沖縄に駐留する新型輸送機オスプレイ(MV22)などを派遣しているが、ハリス氏は、シンガポールに配備している沿海域戦闘艦も派遣したことを明らかにした。