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韓国、中国人留学生の過激行動に抗議 聖火リレー(23:17)
2008年04月28日23時17分 朝日新聞
【ソウル=箱田哲也】韓国外交通商省の李容濬(イ・ヨンジュン)・次官補は28日、中国の寧賦魁・駐韓大使を呼び、前日にソウルであった聖火リレーで中国人留学生らが過激な行動に出たことに抗議した。韓国ではインターネットで、一部の中国人留学生らの暴力行為も動画で投稿され、反発が広がっている。(略)
◇
新聞が報道しない事実をネットが流し、2、3日のタイムラグでやむ得ず新聞が記事にする。
高村外務大臣もこのようなトボケタ発言↓をする脳テンキ振り。
「逮捕されたの台湾人と日本人だけで、中国人やチベット人は1人の逮捕者も出ていない。 騒いだのは外野席だけ」(日曜日の「報道2001」)
政府の態度に呼応するように、中国人の乱暴狼藉についてはいくらネットが事実を流しても新聞は一切見て見ぬ振りの頬被り。
来月早々訪日予定のコキントウの来日を控えて日本でも報道規制がかかったのかと思うほどだ。
「映画『靖国』」や「立川反戦ビラ」であれほど騒ぎ立てて叫んだ「報道の自由」は一体何処へ消し飛んでいったのだ、マスコミ諸君。
ネットユーザーなら先刻承知のこのニュースも、新聞だと今頃この有様だ。
「聖火応援隊」やっぱり動員 中国当局が旅費負担(朝日新聞 4月29日06:24) <長野市を走った26日の聖火リレーでは、約5千人の中国人留学生らが日本各地から集まった。東京から参加した複数の留学生によると、前日から夜行バスで向かい、1人2千円の交通費を負担したが、残りの費用は、すべて大使館側が負担してくれたという。 >
>前日にソウルであった聖火リレーで中国人留学生らが過激な行動に出たことに抗議した。韓国ではインターネットで、一部の中国人留学生らの暴力行為も動画で投稿され、反発が広がっている。
ここまでは日本のネットユーザーも韓国のユーザーも同じなのだが、大統領の変わった韓国では中国人の逮捕者も出た。
更に、暴力犯には毅然とした刑事処罰をすると公表している。
「政府は、北京五輪の聖火リレーで中国人たちの暴力デモが相次いで発生したことに関連して、28日、中国側に遺憾の意を表明し、暴力デモを起こした人々に対する刑事処罰の方針を伝えた。」(4月29日東亜日報)
聖火リレー:韓国政府、中国側に遺憾表明 2008/04/29 09:57:11
中国人青年の暴力行為に刑事処罰も
政府は28日、寧賦魁・在韓中国大使を通じて中国側に、前日発生した北京五輪の聖火リレー過程での中国人による暴力行為に対し「強い遺憾」の意を表明した。
外交通商部の文太暎(ムン・テヨン)スポークスマンは同日、「李容濬(イ・ヨンジュン)次官補が外交部に寧大使を招き、北京五輪の成功を願っているが、前日に一部の中国人青年たちが過激な行動に出たことについては、強い遺憾の意を表する旨を伝えた」と明らかにした。
また、李次官補はこの席で「暴力行為に対する警察のビデオ分析が終われば、結果次第では関係者たちを処罰することもあり得る」との方針を伝えたという。
外交部の当局者は「寧大使は、一部の中国人青年たちが過激な行動に出た過程で、韓国警察や記者らが負傷したことについて、申し訳ないと語った。特にデモ隊が警察に暴力を振るったことについては『あってはならないこと』とし、残念な気持ちを表した」と伝えた。
また寧大使は、聖火リレーに韓国政府が積極的に協力したことに対し、温家宝首相と楊潔チ外交部長名義で感謝の意を表した。
寧大使は記者会見の席でも、「昨日の行事を無事に終えることができた。韓国国民の理解と支持に対し、中国政府は非常にありがたく思っている。どんな場合でも両国国民の間にわだかまりが残らないよう、皆が努力しなければならない」と話した。
一方、政府の対応が弱過ぎるという一部からの批判について、文太暎スポークスマンは「強い遺憾というのは、外交的に非常に強い意志表示を意味している」と話した。
イム・ミンヒョク記者
朝鮮日報/朝鮮日報JNS
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「フリーチベット」の叫び届かず亡命2世 泣きながら乱入 聖火リレー(4/26産経)
(前略)
■【動画】北京五輪 超厳戒の聖火リレー / 聖火リレーで厳戒の長野
ハプニングは突然起きた。JR長野駅や善光寺周辺と比べて、比較的観客の数が少ないコース中ごろの沿道。「フリーチベット!」。チベットの旗を握りしめた男がロープをまたいで車道へ飛び出し、聖火ランナーの列に飛び込んだ。警官隊に取り押さえられ、地面に顔を押さえつけられながらも、「フリーチベット」の泣き叫ぶような声は消えない。
男は、台湾に住む亡命チベット人2世の古物商、タシィ・ツゥリンさん(42)。「私はオリンピックに反対しているわけではない。ただ、チベットの惨状を全世界に訴える絶好の機会だと思っている」。この日朝、沿道の別の場所でチベットの旗を広げていたタシィさんは記者にそう話していた。
タシィさんは、中国のチベット侵攻後の1959年、チベットからインドに亡命し、その地で生まれた。紛争は直接経験していないが、父親の壮絶な体験がタシィさんの心に刻み込まれている。
父親は紛争の最中、政治的理由で中国公安当局に拘束され、死刑を宣告された。しかし執行の前日、一か八か、小さな窓から絶壁に向かって飛び降りて脱走、一命を取り留めた。その後、夫婦で当時7歳だった兄を連れて2週間かけて、命からがらヒマラヤ山脈を越えたという。
「チベット独立は両親の悲願でもある。それを実現するためには、残りすべての人生を犠牲にする覚悟がある」
チベット難民として暮らしたインドでは、常に「どこにも所属しないホームレスのような感じだった」。しかし、ダライ・ラマ14世の言葉に接し、考え方が変わった。「チベットはチベット人のもの。暴力を使わず、平和的に訴えることで、私たちの『自由』を取り戻したい」。
タシィさんは25日夜に長野入り。タイの聖火リレーでも抗議活動に参加したが、そのときと比べると、日本のほうがチベット支援者が多いことに驚いたといい、「応援してくれる日本のみなさんに感謝している」と述べていた。
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上記産経記事で報じられた台湾在住の亡命チベット人の涙の訴えも朝日新聞にかかると「中国人の群集を見て興奮したバカな台湾人」という風に印象操作されてしまう。
騒然長野聖火リレー 投げ込み・乱入など6人逮捕(4/26朝日)
<台湾人の男は「中国人がたくさんいたので興奮した」などと話している。また、県警は観客同士の暴行、傷害事件2件を調べている。>
スポーツ新聞の方が「台湾人」から「台湾在住の男」に変わって入るので朝日よりましだとは思うが、「妄想男」は無いと思う。
愛ちゃんにチベット旗男“乱入”(4/27デイリースポーツ)
< かつて中国超級リーグに参戦し、現地では今でもアイドル級の人気。チベットとの対立構造の中、男に余計な“妄想”がふくらんだのか?威力業務妨害で長野県警に現行犯逮捕されたのは、チベットと同様に中国からの独立問題を抱える台湾在住の男(42)という。>
日本の新聞が放棄した長野の「聖火リレー」では「報道の自由」を自ら放棄した。
ところがテレビ「ムーブ」がこrてを放映したらしい。
沖縄では放映されていない同番組をぼやきくっくりさんが詳しくエントリーされているので「ムーブ!」長野聖火リレー 報道されない真実を是非見てください。
◆
さて、次に引用するのは「聖火リレー」に関するある新聞の社説だが、中国を恐れずこのような正論が吐ける新聞が日本にあったのだろうか。
【社説】暴力沙汰に発展した聖火リレー
<世界中で行われた北京五輪の聖火リレーが、中国のチベット人に対する弾圧を非難する各国の市民たちによる抗議で騒乱に発展している。しかし、中国人が他国の・・・・・中国人は一体何の権利があって、他国の・・・・・ど真ん中に集結し、暴力沙汰を起こしたのか。今回の事態は決して、なあなあで済ませられる問題ではない。>
<中国人の常識レベルもさることながら、果たして・・・・・が彼らにどのように見られたがゆえに、白昼堂々とこのような暴力を被ったのだろうか。・・・・歴代政権は政治的な理由で、中国に対し言うべきことも十分に言えなかった。また「知識人」と言われる人たちも、左派、右派を問わず、中国のすることは黙って見過ごした方が無難だ、という対応をしてきた。こうした過去が、今日の中国人たちの無礼で傲慢な態度を生んだのではないだろうか。>
< 国際関係ほど「原則」と「前例」が重要な分野はない。例えそのときは困難であっても、「原則」を守り通すという「前例」を作っておけば、あとはその前例を踏襲していけるのだ。オランダのような小さな国は、どんな状況に陥っても「国際法の原則」を守るという「前例」を着実に積み重ねることで、大国であってもぞんざいな対応はできない国をつくってきた。言い換えれば、自ら原則を守り、前例を積み重ねることで、国の格、すなわち「国格」を高めてきたといえる。>
◇
それにしても見事な正論だが・・・。
日本の新聞もついに目覚めて、中国を恐れずこのような正論を吐くような新聞も登場したのか。
答え(新聞名)は以下の社説を熟読下さい。
【社説】暴力沙汰に発展した聖火リレー(上)4月29日 11:34
【社説】暴力沙汰に発展した聖火リレー(下)4月29日 11:35
【おまけ】
日本の新聞がこんなことが言える日は来るのか。
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