狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

台湾海峡に暗雲!普天間移設はやはり辺野古

2010-01-31 09:07:27 | 普天間移設

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鳩山首相が普天間基地の移設先を5月末までに決めると発言したとき、次のような冷ややかな言葉を耳目にした。

「短期間で国内に受け入れ先を探すのは困難なので、結局11月の県知事選の結果に丸投げするのではないか」

これはあくまで皮肉の言葉であり、実際は1月24日の名護市長選の結果を鵜呑みにはしないまでも、ある程度は斟酌して大方の目途は着くものと考えられていた。

ところが辺野古反対派の稲嶺新知事が誕生しても、平野発言などもあって普天間移設はますます混迷の度合いを深くしてきている。

更に混迷に拍車をかけているのが連立を組む社民党であり国民新党である。 社民党の「辺野古絶対反対」はともかく、国民新党は嘉手納統合案を主張し、船頭が多い鳩山丸は山にでも登る有様。

更に県外移設にブレーキをかけるのが台湾海峡を波立たせる米国のこの動きだ。

中国、武器売却の米企業制裁へ 軍相互訪問も一時停止  01/30 20:51 【共同通信】 
 【北京共同】中国国防省は30日、米政府による台湾への武器売却方針発表を受け、対抗措置として、米中両国軍が計画していた相互訪問の一時停止を決めたことを明らかにした。国営通信の新華社が伝えた。国防省当局者は同日、北京の米大使館武官を呼び、抗議の申し入れをした。(略)  2010/01/30 19:46   【共同通信】

ノーベル平和賞を受賞したオバマ大統領が、中国と問題を抱える台湾に武器輸出をするという。 

平和のために軍備廃絶を叫ぶ「平和団体」には理解できない行動であろう。

当然、中国と台湾は米国の決断に対し真逆の反応を示した。

米、台湾への武器輸出発表 中国「強烈な憤慨」

 2010年1月30日       
 【ワシントン共同】米政府は29日、台湾に対し総額64億ドル(約5800億円)の武器を輸出する方針を決定、米議会に正式に通告したと発表した。オバマ政権による初の判断で、対台湾政策について前政権を継承する姿勢が鮮明になった。中国は強く反発、米インターネット検索大手グーグルをめぐるネット検閲問題で悪化する両国関係に影を落とすのは必至。米中G2(二大国)化が進む中で国際社会にも波紋を広げそうだ。

米国の武器売却 台湾・馬総統は歓迎

 【台北=新居耕治】米国が台湾への武器売却を決めたことに対し、馬英九・台湾総統は滞在先の米ロサンゼルスで29日、歓迎する意向を表明した。台湾の国防部(国防省)は30日午前、武器売却は「台湾海峡の安定に寄与する」との声明を発表した。 (略)


                                         ◇

普天間基地の存在理由は、ヘリコプターを利用した海兵隊の機動力による抑止力である。 

従って台湾海峡有事への対応を重要目的とする普天間海兵隊にとって、普天間基地の県外移設は選択肢にはない。

県内説の根拠は台湾海峡の有事に、地政学的にヘリコプターの行動範囲として県外は不適であるから、である。

平和ボケした「平和勢力」はベルリンの壁が取れ、冷戦による東西対立は終結したので、日本に仮想敵国は存在しなくなったと主張する勢力がいる。

だが鳩山首相がいくら友愛を叫んでも東アジアには依然として紛争の火種がくすぶっている。

その一つが拉致国家北朝鮮の存在であり、台湾海峡の有事である。

ところが、親中国の馬政権誕生以来、台湾有事はあり得ないという観点から国境の島与那国に自衛隊はまだ配備されていない有様である。

普天間基地の最も重要な存在理由が、台湾海峡有事への抑止力であることを考えれば普天間基地の移設先は「ぐるッと周って辺野古」しか考えられないのではないか。

                       ◇

最近、普天間移設に関し鳩山内閣の関係閣僚がやっと「米軍基地の抑止力」を評価する発言をし始めたが、軍備を抑止力と考えるなら「究極の抑止力」である核武装についても論議する必要があるのではないか。

ノーベル平和賞受賞の大統領が、紛争が予想される当事国に武器輸出をしても「平和」のための抑止力になる。 

これを一番実感しているのが当事国の馬総統のようだが、

米国の台湾への武器主出緩のニュースの三日前に、読売が日本の武器輸出三原則に関する社説を書いて、日本人がこれまで議論を避けてきた「現実の平和」に触れている。

どこかの政党のような「空想的平和論」ではなく、これからは「現実的平和論」も活発になされるべきである。

1月27日付 武器輸出3原則 緩和は「平和国家」と両立する 

日本の安全保障にとって重要な問題提起だ。

 北沢防衛相が武器輸出3原則の見直しに言及した。今月中旬の防衛産業との会合で、「平和国家の理念は堅持した上、経済活動に支障を来す問題は議論していいのではないか」と語った。

 ところが、鳩山首相はすぐに3原則を守ると表明し、火消しに回った。見直しに反発する与党・社民党への配慮があるのだろう。

 日本は今、3原則に制約され、武器の共同開発・生産に参加できないでいる。産業界は「技術交流ができないことで、国際的な進歩に遅れ、『技術鎖国』になっている」と危機感を隠さない。

 航空自衛隊の次期主力戦闘機(FX)の有力候補であるステルス機F35は、米英など9か国が共同開発した。日本は参加していないため、導入するにしても時期が相当遅れ、費用も高額になる。

 「武器」の定義が広範なため、自衛隊仕様に部分改造した四輪駆動車も輸出できない。ヘルメットなども同様だ。国内販売に限られる結果、コストは割高になる。

 政府の防衛予算が8年連続で減少する中、防衛産業から撤退する企業が相次いでいる。2011年度に戦闘機F2の生産が終了すると、その後5年以上は戦闘機の国内生産が途絶える。さらに多数の企業が撤退する可能性がある。

 いったん企業が撤退し、専門技術者がいなくなれば、再開は容易ではない。特殊な部品が補給できず、航空機や艦船の維持・補修に支障が生じる恐れもある。

 政府はこうした現実を直視し、防衛産業の衰退は国益を害すると認識すべきだ。

 無論、すべての分野での現水準の維持は困難だとしても、「選択と集中」を図り、最低限の生産・技術基盤は確保すべきだ。そのためには、具体的な戦略や将来像を示すことが重要だろう。

 今年末には防衛計画の大綱の改定が予定される。武器輸出3原則見直しの議論を深める好機だ。

 1967年に定められた3原則は、紛争当事国や共産圏諸国への武器輸出だけを禁止していた。76年に禁輸対象がすべての国に拡大されたが、ミサイル防衛の日米共同開発や海賊対策支援など様々な例外措置も設けられている。

 禁輸対象を当初の3原則に戻すのも一案だし、最低でも武器の共同開発・生産は可能にすべきだ。こうした3原則の緩和は「平和国家」の理念と矛盾しない。安全保障問題で思考停止に陥り、安易な現状維持に流れるのは禁物だ。

(2010年1月27日01時30分  読売新聞)

                     ◇

「対等な日米関係」を標榜し、日米合意を反故にする態度をする一方、「東アジア共同体構想」をぶち上げて、日米同盟にヒビを入れるような言動をする鳩山首相だが、

今回の台湾への米武器主出緩和のニュースを知ったら何と発言するか興味のあるところである。

読売社説は北沢防衛大臣武器三原則見直し発言を受けてのものだが、鳩山首相は、社民党への配慮から折角の北沢発言を事実上否定してしまった。

国の防衛より、目先の政局を重んじる平和ボケ首相は、

きっと目を泳がせて日中台の各国に「命の尊さ」を訴え、そして「友愛で平和は保てる」と訴え、

そして、こう付け加えるだろう。

「私を信じてください」と。

 

米軍の台湾への武器輸出緩和で、普天間基地の抑止力が再認識されるようになった。

普天間移設はぐるっと周って、やっぱり辺野古だと思う方

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沖縄語講座、油揚げと天ぷら

2010-01-30 08:19:27 | 沖縄語講座

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当日記は地元紙を引用して、全国的に活躍する沖縄の若者に声援を送ったり、沖縄の食文化などを紹介をしたりするいわば「お国自慢」「郷土自慢」をテーマにしていたのだが、

沖縄タイムス、琉球新報を中心にした沖縄マスコミの極端な偏向報道と、マスコミに巣食う「知識人」といわれる人々のデタラメな言動を批判していたら、

いつの間にか沖縄左翼の目の敵のような存在になってしまった。(笑)

時々は原点に返って、沖縄の高校生の活躍をと思ったのだが、沖縄紙のウェブ記事更新遅いので、沖縄の高校野球の快挙を読売記事をリンクして自慢しておく。

センバツ32校…沖縄から嘉手納、興南の2校 (1月29日 18:58)

それにしても、一県から同時に二校も甲子園行きなんて、「野球には弱い沖縄の高校」を同時代的に体験している筆者にとって、つい隔世の感という陳腐な表現もしたくなるほどである。 甲子園の常連高の興行南高校はともかく、基地の街嘉手納の嘉手納高校の初出場も快挙である。

ところで沖縄紙を批判するばかりではない証拠に、一昨日の新報コラムを引用して、しばらくご無沙汰をしている「沖縄語講座」をしてみたい。

再三言うが当日記は学術論文の発表の場ではないので、掲載文は筆者の独断と偏見で書き連ねてあるので、学術的信憑性の責任は負わないことを申し添えておく。

これを学術論文と思うバカはいないって?

はい、ごもっともです。

もっとも学術論文と称するものにも、デタラメやねつ造が多い昨今なので、改まって但し書きを書く必要もないとはおもうのだが・・・。

琉球新報 金口木舌 2010年1月28日
 「シーブン」。響きのいい言葉だ。沖縄方言で「おまけ」の意味。買った物を余分にもらえれば、それだけでうれしいし売り手のぬくもりまで感じ笑顔も浮かぶ
▼座間味村は宿泊観光客に1000円分の地域商品券を贈呈するという。名付けて「しーぶん商品券」。4月開始の予定で、観光収入増につなげたい村の熱意が伝わる。効果的な一手となるよう期待したい
▼景気低迷や新型インフルエンザの影響で、県の年間観光客数が8年ぶりに前年を割った。観光を収入の柱にする離島町村の危機感は強く、久米島町では総決起大会を開いた。知恵を集め、行動に移さないと道は開けない
▼座間味村にはダイバーなら誰もがあこがれる慶良間の海がある。有人・無人の島々も含めた自然環境は、観光客を呼び込む大きな資源だ。ダイビングだけでなく、シーカヤックやこの季節だとホエールウオッチングも楽しめる
▼自然がそのまま観光資源となる離島は、沖縄本島の市町村より有利だといえる。ただ島の魅力を伝えるのは人。昨年、同村で開かれたフォーラムで「おしゃべりは最高のお土産」という発言があった
▼座間味村の商品券が評判になれば、観光収入増につながるだろう。同時に“シーブンの心”が広がると面白い。村民との交流、触れ合いは、いつまでも心に残る。それが島の魅力を高めてくれるはずだ。

                                          ◇

「シーブン」とは新報コラムが言うとおり「おまけ」を「意味する沖縄方言だが、「シーブン」とカタカナで書いたり、日常会話でそのまま発音されると最近では沖縄人でも理解できない人が増えている。

特に県外から来た人がこの言葉に接したら、方言というより外国語ではないかと思う人がほとんどであろう。

最近の沖縄の識者の中には沖縄の特異性を強調するあまりに、沖縄語も日本語とは異質の独立した言語であると主張する意見もある。

だが、言語学の専門家でもない筆者の独断と偏見に従うと、「シーブン」は紛れもなく日本語の一部である沖縄方言である。

「シーブン」を語源的に辿ると、日本語の「添え分」になる。つまり計算とは別の添付物という意味である。

「おまけ」と言う意味が理解できるだろう。

「添え分」が「シーブン」に転化していく過程は、過去に当日記の「沖縄語講座」を見た人なら説明不要だと思うのだが、沖縄語講座のエントリが途絶えて久しいので、復習の意味で母音転化の法則を説明する。

先ず「添え分」をローマ字表記するとこうなる。

SOEBUN

沖縄語の母音は O→U、  E→I  と転化するので、

添え分・SOEBUN⇒SUIBUN と転化してスイブンと発音されると、

これが「SIIBUN」・シーブンに転化するのは自然の成り行きである。

 

先日天ぷらを10個買ったら一個シーブンしてもらった。

読谷村に天ぷらの美味い店があるので名護からの帰りに立ち寄った。

ここで沖縄独特の天ぷらと天ぷら屋を知らない向きには多少の説明が要る。 

沖縄でそばといえば、いわゆる蕎麦ではなく、蕎麦粉の入らない沖縄そばだということは今では周知のことになっている。

沖縄で、いわゆる蕎麦を指すときは日本そばといわなければ、沖縄そばと間違えられるのが必定である。

従って蕎麦の風味や蕎麦湯を好む「蕎麦好き」にとって沖縄そばは似て非なるもの、いや、全く別物だともいえる。

ところで天ぷらの話だが、所謂和食の天婦羅の衣の薄いカリッとした歯ざわりを好む「天婦羅好き」にとっては沖縄風天ぷらは似て非なる物だろう。 

沖縄天ぷらは、小麦粉を溶いたものに魚やイカを塗して油で揚げる点ではいわゆる大和風天婦羅と同じだが、小麦粉の部分が分厚く微妙に塩味が効いているので天ツユなしでそのまま食しても美味い。

次に天ぷら屋だが、沖縄の天ぷら屋は、東京あたりに気のきいた高級天婦羅専門店とはまるで違うイメージで、店頭に置いたガラスケースのなかに分厚い天婦羅が陳列されている持ち帰り専用の極めて庶民的な店である。

「シーブン」の話が脱線したが、その天ぷら屋で10個の天ぷらを買ったらガラスケースに一個だけ残ったのでそれを「サービスしましょうね」とおまけしてくれたわけ。

そのとき「シーブンですか」と聞いたら、若い女性店員に「エッ?」と、けげんな顔をされた。

20歳前後の若い店員は、シーブンどころか「おまけ」という言葉さえ使わず天ぷら一個をサービスしてくれた。 

古い世代の筆者には、サービスしてくれた天ぷらより「おまけ」、いや「シーブン」してくれた天ぷらの方が、子供の頃マチヤーグヮーで(駄菓子屋)でシーブンされたことが想い出されいかにも美味そうに感じる。

因みにマチヤグヮーとは、最近ではコンビニ食われて絶滅寸前の沖縄独特の雑貨屋のことで、大抵はオバーが店主である。

筆者の友人の母親も主人を戦争で亡くしたがマチヤーグヮーで稼いで、息子を本土の大学まで行かせたたくましいオバーである。

 

所変われば品変わるで、沖縄方言では天ぷらのことを元々「油揚げ」といっていた。

油揚げと言えばトンビやキツネの大好物で、キツネを祀る神社を稲荷(いなり)神社というところからいなり寿司やキツネうどんなどが連想される。

天ぷらと油揚げ、確かに両者とも油を使用するがイメージがまるで違うので、これが同じなどとデタラメを言うなと沖縄語の専門家からお小言を喰らいそうだが、それでも地球は、いや、天ぷらは油揚げである。

アンダとは沖縄語で油のことで、観光土産で有名になった「サーターアンダアギー」は「サーター(砂糖)+アンダ(アギー)+アギー(揚げ物)」と言えば、砂糖入りの天ぷらであることが理解できるであろう。

今ではあまり使われないが天ぷらは元々沖縄方言では「アンダギー」といったが、砂糖の入った天ぷら「サーターアンダギー」が有名になったため「アンダギー」はサーターアンダギーのの専売特許になってしまい、今では沖縄風天ぷらのこともアンダギーとはあまり言わなくなって「てんぷらー」と語尾をのばすことで沖縄風を主張する人もいる。

沖縄風天ぷらは衣に塩味が付いているので、天ツユは使わないと言ったが、何かをつけるとしたらウースターソースをつける人が多い。

例によって「油上げ」を狼魔人表記,、ではなく、ローマ字表記するとこうなる。

ABURAAGE

油=あんだ、→  ANDA+AGE  (油+AGE)

法則に従い、E→I、⇒ ANDAAGI

語尾を延ばすと「○○する物(人)、された物(人)

AGI- →  アギー → 揚げた物→天ぷら

めでたく「油揚げ」⇒「アンダギー」となり、油揚げが、天ぷらであることが証明されたことになる。

沖縄方言のことを沖縄口というが、アンダ(油)で思い浮かぶ沖縄口を羅列すると

油口⇒アンダグチ⇒お世辞

油ミソ⇒アンダンス⇒豚肉の細切れをミソを油でいためた「肉味噌」

油喰い坊主⇒アンダケーボウジャー」⇒伝説の怪盗雲玉義留の子分・

アンダンテ⇒油喰い坊主の手ではない!西洋音楽のテンポを表す表記、歩く早さのこと

手・TEの場合はTIで「アンダン+ティ」⇒アンダンティーとなる。

 

【おまけ】 以下は創作です。

その昔、マチヤーグワァー(雑貨店)でみかんを10個かったら1個シーブンに貰った。 

家に帰ってみかんを見たらその一個のシーブンのミカンだけが腐っていたいた。

それを店主のオバー文句をつけたら、

「シーているからシーブンにした」、と切り返された。

シーる(シーン)とは沖縄語で饐(す)える(腐る)ということ。

「饐(す)えていたから添え分にした」と言うオバーが、本気でそのように言ったのか、

それともオヤジギャグならぬ、オバーギャグでそう言ったのかは不明である。

だが少なくともシーブンを貰った時は饐(す)えた臭いはしなかったとのこと。

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小沢氏宜野座の土地の原資は?「県民の心」というセンチメンタリズム

2010-01-29 07:47:37 | 普天間移設

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年が明けてからの当日記のテーマは「小沢疑惑」と「普天間移設」で独占されていた。

二つの問題は民主党批判という点では共通しても、問題の性質上全く別の問題だと思われていた。

ところが昨年暮れになって、それまで普天間移設にはまるで関心が無いかのように発言を控えてきた小沢氏が唐突としか言いようのない態度で、「沖縄のきれいな海を埋めるのは駄目だ」と天の声を発したが、

その時は言葉の意味を良く理解できなかった。

まさか天の声の主が沖縄、それも問題の辺野古の隣接地、を買占めしていたとは。

これで「普天間移設」と「小沢疑惑」という二つの点が「小沢氏の宜野座買の土地買収という線でつながれることになる。

小沢氏、日米合意直後に沖縄で土地購入 普天間移設予定地から9キロ 

 (1/2ページ)

2010.1.29 01:50

小沢一郎民主党代表が購入していた土地=沖縄県宜野座村(飯田英男撮影)小沢一郎民主党代表が購入していた土地=沖縄県宜野座村(飯田英男撮影)

 民主党の小沢一郎幹事長が平成17年11月、沖縄県宜野座(ぎのざ)村で約5200平方メートルの土地を購入していたことが28日、登記簿や衆院の資産等報告書で分かった。建物もない「原野」で、使途は分かっていない。土地は米軍普天間飛行場の移設予定地に近く、購入直前に移設を盛り込んだ在日米軍再編の中間報告に合意していることから、投機目的の不動産取得と受け取られかねず、小沢氏の政治家としてのモラルが問われそうだ。

 登記簿によると、小沢氏は17年11月28日、宜野座村漢那明記原(かんなみーきばる)にある1593平方メートルと、3601平方メートルの土地を購入した。

 海岸に臨む土地で、用途区分は「原野」となっている。所有者は「小澤一郎」で、小沢氏の岩手県の自宅住所が記されている。土地には、抵当権は設定されておらず、現金で購入したとみられる。小沢氏の資産等報告書にもこの土地は記載されている。

 小沢氏はこの土地を同村の元村議から購入。地元の病院院長が売買の仲介をしたとされる。元村議は現在、病気療養中で話せる状態にはないという。家族は「どういう経緯で小沢さんの手に渡ったかは知らない」と話している。

土地の購入価格は不明だが、地元不動産業者によると、1坪3万5千円程度が「さほど高くは感じない値段」だといい、推計では5千万円前後とみられる。

 小沢氏の会見での説明によれば、この時期は小沢氏が、16年10月に東京都世田谷区の土地を買うため、事務所に保管してあった資産4億数千万円から、代金4億円を捻出(ねんしゅつ)した後。資産等報告書によると、小沢氏に定期預金はなく、沖縄の土地を買う多額の資金がどこにあったかも不明だ。

 重機土木大手「水谷建設」元幹部は東京地検の聴取に「17年4月、小沢事務所に5千万円を提供した」と供述しており、この金が土地購入費となった可能性がある。

 土地は普天間飛行場の現行案の移設予定地のキャンプ・シュワブ沿岸部(名護市辺野古)から直線距離で約9キロの近さだが、移設案の騒音予測地域からは外れている。購入時期が辺野古移設を盛り込んだ在日米軍再編の中間報告に合意した17年10月の直後のため、当初は値上がりを期待した投機目的だった可能性もある。

 産経新聞の取材に小沢氏の事務所は「担当者が忙しい」として、具体的な回答はしていない。

                     ◇

勿論、政治家が土地を購入していけないという法はない。 

小沢氏が北海道の土地を買おうが、沖縄の土地を買おうが、とやかく言われる筋合いはないという向きもあるだろう。

ところが小沢氏の資産報告書によると、小沢氏の預貯金や金銭信託は常にゼロで、数億円のタンス預金が常にあったことになる。

登記簿によると沖縄宜野座の土地を購入した時期は平成17年11月で、現在資金の出所が問題になっている世田谷の土地を購入した時期(平成16年10月)の約1年後になる。

土地購入資金は何処から出たのか。

ただでさ資金の出所を疑われているのに沖縄の土地の資金の説明はどうするのか。 これもタンス預金というのだろうか。

小沢氏の沖縄の土地買収には不動産業者は介在せずに土地所有者との直取引だと聞く。

更に土地買収の時期が平成17年11月だと言うことにもう一つの疑惑が浮上してくる。

>購入時期が辺野古移設を盛り込んだ在日米軍再編の中間報告に合意した17年10月の直後のため、当初は値上がりを期待した投機目的だった可能性もある。

小沢氏は当時野党でありながら、辺野古の日米合意をいち早く察知し「辺野古基地」の騒音は直接及ばないが、基地のメリットが考えられる宜野座という微妙な土地を購入したことになる。

小沢氏のことだから「何ら法律的にやましいところは無い」と弁明するだろう。

だが、「沖縄のきれいな海を埋めてはだめだ」という天の声は「辺野古」には触れていない。

「辺野古は埋めてもОKだが、宜野座は埋めてはだめ」という意味だったのか。

その一方、小沢氏は沖縄を訪問した際「沖縄の民意は理解している」と発言しているが、辺野古の隣接地を買占めしながら「民意は理解」では、あまりにも「県民の心」をもてあそんではいないのか。

そもそも「県民の心」というセンチメンタルな言葉自体が意味不明で、国が重要事項を決定するときの疎外になるので使いたくはないのだが、

沖縄タイムスは平野官房長官が「県民の心」をもてあそんでいるというのであえて使った。

[平野長官発言]県民の心もてあそぶな

治  2010年1月28日 09時54分

 米軍基地のためにこの国は民主主義を放棄するのだろうか。

 名護市長選で移設に反対する候補者が当選して以降、米軍普天間飛行場の移設問題に絡む平野博文官房長官の発言は常軌を逸している。

 選挙翌日の25日、会見で「(市長選は)一つの民意としてはあるだろうが、(移設を)検討していく上においては、あまりそのことも斟酌(しんしゃく)してやらなければいけないという理由はないと思っている」と言い放った。

 鳩山由紀夫首相は選挙前の15日に「市民の思いも斟酌しながら最終結論を出す」と言明したが、首相の女房役であるはずの官房長官が真逆のことを言ってはばからない。民意軽視もはなはだしく、政治理念すら疑いたくなる。

 他閣僚も平野氏に自制を促し、連立を組む与党内からは批判が噴出している。ところが問題発言は止まらないばかりか、さらにエスカレートし火に油を注いでいる。

 「合意しないと物事が進められないものなのか」(26日午前)、「法律的にやれる場合もあるだろう。いろんなケースがある」(26日午後)、「手続きも含めて法律でやらなければならない場合もある」(27日午前)。

 地元合意がなくても法的措置で政策を強行していく手法を良しとしているようだ。このやり方は、復帰前の米軍による土地強制接収を想起させる。

 米軍統治下の沖縄で帝王と呼ばれた米高等弁務官が「布令」の紙一つで“合法的”に銃剣とブルドーザーで住民を排除し、基地を建設した。

 宜野湾市伊佐浜や伊江村での強制接収は終戦後10年もたってからのことだった。そんな抑圧の歴史が沖縄を敏感にさせる。

 本土でも50年代に米軍基地建設に反対する住民の抵抗運動が散発していた。石川、長野、群馬で射撃場や演習場などの建設に住民が猛反発し、結局国は接収を断念した。

 東京立川飛行場の拡張計画に端を発した「砂川闘争」で、鳩山首相の祖父で当時首相の鳩山一郎氏は警官隊を投入し住民を排除した。現政権は普天間問題で歴史を繰り返すつもりなのか。

 昨夏の衆院選で鳩山首相は普天間の移設先として「最低でも県外」と公約したが、民主党はいま本土移転を封印しているようにみえる。選挙のときだけ甘言で票を釣るのは政治への信頼を著しく損なう背信行為だ。

 「県外・国外」を検討しない理由を聞きたいのだ。

 当選した稲嶺進氏は平野発言について「アメリカ政府との合意は守るけど、地元合意は要らないというのは矛盾している。目線はどこにあるのか」と首をかしげた。対米関係でたびたび「目線」の行き先を問われる日本は、哀れでもある。

 普天間返還を対米交渉した橋本龍太郎元首相は地元の頭越しにはやらないことを基本としていた。その原点を継承しない平野発言は裏切り行為に等しい。

 海兵隊飛行場か民主主義か、という二者択一はない

                                               ◇

何とまぁ、論理の一欠けらも見られぬ情緒面々の文だろう。

それに「海兵隊飛行場か民主主義か、という二者選択はない」だって?

当たり前だろう。

平野官房長官の「名護市長選の結果を斟酌しない」という発言を取り上げてのようだが、国の専管事項である国防関連の決定事項を一地域の市長選の結果を斟酌して決めたら国の安全は守れない。

冒頭から「米軍基地のためにこの国は民主主義を放棄するのだろうか」と、扇情的に書いているが、

米軍基地のためではなく、日本の安全保障のため民主主義のルールに乗っ取って移設を実行すれば、名護市長選の結果を斟酌しないという平野発言は正しい。

民主主義ほど厄介なものは無い。

全ての民の意見を斟酌することは不可能であるからだ。

全ての民の意見を尊重しようとすれば、衆愚政治に陥ることは歴史が教えてくれる。

歴史に学んだ民はそこで、代議制という間接民主主義を採用するのだが、今回の名護市長選挙のように僅か1500票余の勝利でも、人口130万余の沖縄の「思い」の勝利とか、「県民の心」が勝利した報道される。

極端な場合、一票の差で勝利しても「沖縄の心」と報道するのだろうか。

民主主義と称して全ての住民の意見を尊重したら、公共的に「はた迷惑」と思われる必要施設は八方塞になってしまう。

八方美人で全ての人の「思いを受け止めた」結果八歩塞がりになった鳩山首相がその「八方美人=八方塞がり」の絶好の例である。

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小沢氏が沖縄買占め?!混迷の普天移設先

2010-01-28 08:07:01 | 普天間移設

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普天間、5月決着に悲観論=「法的措置」発言が波紋

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題に関し、平野博文官房長官が27日、移設先となる地元自治体の合意が得られない場合の法的決着の可能性に重ねて言及したことで、政府・与党内に波紋が一層広がった。同県名護市辺野古に移設するとした現行計画の代替案探しが難航する中、鳩山由紀夫首相が明言する「5月までの決着」を危ぶむ見方も出始めている。
 平野長官は同日の記者会見で、普天間移設先の自治体が受け入れを拒否した場合の対応に関して「理解を求めることは絶対必須」としながらも、「手続きも含めて法律でやらなければならない部分もある」と、前日に続いて言及。土地の強制収用などに踏み切る可能性についても「一般論としてはある」と否定しなかった。 
 名護市長選で移設反対派の稲嶺進氏が勝利したことで、現行計画の実現は極めて困難となった。
 一方、鳩山政権発足後、新たな移設先候補として米軍嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)や下地島(同県宮古島市)、海上自衛隊大村基地(長崎県大村市)などが浮上。首相周辺では、徳之島(鹿児島県奄美群島)への移設の可否を探る動きも出てきた。しかし、いずれも地元や米軍の反対で、有力な案とはなり得ていない。
 平野長官の一連の発言は、こうした現状を踏まえ、現行計画も移設先の選択肢に残す狙いがあるとみられる。名護市長選後も日米合意の履行を求める方針を変えていない米国への配慮の側面もありそうだ。政府関係者も27日、「民意を斟酌(しんしゃく)するというのは建前だ」と語り、平野長官に同調した。
 しかし、平野長官は政府・与党の沖縄基地問題検討委員会を主宰する立場だ。にもかかわらず強硬手段の可能性にわざわざ触れたことに対し、与党内や沖縄県には反発が拡大。社民党幹部は「あんな強権的な発言は自公政権でもしなかった」と語り、怒りをあらわにした。
 こうした中、民主党の小沢一郎幹事長は那覇市内で稲嶺氏と会談し、「民意は重い」と表明、名護市長選の結果を尊重する立場から現行計画に否定的な考えを示した。
 首相も27日の参院予算委員会で、「沖縄県民の頭越しに解決するつもりはない」と沈静化に努めると同時に、「5月末までに必ず結論を出す」と重ねて強調した。だが、混乱が続く状況に、民主党内からは「5月決着はますます難しくなった」(中堅)との声も漏れている。

◇普天間・主な移設候補地
【沖縄県内】
◇米軍キャンプ・シュワブ沿岸部(名護市)
 移設先として日米が2006年に合意。名護市長選で移設反対派が当選
◇米軍嘉手納基地(嘉手納町など)
 統合案に米軍が難色を示しているほか、地元も反対
◇下地島(宮古島市)
 過去の日米協議で検討されたが、沖縄本島から遠いことなどを理由に見送りに
◇伊江島(伊江村)
 過去の日米協議で検討されたが、地元の反対などで見送りに
【沖縄県外】
◇陸上自衛隊東富士演習場(静岡県)
 米側がヘリ訓練の一部移転を提示。地元が受け入れに反対
◇海上自衛隊大村基地(長崎県)
 鳩山首相の私的勉強会が候補地として提示。地元が受け入れに反対
◇徳之島(鹿児島県)
 一部で浮上。地元や米側との調整が課題
【国外】
◇グアム(米)
 社民党が主張。抑止力維持の観点から鳩山首相は否定的な見解を表明
(2010/01/27-22:33)

                                           ◇

普天間基地の移設先は迷走に次ぐ迷走の挙句、辺野古反対派の名護市長の誕生で辺野古案は消滅した・・・と勘違いした沖縄左翼は、カシャーシ-踊りで喜びを表した。

ところが「自民党が決めた」というだけの理由(易姓革命)で辺野古案を見直すと言った瞬間、

鳩山政権は、出口の見えない迷路に一歩踏み込むことになる。 

鳩山首相の「沖縄の思いを重く受け止める」という言葉を聞けば、

誰でも辺野古反対派の稲嶺名護市長が誕生すれば当然辺野古案は消滅と考えるのも道理ではある。

しかしそれでも地球は回っている、じゃないが、それでも辺野古以外に選択肢はない。 

これは何もアメリカ側の代弁をしているわけではなく、ヘリコプタの機動性を重視する海兵隊の特性を考えれば、

日本の安全保障のためには辺野古がベストであり、これを否定したら普天間移設の日米合意を否定することにより現状維持で普天間に居続ける以外の道は無いのだ。

ヘリコプター利用の海兵隊基地の地政学的意味はここでは触れないが、以下のブログで詳述されているので参考までリンクする。

沖縄海兵隊の軍事的存在意義

http://obiekt.seesaa.net/article/136231624.html
 
http://obiekt.seesaa.net/article/139197560.html

                   ◇

政治家は本音と建前を使い分けると書いたが、

鳩山首相の「良い人」ぶった建前論に対し、官僚は粛々と決まったことを法律論で実行するのが本分であるので、

最近の平野官房長官が発する官僚的正論は、鳩山首相の本音の部分であり官僚の「役割分担」を平野長官がしているのではないのか。

だとすると、平野長官の正論は移設先はグルッと周って辺野古が最有力候補地として再浮上したことを意味する。

もっとも日米合意を否定し、「沖縄のきれいな海を埋めてはだめ」という「天の声」を発した小沢幹事長は、28日現在沖縄を訪問中で、稲嶺新名護市長と会談し「民意は理解している」と再度「天の声」を発している。

この時期の沖縄訪問はまさか自分が沖縄で買い占めた辺野古の隣接地の視察ではないと思うのだが。

天の声と「小沢不動産」 佐藤優氏のパラドックス

ネット上では小沢幹事長が辺野古の土地を買い占めたというカキコが流れているが、小沢氏ならきっとこのように弁明するだろう。

「辺野古に土地を買った覚えはありません!」

「私が買ったのは辺野古の隣の宜野座です!」(笑)と。

なお宜野座は「かんなタラソ沖縄」などがある高級リゾート地でもある。

これを運営するのが国の金の入った公社というから、近隣の漢那ダムを含めて宜野座界隈に国の金が入ることことは自民党政権が続けば続行される予定であった。

それを見越して「小沢不動産」は宜野座買占めをしたのだろうか。

会社名:(株)てんぷす宜野座振興公社
所在地:沖縄県国頭郡宜野座村字漢那1817番地

それにしても、土地買収をした平成17年といえば小沢氏は野党であり、政権交代など誰も考えら付かない時期。

小沢氏は一体何処から宜野座の情報を得ていたのだろうか。

                    ◇
www.nikaidou.com より

■ 辺野古に小沢所有土地登記簿?

<これを見てくださいさんより>642 :名無しさん@十周年:2010/01/26(火) 21:55:19 ID:iU3h42X40
最初から辺野古が既定路線。国民の生活が第一(笑)

[510]名無しさん@十周年2010/01/26(火) 20:35:31 ID:4oUmrdBA0
登記簿にしっかり小沢一郎の文字があったな。
平成17年に辺野古に1500坪の土地買って基地移転で
ボロ儲けようとしてたのがバレバレじゃん汚沢wwwwww

[511]名無しさん@十周年2010/01/26(火) 21:00:11 ID:4oUmrdBA0
小沢一郎 辺野古1500坪登記簿
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org595984.jpg.html

www_dotup_org595984.jpg

  (コメント)これ本物ならエライ話ですよ。住所どこだろう・・・すぐに産経新聞沖縄支局長の宮本ちゃんが調べにいきますよ!

                   ◇ 

【チャンネル桜】動画↓

【小沢一郎】沖縄の土地購入は何のためだったのか?[桜H22/1/26]

 

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コメント (1)

平野長官の迷走の真意は?

2010-01-27 08:22:22 | 普天間移設

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名護市長選は「辺野古反対派」の勝利で、地元二紙や左翼ブログは「勝った、勝った、ひとまず安心」といった喜びの文字が躍っている。

だが、沖縄の実情を知る者なら「辺野古反対派市長」の誕生で、鳩山政府に安堵が訪れるとは微塵も考えていない。

むしろこれから続く混迷で普天間住民が危険に曝されたまま放置されるという現実に触れる論調は少ない、いやほとんど見ないのが不思議である。

やはり、彼等は「普天間基地の固定化」を基地反対運動のシンボルとして望んでいるのか。

基地反対運動のあきれた実態

彼等「辺野古反対派市長」の勝利による安堵とは裏腹に、更なる迷走が平野官房長官の発言で始まった。

普天間移設、法的決着も=官房長官が可能性に言及
 平野博文官房長官は26日午後の記者会見で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題について「(地元が)合意しなかったら物事が進まないということか。そこは十分検証したい。法律的にやれる場合もあるだろう」と述べ、移設先の自治体が受け入れに応じない場合は法的に決着させることも可能との見解を明らかにした。
 一方、鳩山由紀夫首相は同日夜、首相官邸で記者団に対し「名護市民、沖縄県民の理解も求めて最終的な結論を出すべきだ」と語り、地元の意向も踏まえて移設先を決定したいとの姿勢を示した。 
 平野長官は会見で「できる限り地元の皆さんの理解を得ながら決めていく」とも強調した。(2010/01/26-20:15)

                     ◇

本音と建前を使い分けるのが政治家であり、その発言から真意をかぎ分けるのが新聞記者の本分だと聞いたが、平野長官の発言は本音と建前どころか、それ以前の政治家として無定見なのかそれともバカ正直なのかの判断に苦慮するだろう。

何度もくり返すが国の安全保障は国の専管事項であり、一地方の首長選挙の結果に委ねるべきことではない。

その意味で、建前はともかく平野長官は一応正しいことを発言している。

平野長官は今一番鳩山首相に近い人物だと言われているが、鳩山首相がこの期に及んでも「民意を重く」と、平野長官と対立する発言をしているのは、首相には最後まで建前を言って「良い人」になって貰い、平野長官は本音を連発して「憎まれ役」を引き受けるという役割り分担をしているのであろうか。

だとしたら、平野長官は首相の言えない本音の部分を首を賭けて発言し、悪役に徹することで自分を官房長官に取り立ててくれた首相に恩返しをしているつもりなのだろう。

そうでないのなら平野長官はタダのバカと言うことになり、首相は自分の人を見る目の無さを反省し即刻平野氏を更迭すべきであろう。

通常政治家が「問題発言」で記者に真意を問い質された場合、弁解により問題点は薄くなるのが通常だが、平野長官の場合弁解すればするほど問題点が鮮明になっている。

平野発言を時系列で整理したのが次の記事。

平野官房長官の発言要旨=普天間移設問題
 平野博文官房長官が25、26両日の記者会見で、米軍普天間飛行場の移設問題に関して発言した主な内容は次の通り。
 【25日午前】
 -沖縄県名護市長選の結果が普天間飛行場の移設問題に与える影響は。
 
私は今、(政府・与党の)検討委員会(の委員長)という立場で、ゼロベースで移設先を検討している。そういう観点で言えば、(移設に反対する候補が当選したことは)一つの民意としてはあるだろうが、検討していく上においては、あまりそのことも斟酌(しんしゃく)してやらなければいけないという理由はないと思っている。
 【25日午後】
 -鳩山由紀夫首相は今月15日に、名護市民の思いを斟酌すると言っているが。
 
例えばどこかの市が反対だと言い、斟酌してしまうと、ではどこへ持っていくんですかという議論になってしまう。そういうことではなくて、一番最適で、一番県民の負担を軽減できるのはどこなのかを考えていく。
 【26日午前】
 -地元の合意を得られない段階でも、移設先を決めることがあり得るのか。
 合意しないと物事が進められないものなのか。必ず理解を求めていかないといけないテーマだと思っているが、それでなければ物事が進められないのかどうか。
 -地元の合意は得られなくても仕方がないということか。
 合意は(仕方がない)。理解は得られないといけないと思うが。
 【26日午後】
 
(報道は)合意は必要ないとか、そういう言い方での書きぶりだが、私の真意ではないところを書かれている気がする。地元の理解を求めながら決断をしていくということなので、十分含んでおいてほしい。
 -(移設先の)地元自治体には理解を求めるだけか。
 
できる限り地元の皆さんの理解を得ながら決めていく。地元を無視してという考え方は成り立たない。
 -「理解を得る」というのは分かりにくい。
 
非常に分かりやすい言葉ではないか。合意を得るとはどういう意味か、逆に。
 -地元が受け入れをオーソライズ(承認)するのが合意だが。
 
では合意しなかったら物事が進まないということか。
 -地元の合意がなければ現実的に難しいと思うが。
 そこは十分検証したい。法律的にやれる場合もあるだろう。いろんなケースがあると思う。
 -住民の意向とは別に、ここを(基地として)使えるかを考えるのか。
 全く使い物にならない所を(移設先と)言ってもしようがない。検討する土俵がないのに、住民の意向がどうのこうのと言えるのだろうか。
 【26日夜】
 -沖縄県選出の与党議員が「斟酌する理由はない」との発言に抗議するそうだが。
 
抗議とかうんぬんという話は聞いていない。会うことは否定するつもりはない。
 -こうした声が上がっていることについては。
 上がっているかどうかは、私は承知していない。(2010/01/26-22:44)

                                            ◇

平野氏の現在の立場は単に鳩山内閣の大番頭とも言える官房長官の重責にあるだけではなく、政府・与党の沖縄基地問題検討委員会の委員長を務める重要な立場でもある。

その人物が発言する「候補地を法律で実行」という文言であるシーンが脳裏を過ぎった。
 

名護知事選の二週間前の1月9日に平野長官は沖縄県知事を訪問している。

仲井真県知事との意見交換で、「(移設先決定で)知事のご決断ということでお願いするかもしれない」と述べ、県内移設の可能性を示唆している。

仲井真知事は元々「辺野古容認派」であったが、政権が変わったことやマスコミの「辺野古反対」の勢いに押されたのか「政府の判断に協力する」と微妙に発言が変化していた。

平野氏の「知事のご決断ということでお願いするかもしれない」との発言に、

知事は「そんな恐ろしいことを」と驚いた返事をしたことが地元紙には掲載されていた。

仮に政府が地元の反対を押し切って辺野古に決定しても、最終的には県知事の認可を仰がなければ法律的な実行は不可能である。

その時点(1月9日)で平野長官は政府が辺野古に決定することを想定し、(辺野古を許可する)決断を知事にほのめかしたのではないのか。

そしてその言葉の裏には「もし知事が許可しなかったら、立法化してでも実行するぞ」といった恫喝も含まれていたのではないか。

仮に知事が許可の決断をしたら、地元マスコミに袋叩きになることが予想され、知事は思わず「そんな恐ろしいこと」と口走ってしまったのではないか。

 

【おまけ】

ニュースで26日の国会答弁を見たが特に亀井金融相の答弁はひどいね。

閣僚好き勝手…答弁拒否したりヤジったり (1月27日 01:01)

森雅子人民党議員の「政治資金収支報告書に目を通すか」の質問に、

「私は優秀な秘書を信用して任せているから目を通さない」と答えていた。 この人物、国民の血税の収支報告書を見もしないで使いまくっていると国会で公言したのだ。

彼の弁に従えば、収支報告書をチェックする議員は「秘書が無能なので信用できずチェックせざるを得ない」ということになる。

だとしたら、目を通さない議員が普通で、目を通す議員がおかしいとでも言うのか。

ふざけるな! 国民の血税を何と心得ているのだ。

それだけ横柄な態度を国民の目に曝すなら、その百分の一でも小沢疑惑に苦言を呈してみよ!

ところがこの人物、小沢批判となると豹変し真逆の発言で、小沢べったりの態度、つまり小沢に媚びる発言をして、国民をバカ扱いしているもではないか。

亀井氏「国民の相当数、冷静な判断能力ない」 (1月26日 00:48)

民主役員会、小沢氏に説明求める声一切なし (1月25日 23:25)特集

亀井氏は、自分も叩けばほこりの出る身なので「収支報告書は見ない」と今の内に予防線を張っているのではないのか。

悪事が露見した時は、

「秘書に任かしてあったので、知らなかった」と。

民主党支持の国民もバカにされたものだ。

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新たな混迷の幕開け!稲嶺氏の僅差当選

2010-01-26 08:25:12 | 県知事選

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辺野古反対派の稲嶺氏の当選の余韻も冷めやらぬ25日の沖縄タイムスは、これで「翻弄の14年」に終止符が打たれたかのような社説を書いた。⇒[名護市長に稲嶺氏]「翻弄の14年」に終止符

だが、これが翻弄の終止符ではなく、新たな混迷のスタートであることが早速今朝の同紙一面の見出しに表れた。

今朝の一面トップの見出しはこうだ。

普天間 現行案も検討

首相「あらゆる可能性」

名護市長選とねじれ

国の専管事項であるはずの安全保障問題の決着を一地域の市長選に委ねることの是非はさておき、今回の稲嶺氏の勝利を鳩山首相は諸手を挙げて喜べない「奇妙な勝利」と書いた。

それを象徴する光景が昨日の予算委員会の開催前の国会で目撃されている。

福島少子化担当相は、首相の席に近づき「名護市長選、勝って本当によかったですね」と祝辞を述べ握手を交わした。(沖縄タイムス)

福島氏が鳩山首相の複雑な思いを知ってか知らずか、

それとも知っていながら敢えて民社党の「辺野古反対」の圧力を加えたつもりなのか知るよしもないが、福島氏は「首相は喜んでいらした」と語ったという。

だが、首相が「現行案も検討」という「ゼロベース」発言をしたのは福島氏のお祝いの言葉の直後に出たわけだから、福島氏のお祝いの握手を複雑な気持ちで受けたことは間違いない。

「辺野古反対派」の稲嶺氏の当選で、沖縄の民意が決まったとと報じる新聞は多いが、「僅差の勝利」を報じる新聞は少ない。

稲嶺氏の勝利は、稲嶺52%vs島袋48%の僅差の民意なのだ。 しかもフジテレビ(?)の現地聞き取り調査によると、名護市の市街地では「辺野古反対」で辺野古地域では「辺野古賛成」の声が多かったと言う。

いわゆる民意とは摩訶不思議なものである。

首相の複雑な心境を表すように、25日「(選挙結果は)市民の一つの民意と受け止める必要はある」と述べているが、その一方、「(移設先候補には)あらゆるものが入ると理解を願いたい」とも述べている。

「一つの民意」があると言うなら他にも複数の民意があるということになる。

当日記はこれまで、「沖縄の民意」をねつ造する沖縄メディアを批判して「それぞれの民意」という言葉を使った。

それぞれの「民意」、本日午後から県民大会

平野官房長官は早速「一つの民意」を踏みにじるような発言をして更なる混迷劇の幕を開けた。

平野発言は、沖縄の「それぞれの民意」や米国側、野党そして社民党の民意を斟酌したらこうなったというシロモノ。

 「(選挙結果を)斟酌(しんしゃく)しなければならない理由はない

早速、地元が反発という報道が出回った。

名護市長選:「斟酌の理由ない」の官房長官発言に地元反発

衆院予算委員会の開始を待つ間、鳩山由紀夫首相(左)と話をする平野博文官房長官=国会内で2010年1月25日午前11時48分、佐々木順一撮影
衆院予算委員会の開始を待つ間、鳩山由紀夫首相(左)と話をする平野博文官房長官=国会内で2010年1月25日午前11時48分、佐々木順一撮影

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)を米軍キャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市辺野古)に移設する日米合意は、名護市長選で反対派市長が誕生したことで実現困難となった。しかし、平野博文官房長官は25日の記者会見で「(選挙結果を)斟酌(しんしゃく)しなければならない理由はない」と発言。合意履行を求める米側への配慮とみられるが、地元や与党内からは反発が噴き出した。鳩山政権が招いた県外移設論の着地点は見えない。

 「市長選の結果、これまでと状況が変わったことを理解してほしい。政治を行う人は民意を大切にすべきではないのか」。名護市長に初当選した稲嶺進氏は25日、平野長官の発言に不快感を示した。鳩山政権が方針を決められない中、踏み絵を迫られる形になったのが名護市民だ。その「民意」を軽視し、辺野古案を選択肢に残す政府の対応には、辺野古微修正案を容認する立場だった仲井真弘多(なかいま・ひろかず)知事も「地元の首長の理解と協力がなければ難しい」と疑念を呈した。

 社民、国民新両党は市長選の勝利に勢いづき、政府に辺野古案の撤回を迫る。社民党の福島瑞穂党首は25日、記者団に「民意としてはとても重い」と強調。国民新党の下地幹郎政調会長も「民意を大事にしないでこの問題を議論するのはおかしい。ゼロベースではなくなった」と述べた。

 民主党も推薦した稲嶺氏の当選を政府が歓迎せず、辺野古案を排除しない「ゼロベースの検討」にこだわるのは、手詰まり感の裏返しだ。鳩山由紀夫首相が決着期限とした5月までに新たな候補地を探し、地元と米側の合意を取り付けるのは至難の業。在沖縄海兵隊報道部は25日も毎日新聞の取材に「現在の辺野古案となることを信じている」と回答した。

 平野長官は政府・与党の設置した沖縄基地問題検討委員会の責任者。市長選の結果を重視する姿勢を示せば、県外移設へと一気に雪崩を打ち、対米関係も混乱するとの警戒感がある。25日午後の会見でも「(選挙結果は)一つの民意であることは理解するが、どこかの市から『反対だ』と言われて斟酌すると『じゃあどこに持って行くのか』となる」と白紙で臨む姿勢を強調した。

 平野長官は、フリーハンドを持ち続け、一気に候補地を絞り込む狙いとみられる。衆院選で「県外・国外移設」を公約した鳩山首相は25日夜、記者団に「名護市民の選択は一つの意思だと受け止める。我々はゼロベースで臨みたい」とあいまいな発言を繰り返した。【横田愛、西田進一郎、三森輝久、井本義親】

【関連記事】

                    

結局、鳩山首相は、「ゼロベース」と言う言葉に逃げ込んでいるが、

実際は鳩山首相は、夫々の民意を斟酌した結果、八歩美人の愚に陥り、頭の中はカラッポ、つまり「ゼロベース」ならぬ「ゼロ」そのものということらしい。

 

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【おまけ】 ここにも米国のそれぞれの民意が

 米各紙が名護市長選報道
政治  2010年1月25日 10時42分

 【ニューヨーク共同】米主要各紙(電子版)は24日、米軍普天間飛行場の移設問題が焦点となった名護市長選の結果と日米関係への影響などを詳しく報じた。

 ニューヨーク・タイムズは、同市辺野古への移設に反対する稲嶺進氏の当選で、鳩山由紀夫首相に県外移設を迫る圧力が増すことになったと分析。

 同紙は移設問題があつれきを増す日米外交関係の焦点として浮上した経緯を紹介。選挙結果が「鳩山首相が自ら掲げた期限の5月を前に、沖縄の世論をはかる重要なリトマス試験になるとみられていた」と指摘した。

 ウォールストリート・ジャーナル紙は、市長選が沖縄の米軍基地再編に関する米政府の計画に対する「事実上の住民投票」であったとの見方を示し、選挙結果が「二つの同盟国の関係をさらに緊張させる危険性」をもたらしたと指摘。しかし現行の移設計画は「必ずしも葬られるわけではない」とした。

 ワシントン・ポスト紙は沖縄にとって普天間飛行場が騒音や公害、事故の「象徴」であったとする一方で「一国の安全保障政策は町や村では決められない」とする米海兵隊高官の言葉を引用。最終決定は、現行移設計画の「限定的支持を表明した」沖縄県知事と、日本政府に委ねられると指摘した。

 


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名護市長選 辺野古反対派稲嶺進氏が当選 

2010-01-25 07:37:25 | 普天間移設

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名護市長選 稲嶺進氏が初当選 普天間の辺野古移設反対
2010年1月25日       
 【名護】任期満了に伴う名護市長選は24日投開票され、元市教育長で新人の稲嶺進氏(64)=無所属、社民、共産、民主、社大、そうぞう、国民新推薦=が1万7950票を獲得し、2期目を目指した現職の島袋吉和氏(63)=自民、公明支持=が獲得した1万6362票に1588票差をつけ、初当選を果たした。
 米軍普天間飛行場の移設問題を最大の争点にした今選挙で、辺野古移設に反対、県外・国外移設を求める稲嶺氏が当選したことで、辺野古移設はより困難な情勢となった。政府の移設候補先決定にも大きな影響を与えそうだ。
 当日有権者数は4万4896人(男2万2005人・女2万2891人)で、投票総数は3万4552票(有効投票3万4312票、無効投票240票、持ち帰りなど1票)。投票率は76・96%となり、前回2006年の74・98%と比べ1・98ポイント上がった。18日から23日までの期日前投票は有権者の31・72%に当たる1万4239人(男6867人・女7372人)が投票し、前回の9588人より4651人増えた。

 稲嶺進氏の話 (普天間移設問題について)市民投票と市長選で同じ答えを出すことで、本当の民意を示せた。辺野古に基地を造らせないという信念を貫く。ヤンバルの自然や環境を生かし、持続的な経済発展を実施して、雇用と経済の活性化を図りたい。

当17,950 稲嶺 進 無・新
次16,362 島袋吉和 無・現
          (選管最終)

【琉球新報電子版】

                    ◇

 

当選した稲嶺氏と落選した島袋氏の得票差は1588の票で予想通りの僅差。

大差のついた圧勝を期待していたはずの琉球新報も、さすがに「1588表の大差」とはかけずに「1588票差をつけ」としているが「僅差」の文字は見られない。

総投票数34792票(有効票34552+無効票240)のうちの、1588票が僅差か大差かはさておいて、この結果で「島ぐるみで辺野古反対」ではなかったことだけは明らかになった。

沖縄タイムスの一面トップの大見出しも同じくこうだ。

名護町に稲嶺氏

辺野古移設拒否

現職島袋氏に1588票差

民主党が支援する稲嶺氏が僅差ながらも当選したのだから、

鳩山内閣としては、諸手を上げて大喜びしてよさそうだが、

「民意を重く受け止める」を連発していた鳩山首相にとって、自分が支援した候補者の当選自分の首を絞める自縄自縛の結果にもなりかねない。

鳩山政権にとって、勝利を素直に喜べないこの「奇妙な勝利」を各紙はこう表現している。

朝日⇒「政局に難題」

毎日⇒「退路を断たれた政府」

日経⇒「さらに難航」

だが、辺野古案が消滅するということは日本側が日米合意を破棄することになり、米側には二つの対抗手段が想定される。

(1)13年前の「普天移設合意」そのものを破棄⇒普天間固定化。

(2)「辺野古案消滅」の見返りとして、「集団自衛権の行使」、「自衛隊海外派遣の容認」を米側が要求。(佐藤優氏)

このどちらをとっても、「辺野古反対派」は「普天間固定化反対!や「集団自衛権反対!」と、更なる反対運動に突入するだろう。

さらに暗中模索の13年が続くのだろうか。

【おまけ】

結局「沖縄のきれいな海を埋めては駄目」という「天の声」に従った結果になった。

だが、その結果普天間住民を盾に、辺野古沖のジュゴンの安全を守った結果になった。

小沢氏は沖縄が全国一の埋め立て県であることを知って「天の声」を発したのか。

ちゅら海を守れ!偽善者の絶叫 沖縄は全国一の埋め立て県

上記エントリーを一部抜粋し以下に引用する。

《日米で合意した「普天間基地」を辺野古に移設すると、ジュゴンが可哀相だから反対だという。

住宅密集地に隣接する「普天間基地」のことは、基地と住民のどちらが先住者かの問題はさておいても、危険であることに異を唱えるものはない。

戦争のない世界や、軍事基地のない世界が可能ならこれに越したことはないが、世間は希望する全てが成就するほど単純でない。これは今時、小学生でも理解出来ること。

人命に関わることは、ベストを望む前に、次善の策で緊急避難するのが良識ある大人の考えではないのか。

「危険きわまる普天間基地」は、より危険度の少ない辺野古に移設すべしと、当日記でも再三述べた。

ところが辺野古沖を埋め立てるとジュゴンが可哀相だと、「プロ市民」が反対する。 

「ジュゴンと人命とどっちが大事なのだ」と叫びたいが、ここは抑えて、

話は一転、普天間基地代替施設のための辺野古先沖埋め立てについて言及したい。

その前に、ジュゴンなんて食ってしまえと、相変わらず威勢のよい縁側さん。

環境アセスメント 」のコメント欄にジュゴンの味について書いてあります。(旨くないそうです)

 

                    *

沖縄で埋め立て工事というと、辺野古沖と泡瀬干潟しか報道されず、それ以外の多くの埋め立て事業を知る県民は少ない。

沖縄のマスコミが辺野古と泡瀬以外の数多くの埋めてて事業については報道しないからである。

先ず「沖縄の埋立地と埋め立て計画」を見てほしい。

リンクが不可なら↓。

http://www.ne.jp/asahi/awase/save/jp/data/higatagenjyou/
index.htm

左翼団体があれほど激しく反対運動をしている辺野古と泡瀬の埋め立ては、実は沖縄全体の多くある埋め立て計画のほんの一部であることが一目瞭然である。

沖縄県の一年間の埋立て実績地は辺野古の埋め立て予定地の何倍も、いや何十倍もの海岸線が埋め立てられていることを知る県民は少ないだろう。

2001年の国土地理院の発表によると前年度の沖縄の埋め立て面積は2.21平方キロに及ぶという。

具体的に言うと多良間村水納島の面積に相当する海岸線が埋められていることになる。

これは、その一年間だけの例外的数字ではなく、埋め立て面積は年々増えており、一年間の平均値をとると過去19年間の間に奥武山球場の34倍の面積を埋立て続けてきたという計算もある。

ところが沖縄のマスコミは、これらの事実を一切報道せず、連日普天間基地代替施設の埋立て問題で紙面をうずめているので'県民が埋め立ての現実を知る機会は無い。

泡瀬埋立てと普天間代替施設埋立てを比べてみても、埋立ての規模、そして自然環境に

与える影響も遥かに泡瀬の方が大きいが、沖縄マスコミの報道するのはその殆どが

埋め立て地といえば辺野古と泡瀬しか知らされていないので、それ以外の埋立て計画の名前を言える人が果たして何人いるだろうか。

もう一度、これをご覧頂き、辺野古埋め立てにのみテント小屋を作り「ジュゴンを守れ」という人々の偽善行為を確認してほしい。

⇒沖縄の埋立地と埋め立て計画http://www.ne.jp/asahi/awase/save/jp/data/higatagenjyou/
index.htm

反米・抗日一辺倒の偽善者達が叫ぶ「ちゅら海守れ」のいかがわしさが一目瞭然である。

普天間基地代替施設埋立てに反対しても、その何十倍もの規模で計画されているそれ以外の埋立て事業には一切反対しない沖縄のマスコミと「プロ市民」。

良識ある県民はマスコミにより「情報封殺」されていることに気がつきはじめている。

それが新聞購読者の減少となってあらわれているのだ。

沖縄県内における環境破壊、公有水面の埋立てによる環境破壊となると、環境学者なる「有識者」がイデオロギーには無関係を装って、反対意見を披露するが彼らこそ「環境」で化身した左翼勢力である。

環境学者といえば理系の学者で、イデオロギーには縁遠いとおもわれるが、そこが彼らの思う壺であり、沖縄は左翼環境学者の掃溜めだという人もいるくらいだ。

左翼学者の掃溜めである沖縄大学などはその典型だろう。

学長のマスコミ露出が他大学学長に比べて多すぎるのがその証拠である。

人間あっての環境保護であり、環境を守るためには人間の命(普天間基地近隣の住民の命)はどうでもよいわけはないだろう。

最近では、ジュゴンの他に「海がめを守れ」と叫ぶ偽善者も現れているが、彼らの意見に従えば希少動物を守るために人間は何処かへ追いやられて、沖縄が「ガラパゴス島」になるということである。

 

【おまけ】 保存資料です。

めったに沖縄の新聞に載らない記事が、こんなとこ。

琉球新報 2001年 1月30日 

県土全国一の増加/1年で2.21平方キロ/昨年分、国土地理院発表

/多良間村水納島に匹敵/経済振興で埋め立て進む

 国土地理院は二十九日、二〇〇〇年の全国都道府県市区町村別面積を発表した。沖縄の県土面積は二二七一・三平方㌔㍍となって、前年より多良間村水納島に匹敵する二・二一平方㌔㍍増え、都道府県別の増加面積で初めて一位となった。増加は埋め立てによるもので、国土全体の増加面積分(九・四平方㌔㍍)の四分の一近くを占めた。

 二〇〇〇年の県土全体の増加面積は、国土地理院が基準地形図を現在の二万五千分の一に変えて統計を取り始めた一九八九年以降で最大規模。この十二年間の合計増加面積は八・四九平方㌔㍍となり、与那原町(四・四五平方㌔㍍)のほぼ二つ分に匹敵する県土が、生まれた計算だ。
 増加面積は市区町村別でも、県内から二位の豊見城村(〇・八平方㌔㍍)を筆頭に、六位に平良市(〇・三二平方㌔㍍)、八位・糸満市(〇・二六平方㌔㍍)、九位・西原町(〇・二五平方㌔㍍)の四市町村が、全国十位内にランクイン。
 観光リゾート地の形成や企業立地、宅地造成など地域・産業振興を目的に、臨海部の埋め立てが進行する県内の状況が浮き彫りになった。一位は福岡市の一・〇九平方㌔㍍だった。
 国土の増加面積が、北方四島の再測定で約五十平方㌔㍍に増加修正された九二年を除き、ほとんど十平方㌔㍍前後で推移し、「数年前に比べると埋め立ては落ち着いてきている」(国土地理院)。
 逆に沖縄は、この三年間で増加傾向。中城湾港泡瀬地区の事業が走り出すのをはじめ、同沖縄支所では「空港、港湾整備の需要は今後もあることから面積の増加は当面続くだろう」とみている。  》

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日の丸掲げた「平和行進」が沖縄で!

2010-01-24 12:10:26 | 未分類

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2010年1月24日 基地、経済に審判 名護市長選きょう投開票 午後11時ごろ大勢

 【名護】任期満了に伴う名護市長選挙は24日、投票が行われ即日開票される。米軍普天間飛行場の同市辺野古への移設の是非を最大の争点に、新人・稲嶺進氏(64)=無所属、社民、共産、民主、社大、そうぞう、国民新推薦=と、現職・島袋吉和氏(63)=無所属、自民、公明支持=が激しい一騎打ちを繰り広げた。

                    ◇

「辺野古移設」の当事者の名護市長選挙で、「容認派」と「反対派」のどちらの候補者が勝っても「僅差」が予想される。

沖縄マスコミが発信する圧倒的多数であるといわれる「辺野古反対」の民意は一体どうなっているのだろうか。

                  *


沖縄でプラカードを掲げて「平和行進」といえば赤旗に赤鉢巻の左翼勢力と昔から相場は決まっている。

一週間前の日曜日の午後、「普天間基地」の辺野古移設で揺れる名護市に、親子連れを含む多くの県民が集結し平和シンポジウム催し、その後平和行進を実施した。

その「平和行進」を見た通行人は、いつもの「プロ市民」とは違う雰囲気に当初は違和感を感じたと言う。

マイクによるシュプレヒコールの誘導が馴れないのはともかく、先ず掲げるプラカードの「辺野古移設賛成!」 の標示に驚いた。

だが、何より彼らがプラカードと共に掲げていた日の丸に我が目を疑った。

沖縄では見慣れたいつもの「平和行進」とは雰囲気の異なるこの「平和行進」。

市民運動には不慣れな保守派団体が主催したため多少のぎこちなさはやむを得ぬこと。

だが、2百名余の行進に賛同して飛び入り行進する人もいたようだ。

彼らが掲げるプラカードには夫々、次のような文字が躍っていた。

「日米同盟堅持で自由と平和を守ろう!」

「辺野古移設賛成!」

「民主政権は日米同盟を破綻させるな!」

「県内のマスコミは中国の軍拡を正しく報道せよ!」

「一党独裁の中国の脅威から沖縄を守ろう!」

「国を滅ぼす小沢、天皇軽視の小沢を許すな!」

「決断力の無い鳩山民主は即刻退陣せよ!」

「票集めの民主党マニフェストにはもう騙されないぞ!」

「自由からの繁栄で沖縄と日本の未来を築こう!」

左翼集会であれば、10名に満たないものでも記事として取り上げるが、200名以上集まっても保守派の集会なら黙殺するのが沖縄メディアの常。

当然、この「平和行進」もスルーされた。

全体主義の島沖縄では同じ「平和行進」でもその主催者によって差別されるもの。

沖縄の新聞は勿論テレビもこれを無視したが、ネット動画がこれを報じている。

とりあえずご覧下さい。

【動画】⇒「日米同盟堅持で自由と平和を守ろう」平和行進(1/2)

【動画】⇒「日米同盟堅持で自由と平和を守ろう」平和行進(2/2)

更に沖縄タイムス、琉球新報がこのニュースを当然の如くスルーした。

オピニオン新聞「アイデンティティ」の葛目さんがその様子を報告して下さっているので以下に引用させていただく。

『沖縄・名護市で日米安保堅持、天皇陛下軽視の小沢を許すな集会とデモ』
 新聞「アイデンティティ」の葛目です。
 17日、辺野古のある名護市で、「日米同盟堅持で自由と平和を守ろう」実行委員会主催の「普天間米軍基地、辺野古移設賛成派」の集会とデモが行われ、約二百名の
市民と沖縄出身の東京などの支援者が参加しました。
 私も弊紙読者のお招きで集会とデモに参加し、厳冬の神戸から一転、初夏の沖縄で汗をかきました。
 県内2紙や大手メディアの偏向報道で、地元名護市の市民全てが辺野古移設に反対であるかのような印象を県外の人々に与えていることへの反発と、同日公示された同市市長選挙、基地誘致賛成派の現職島袋吉和候補(無所属 自民・公明支持)と反対派の稲嶺進候補(無所属 社民・共産・民主・社大・国民新・政党そうぞう推薦)の一騎打ち、島袋氏への側面支援が目的でした。
 国歌斉唱で始まった、大西公民館で行われた平和シンポジウムでは、支援団体の日台関係正常化を求める会代表の萩原功氏、日本再生ネットワークG代表鵤卓徳氏、ジャーナリスト恵竜之介氏、評論家石平氏、主催団体の沖縄維新の会代表我如何古盛和氏らが、口々に中国の脅威と米軍抑止力の必要性、小沢・鳩山独裁民主党政権の打倒を訴え、私も激励の挨拶をさせて戴きました。
 保守系のデモとしては沖縄初の「平和行進」は約3キロの道のりを、大日章旗を先頭に、日の丸を小旗を手に手に、シュプレヒコールで「辺野古移設賛成」「県内のマ
スコミは中国の軍拡を正しく報道せよ」「国を亡ぼす独裁者、天皇軽視の小沢を許すな」を訴え、多くの市民から共感の拍手を得ておりました。
 途中、移設反対派の稲嶺候補の選対事務所前を通りましたが、県下初の日の丸デモに稲嶺支援者の間に動揺がみられたそうです。
 那覇市に帰って行われた懇親会には三十名程が参加、とくに若者や婦人が意気軒昂、私も負けじと「天皇陛下万歳」で締めくくりました。

----
葛目浩一 

「平和団体」といえば左翼プロ集団の代名詞になっている。

従って彼らが行う「平和活動」「平和学習は」は全て「左翼反日活動」といっても過言ではない。

その点今回「平和行進」が保守派によって実施されたことは沖縄にとって画期的なことである。

「平和」に関する関連エントリー⇒辻元清美の「平和ごっこ」 ピースボートの秀逸なギャグ

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基地反対運動のあきれた実態

2010-01-23 22:39:55 | 普天間移設

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あす投開票 名護市長選 接戦で終盤

  【名護】任期満了に伴う名護市長選は24日に投票、即日開票される。新人で前市教育長の稲嶺進氏(64)=無所属、社民、共産、社大、民主、国民新、政党そうぞう推薦=と、現職で2期目を目指す島袋吉和氏(63)=無所属、自民、公明支持=の一騎打ちは接戦のまま最終盤を迎えている。米軍普天間飛行場の移設予定地をめぐる対応や地域振興などが争点。(略)

                   ◇

沖縄のマスコミが発する情報を鵜呑みにすれば、圧倒的多くの県民が普天間基地の移設先を辺野古に決めるのに反対している印象を受けるだろう。

その辺野古のある名護市の市長選挙が明日行われる。

辺野古[容認派」の島袋現市長と、「反対派」の稲嶺候補の一騎打ちとなれば、

事情を知らない人は稲嶺氏の圧勝と考えるだろう。

だが、「辺野古反対」でキャンペーンを張ってきた沖縄タイムスの予測でさえ、いずれが勝って圧勝はあり得ず接戦であるというから不思議である。

つまり沖縄マスコミが煽る「辺野古反対」一辺倒が、沖縄の民意ではないということである。

今日の沖縄タイムスのオピニオン欄に「普天間基地」に関して興味深い投稿があった。

「米軍基地」と聞いただけで脊髄反射で悪の権化とみなし「米軍基地反対」のシュプレヒコールを上げる。 このような「造られた沖縄の民意」に冷や水をかけるような読者の「声」がこれ。

2010年1月23日付 沖縄タイムス オピニオン欄

基地反対運動 あきれた実態

大城司 38歳

9日付全国紙にあきれた実態が掲載された。 米軍普天間飛行場に隣接し、ヘリ墜落など事故の危険にさらされてきた普天間第二小学校で、これまで2回の移転計画が持ち上がったが、基地反対運動を展開する市民団体などの抵抗で頓挫していたことが取材で分かったそうだ。 ところが、市民団体などから「移転は基地の固定化につながる」などと抗議が殺到。 「爆音公害から少しでも遠ざけ危険性も除去したい」と説明したが、市民団体などは「命を張ってでも反対する」と抵抗したため、計画は頓挫したという。 同市関係者は「市民団体などは基地反対運動をするために小学校を盾にし、子供たちを人質にした」と説明したそうだ。 私は以前から勝手な解釈で県民の総意だという活動に疑問を持っていた。 これからもこのようなあきれた活動をするつもりだろうか。 その団体とやらはちゃんと説明してもらいたいものだ。(沖縄市)

当日記でも「人間の盾」についてエントリーしてあるが、基地反対運動の元締めとも言える沖縄タイムスの読者欄にこの意見が掲載されてのは画期的ではある。

沖縄タイムスが、どうかしたのだろうか。

関連エントリー:

人間の盾に小学生を!普天間移設の真相

普天間住民も人間の盾!官房長官「普天間ゼロベース」

続・スパイ活動は平和活動!産経記者が言論封殺の犠牲?!全体主義の恐怖

 

一方では、同じ日の琉球新報が、沖縄タイムスの「声」とは反対の社説を書いている。

琉球新報 社説

議長会基地PT 結束して政府を動かそう
2010年1月23日       
 米軍基地問題を考えるときに、沖縄の多くの人々がもどかしく感じていることの一つに「国民が共有すべきテーマ」になりきれていないという点がある。
 過重な基地負担という状況に半世紀余りも置かれた沖縄に対し、県外から一定の理解や同情は寄せられても、手を差し伸べてくれるには至らない。大半は「傍観」の域にとどまっている印象だ。
 それは残念だし、やるせない思いも募るが、ここに来て朗報が飛び込んだ。
 全国都道府県議会議長会が、米軍基地に関する課題について意見交換する「外交安全保障等問題プロジェクトチーム(PT)」の設置を決めたという。
 沖縄県議会の高嶺善伸議長が提案したものだが、全会一致で承認された意義は大きい。沖縄にとっては心強い限りで、活発に意見を交わし、具体的な行動に乗り出すことを期待したい。
 国土面積の0・6%にすぎない沖縄の地に、在日米軍専用施設の74%が集中している現状は「重圧」というほかないだろう。
 これは単に、県土の円滑な発展を阻害するというスペース的な問題にとどまらない。基地から派生する航空機騒音などの環境破壊に加え、駐留米兵らによる残忍な事件、悲惨な事故を絶えず引き起こすという難題を抱える。
 米兵による少女乱暴事件後に開かれた1995年の県民大会で、高校生代表は「米兵におびえ、事故におびえ、危険にさらされながらの生活は嫌です。悲劇のない島を返してください」と訴えた。切なる願いを、全国の人々には正面から受け止めてもらいたい。
 議長会は今回、普天間飛行場の移設先問題で地域名を挙げた検討は控える方向だが、まずは当事者意識を高めることだ。政府対沖縄の構図ではなく、政府対地方全体のテーブルで論議を深めていく姿勢が求められる。
 外交安保は政府の責任で対応するべき事案ではある。だが、国民の犠牲の上に成り立つ形とされてはたまらない。重圧を放置させないよう、国民の側が目を光らせるのは当然だ。
 結束が力を生む。全国知事会議も2002年の沖縄開催時、不平等との指摘が根強い日米地位協定の抜本的見直しを求める政府要望を決議した。知事会とも連携、結束して政府を揺り動かす原動力となってほしい。

                      ◇

【おまけ】

沖縄タイムスの投稿欄

民主党(というより社民党)応援団の沖縄タイムスも、時にはアリバイ作りの投稿を掲載するが、最近の民主党の迷走ぶりにあきれた果てたのか、19日の投稿欄には沖縄タイムスには珍しく同じ日に二つの民主党批判の投稿が掲載されている。

◆疑惑は許せず 政権交代を望む

K・K 51歳

鳩山由紀夫首相と民主党の小沢一郎幹事長の巨額金権疑惑で、政局が混乱の度をきわめている。(略)

いかなる事態になっても、国民の多くは東京地検を支持する。 公務員ならわずか数万、数十万円のわいろで首が飛ぶのに、政治家であれば10億円を超えるわいろ(そい言い切っていい)でも、釈明会見で責任が問われないのでは、国民が許さない。 
7月の参院選までとても待てない。 鳩山首相と小沢幹事長合わせ、何十億という不正なカネで民主党が運営されている事実が明らかになった。 あらためて政権交代を国民は望んでいる。(高知県、公務員)

「政権vs検察」の対立が異常であることは、民主党応援団の沖縄タイムスも認めるのか昨日の社説も「のっぴきならない」と批判的。

                     ◇

◆金銭まみれは民主も同じか

T・Y 58歳

意図的な違法性はなくあくまで「計算ミスであった」と、そのことによって「国民に誤解を与えた」と陳謝した。 自らの資金管理団体「陸山会」による土地購入問題について民主党の小沢一郎の記者会見だ(13日付本紙一面)。 陸山会の収支報告書不記載は、約3年間で4回合計10億円となったという(12日付本紙27面)。
こうなるともう笑ってしまうしかない。 どんな凶悪犯であっても、意図的な違法性を認めるほどばかはいない。 誰でも罪を追及されれば、単なる過失であったと申し開きをするだろう。 それを充分分かっていて検察や野党は何をしているのであろうか。 どんなことがあってもそれを追及し真実を白日の下に明らかにするべきだ。 小沢幹事長には、「国民は黙って見過ごすほどばかじゃない」と言いたい。 
12億以上もの子ども手当てをもらった党首なら、幹事長も幹事長、金銭まみれの自民党から政権交代を果たしたというのに中身は全く変わっていない。(宜野湾市)

 

ネットの普及で、さすがの沖縄タイムスも、

良識ある読者の「声」を今までのように黙殺できなくなったようである。

 

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小沢聴取!被疑者になるか?追記あり

2010-01-23 08:31:30 | 県知事選

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文末に【追記】あり

小沢幹事長を午後聴取 東京地検、刑事責任追及も
 小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる収支報告書虚偽記入事件で、東京地検特捜部は23日午後、東京都内で小沢氏を任意で事情聴取する。

 小沢氏は5日に参考人聴取の要請を受けていた。また、政治資金規正法違反容疑で逮捕された元私設秘書の衆院議員石川知裕容疑者(36)らの共犯として市民団体から告発されており、特捜部は黙秘権を告知した上で「被疑者(容疑者)調書」作成に切り替える可能性もある。

 現職の与党幹事長に対する捜査機関の事情聴取は極めて異例。鳩山政権は重大な局面を迎えた。

 捜査関係者によると、石川容疑者が土地代を充てた4億円を載せなかった2004年収支報告書の偽装工作を小沢氏に伝えたとほのめかす供述をしており、特捜部は小沢氏の刑事責任追及を視野に捜査を進めている。

 小沢氏は今回の聴取で、虚偽記入への関与を否定し、特捜部が水谷建設(三重県桑名市)の「裏献金」5千万円が含まれるとみている土地代の原資について「相続遺産などの個人資金」とあらためて説明する意向。

2010/01/23 06:13   【共同通信】
 
                    ◇

参考人の任意出頭で事情を聞いていた刑事が部屋をノックした別の刑事の耳打ちで表情を変える。

突然それまでの刑事の口調が「参考人に事情を聞く態度」が「被疑者を尋問する態度」に豹変する。

耳打ちした刑事が決定的証拠を持ち込んで、既に逮捕状は準備されており、参考人で呼ばれた人物が被疑者に変わり、遂には逮捕される。

テレビの刑事ドラマではおなじみのシーンである。

検察の事情情聴取が刑事ドラマのように、聴取の過程で決定的証拠の出現で参考人から被疑者へと変わり、そして逮捕へと繋がることも充分考えられる。

小沢氏場合はどうか。

「小沢被疑者」の報道は、実は21日付の時事通信が既に報じていたが、他紙がフォーローしなかったため時事のフライングかとも思ったのだが、その記事がこれ。

小沢氏、23日に聴取=「被疑者」も検討-4億円の説明求める・東京地検

 小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」による土地取引をめぐる事件で、東京地検特捜部による小沢氏への任意の事情聴取が23日に行われることが、関係者の話で21日、分かった。特捜部は、参考人としてではなく、黙秘権を告げた上での「被疑者聴取」とすることも検討しているもようだ。(略)(2010/01/21-20:26)

どうやら「参考人調書」から「被疑者調書」への切り替えもまんざらのガセネタではないようだ。

共同記事では「被疑者聴取」の根拠として、21日に市民団体が、小沢氏本人を告発したことを挙げている。

市民団体、小沢氏を告発 政治資金虚偽記載容疑
2010年1月22日3時32分
     
 小沢一郎・民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」が土地の購入原資4億円を政治資金収支報告書に記載しなかった事件で、東京都内の市民団体が21日、小沢氏と秘書らに対する政治資金規正法違反(虚偽記載)容疑などでの告発状を、東京地検に提出した。一連の事件で、逮捕された秘書らの共犯として小沢氏本人が告発されたのは初めて。

 この団体は、行政書士や元新聞記者らからなる「真実を求める会」。告発状は、陸山会が土地を購入したのに収支報告書に記載しなかったり、虚偽の記入をしたりしたと指摘。「小沢氏は、政治団体の代表者という立場で本件を首謀し、秘書らを通じて主導した」としている。

つまり、「被疑者扱い」の根拠は、前回の市民団体による告発の対象が「政治資金虚偽記載」に関わった元秘書や会計責任者だったのが、今回の告発対象は小沢氏本人になって「小沢氏は、政治団体の代表者という立場で本件を首謀し、秘書らを通じて主導した」として小沢氏を「虚偽記載」の事実上の主犯としているからだというのだ。

だが、例え告発が小沢氏を対象にしているとしても、根拠もなく小沢氏ほどの権力者を容易に「被疑者扱い」にすることは考え難い。

もし「被疑者」にするのなら検察もそれなりの自信があってのことなのだろう。

都内某ホテルに「参考人」として招致された小沢氏が、事情聴取の過程で「被疑者」に変わり、最後は逮捕される。

そして「小沢容疑者」として検察庁に連行される姿を夕方のニュースで是非とも見たいものである。

「小沢容疑者」を期待するあまり産経がこんなフライング。(笑)⇒「小沢容疑者」と誤表記=22日付大阪版朝刊に-産経新聞

民主党もこんな具合に引き気味だから、産経の気持ちも良くワカル⇒「小沢氏もう持たない?」民主内に懸念強まる

「小沢容疑者」を期待する方、応援お願いします。

【追記】13:19

国会議員の不逮捕特権

小沢氏は国会会期中の国会議員のため「逮捕⇒連行」の場面が見られないのは残念!

日本では現職国会議員の場合、国会の会期中のみ(参議院議員は例外的に参議院の緊急集会も含む)に認められていて、その間は逮捕されることはないが、現行犯の場合はこの限りではない[1]。ただし、司法官憲が議院に逮捕許諾請求をして、所属議院において逮捕許諾決議案が可決された場合、逮捕できる(日本国憲法第50条、国会法第33条、第34条)。(ウィキより)》

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【おまけ】被疑者と容疑者の違いは?

《一般的には容疑者(ようぎしゃ)という用語は日本のマスメディア(マスコミ)により「被疑者」の意で使用されている。マスメディアでは逮捕又は指名手配などで身柄拘束されるか又はされることがほぼ確実な状態のとき「容疑者」と呼び、公訴が提起(起訴)されると「被告」と呼ぶようになる。ちなみにこれも、法律用語としては「被告人」が正しい(「被告」は民事事件)。これには理由があり、多くの人に情報を伝える際、「被疑者」という言葉は「被害者」という正反対の意味の言葉と見間違えやすく、発音も似通っているため、被疑者ではなく容疑者という言葉を用いている。(ウィキより)》

 

【おまけ2】宇宙人を首相にした覚えはない!

菅副総理、首相「『地球人』とは若干ニュアンスが違う」
 菅直人副総理兼財務・経済財政相は22日夕の閣議後記者会見で、鳩山由紀夫首相の発言のぶれについて感想を問われ、「もともと宇宙人と言われる首相で、地球人とは若干ニュアンスが違ったりする。長いつきあいなのであまり深刻に受け止めていない」と述べた。民主党の小沢一郎幹事長に関しては「(東京地検の聴取で)自ら潔白を証明される形になればいいなと思っている」とした。〔NQN〕(19:26)

                                          ◇

総理も総理なら、副総理も副総理。

この言葉の軽さは一体何だ。

菅氏のこの軽い発言は、逮捕された石川知裕衆院議員について首相が「起訴されないことを望みたい」と発言したが批判を受けて撤回したこと、を擁護した・・・つもりらしい。

だが、日本国民は「宇宙人」を首相にしたつもりはない。

たとえ民主党に投票した人でも、「宇宙人」はおろか、菅氏がいう「地球人」より先ず「日本人」を首相にしたはずだ。

「日本人」という自覚の無い首相だからこそ、「日本列島は日本国民だけの者ではない」と言ってみたり、「日本のCO2 25%削減」と、国益より地球益を優先させるような発言をするはずだ。

菅氏は、鳩山首相が折角撤回した発言を「深刻に受け止めていない」と援護するなら、首相が今後も間接的に指揮権発動する発言してもこれを認めるとでも言うのか。

首相の軽率な発言を「宇宙人」の一言で容認してしまう菅氏こそ、副総理という立場をわきまえない無責任な発言ではないか。

菅氏も発言を撤回して欲しいしものだ。

 

 

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天の声と「小沢不動産」 佐藤優氏のパラドックス

2010-01-22 08:04:09 | 普天間移設

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「小沢不動産」とは以前から良く言われていたが、実際に都内の小沢一郎氏所有の不動産を視察した後藤田正純議員が改めて「まるで不動産業」と驚いたという。

だが、ここで驚いてはいけない。

小沢氏所有の不動産は東京都世田谷の自宅のほか、岩手県奥州氏の実家、静岡県東伊豆町、沖縄県宜野座村の土地。(2010年1月22日付 沖縄タイムス)。

そう、小沢氏はあの辺野古に隣接した同じ東海岸の宜野座にも土地を所有している!

テレビ報道によるとほかにも都内の一等地に十数か所の不動産があるという。

その一方で定期預金、金銭信託は0で、数億円のタンス預金があるという。

摩訶不思議な小沢一郎氏の資産である。

自民・後藤田氏、小沢氏「まるで不動産業」 2010.01.22.05.01

 「チーム後藤田」が動いた。自民党の後藤田正純衆院議員(40)らは21日、小沢一郎民主党幹事長をめぐる収支報告書虚偽記入事件追及のため、同氏の資金管理団体「陸山会」が購入した東京都世田谷区の土地や、近くの小沢氏私邸などを視察した。

 党内に設置した小沢氏追及プロジェクトチーム作成の関連資料と照らし合わせながら計10カ所余りを巡回した。後藤田氏は記者団に「政治家が政治資金で土地を買うということはない。小沢氏はまるで不動産業だ」と指摘。「民主党は“国会は司法の場ではない”と主張しているが、とんでもない。政治家として説明責任を果たす場だ」と衆院予算委員会で追及する考えを強調した。

 自民党は東京地検の捜索を受けた大手ゼネコン鹿島などが工事を請け負った岩手県奥州市の胆沢ダムを視察するため、三ツ矢憲生党国土交通部会長(59)らをメンバーとする調査団を26日にも派遣。小沢氏への揺さぶりを強める考えだ。

                                             ◇

小沢氏の「天の声」は、胆沢ダム工事や、予算案でも話題になったが、「普天間移設」でも「天の声」を発している。

小沢氏は、それまで迷走する「普天間移設」に関しては全く意見を述べていなかったが、昨年暮れになって突然それまで有力だった「辺野古案」を覆すような「天の声」を発した。

小沢氏の「天の声」に関して佐藤優氏が沖縄タイムスのインタビュー興味深いコメントを述べているので引用する。

米軍普天間飛行場の移設問題は、民主党の小沢一郎幹事長が昨年12月28日に「あの青い沖縄のきれいな海を汚してはいけない」としたことで、フェーズ(段階)が変わった。 辺野古移設を否定するこの発言を、かつて辺野古を決めた鈴木宗男衆議院外務委員長に伝え、自己否定させた意味は大きい》(2010年1月9日 沖縄タイムスー迷走する「普天間」)

つまり鳩山内閣の関係閣僚が勝手に移設先の名を挙げて迷走していたが、佐藤氏によると、この小沢氏の「天の声」で辺野古案は一瞬にして消滅したというのだ。

その問題の辺野古に隣接する宜野座村に小沢不動産、もとい、小沢一郎氏が不動産を所有していたとなると、「あの青い沖縄のきれいな海を汚してはいけないという「天の声」の意味も理解できる。

辺野古に行く本土の左翼団体にとっても、宜野座は那覇から向かう途中で通る村なのでお馴染みの名前であろう。

で、沖縄では左翼の象徴のような言動で県民を混乱させている佐藤優氏ご本人の意見はどうか、というと同記事によるとこうなっている。

私は右派、保守派の人間として、日米同盟の堅持と軍事力による抑止力を真剣に考える立場から、沖縄の民意を尊重して辺野古は絶対ダメだとおもう。 なぜなら、敵意に囲まれている基地を造って日米同盟を強化できますか? 基地機能が果たせますか? このことを辺野古移設に賛成している人にも理解を得て、県民が一致団結して声を上げることが重要だ》(沖縄タイムス同上記事)

ここで佐藤氏は自分は右派であり「日米同盟の堅持と軍事力による抑止力を真剣に考える立場」を主張しながら、あくまでも沖縄左翼に媚を売って「沖縄の民意を尊重して辺野古は絶対ダメだとおもう」と奇妙な結論を出している。

そして結局は「辺野古以外」で決着するが、アメリカに日米合意を破棄した落とし前(見返り)をつけなければならぬとして、次のような独特の安保強化論を展開させる。

一方、日本が沖縄に関して米国に譲ってもらうと、それに対する見返りをしなければならない。 そこで集団自衛権の行使が出てくる可能性がある。 より起動的に自衛隊を海外に派兵する形を整え、総合的に日米同盟を強化する目的だ。
実は護憲、特に憲法9条を守る意味もある。 
集団的自衛権は憲法上、国家として持っているが、内閣法制局の解釈として行使できないとなっていた。 憲法を変えずに解釈の変更で済ませれば、9条の文言を変える必要が無く、結果的に憲法も守れる。 この議論も、最終的には国民の判断を尊重すべきだろう
。》(同上)

沖縄の論壇に登場する佐藤氏は「米軍基地撤去」「護憲」といった左翼を扇動するような発言で人気を博していたが、上記記事を見たら裏切られたと思う佐藤ファンも多いだろう。

つまり、沖縄の「民意」を煽って「辺野古反対」を叫べば米軍基地が撤去されると単純に考えていた左翼の佐藤ファンは、

自分等の反対行動が、結果的に「集団自衛権の行使、容易な自衛隊の海外派兵、日米同盟の)強化」に繋がっていくと知ったら裏切られた思うだろう。

沖縄で佐藤氏の講演会に集まるファンは「反戦平和」つまり「軍事力に寄らない話し合いによる平和」を信奉する人々がほとんどであり、これは沖縄タイムスの論調でもある。

このように沖縄タイムス紙上で、自分の立ち位置が、「軍事力による抑止力の平和を信奉する」とカミングアウトしてしまった佐藤氏は、今年は沖縄での講演会もやりにくいだろう。

おっと、小沢氏所有の不動産に絡み、「普天間移設」に関する「天の声」から大きく脱線したが、年が明けて元秘書三人が逮捕され、本人も検察の事情聴取を要請された現状では、果たして「天の声」に威力は持続するや否や、

はたまた佐藤優氏の「辺野古反対が日米同盟の強化に繋がる」というパラドックスが実現するや否や、興味のあるところである。

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幻の「読売誤報事件」!国会で自爆

2010-01-21 12:58:50 | 県知事選

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今朝の国会予算委員会で、伴野民主党議員の質問で、ちょっとしたハプニングがあった。

質問の冒頭で、突然新聞のコピーを示して、「非常に重要な情報を確認したい」と述べ、「読売新聞の記事は誤報だと法務省刑事局が答えているという。もし誤報なら読売新聞に抗議していただけないか」と述べた。

答弁に立った千葉景子法相は「(法務省側が)誤報だと回答したことはないと承知している」とあっさり否定した。

読売のフライングかと思ったが、小沢氏擁護ともとれる伴野議員の質疑は一瞬にして終わった。

伴野氏が取り上げたのは、当日記の前のエントリーで取り上げたこの記事。⇒小沢氏が4億円不記載了承…石川議員が供述

 

読売の「世紀の大誤報」に早速スレッドがたった。

                   ◇

【小沢疑惑】民主・伴野議員「読売の記事は誤報だと法務省刑事局が答えているという」→千葉法相「法務省は誤報と回答してない」

1 :出世ウホφ ★:2010/01/21(木) 11:56:31 ID:???0
民主党の伴野豊副幹事長が21日午前の衆院予算委員会で、民主党の小沢一郎幹事長の資金管理団体「陸山会」による
土地購入事件に関する一部報道を「誤報ではないか」とただす場面があった。だが、千葉景子法相は「(法務省側が)
誤報だと回答したことはないと承知している」とあっさり否定。小沢氏擁護ともとれる質疑は一瞬にして終わった。

伴野氏が取り上げたのは、読売新聞の20日付夕刊が報じた
「小沢氏 4億円不記載了承」「石川容疑者が供述」との見出しがついた記事。
逮捕された衆院議員の石川知裕容疑者が小沢氏の事件関与を供述したという内容だった。

伴野氏は質問の冒頭で突然、「非常に重要な情報を確認したい」と述べ、
「読売新聞の記事は誤報だと法務省刑事局が答えているという。
もし誤報なら読売新聞に抗議していただけないか」と述べた。

伴野氏は、千葉氏が否定しても「いずれにしても、当局にしっかりと調査してほしい」とクギを刺した。
民主党内では検察側が報道機関に情報をリークしているとの批判が高まっており、
「捜査情報の漏洩(ろうえい)問題対策チーム」を発足させているが、党内の暴走は止まらないようだ。

民主議員、小沢氏問題の報道に「誤報」指摘 法相はあっさり否定
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100121/plc1001211129010-n1.htm

                                              hisi

6 :名無しさん@十周年:2010/01/21(木) 11:58:10 ID:7BPzZ3V60
戦うと言う割りに足並みが揃ってないな
揃えられても困るんだが

7 :名無しさん@十周年:2010/01/21(木) 11:58:15 ID:BVcT6zzw0
ミンス必死だなwww

8 :名無しさん@十周年:2010/01/21(木) 11:58:24 ID:q21uLAgg0
千葉も仲間かと思えば、意外に嘘は言えなかったと。
民主内ゲバwww

9 :名無しさん@十周年:2010/01/21(木) 11:58:25 ID:fSkwfnGX0
よりによって千葉に否定されるとかwwwアホスうぇwwww

10 :名無しさん@十周年:2010/01/21(木) 11:58:41 ID:vcQAq8m10
なぜ身内なのに話が噛み合わないのか。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

11 :名無しさん@十周年:2010/01/21(木) 11:58:57 ID:dWKrvCPNP
コントかよ

12 :名無しさん@十周年:2010/01/21(木) 11:59:17 ID:Q11cHKC10
バラバラ民主

13 :名無しさん@十周年:2010/01/21(木) 11:59:21 ID:kzUKzTxC0
ついに、内ゲバが始まったの?

14 :名無しさん@十周年:2010/01/21(木) 11:59:33 ID:EDL8XmFY0
キチガイのために税金払ってるんじゃないぞ

15 :名無しさん@十周年:2010/01/21(木) 11:59:37 ID:hh5P6iHf0
小沢への忠誠心を見せるために必死すぎだよ民主党議員さんwwwwwwwwwwww

16 :名無しさん@十周年:2010/01/21(木) 11:59:41 ID:/xzVzYmY0
2chの擁護レスと同期してるのは気持ち悪いねw
そのうち国会でネトウヨガーとか言い出す議員が出てきそう

17 :名無しさん@十周年:2010/01/21(木) 11:59:53 ID:KMFKJBgr0
千葉GJw

18 :名無しさん@十周年:2010/01/21(木) 12:00:00 ID:SX3C3O9o0
本当に守りに回るとファビョる党だなw

19 :名無しさん@十周年:2010/01/21(木) 12:00:01 ID:W3FwYpeS0
ピュアキチガイだから、うそをついて自分の主張を補強することはない

20 :名無しさん@十周年:2010/01/21(木) 12:00:11 ID:fSkwfnGX0

安田は「小沢に相談はしたけど、了承したわけではない」
みたいな逃げしてるらしいなwww

もう安田は切れよwwwww母子殺人裁判の二の舞だぞwwww

21 :名無しさん@十周年:2010/01/21(木) 12:00:13 ID:kuNSb/wC0
事前に確認しとけよ

22 :名無しさん@十周年:2010/01/21(木) 12:00:16 ID:xEo6NcO+0
珍しく、千葉が法務大臣らしい仕事をしたので記念カキコに来ました。

23 :名無しさん@十周年:2010/01/21(木) 12:00:17 ID:jkuLot6n0
融通が利かないんだから、、、女ってさ。
よくもわるくも固いんだから。

24 :名無しさん@十周年:2010/01/21(木) 12:00:27 ID:EgWVkAtq0
これは、法治国家にあるまじき議員としての態度だね。批判でHP炎上させられても仕方がないな。

25 :名無しさん@十周年:2010/01/21(木) 12:00:53 ID:W4sml8Ku0
安田死ネヨ

26 :名無しさん@十周年:2010/01/21(木) 12:01:00 ID:CNEwgKVk0
誤報では無いと言った訳じゃなくて、誤報でも誤報じゃなくもない、
結局どっちかわかんないってことだよね?

27 :名無しさん@十周年:2010/01/21(木) 12:01:02 ID:/RG/KFsQ0
「刑事局が誤報だと答えた」って情報のソースはどこなんだろうな

28 :名無しさん@十周年:2010/01/21(木) 12:01:13 ID:/H0Igrvi0
週刊誌の飛ばし記事片手に国会で質問していた
野党時代が懐かしいぜ、民主党

29 :名無しさん@十周年:2010/01/21(木) 12:01:24 ID:in/hhV1g0
千葉はなんか悪いものでも食ったのか?

30 :名無しさん@十周年:2010/01/21(木) 12:01:28 ID:vnUEj92R0
民主党基地害議員が自爆テロw

31 :名無しさん@十周年:2010/01/21(木) 12:01:41 ID:LwgnwfBh0
>小沢氏擁護ともとれる質疑は一瞬にして終わった。

バロス

32 :名無しさん@十周年:2010/01/21(木) 12:01:58 ID:ovkkf52gO
下手に擁護でもしようものならまた叩かれるからな
少しは勉強したんだねw

33 :名無しさん@十周年:2010/01/21(木) 12:01:59 ID:pMxce8XR0
>党内の暴走は止まらないようだ。

さすがにポッポも、これはヤバイ、、、と思い始めているというのに、
誰がポッポの「思い」を忖度(笑)してやれよ(w

34 :名無しさん@十周年:2010/01/21(木) 12:01:59 ID:EWBl2Yup0
ちゃんと裏で話とおしとけよw

40 :名無しさん@十周年:2010/01/21(木) 12:02:26 ID:Wqc//5E60
「読売新聞の記事ですが、誤報だという話ですが」とだけ質問して
何の話かすら言わなかったな。察してくれ的な感じで。
口に出すと呪われでもするんだろうか。

41 :名無しさん@十周年:2010/01/21(木) 12:02:35 ID:FTVyjo2v0
内部分裂必須だな

42 :名無しさん@十周年:2010/01/21(木) 12:02:36 ID:duvL3a5x0
民主党っていつも話がかみ合わないよな

みんなブレてる

43 :名無しさん@十周年:2010/01/21(木) 12:02:42 ID:d/QRktWa0
NHKも石川証言のソース元を小沢側関係者といってるな
まあ小沢の件じゃなくて大久保の件だがw
民主の議員もNHK位見てから発言しようぜ

44 :名無しさん@十周年:2010/01/21(木) 12:02:43 ID:ED7ExigvO
民主党ってみっともない

45 :名無しさん@十周年:2010/01/21(木) 12:03:23 ID:ZtverQ970
嘘が嘘を呼ぶ嘘嘘スパイラル

46 :名無しさん@十周年:2010/01/21(木) 12:03:38 ID:BIoQyKjN0
民主の雑魚は小沢から座布団もらうのに必死だな

47 :名無しさん@十周年:2010/01/21(木) 12:03:40 ID:CGJ+MSin0


     民主党は「都合が悪いことはみんな誤報作戦」を実行中ですw



48 :名無しさん@十周年 ◆kHVwtqhqNM :2010/01/21(木) 12:03:46 ID:LZHyl06c0
膝をガクガク歩きしながら新聞社へ入る女を見た件
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/537/1172588386/3
2010年1月1日付で異動した学芸部長兼論説委員は敬愛に値する(笑)
09年2月20日付の大弦小弦で『対応の異常さを問いださないのか』と書いてある。
中川昭一 元財務大臣兼金融大臣の件だ。
学芸部長兼女性論説委員さん、ご満足の極みですか? 石川衆院議員の逮捕は不満でしょうか?


49 :名無しさん@十周年:2010/01/21(木) 12:03:52 ID:pMxce8XR0
>>43
もはやテレビも見てないんじゃない?マジで。

完全なバーサク状態(w

50 :名無しさん@十周年:2010/01/21(木) 12:04:08 ID:2PMNTeOE0
正に烏合の衆

 

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小沢神話の崩壊!スパイが検察内部に!

2010-01-21 08:15:09 | 県知事選

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小沢神話が崩壊した。

検察の事情聴取を拒否し「断固戦う」と宣言していた小沢が事情聴取を受けるという。 

小沢神話とは、

(1)政治と金で問題を起した田中角栄、金丸信にかわいがられ政治と金の問題をつぶさに側で見ていた。

(2)ロッキード事件では一回も漏らさず公判を傍聴し、裁判の問題点を研究していた。

(3)本人も弁護士志望で日大の大学院まで行って法律を研究していた。

(4)政治資金規正法の成立には本人が深く関わっており、その運用の裏も表も抜け道さえも知り尽くしていた。

このような神話を基に「小沢擁護」に回るエセジャーナリスト達の間には、まことしやかに更なる次のような神話が流布していた。

「現在小沢ほど政治と金の問題の裏表を知り尽くし、法律的に研究し尽くした人物はいないので、疑惑は起きても小沢に直接検察の手が伸びることはありえ無い」。

ところが最近の報道を見る限り素人目にも小沢の起訴は不可避という様相を呈してきている。

少なくとも小沢が言う、政治資金収支報告書の「意図しない間違い」は否定され、小沢が意図していたことは認めたわけだ。

小沢氏が4億円不記載了承…石川議員が供述

ところが、「意図しなかった」わけから微罪にして欲しいという小沢の意図は「確認書」や「定期担保借り入れ」の小沢自身の偽装により、「意図しない」どころか資金を不透明にする意図むき出しで、「悪意」が垣間見えてきた。

土地所有は陸山会との「確認書」、作成日を偽装 (1月21日 03:11)

意図した違反かどうかはさておいても、読売の報道が正しければ小沢の政治資金規正法の虚偽記載違反による起訴は不可避だと考えられる。

ところが青山繁晴さんの分析によると、起訴は記載ミスといった形式違反に止まらず、ゼネコンからの収賄という悪質な案件での起訴もありうるとのこと。

民主党が検察のリークを調査する団体を設置したというが、青山さんによると検察情報をリークしているのは、検察内部の「小沢のスパイ」であり、検察のナンバー2を接待により篭絡し内通者の養成をしていたという。

つまり検察が情報をリークしていた相手はマスコミではなく、小沢側だったというから驚きである。

青山さんの解説は涼太さんがコメント欄で紹介して下さっているが、改めて下記に紹介する。

http://www.youtube.com/watch?v=xhkhZCuLfVc

http://www.youtube.com/watch?v=jDmb01w6iKY

http://www.youtube.com/watch?v=PHc8jK9VQ2w

http://www.youtube.com/watch?v=QWsHHh2Its8

http://www.youtube.com/watch?v=0qM1dZz4KFc

例によってぼやきくっくりさんが文字起しして下さっているので参照してください。

                                       ◇

昨日の全国紙の社説は、18日の国会の「小沢糾弾」に対する鳩山首相の答えにならない答えを一斉に批判している。

文末に引用したが、小沢の地元の岩手日報はどうかと覗いてみたら、やはりコラムで手厳しく小沢批判している。

岩手日報 風土計 2010.1.20

 検察当局との対決姿勢を強める小沢一郎民主党幹事長を、鳩山由紀夫首相は「どうぞ戦ってください」と励ましたという。

首相とのやりとりは先の党大会で小沢氏が「断固戦う」と宣言し、幹事長続投を表明した後ろ盾に違いない。大会は「反検察」一色。事は一人小沢氏にとどまらず、党対検察という図式になった。権力と権力の威信をかけた闘いだ。

▼検察が常に正しいとは言い切れないにせよ、国民生活とともにある政権党が、社会正義の実現を使命とする組織を表立って批判する事態は尋常ではない。内外とも先行き不透明な世情を象徴するようで、げんなりしている国民は多いだろう。

▼かねて民主党は、企業・団体献金の全面禁止を主張。対する自民党は「企業にも政治活動の自由はある」などと反論してきた。その間にも思惑絡みの献金が温存されてきたとすれば、「政治とカネ」は日本の政治風土に帰着する。

そもそも企業は営利目的。現行の政治資金規正法は非営利の政治団体からの献金は認めるが、そこは政治の本音と建前。受け手の認識はさておき、献金側が全く見返りを求めないカネが、どれほどあるか疑問ではある。

突き詰めれば、授受双方の良識の問題に行き当たる。さらに言えば、時の政治や政治家を選ぶ側の責任として、国民に降りかかってくる問題だろう

 

朝日新聞社説

国会論戦―暗い民主主義はいらない

政権交代して初の通常国会で論戦が始まった。小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体の土地購入をめぐる捜査が進むなか、荒れ模様の幕開けである。

 小沢氏は東京地検の事情聴取を受ける方向という。国会論戦でも当面は、この問題や鳩山由紀夫首相の偽装献金問題が焦点とならざるをえない。

 「政治とカネ」をめぐる与野党の泥仕合はおなじみの光景かもしれない。しかし、今回の一件が持つ意味合いは、これまでとは大いに違う。

 有権者が初めて自ら政権交代を実現させた直後である。多くの有権者は、かつての「金権腐敗」政治はもうご免だと願い、民主党に投票したはずだ。なのにまた同じことが繰り返されるなら、何のための政権交代だったのか。政党政治そのものへの失望が、今度こそ癒やしがたく深まりかねない。

 その危険を首相以下、政府与党の面々がしっかり感じているのかどうか、はなはだ心もとない。

 典型は首相が小沢氏に語った「どうぞ戦ってください」との発言だろう。

 自民党の大島理森幹事長は、19日の代表質問で「一国の首相の発言とは信じられない。誰と『戦う』ことを念頭に置いていたのか」とただした。検察の捜査に介入するつもりなのかという、至極もっともな問いである。

 首相は「私は行政の長であり、検察の公正な捜査を信じている」と答えたが、言葉の選び方や置かれた状況への感度が鈍すぎる。

 ほかにも首をひねるような動きが相次ぐ。民主党は一昨日「捜査情報の漏洩(ろうえい)問題対策チーム」を党内に設けることを決めた。検察による報道機関に対する情報操作の有無を調べるという。原口一博総務相も昨日、一連の報道に関し、情報源を明確にすべきだとの考えを述べた。逮捕された石川知裕衆院議員と当選が同期の議員らは「石川代議士の逮捕を考える会」をつくった。

 いずれも、小沢氏の「全面対決」路線に歩調を合わせようとするもののようだ。異様な光景の広がりである。

 総選挙での圧倒的な民意の支持を、はき違えているのではないか。検察も無謬(むびゅう)ではないだろうが、政権与党も万能ではない。様々な力が互いに抑制、均衡しつつ丁寧にことを進めていくのが、まともな民主主義社会である。

 小沢氏が検察を批判する際に語った「これがまかり通るなら日本の民主主義は暗澹(あんたん)たるものになる」という言葉は、むしろいまのような状況にこそ当てはまるのではないか。

 最優先すべきなのは、国会論戦を空費させないことである。小沢氏らは国会で事実関係の説明をすべきだ。

 そのうえで予算案審議や政策論争を本格化させる。政権交代後、「国会審議の活性化」論議を先頭に立って進めたのは、小沢氏だったはずである。

                                               ◇

各紙の社説:

読売 1月20日付 代表質問 カネの問題に正面から答えよ

毎日 国会代表質問 首相が打開に動かねば

産経 【主張】民主調査チーム 疑惑解明を妨害する気か

日経 社説1 予算審議促進には小沢氏の説明が要る(1/19)

 

「疑惑の人物」を同士として擁護する首相が、今頃こんな発言を・・。

(1/20)首相「身の潔白、できるだけ早く説明を」 小沢氏聴取で

 

【付記】

既にお気づきの方もおいででしょうが、今後は煩雑を避けるため文中の著名人には原則として氏などの敬称は省略させていただきます。

勝手ながら呼び捨てですが他意はありません。

ただ、気まぐれに「さん」や「センセ」を付けることもあります

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報道と検察を統制する小沢民主党

2010-01-20 07:01:22 | 県知事選

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■検察を否定するエセジャーナリスト達

鳥越俊太郎や大谷昭宏といったテレビ芸者達が、小沢擁護で検察批判を展開している。

自民党政権時代は「権力批判」を売りものにして民主党擁護の先頭を切った手前、今さら民主党の親玉の小沢を批判できないのだろうが、政権交代で権力を持ったのは今では民主党である。 その親玉の疑惑解明に動く検察を暴力団並みに批判する彼らは、反権力どころか結局権力の提灯持ちをしていることに気が付かないのだろか。

彼らが「国家権力である検察の暴走は恐ろしい」とテレビで煽ると納得する人も多いだろう。

確かに検察や警察の暴走による冤罪事件の報道を見ると、鳥越達テレビ芸者の「検察の暴走」という批判の言葉も首肯できる。

だが検察や警察の間違いを盾にして、検察が法と証拠によって捜査することを「検察の暴走」と批判することは筋違いであり、法治国家の否定にもつながる。

これは自衛隊員が事件を起こしたからといって自衛隊を否定したり、米兵の事故や事件で米軍基地を否定するのと同じく論理のすり替えでもある。

法治国家の日本は検察、警察の必要性を認めている。

だからこそ加害者が誰であっても、事件があり次第警察は駆けつけてくれるし、被害を受けた場合は検察が被害者に代わって容疑者を無償で起訴してくれる。

鳥越や大谷のように、過去に(検察が)過ちがあったと主張して検察が法と証拠によって捜査することを否定するような発言するなら、彼らは国家機関に訣別宣言をすべきである。 

彼らが擁護した「小沢民主党」が「捜査情報漏えい対策チーム」設置というブーメランに変身して情報統制するとしたら、これはまさにお笑いである。

■ヒトラー政権を見習う民主党政権、ゲシュタポを設置

選挙で国民の信任を受けたヒトラーは、政府主導により「全権委任法」を立法し、検察や警察を超える巨大権力を有する秘密警察や親衛隊を配下に置いて報道や検察の動きを抑えた。

検察に挑戦する小沢を擁護する鳩山首相。 これに常軌を失った民主党は、「捜査情報漏えい対策チーム」を設置し、検察と報道機関に圧力をかけようとしている。

民主党にもはや自浄能力を期待はできない。

民主党内での小沢批判はおろか、小沢の「検察と闘う」発言に平伏して、ゲシュタポまがいの「情報対策チーム」の設置を決めたというから驚きだ。 

小沢の土地取引への疑惑そのものはスルーして、捜査情報の漏えいに圧力を加え、検察をけん制する。

これは党役員会で決めたというから幹事長の配下であり、小沢の親衛隊だといわれても仕方がないし、情報を弾圧するゲシュタポといわれても仕方ない。

正当な捜査にいちゃもんを付け、報道統制をはかるなら、政権党として異様というよりヒトラーのナチ政権そのものではないか。

現在の民主党に、自浄作用は期待できない。

それどころか現在の民主党は、独裁者小沢との「共生共死」をお題目にする危険なオカルト集団に見えてくる。

小沢氏団体不透明会計:民主「捜査情報漏えい対策チーム」設置 識者の話
 ◇政権党けん制、異様--大石泰彦・青山学院大教授(メディア倫理法制)の話

 政権党の立場として、政治倫理的にやっていいことと悪いことがある。マスコミが、小沢氏の政治資金の疑惑を調べ、報道するのは当然で、検察に情報を依存したとしても、国家権力である政権党がけん制しようとすることは極めて不健全で異様なあり方だ。ただ、批判を許さない検察のやり方にも問題がある。検察もきちんと説明すべきだ。

 ◇常軌逸している--元東京地検特捜部長の河上和雄弁護士の話
 民主党は常軌を逸している。捜査情報のリークの疑いがあるとして、検察をけん制するのは政治家の使う手だ。捜査に疑義を持たせる狙いがあるのだろう。小沢氏は自分の思い通りになると思い力を過信し見せつけようとしている。非常に危険で報道統制にもつながる。党内から異論が出ないのがおかしい。

                    ◇

民主党は検察と報道に統制を狙う危険な政党である!

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【おまけ】

国家公安委員長もゲシュタポになったつもりらしい。

 中井洽国家公安委員長は19日の閣議後記者会見で、東京地検特捜部が衆院議員石川知裕容疑者ら民主党の小沢一郎幹事長の側近3人を逮捕したことに絡み「(逮捕は)特捜部の権限としてあるが、特捜部も説明責任がある」と述べた。 p…     [記事全文]     
 
 
【おまけ2】
 
みのもんたも目が覚めたようだ。↓

必見【動画】« 【民主党】森ゆうこ「検察にみんなが抹殺されてしまうんですよ」

 

 

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鳥越vs大沢弁護士、小沢擁護のテレビ朝日

2010-01-19 07:15:17 | 県知事選

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検察との全面対決を宣言した小沢幹事長を続投させ、「戦ってください」と擁護した鳩山首相。

そしてそれを支持した民主党は小沢氏との一蓮托生の道を選んだ。

 

■小沢と一蓮托生のテレビ朝日

本来、マスコミの使命はときの権力者を批判すべき立場のはず。

ところがテレビ朝日はマスコミの矜持を捨てて「小沢擁護」でときの権力者と一蓮托生の道を選んだ。

テレ朝の「小沢疑惑」に対する擁護の姿勢は一貫している。

◆17日ー『サンデープロジェクト』

日曜日のテレ朝「サンデープロジェク」トは、終始検察批判・小沢擁護の特集だった。

ゲストの顔ぶれ(特に郷原元特捜検事)を見たときから嫌な予感がしたが、予想通りでほぼ全員で「検察の暴走」の大合唱。

当日のメンバーは以下の通りだが、小沢批判の良識派はたった二人で、ほかは全て検察批判派(赤字)。

しかも菅元総務大臣にはほとんど発言の機会が与えられず、宗像弁護士だけが検察批判の嵐に一人で反論していた。

田原総一郎(司会)

大谷 昭宏 (ジャーナリスト) 
須田 慎一郎(ジャーナリスト)
高野某    (インサイダー編集長)

小川 敏夫 (民主党・広報委員長)
菅  義偉  (自民党・元総務大臣)
宗像 紀夫 (元東京地検特捜部長
・弁護士)

郷原信郎  (元東京地検特捜検事・名城大学教授・弁護士)

 

◆18日ー『スーパーモーニング』

昨日18日のテレ朝「スーパーモーニング」は、番組の顔ともいえる鳥越俊太郎氏と、番組コメンテーターの大沢孝征弁護士が白熱トークバトルを演じる興味深いシーンを見せてもらった。

「小沢事件」に関するテレ朝の立場は「小沢擁護」と思われるが、鳥越氏の「小沢擁護」に加えて、検察の暴走を主張したが、これに楯突いて反論した大沢弁護士が、途中で退席させられた?

少なくとも筆者にはそのように見えた。

因みに当日の出演者は、この通り。

赤江珠緒、小木逸平、佐々木亮太、上宮菜々子 ナビゲーター:鳥越俊太郎 コメンテーター:吉永みち子、松尾貴史 大沢孝征

コメンテーターの松尾貴史が「小沢氏は検察の事情聴取に応じて説明責任を果たすべき」という主旨で、比較的まともなコメントをしたら、これに鳥越俊太郎が長々と反論した。

「検察はリークによって世論を誘導している。 証拠も無いのに事情聴取は検察の暴走だ」(要旨)といった論調で全面的に小沢氏を擁護し、検察を批判した。

これに、大沢孝征弁護士が「(小沢のような)権力者にも、検察のような怖いものがないと政治権力者は何でもできる。 事情聴取は受けるべき」(要旨)と鳥越氏に楯突いた。

コメンテーターが番組の顔のキャスターに楯突くのは珍しいこと。

司会のアナウンサーが、世論調査の「国民の90%以上が説明すべき」だとの調査結果を告げると、これにも鳥越氏はいちゃもんを付けた。

「検察のリークをそのままマスコミが報じて世論操作をしているからこうなる」と、まるで世論調査は信用できないような発言。

自民党政権時代は些細な事でも大きく取り上げ世論調査をミスリードした自分の過去の行状は忘れたかのような鳥越氏のコメントには呆れた。

この人物にはもはやジャーナリストの良心の欠片も見られない。

大沢弁護士(元検事)は新人検事の頃、「疑惑があれば時の権力者でも一般人でも公平に疑惑を正すように」と教育されたという。

これに対し、鳥越氏が声を荒立てて「その検察が間違ってばかりいるではないか」と検察批判をすると、

大沢弁護士は「間違いの有無ではなく、権力者を権力があるというだけで見流さなかったからロッキード事件などの田中角栄氏のような権力者でも逮捕できた」と反論。

鳥越氏は「ロッキード事件と今回は違う。 小沢さんのような実力者に献金不記載程度で検察が事情聴取したら政治的影響が大きすぎる」と小沢氏の事情聴取に真っ向から反論。

まるで東京地検特捜部は暴力団の集団でもあるかのような論調である。

どう考えても大沢弁護士は理路整然とし正論に聞こえ、鳥越氏は「小沢擁護のためのなりふりかまわぬ検察批判」としか受け取れなかった。

公平にみて大沢弁護士のKО勝ち。

「スーパーモーニング」の顔でもある鳥越氏に真正面から反論し論破した大沢弁護士は大丈夫かなと心配しながら、CMの間トイレに行って画面を見なおしたら・・・・。

何と画面から大沢弁護士が消えているではないか。

CM後の番組は、カメラの前を人が横切ったり、ザワザワと異常な雰囲気だったが、そのまま番組は続行された。

驚いたことに大沢弁護士の座っていた席に、テレ朝社員の三反園記者が座っており、CMの間に大沢弁護士の姿が消えていた。

番組は「政治と金」のテーマを何事も無かったかのように続いたが、松尾貴史氏のコメントがCMの前とは明らかに異なって「検察のリークをそのまま報じるマスコミ報道を鵜呑みにしてはいけない」と再度コメントし、鳥越氏の小沢擁護の論調に気圧され意見を修正したのが印象的だった。 

松尾氏は、テレ朝の意見を代表する鳥越氏に逆らったら職を失うと恐れたのだろうが、これもテレビ芸者としては仕方がないのだろう。

CMの間大沢弁護士と鳥越ナビゲーターとの間にどんなやり取りがあったのか興味のあるところである。

【追記】08:30 
先ほど「スーパーモーニング」を覗いたら大沢弁護士が出演していた。昨日は臨時出演だった模様。

◆18日ー『ビートたけしのTVタックル

18日のテレビ番組はほとんど全てが「小沢vs検察」のホットな話題なので、この手の政治問題が得意の「TVたっくる」を期待しながら久し振りに見た。

ゲストがいつものメンバーではなく、「演歌師のような」(たけし)怪しげな某獣医と、ペットに詳しい小沢チルドレンの某女性議員。

テーマが今最もホットな話題の「小沢問題」ではなく、「ペット問題」だというから驚いた。

何故このタイミングで「小沢問題」ではなく、「ペット問題」なのか。

小沢批判が噴出するのを恐れたテレビ朝日が直前に番組差し替えをした・・・といった雰囲気で番組は進行した。

さすがのたけしも「小沢と一蓮托生」のテレ朝の威光には勝てなかったのか。

小沢、鳩山はどこへ行った!と思わず叫びそうになったが、申し訳程度に小沢氏が柴犬を飼ったり、小鳥が好きだと紹介するVTRを流し、

ペットに笑みをたたえる小沢氏の「やさしそうな」表情を放映し、小沢チルドレンの某女史から「小沢さんは優しい人」といったゴマすりコメントを引き出していた。 

「小沢氏は小鳥を飼っている」とナレーションが入った瞬間、

鳩も飼っている」と、ビートたけしがつっこみを入れたのが精一杯の番組への抵抗だったのか。

話題はペット問題が延々と続くが、「ペットにチョッキを着せるべきか否か」で、ゲストの怪しげな某獣医と大バトルを演じた三宅さんも、こんなクダラン話題で議論させられるとは思わなかっただろう。

レギュラーの大竹まことは何故か無断欠席であった。

ついでに「報道ステーション」も見ようかとおもったが、晩酌の安ワインとビールが効いて寝入ってしまった。

テレ朝の小沢擁護の肩入れぶりは、むしろ「小沢vs検察」というより「テレ朝vs検察」という方が相応しいのではないか。

民主党をなりふりかまわず応援するテレ朝は、小沢氏に事情聴取の要請をした検察を完全に敵に回したような一連の番組構成だった。

■テレ朝は「椿事件」を忘れたのか

鳥越氏の度を越した小沢擁護を見て、17年前の「「椿事件」」が脳裏を過ぎった。

1993年、テレビ朝日の当時の報道局長であった椿貞良氏が『小沢一郎氏のけじめをことさらに追及する必要はない。今は自民党政権の存続を絶対に阻止して、なんでもよいから反自民の連立政権を成立させる手助けになるような報道をしようではないか』などと発言し、放送法違反が疑われ証人喚問される事態に発展した。

民主党擁護に必死の鳥越氏は昨年鳩山首相の「故人献金」が発覚した時も、「秘書の浅知恵でしょう」との見方を示し、これを大きく報じるマスコミを批判していた。

このまま鳥越氏が同じような民主党擁護の偏向発言を続けると、テレビ朝日は、第二の「椿事件」の二の舞ならぬ「鳥越事件」でも起こしかねない。

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