人気blogランキングへ クリックお願いします
今年も今日でおしまいです。
今年も拙い当日記を読んでいただきありがとうございます。
読んでいただけるだけでも感謝ですが、数多くの方から示唆に富んだコメントも頂き、書き続ける勇気を貰いました。
お蔭さまで一日の休みもなく、更新できたことは読者の皆様の激励の賜物と感謝しております。
一年の終わりに、いつもブログネタにさせてもらっている沖縄タイムスの、ウェブサイトに載らない記事をを三点紹介します。
◆(1)12月29日、沖縄タイムス、オピニオン欄の「声」より引用。
県民のために事実を伝えて
k・kさん 51歳
「この国はもうだめだ」。
全国、地方の各紙の政治、経済、国際面を読むにつけ、「失望感」にさいなまれる。 その中で沖縄タイムス紙だけは、日本政府が中国寄りの朝貢外交で国を社会主義国に売るようなことがあっても、最後まで沖縄県民の自由と幸福を守り通す社会啓蒙の雄であり続けてほしい。
鳩山由紀夫首相は、米国の再三の要求にもかかわらず、米国が唯一の選択とくぎを刺した日米合意の普天間移設案をほごにしてまで、決断を見送った。 その間に小沢一郎民主党幹事長がしたこのは、民主党議員を大挙引き連れての訪中。 この上「東アジア共同体構想」から米国を閉め出すようなことをすれば、沖縄のしょ島群が中国に占拠される前に、「日米戦争」という戦慄の展開もありえる。 平和ぼけしているのは日本国民だけである。
そして、財源なき“バラマキ”を連発する鳩山政権が連れてくる「増税地獄」。 マスコミはこの内憂外患の事実を正しく伝えてほしい。
◇
投稿者のKさんの言わんとすることは筆者と同じく「鳩山・小沢政権」批判なのだが、次のくだりをKさんが皮肉で書いているのか、それとも本気なのか、よくわからない。
《その中で沖縄タイムス紙だけは、日本政府が中国寄りの朝貢外交で国を社会主義国に売るようなことがあっても、最後まで沖縄県民の自由を幸福を守り通す社会啓蒙の雄であり続けてほしい。》
沖縄タイムスが「反日、媚中」であることは当日記でも再三ネタにさせてもらったが、沖縄タイムスの「中国寄り」の論調を承知の上で、このような文を書いたのだとしたら、Kさんは相当な皮肉屋、いや褒め殺し屋であろう。
一方、Kさんが本気でそのように書いて、沖縄タイムスに啓蒙の雄を期待しているとしたら、沖縄タイムスを読み出して未だ間がない新米読者なのであろうか。
当初、この投稿文を読んで、沖縄タイムスのいつものバランスを計ったアリバイ作り記事かとも思ったが「(他紙の中国寄り報道の中)沖縄タイムスだけは」という部分が引っかかって、わざわざ文字起しした次第。
◆(2)沖縄タイムス 12月29日 一面の広告記事(2・5段×半面)
かなり目立つこの広告は、沖縄の論壇では全く抹殺された状態の惠隆之介氏の著書『昭和天皇の艦長』の広告である。
惠氏の論文を、異論を許さない沖縄紙上では読むことができないが、氏が本土紙や全国版雑誌で健筆を振るっていることは周知のこと。
この広告は産経新聞出版社から出版された『昭和天皇の艦長』(惠隆之介著)の広告なので、いくら異論を認めない沖縄タイムスとはいえ掲載拒否はできなかったのだろう。
沖縄論壇では抹殺された状況の惠氏の著書を保守系出版社の産経新聞出版社が、異論を認めぬ沖縄タイムスの一面に広告を出す・・・これだけでも皮肉な光景だが、広告の冒頭に書かれた推薦者の名前と推薦の文言を見て我が目を疑う読者も多かったと想像する。
広告にはこうあった。
<佐藤優氏絶賛>
「沖縄の保守の源流を知るための必読書だ!」
今、沖縄に最も求められるリーダー像
昭和天皇の艦長
沖縄出身提督 漢那憲和の生涯
惠隆之介著
佐藤優氏といえば、集団自決に絡む教科書問題で沖縄二紙が狂気とも思える大キャンペーンを張った一昨年辺りから、突如沖縄紙に登場し、沖縄左翼の太鼓持ちをするような記事を書いたり、講演会をしたりですっかり沖縄左翼のシンボル的存在になっていた人物。
最近では母親が沖縄の久米島の出身であることを売りものにして、同じく久米島出身の左翼の親玉大田昌秀元県知事とツーショットでの講演活動などをしていた。
沖縄紙に掲載された佐藤氏の文を読んだり、講演を聞く限り、沖縄での彼の支持者は左翼知識人やプロ市民だと読み取れる。
実際何度か佐藤氏の後援会に参加したが、聴衆は拍手や反応から判断して、ほとんどが左翼のようであった。
その佐藤氏が、沖縄では「トンデモ評論家」として、沖縄紙が相手にしない惠氏の著書の推薦を、あの沖縄タイムスで行う。
いくら不景気で広告収入が激減している昨今とはいえ、沖縄タイムスの心中や如何ばかりであったのか想像にあまりある。
沖縄出身の漢那憲和提督の記事を沖縄タイムスの記事で見ることはないが、沖縄タイムスが忌み嫌う惠隆之介氏の著書の広告を通して読者が郷土の偉人名を知るというのも誠に皮肉なことである。
同じように沖縄紙が無視する軍人に、座間味沖に集結した米艦船に特攻攻撃をかけ散華した沖縄出身の大尉がいる。
昭和20年の3月26日。慶良間諸島の座間味島では集団自決が行われ、これに関する膨大な記事が沖縄タイムスに掲載されたことは周知のことだが、その同じ日26日の早朝、慶良間洋上を埋めつく米艦船に特攻し散華した沖縄出身の伊舎堂大尉のことを報道した記事を、少なくとも筆者は見た記憶はない。
その一方では、「戦艦大和は沖縄人虐殺のために沖縄に向かっていたのだから、撃沈されて良かった」といったトンデモ記事を掲載して反日感情を煽る沖縄タイムスだから、(1)のKさんが「沖縄タイムスなら・・・・社会啓蒙の雄であり続けてほしい。」と書いたのはやっぱり皮肉を込めて書いたのだろう。
◆(3)沖縄タイムス 2009年12月28日 「北部振興10年」 現場からの報告
■辺野古移設は北部振興費1000億円とセットであった 普天間基地を辺野古に移設することに「県民の70%が反対」と言う記事がまことしやかに報道されているが、事情を知る者にとってこれは道理の通らぬ話しである。 沖縄タイムスが11月、12月と二ヶ月に渡ってホットラインを設けておこなった普天間移設に関して行った声のアンケートの結果が、今朝の沖縄タイムスに出ている。 それによると二ヶ月間で128件が掲載されたが、そのうち「県内反対」が8割の103件、で「容認・やむなし」が14件だったという。 明らかに「県内反対派」の急先鋒である沖縄タイムスが行うアンケートだから、このような数字は取り立てて驚くことではない。 何よりも一番の当事者である辺野古地域を行政管轄する名護市の民意は、「容認派」の市長を選択しているのだ。 辺野古のある名護市の市長は比嘉、岸本そして現在の島袋市長と三代続いて「辺野古容認派」の市長を名護市民は選んでいる。 そして辺野古容認の代償として北部振興費が北部地域に10年間で約1000億円も投じられており、その大部分は使い果たしてしまっている。 問題の辺野古地域の「豪華公民館」だけをとっても実に9億1700万円という巨額の振興費が投じられている。 わずか人口約2100人の小さな辺野古集落にしてはあまりにも豪華な公民館ではないか。 2007年に完成した豪華な公民館である「辺野古交流プラザ」は、同じ規模の他地域の公民館に比べて約3倍の総事業費がかかっていると言う。 名護市民及び辺野古住民はこれらの便宜と引替えに「容認派」の市長を三代にわたって選択したのではなかったのか。 それが今頃になって「辺野古反対が地元の声」とは、道理の通らぬ話しではないか。 沖縄タイムスによると、「辺野古交流プラザ」の豪華設備は次のようになっている。 《(「辺野古交流プラザ」は)基地関連交付金を利用した大き目の公民館が目立つ北部地域でも抜きん出ている。 県内には例がない豪華さだ。 事業費には、「普天間」受け入れとのリンクが問われた北部振興費役8億4000万円が使われている。 北部振興費が公民館に使われた事例は市内ではほかにない。 交流プラザは施設内部も充実。 1回には600人収容可能な大ホール、歴史資料館など。 2階には十数台のパソコンを備えるコンピューター室、総合学習室、図書室がある。 階段、トイレはバリアフリーだ。 2階のスポーツレクリエーション室は1台280万円のマルチジムを「はじめ、約30~40万円のマッサージ機やエアロバイクなどがずらりとならぶ。 しかし夜間に解放されていないなどの理由で、利用率は低い。設計時には区民からサウナ設計を希望する声も出た。》(沖縄タイムス 2009年12月28日 北部振興10年 現場からの報告) |
以上(1)、(2)、(3)と沖縄タイムスのウェブサイトには載らない記事の紹介でした。
来年こそよい年でありますようお祈りいたします。
来年も微力ながら頑張りますので、応援お願いいたします。
人気blogランキングへ クリックお願いします
【おまけ】
普天間の継続使用案が浮上 ヘリ訓練を離島に移転(03:02)
政策には口を出さないはずの小沢氏が「辺野古のきれいな海を埋め立ててはいかん」と柄にもないことを言い出したので、鳩山首相が又しても揺らぎ出した。
だが、小沢氏の頭にあるのは日本の安全保障でもなければ、国益でもない。 ただ来年の参院選で過半数をとり独裁者の地位を不動にすることだけ。
社民党のご機嫌をとって「きれいな海云々」を言ったが、これは参院選まで社民党を引きつなぐための方便であることは誰の目にも明らかである。
普天間継続とは結局普天間住民は基地に隣接したままで、13年前に逆戻りではないのか。