米軍基地を残したまま日本復帰したことを「屈辱の日」と叫ぶ沖縄2紙やデニー県知事や反基地活動家。果たして何人の沖縄県民が彼らに同意するか。
彼らは米軍基地が沖縄に存在することにより、沖縄が戦争に巻き込まれる危機があるという。
だが、今回のウクライナ戦争で、安全保障の考え方が180度変わった。
「米軍基地があるから戦争に巻き込まれる」が間違いということだ。
当初、米国はウクライナ戦争に介入はしないと公言していた。
ところが人材は派遣しないが武器弾薬などの軍備品は積極的に援助した。
第二次大戦時、チャーチル英首相がルーズベルト米大統領に参戦を求めたが、「戦争でアメリカの若者の血を流させない」と選挙公約で参戦を否定していたため武器援助のみに徹したことを連想する。
その後、日本の真珠湾攻撃により米国人の血が流れ、その結果米国の世論が参戦を支持したことは歴史の事実である。
「リメンバー、パールハーバー」である。
今回のウクライナ戦争でバイデンの「米軍不介入」は曖昧政策に徹すべきだとの批判がある。
だが、結局米国はNTОに加入していないウクライナのために「米国の若者の血を流すこと」を避けた。 仮に米軍が人的介入を行い、米軍の若者の血がながれた」らどうなっていたか。
米国の本格的介入が始まり、核を保有する米露の対決により核戦争に進展する危険もあった。
結果的にバイデン米大統領は第三次世界大戦を回避したことになる。
さて、きょうの沖タイの一面トップの見出しである。
デニー知事は実行不可能な公約「米軍基地撤去」を現在でも主張している。
台湾有事の際、中国が極東最大の米軍基地「嘉手納基地」にミサイル攻撃を仕掛けるとでも考えているのだろうか。
もし、そうならウクライナ戦争で米軍基地の存在が180度変わったことに気が付くべきだ。
台湾併合を狙う習近平もバカではない。
ウクライナ戦争から多くの事を学んだ。
台湾侵攻を仕掛ける際、出来るだけ米軍基地の攻撃は避けるべきという教訓だ。
仮に中国が台湾攻撃の前哨戦として嘉手納基地を攻撃したらどうなるか。
「アメリカの若者の血が流れた」のを知った米国民は、きっとこう叫ぶだろう。
「リメンバー、カデナ!」
核を保有する二大軍事大国が真正面から衝突する。
そして中国は今回のウクライナ戦争でもう一つの教訓を得た。
「世界の警察であることを止めると」と公言し、軍事力が弱まってきたと言われるアメリカが、ウクライナ戦争で見せたNATОをリードする底力を改めて認識した。 軍事力は総合力である。
プーチンはロシアの大義を掲げてウクライナ攻撃を仕掛けたが、戦況が膠着して挙げた手の下ろしどころを模索している。
デニー知事も「あらゆる手段で辺野古阻止」で挙げた手を下ろす時機に来ている。
● 成果のあったモノは、これだけ→ダース・ベイダー知事(犯罪者の山城博治氏も、ご臨席)
https://www.youtube.com/watch?v=SLd83fg6GEI&t=2s