狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

「本物のバカ」が新登場!小池議員の沖縄紙批判に反論?

2013-04-02 07:31:31 | 県知事選

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オスプレイ配備半年 首長ら依然懸念

米軍普天間飛行場に配備された米海兵隊のMV22オスプレイの安全性について、県内の全41市町村長のうち39人が「不安は払拭(ふっしょく)されていない」と考えていることが沖縄タイムス社のアンケートで分かった。残り2人は回答を留保し、「払拭された」を選んだ人はいなかった。

          ☆

■アンケートで恫喝する沖縄紙

沖縄2紙が政治家を恫喝する第一歩はアンケートの実施である。

「民意」の誘導を目論むここぞと思う案件には県内全首長にアンケートを実施し、「異論」を応えた首長には陰に日なたに嫌がらせをする。 この伝家の宝刀・アンケートで沖縄2紙は県内政治家を恫喝し、自己の望む「民意」を捏造していく。

アンケートは今回のような「不安の払拭」から教科書記述になど首長が口出しが相応しくない案件にまで及ぶのが不思議である。

そもそも安全性について嘘の報道で、県民の不安を煽っておいて「不安の払拭」のアンケートをするのも可笑しいではないか。

■反旗を翻した宜野湾市長

一時はプロ市民団体の先頭に立って、米軍基地撤去を求めるシュプレヒコールの音頭取りをしていた佐喜真宜野湾市長。

市長就任一年を経過し、やっと自分の立ち位置に気がついたのか最近の発言に変化の兆しが見えてきた。

これまで「県外」を叫ぶ佐喜真宜野湾市長を「平和運動のヒーロー」のように扱ってきた沖縄タイムスが、最近の同市長の豹変ぶりに牙を向き始めた。

1日の沖縄タイムスは、佐喜真宜野湾市長が3月の市議会で普天間飛行場の移設に関し従来のように「県外」と明言せず「県や関係市町村と連携していく」と態度をあいまいにした。 これに対し、沖縄タイムスが早速次のような批判記事を書いた。、

「米軍への抗議行動への車両は駐車をご遠慮下さい」
昨年、ゲート封鎖など抗議行動が激しくなり、米軍が1時閉鎖した市民広場には、こう警告する看板が2ヶ月前から設置されている。 佐喜真市長は「抗議を妨げるものではないが、駐車場は抗議のためにあるものでもない。 周辺地域から、(ゲート前の)抗議がうるさいとの声もでている」と、市民団体の抗議行動を突き放す (沖縄タイムス 4月1日)

>市民団体の抗議活動を突き放す。

野嵩ゲート前で奇声を発して近隣住民に迷惑をかけ続けている暴徒の群れを市民団体と呼ぶ新聞も新聞だが、これら暴徒の中に宜野湾市民はおらず、米軍の厚意で提供されている軍用地(市民広場)を彼らが駐車場に使い「米軍出て行け」と蛮声を張り上げたら、当然米軍が「市民広場」を閉鎖しても仕方がない。

長年同広場を市民の駐車場として利用していた近隣住民の抗議で、市長が暴徒が駐車場を利用するのを禁じただけであり、佐喜真市長は、市長とし当然のことをしただけだ。

佐喜真市長が新聞による憑依から解き放たれた切っ掛けは「市民広場」の閉鎖だった。

過去エントリーでは、こう説明されている。

<野嵩ゲートで「米軍出て行け」と反米行為を行為を繰り返すプロ市民団体が「市民広場」に駐車して抗議活動するので、米軍が「市民広場」を閉鎖した。 米軍の行為は当然の措置だが、極左集団の先頭に立って赤旗を振っていた佐喜真宜野湾市長は広場閉鎖に困った市民の抗議を受け、米軍に泣きついて広場の解放を懇願した。

なんともみっともない話である。

米軍に泣きついた宜野湾市長

米軍の「お仕置き」に少しは懲りて大人しくなったかと思いきや、性懲りもなく親分(翁長)後について上京し、日比谷集会に参加するとのこと。

再度「市民広場」を閉鎖されたら市民に対し何と申し訳をするのだろう。 

自治労などの労働エリートはいざ知らず、一般の宜野湾市民は外部から来たプロ市民の暴挙に困惑している。 市民広場の閉鎖は迷惑の象徴だ。


(宜野湾市の「市民広場」駐車場)

            ★

沖縄タイムスの政治面に「記者のメモ」と題するコラム記事がある。 そこには新聞の吹く笛に踊った県内政治家が写真入で好意的に紹介されることで知られている。

かつて佐喜真市長も新聞の吹く笛に踊って「オスプレイ市長の佐喜真」などとトチ狂い、「記者のメモ」でも煽てられたことがあった。

オスプレイに正拳突き

<16日にあった普天間高校25期同窓会で登壇し、「オスプレイ市長の佐喜真ですと自己紹介した佐喜真淳宜野湾市長。・・・アトラクションで空手着に着替え、得意の演武を披露して会場を沸かせた。・・・・緊迫するオスプレイ配備の動きには、きっぱりと「正拳突き」の構え。>(沖縄タイムス 9月18日)

この佐喜真市長、確か赤旗を振る左翼集団の前に立って「ガンバロウ」の音頭を取って拳を天に突き上げた人物。

今度は、オスプレイを、正拳突きで撃ち落とすもり?

正拳突きね~、やっぱり本物のバカだ。


■自称「オスプレイ市長の佐喜真」

            ★

この小さなコラムに登場する保守系政治家は少ないが、最近では小池元防衛相の沖縄紙批判に対し、自民党の県選出国会議員の国場幸之介氏が、沖縄紙に代わって反論してことに対し、好意的に取り上げているので紹介する、

沖縄タイムス 3月29日「記者席」

問題すり替えにくぎ

○・・・小池百合子元防衛相が自民党国防部会で、普天間飛行場の県内移設について「沖縄メディアが言っていることが、本島に県民を全て代表していると思わない」と述べたことに強く反論した国場幸之介衆院議員。 「メディアうんぬんでなく、沖縄の問題でもなく、日本の問題として、米国との関係をどう構築していくのか、共通意識を持ってほしい」。 移設が進まない理由が県内メディアにあると問題をすり替える小池氏に、日本全体の問題とくぎを刺した。(東京)

記事を見る限り国場氏は沖縄紙の操り人形に成り下がった模様で、言っている言葉の意味が普通の読者には理解できない。

小池氏が問題をすり替えていると主張するなら、沖縄タイムス紙面で小池氏との討論会を申し出たらどうだ。

それが出来ないようなら国場氏は意味不明の妄言で沖縄紙に媚を売るしか能のない「本物のバカ」と認定せざるを得ない。

そうそう、昨日の「記者のメモ」には元祖「本物のバカ」で「ワジワジー」と「ガティンナラン」を繰り返すしか能のない照屋寛徳氏が登場している。

4月1日「記者のメモ」 

小池氏に「妄言」と怒り

○・・・小池百合子元防衛相が「沖縄の先生方(国会議員)が戦っているのは沖縄のメディア」と発言したことに憤る、照屋寛徳衆院議員(社民)。
暴論、根拠のない妄言。 巨大与党の一員としての、おごり高ぶった言い方だと批判している。 「政治家は公人として、メディアの監視、批判を受けるのは当然だ」として「地元2紙を毎日、精読もしないで気分で批判してはいないか」と疑問を呈した。 「小池氏には『おごれる平家は久しからず』という言葉を進呈したい」と怒りは収まらず。>

自民党の国場議員が、社民党で「琉球独立」を唱える照屋議員とコンビを組んだように沖縄紙を批判した小池氏に反論するのはまことに奇妙な絵柄ではある。

沖縄タイムスも小池氏の沖縄紙批判に反論するなら、笛に踊る「本物『バカ」を利用するなど姑息な手法は止めにして、社説を使って堂々と反論を展開すべきではないか。

最近「琉球独立論」に宗旨変えをした照屋氏が自身のブログで、小池氏に意味不明ながらも反論しているのに対し、国場氏はブログでは小池氏の「妄言」に関しては完全にスルーしている。

国場議員が沖縄紙の憑依から解き放たれ、佐喜真宜野湾市長のように、沖縄紙に批判されるようになって初めて、国場議員の「本物のバカ」の称号取り消すことになる。

参考までに、反論にはなっていないが、一応話題に取り上げた元祖「本物のバカ」こと照屋寛徳議員のブログを紹介する。

では新登場の「本物バカ」は誰かって?

勿論、沖縄紙の吹く笛で踊る国場幸之介衆院議員をおいて他にはない。(元祖「本物」にも褒められているくらいだ)

 

小池百合子議員の沖縄メディア批判の暴論を糾す

2013年03月29日

 自民党の小池百合子元防衛大臣が、的外れな沖縄メディア批判をしている。正しい批判は良いが、小池氏の批判は、暴論、根拠のない妄言である。巨大与党の一員としての、又、大臣経験者という驕り高ぶった言い方だ。根っ子には、沖縄蔑視、沖縄差別がある。

 小池氏は、3月26日の自民党国防部会・安全保障調査会合同会議で、沖縄の議員が米軍普天間基地飛行場の移設問題で思いを訴えたことを受け、「沖縄の先生方が闘っているのは沖縄のメディア」と述べ、報道が県内移設に反対する論調をつくっているとの考えを示したようだ(3月27日付沖縄タイムス、琉球新報)。
 小池氏は、言葉を次いで、「あれ(地元メディア)と闘って今回も当選されてきたということは、沖縄のメディアが行っていることが本当に県民をすべて代表しているとは、私ははっきり言って思わない」との見解も示したようだ。

 小池氏は、沖縄のメディアは県民代表ではない、と言いたいのか。沖縄のメディアは、当然ながら公平、中立、客観的報道をしている。私共政治家も公人として、メディアの監視・批判を受けるのは当然だ。
 小池氏は、沖縄タイムス、琉球新報各紙を毎日精読しているのだろうか。読みもしないで、気分で批判されたらタマらない。
 これらの小池発言に、出席した沖縄選出議員でまともな反論をしたのは、一人國場幸之助衆議院議員のみ。情けない。他の4人の自民党衆議院議員は、沖縄選出の名を汚している。

 小池氏には、「驕れる平家は久しからず」という言葉を贈呈しよう。自民党政権下で沖縄を差別し、犠牲を強いた小池議員に沖縄メディア批判の資格など無い。

3月29日 11時5
 
【おまけ】
 
昨日見たTVタックルの感想を一つだけ。
 
中国にはアジア最大の映画セット村があるがそこで製作される映画の三分の一は「残虐非道な日本軍を描く「抗日映画」だという。
 
中国は日中友好を口では言いながら、抗日映画が毎日家庭のテレビから流れ中国国民の日本人に対する憎悪を煽っているという。
 
製作者の話によると、「抗日映画」は当局の検閲を通り易いいからだという。
 
沖縄の新聞も、「残虐非道な日本軍」を強調する証言が連日のように掲載している。
 
「残虐非道な日本軍」を強調する「反日記事」を書けば、編集権という検閲を通り易いと聞く。
 
沖縄2紙が中国の工作新聞と呼ばれる所以である。
 
          ★

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オスプレイ試乗ルポ、地元紙は試乗拒否!

2013-04-01 09:21:16 | ★原稿

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■騙された!

八重山教科書:「政治介入に屈した」批判の声
       
沖縄タイムス 社会  2013年3月31日 10時21分

 【八重山】中学公民教科書で石垣市・与那国町と竹富町の採択が分かれている八重山教科書問題で、県教育庁は両者に配慮した姿勢から一転。竹富町に対し、保守的な内容の「育鵬社」版に一本化する方針に切り替えた。文部科学省の「指導」圧力がかかる中、県が方針転換したことに、育鵬社採択に反対する住民から「政治介入に屈した」と批判の声が上がった。

 県教育庁の浜口茂樹統括監らは30日、石垣市新川の事務所で竹富町教委の5人の委員と約45分にわたって面談した。

 先に事務所を出た浜口統括監は「国から教科書無償措置法の需要冊数の報告を求められており、難しい問題。竹富の意向を聞きながら調整を進めたい」と述べるにとどめた。

 約20分後、竹富町教委のメンバーは困惑の表情を浮かべて事務所を出ると、「何も決まってない。ノーコメント」と繰り返し、車に乗り込んだ。

 参加した委員の1人によると、同庁側は「一本化」を示唆する一方、「指導ではない」とも述べ、文書はなく口頭での協議にとどまった。この委員は「県の具体的な意向は分からなかったが、今後、指導をしてくるのかどうか。こちらも対応を考えたい」と振り返った。

 「町の子どもに真理を教える教科書採択を求める町民の会」の仲村貞子世話人代表は、同庁の方針転換に「力ずくで保守教科書を押しつける政府に屈した」と批判。「(文科省の)国を賛美する雰囲気づくりや、思い通りに従わせようとするやり方は戦前そのものだ」と危機感を募らせた。

 一方、育鵬社を採択している与那国町の崎原用能教育長は「県が採択の違う両者に配慮したから問題が長引いている。今回も県のパフォーマンスの可能性もあり、注意深く見ていきたい」と述べた。

                    ☆

県教育庁の方針変更は、「沖縄のヒトラー」こと大城浩氏の退職が決まり、教育庁幹部が遵法精神に目覚めた表れであり、けっして「政治介入に屈した」からではない。

もし、県が政治介入に屈したのであれば沖縄タイムスの発狂度合いがこの程度で収まるはずはない。

それに県議会だって「教科書問題への政治介入撤回」の決議が行われるだろうし、撤回を求める「県民大会」を呼びかけるのが沖縄タイムスの常套手段ではなかったのか。

この辺で八重山教科書問題は鎮火してほしいと言う願う気持ちが見え見えのきじではないか。

それにしても慶田盛竹富町教育庁を1人だけ2階に残したま梯子を外すとは、他の「有識者」の面々は一体何をしているのだろう。

今頃慶田盛氏は涙ながらに、こう呟いているだろう。

「騙された!」

          ☆

■変わってきた「反オスプレイ」の理由

 最近「危険なオスプレイ」阻止運動を扇動する記事が腰砕けの状況にある沖縄タイムスが、本日はオスプレイ配備半年ということで、久々の発狂見出しで張り切っている。
 
■第1面トップ
 
オスプレイ配備 きょう半年
 
首長「不安払拭せず
 
県内 根強い反発
 
本紙アンケート
 
■第二面トップ
 
飛行調査重い負担
 
■第三面トップ
 
ルール逸脱 批判続出
 
政府の「安全」疑問視
 
■第30面トップ
 
不安渡名喜巡る
 
怒りうずまく北部の空
 
■第31面トップ
 
騒音 オスプレイ拍車
 
宜野湾、苦情が最多
 
相変わらずの発狂見出しではあるが、当初の狂気そのものの見出しに多少変化の兆しが見え始めた。
 
「危険な欠陥機オスプレイ」の大嘘が今時通用しないとわかるや、最近では「ルール違反」や「騒音」に攻撃の的を絞っているのが見て取れる。 「墜落の危険」に関しては見出しから消え、「住民の声」を借りて「いつ墜落するか心配で夜も眠られない」などと訴えるに止まっている。
 
ネット情報に疎い住民が不安に感じるのは、ある意味当然のことであり、発狂新聞が「危険な欠陥機オスおプレイ」の阻止キャンペーンを続ける限り「不安の払拭」は不可能である。
 
飛行ルートの「ルール違反」については住宅密集地の中にある普天間飛行場の離発着に「民家の上を飛ばない」と言うルールそのものがおかしいのは小学生でもわかること。 
 
さらに「騒音」については、実際普天間基地の近くに住む筆者が耐えられないほどの騒音とは感じておらず、試乗した記者の報告でも騒音は少なくとも従来機より少ないとのこと。
 
「危険な欠陥機」という合言葉を除いたら、新聞が発狂する見出しは単なる「言いがかり」に過ぎないことがわかる今日この頃である。
 
米軍側のオスプレイの試乗の招待を拒否した沖縄タイムスが、この期に及んで反オスプレイキャンペーンを張る資格はないと思うのだが・・・。
 
その一方でこんな試乗ルポも。
 
2013.03.31

 米海兵隊普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)に配備された新型輸送機MV22「オスプレイ」で45分のフライト体験をした。安全性が疑問視され反対運動が続く中、日本側に理解を求める米海兵隊が報道関係者の試乗会を企画した。格納庫でプロペラの整備を見学後、パイロットから機体の説明を受けてライフベストやゴーグルを装着。後部のハッチから乗り込んだ。高さ2メートルに満たない機内は配線がむき出しで、小さな丸窓が3つ。跳ね上げ式の座席はクッションもあって快適だった。プロペラを斜めにして滑走路に出た機体は、しばらく助走して離陸。着陸も高度を下げながら飛行機のように滑走路に降りたためスムーズだった。プロペラを真上に向けるヘリモードによる垂直離着陸は、燃費が悪く騒音も大きいため通常は行わないという。(写真報道局 鈴木健児撮影)

 
 
              ☆
 
■世界日報 2013年3月31日
 
オスプレイ、高性能で快適な飛行

米海兵隊がマスコミを「体験搭乗」招待

「ヘリ」から「飛行」への転換はスムーズで安全/地元紙記者は搭乗を拒否

 米海兵隊の新型輸送機MV22オスプレイ12機が昨年8月末に普天間飛行場(宜野湾市)に配備されてから半年が過ぎた。革新労組や地元マスコミが「欠陥機」や「未亡人製造機」と称して、安全面での不安をあおっているが、これまでエンジントラブルや大きな事故もなく、住民の不安も日増しに解消されているようだ。このほど、オスプレイに搭乗する機会があった。機能性の高さもさることながら、想像以上に乗り心地が良く快適なフライトだった。

(那覇支局・豊田 剛)

 普天間飛行場に配備されているオスプレイは「垂直離着陸機」と分類され、離着陸時にはヘリコプターのようにプロペラが回転し、上空ではプロペラを前方に向け、飛行機のように飛ぶ。第3海兵遠征軍の第1海兵航空団第36海兵航空群第265海兵中型ティルトローター機中隊の所属機だ。

 今回体験した飛行は、無数ある飛行訓練のバリエーションの一つで、南東方向へ四角形を描くように飛んだ。18人の記者と海兵隊関係者らを乗せたオスプレイは、プロペラを斜めにした状態で滑走路を走行しながら離陸。まるで通常のプロペラ機のような飛び立ち方で、上空で飛行モードに切り替わり加速した。その時、揺れや振動はほとんど感じることもなく、気がつかないうちに飛行モードになっていたというのが
正直な感想だ。

 座席は横長のベンチ型ではなく、一人ずつしっかり座ることができる。海兵隊の空中給油兼輸送機のKC―130ハーキュリーズにかつて搭乗したことがあるが、それよりも乗り心地は良い。

 フライトでは高度4000フィート(約1200㍍)、最高速度は220ノット(約400㌔)に達した。飛行中、後方のハッチが開き、太平洋や市街地が見え、沖縄本島東部の勝連半島や津堅島の上空を通るのが目視できた。普天間飛行場に戻ってきた時、ヘリモードでの着陸はほとんど衝撃がなかった。

 当日は、風が強かったため、目視による飛行の「有視界飛行方式」ではなく、航空機の高度、位置、針路の測定を計器に依存して行う飛行「計器飛行方式」で飛んだ。パイロットは、那覇の航空管制官の指示に従って飛行した。

 操縦士は、シミュレーター(模擬飛行装置)による訓練により、「病院や学校がどこにあるか把握、可能な限りこうした公共施設の上空を飛ばないよう気を付けている」。また、「日本の祝日や特別なイベントのある日は飛行を自粛している」という。

 海兵隊広報部長のデイビッド・グリースマー中佐は、「高い高度を高速で飛行するため市街地の騒音軽減にもなる」と説明した。地元から不安の声があがっていることについて、「普天間(飛行場)は市街地に囲まれており、海に出るにはその上空飛行を避けることは不可能」と指摘。飛行場の早期移設の必要性を示唆した。

 地元紙の沖縄タイムスの記者は、取材のため普天間飛行場入りしたものの搭乗しなかった。「飛行場周辺や飛行地域の住民が不安を抱え、騒音や低周波音に悩まされている状況を考えると到底乗ることはできない」(22日付)と搭乗拒否が“社の方針”であることを明らかにした。

 「これまで事故やエンジントラブルは一切報告されていない」と整備士は誇る。副司令官で操縦士のスティーブン・パイラッタ少佐も「ヘリモード、飛行モードのどちらも安全で、モード転換の時も安全だ」と自信を示す。地元マスコミが「未亡人製造機」と称していることについて、「聞いたことがない」と話した。

 また、海兵隊は3月3日、普天間飛行場で「ファミリーデー」と称するイベントを開催、約300人の地元の親子連れをオスプレイ見学会に招待した。応募者が多く、抽選に漏れた人が多かったようだ。このため、初夏に「普天間フライトラインフェア」というイベントがあり、普天間飛行場が一般開放されるが、その中でオスプレイも展示される予定だ。「マスコミの偏向した報道やうわさを信じるのではなく、実際に自分の目で見て判断してほしい」。米海兵隊のある幹部の、自信に満ちた姿が印象的だった。

            ☆
 
地元紙は、米兵車両が道に迷って病院の駐車場に侵入したことをあたかも米軍が、「病院を攻撃した」かのように報道するが(これについては【付記】で過去記事を再掲)、米兵が人命救助などをして地元消防署がこれを表彰しても、黙殺するのが通常である。
 
地元紙の報じないニュースを全国紙で知る・・・これが沖縄紙の実情である。
 
■世界日報 2013年3月31日

人命救助の米海兵隊員を表彰

 宜野湾市にある米軍普天間飛行場のフェンスの清掃活動を行うボランティア団体は24日、人命救助した米海兵隊普天間基地所属のエリック・J・ハンセン伍長に花束と記念品を贈呈した。ハンセン伍長は平成23年12月、北谷町にあるレストランで食事中に食べ物を喉につまらせて窒息していた女性を応急処置で助けた。同伍長はニライ消防本部(嘉手納町)からも表彰された。
 

              ☆

【付記】

関連記事の紹介です

人命より植木鉢が大事な沖縄タイムス

2011-03-21 09:18:12

昨日は私的な用件が重なって、いつになく慌しい日曜日であった。

そのせいでもないのだが、震災関連の記事であふれる沖縄タイムスは斜め読みしただけで宜野湾市で行われた講演会に参加した。

早めについた会場で多くの読者の方に声をかけて頂き恐縮した。 そして改めてネットの威力を実感した。 読者のお一人に沖縄タイムスの異常な記事についてのご指摘を受けた。米軍車両が起こした些細な事故を仰々しく報道しているというのだ。 

■人命より大事な植木鉢

 

帰宅して確認したところ、震災関連の記事に目を奪われ見落していたが、次のような記事が掲載されている。

米軍の救急車 中学で鉢破損

沖縄市搬送中に誤侵入

19日午後9時過ぎ、米軍の救急車が北谷町の海軍病院から沖縄市照屋の中部徳洲会病院へ患者を搬送中、隣接する同市立安慶田中学校に誤って入り、鉢植えを損壊した。 沖縄署によると、けが人はないという。 同署によると、救急車は中学校の誤進入に気付き、校門付近でUターンした際、プラスチック製の植木鉢8個を車のタイヤで損壊したという。  同署によると、車両は緊急手術を要する患者を搬送中だったという。 19日午前0時ごろ憲兵隊から同署へ通報があったという。(沖縄タイムス 3月20日)

大震災関連記事に気圧されて、米軍嫌いの沖縄タイムスもさすがに交通事故で一面トップを飾ることは無かったが、それでも米軍車両が鉢植えを損壊した事故をしっかり記事にしてある。

県人が起こしたこの程度の事故なら連日数え切れないほど起きており、それを一々記事にしていたら新聞の紙面は何枚あってもたりないはずだ。

それに同じ紙面にはもうひとつの米軍関係者の死亡事故が「米兵バイクで転倒死」という小さな見出しで掲載されているが、自損行為で沖縄側には何の被害も無かったせいか、死亡事故であるにもかかわらず、植木鉢損壊の事故より小さなベタ記事扱いなのには呆れてしまう。 沖縄人の死亡事故なら例え自尊行為でも植木鉢損壊より小さな扱いではないだろう。 

沖縄タイムスにとっては、米軍が沖縄側に損害を与えたのなら、たとえ植木鉢であっても米兵の命より重大だというのか。 はからずもこの二つの記事が、沖縄タイムスが日ごろ声高に叫ぶ「人種差別」を自らの記事で吐露しており興味深い。

「命ど宝」とは沖縄人の命に限る言葉であり、米兵の命など植木鉢より軽いというのが沖縄タイムスの考えとは、とんだ「人種差別新聞」である。

 

車の運転をするものなら誰でも誤って他人の敷地に誤進入した経験の一度や二度はあるものである・・・・ここまで書いて、昨年同じく米軍車両が病院の駐車場に誤進入し、慌ててUターンをしたとき道路の縁石を損壊し、それを沖縄タイムスが一面や社会面トップで大騒ぎし、社説まで動員したことを想いだした。

おそらくは今回植木鉢を損壊した救急車両の運転手も、その時の新聞の異常なバカ騒ぎが脳裏をよぎり慌てて運転を誤ったものと想像できる。お気の毒に。

昨日の講演会の話から大きく脱線するが、講演会に関しては次の機会に譲るとして、昨年の米軍車両の誤進入についてのエントリー「大爆笑!命の砦 未明の侵入?「診療支障」?

を次に引用する。 たかが道に迷った車両が病院の駐車場に誤侵入しただけで、まるで米軍車両が病院に夜襲攻撃でもしたような誇大報道をみると、この新聞は完全に狂っているとしか言いようが無い

                 ★

車を運転する者なら誰でも一度くらいは他人の敷地に迷い込んだ経験があるだろう。

いつも通いなれた道ならともかく、知らない町の知らない道で、途方にくれて方向転換をしようと大きな広場に侵入した。 そこが、公道ではなく個人の私有地だと知って慌てて「逃げた」ことは、かく言う筆者も何度か経験がかある。

この場合他人の敷地に無断で侵入したのだから法令違反になるのだろうか。

少なくとと道路交通法違反にはならないので、その現場をたまたま警察官に目撃されたとしても違反切符を切られることはない。

ただ、悪意をもった地主が「家宅侵入罪」等で訴えたらどうなるのか。

幸いにして筆者の場合、そんな悪意を持った地主に遭遇しなかったので法令違反で告訴された経験はない。

道路交通法上で日本の公道の通行を認められている米軍車両が、間違って病院の駐車場に迷い込んだ。 そこが公道でないと知って方向転換して出て行く際、慌てて縁石などに傷をつけてしまった。

ドライバーに問題があるとしたら次の三点が考えられる。

(1)病院の敷地に無断で侵入した

(2)その際、道路の縁石等を破損させた

(3)病院側に連絡をせずそのまま「逃亡」した

他人の敷地に迷い込むことをその度に一々問題化していたら日本の警察は何人いても足りいだろうし、(1)の場合故意ではないので特に問題とは思わないが、(2)と(3)に関してはドライバーが責任を問われても仕方がない。

だが、果たしてこれが連日新聞の一面と社会面のトップを飾るほどの重大問題なのか。 はたまた新聞が社説を掲げて糾弾すべき重大犯罪なのだろうか。

沖縄タイムスの次の大見出しを見たら米軍が病院に夜襲をかけて、病院の設備を破壊し診察業務に支障を来たしたような印象である。

命の砦 未明の進入

「診療支障」

米軍に不信 県立中部病院

命の砦 未明の侵入 「診療支障も」米軍に不信県立中部病院 (2010年03月12日 09:38)

いやはや、恐れ入った。

記者は土地に不案内の米兵のドライバーが病院の駐車場に迷い込んだだけで「命の砦に米軍が未明の侵入」と想像たくましくし、慌てた車両が縁石を破損させただけで「診療支障」と空想する。

沖縄タイムスの記者は空想小説の作家にでもなった方が成功するのではないか。

一方の琉球新報は社説で、県議会で抗議決議をすべしと扇動しているが、これは一昨年年の「米兵女子中学生暴行事件」と同じ構図である。

新聞の扇動に乗った県議会が、不良米兵と不良中学生の単なる「ナンパトラブル」に抗議決議をし、遂には県民大会を開くという恥さらしをしたことは記憶に新しい。

早速、民主党県連の喜納昌吉代表、山内末子副幹事長等が外務省に「地位協定違反」として抗議をしたようだが、

交通違反にもならない些細な事故で「地位協定違反」もヘッタクレもあるはずもなく、ここでも民主党沖縄県連が大恥を晒している。

地位協定違反「当たらない」 中部病院米軍車侵入2010年3月13日

 

琉球新報は昨日(12日)のコラム「金口木舌」でこのような「金口」ならぬ「大口」を叩いている。

琉球新報 金口木舌 2010年3月12日

 「真実の報道を」と、言われて戸惑った。新聞は事実を伝えるが、どこまで真実に迫っているのか。事実を積み重ねることで真実に近づくと考えるのだが、同じ事実でも伝え方で印象が変わる・・・続きを読む・・・

 

いやはや、恥もなくよくもこのような文が書けるものだ。

金口木舌とは「きんこうもくぜつ」と読むらしいが、大口を叩く一方で「不都合な真実」(星さん、上原さんの告発など)には黙殺で通す破廉恥な態度には、「大口黙殺」(おおぐちもくさつ)の方がお似合いではないのか。

沖縄二紙を称して「裸の王様」と書いたが、このような些細な交通違反をまるで米軍が夜襲をかけたように騒いでみたり、

不良米兵と不良中学生のナンパトラブルを「婦女暴行事件」或いは「拉致事件」として号外を出すようなことを繰り返すなら、そのうち読者が何も信用しなくなる。

「裸の王様」に続いて「狼少年」のニックネームが命名されのではないか。

それにしても駐車場に迷い込んだだけで、抗議の県民大会を開いて拳を突き上げるような恥晒しは、勘弁して欲しいものだ。

 

【おまけ】

道に迷っただけで「非常識極まりない事件」「人命にかかわる事態」と、誇大妄想に耽る新報社説。

米軍車両侵入 規範意識の欠如が原因だ

琉球新報社説 2010年3月13日

 またしても米軍による非常識極まりない事件が起きた。海兵隊の大型牽引(けんいん)車とジープ型の車の合わせて2台が11日未明、県立中部病院の救急搬送路に無断で侵入したのである。通行後、敷地内のガードレールや縁石などの破損が確認された。
 同時刻に救急車両が到着していたら、患者の搬送に支障を来し、人命にかかわる事態にもなりかねなかった。 ・・・続きを読む・・・

         

【おまけ】

上記「人命救助の米海兵隊員を表彰」の詳細を光と影さんがレポートされているので以下コピペで紹介する。

2013年03月31日

エリック・J・ハンセン伍長、ありがとうございます<拡散希望>

<拡散希望です>


2013年3月31日 世界日報より

エリック・J・ハンセン伍長の人命救助に関しては昨年6月の記事で紹介させていただきました。
エリック・J・ハンセン伍長 人命救助、ありがとうございました。

ニライ消防から表彰された際に消防署からタイムス・新報に取材以来をしたらしいですが、取材に来なかったと消防関係者が残念がっていらっしゃったそうです。
米兵の人命救助を黙殺する沖縄紙

北谷町議会が感謝状を贈ったとか、感謝決議をしたとか言う事を聞かないですね。
このまま放置してはいけないと、普天間基地のフェンスを清掃している団体から感謝の気持ちを送られたそうです。
いい話ではありませんか。・・・続きを読む・・・
 

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