生物の形-ポリ亭のマクロ・顕微鏡写真-

 身近な動植物のマクロ写真や顕微鏡を用いて撮るミクロ写真を載せていきます。「生物の形」を気楽に楽しんでいきたいものです。

[#1748] コスモス(5)-花芯の超マクロ写真

2013-10-15 11:19:24 | Weblog

  コスモスの花芯の超マクロ写真です。五角形の星形の縁を持つ孔の中から雄しべが出てきています。雄しべの葯は5角形の星形で徽章のように見えます。また葯の下側は黒色の鞘で取り囲まれているのですが,この鞘は雄しべの花糸を補強しているのでしょうか。左側より2番目の雄しべは既に花粉を放出した後です。この状態で見ることのできる星形の葯の凹部に花粉をためていたと考えられます。半円環の蕊の並びの右方の2本の雄しべは花粉をいっぱいため込んでいる状態です。

撮影日:2013.10.15                                                                                                                                  ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭(T. TAKAHASHI)

 

 


[#1747] コスモス(4)-花芯の超マクロ写真

2013-10-15 10:56:56 | Weblog

  撮影倍率を上げて撮影したコスモスの花の花芯部の超マクロ写真です。花芯部のほとんどを占める閉じた5角形の嚢の直径は約1mmです。周辺では開いた嚢の中から黒い鞘に包まれた雄しべが現れてきています。今回の一連のブログではデジタル顕微鏡で撮影した画像をPCに取り込んでいます。定規のスケールをいろいろの倍率で撮影し,それを基準に大きさを評価しています。

撮影日:2012.10.12                                                                                                                                        ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭(T. TAKAHASHI) 


[#1746] コスモス(3)-花芯の超マクロ写真

2013-10-15 10:29:20 | Weblog

 道端で咲いていた薄いピンク系のコスモスの花の超マクロ写真です。以下同じ花を使用しています。 中心部には全体として五角形の閉じた嚢の天頂部が見えています。この天頂部には筋目が入っており,この筋目に沿って嚢が割れて蕊が現れます。周辺部では天頂部が五角形の星型に割れて黒い鞘で包まれた雄しべが現れています。雄しべの天頂部も五角形の星型です。開いた嚢~閉じた嚢が多いのでまだ未成熟な段階の花と考えてよいでしょう。前回のマクロ写真では黒い鞘が多数見えるのは成熟した花であるためです。

撮影日:2013.10.6                                                                              ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭 


[#1745] コスモス(2)-花芯のマクロ写真

2013-10-15 09:45:00 | Weblog

  赤系のコスモスの花の花芯領域のマクロ写真です。全体として黄色の蕊が折り重なるようにこんもり生え揃っています。この領域の直径は約6 mmです。黒い鞘で囲まれた鞘のような構造体から雄しべ伸びてきています。かなり成熟した段階であり花粉が周囲に散乱しています。さらに拡大した超マクロ写真は後の記事で載せます。

撮影日:2012.10.6                                                                                             ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭(T. TAKAHASHI)