生物の形-ポリ亭のマクロ・顕微鏡写真-

 身近な動植物のマクロ写真や顕微鏡を用いて撮るミクロ写真を載せていきます。「生物の形」を気楽に楽しんでいきたいものです。

[#1788] ヤナギハナガサ(9)-雄しべ-

2013-10-25 11:23:58 | Weblog

◆  ヤナギハナガサの内部のデジタル顕微鏡写真(×200)です。前回とは違った角度で撮影しました。 花粉を包んでいた嚢が二つに分離して花粉のほとんどは既にを放出されている様子が良く分かります。

◆ 今回のシリーズはデジタル顕微鏡を用いて撮影しました。撮影倍率は顕微鏡に表示されますが,PC画面に表示される大きさは圧縮率にもよります。そこで実際のサイズは同条件で撮影した目盛を基準に決めることにします。本文内で記載されている長さはこのようにして決めた値です。以下このシリーズは同様です。

撮影日:2013.10.20                                                                            ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭(T. TAKAHASHI)


[#1787] ヤナギハナガサ(8)-雄しべ-

2013-10-25 11:10:25 | Weblog

 ヤナギハナガサの内部のデジタル顕微鏡写真(×100)です。"根"のような部分まで見えるように,前回の写真より倍率を下げて撮影しました。”根”のような部分は花床に入り込んでいた部分であり,雄しべ全体が成長するための栄養分と情報を送っている部分です。

撮影日:2012.10.20                                                                 ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭(T. TAKAHASHI)


[#1786] ヤナギハナガサ(7)-雄しべ-

2013-10-25 10:43:22 | Weblog

  前回とは別のヤナギハナガサの内部の写真です。2本の雄しべが見えており花糸も確認できます。手前側の雄しべの花糸は花の奥の方まで伸びており,一番太いカ所の太さは約0.1mmです。この葯の嚢は既に破れており花粉が付着しています。向う側の雄しべは花の側壁から生えているように見えます。

撮影日:2013.10.20                                                                                   ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭


[#1785] ヤナギハナガサ(6)-雄しべ-

2013-10-25 09:51:47 | Weblog

◆ ヤナギハナガサの花弁の内部のデジタル顕微鏡写真(×100)です。花ををピンセットで挟んで引張ると花が裂けて花の内部が見えるようになります。ロート状の花の底の方に1個の黄色の雄しべの葯が見えます。花の内部には全面的に毛状体が生えています。毛状体は疎に生えています。

◆ ほとんどの花の雄しべは花の前面に突き出ており,花粉を昆虫や風で他の花に移動させています。ヤナギハナガサの雄しべはロート状の花の底に映えており花粉は外部にでにくいと考えられます。しかも雄しべの上部には毛が生えているので花粉が外部に出るのは困難ですから同花受粉しているのではないかと思います。

撮影日:2013.10.20                                                                            ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭