
喪服着て七夕竹の裏通る 寺井谷子
喪服は七夕にはなんとも不釣り合いな取り合わせだが
作者は見事にそれを「裏通り」で救っている
裏通りの七夕竹という見事な転換に脱帽だ
(小)たけし
【七夕】 たなばた
◇「七夕祭」 ◇「星祭」 ◇「牽牛星」(けんぎゅうせい) ◇「彦星」 ◇「織女星」(しょくじょせい) ◇「機織姫」(はたおりひめ) ◇「織姫」 ◇「星合」(ほしあい) ◇「星迎」(ほしむかえ) ◇「星今宵」 ◇「七夕竹」 ◇「七夕流し」 ◇「鵲の橋」(かささぎのはし) ◇「乞巧奠」(きこうでん) ◇「願の糸」(ねがいのいと) ◇「梶の葉」(かじのは)
例句 作者
園児書く七夕飾文字踊る 安冨耕二
夕ごころはなやぎ迎ふ二星かな 西島麦南
天ざかる鄙に住みけり星祭 相馬遷子
子と飾る七夕妻に姉妹なし 栗田やすし
山垣のかなた雲垣星まつり 福永耕二
彦星やいつまで道徳的なのか 松井国央
星合いの情死光年の薄明り 松澤龍一
星合の宙へシースルー・エレベーター 三苫知夫
星祭り夢の逢瀬に鈴鳴らす 坂本タツ子
星祭り曲水に来て句を結ぶ
中村順子
園児書く七夕飾文字踊る 安冨耕二
夕ごころはなやぎ迎ふ二星かな 西島麦南
天ざかる鄙に住みけり星祭 相馬遷子
子と飾る七夕妻に姉妹なし 栗田やすし
山垣のかなた雲垣星まつり 福永耕二
彦星やいつまで道徳的なのか 松井国央
星合いの情死光年の薄明り 松澤龍一
星合の宙へシースルー・エレベーター 三苫知夫
星祭り夢の逢瀬に鈴鳴らす 坂本タツ子
星祭り曲水に来て句を結ぶ