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湯婆に安堵の蛇腹子守唄 たけし
湯婆は湯たんぽだと知らなかったが
当て字の意味合いは納得できる
湯婆で1句と思ったがもう死語に近い存在なので
こんなノスタルジックな句になった
幼児期の残像だ
(小林たけし)
【湯婆】 たんぽ
◇「湯婆」(ゆたんぽ)
中に湯を入れて、布製の袋で包み布団の中で身体を温める暖房器具。ブリキ製、陶製の半円筒形が主。
例句 作者
目ざむるや湯婆わづかに暖き 正岡子規
湯婆こぼす垣の暮雪となりにけり 飯田蛇笏
もう娶るなし湯たんぽのあばら骨 藤田あけ烏
湯婆や忘じてとほき医師の業 水原秋櫻子
みたくなき夢ばかりみる湯婆かな 久保田万太郎
湯たんぽをたしかめて足眠りけり 千葉 仁
爪先より夢に入りゆく湯婆かな 永方裕子
湯婆と書けば書いたで笑われる 宇多喜代子
投錨と思ふ湯婆でありにけり 松山足羽
目ざむるや湯婆わづかに暖き 正岡子規
湯婆こぼす垣の暮雪となりにけり 飯田蛇笏
もう娶るなし湯たんぽのあばら骨 藤田あけ烏
湯婆や忘じてとほき医師の業 水原秋櫻子
みたくなき夢ばかりみる湯婆かな 久保田万太郎
湯たんぽをたしかめて足眠りけり 千葉 仁
爪先より夢に入りゆく湯婆かな 永方裕子
湯婆と書けば書いたで笑われる 宇多喜代子
投錨と思ふ湯婆でありにけり 松山足羽