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三寡婆のなれそめばなし春炬燵 たけし
今日の季語は「春炉」だが「春炬燵」にしての1句
「寡婆」は造語だが何故かふと浮かんだ言葉
みな夫に先立たれたが元気に老境を楽しんでいる
大声で笑いこける彼女らの姿を想像して欲しい
(たけし)
春(三春)・生活・行事
【春炬燵】 はるごたつ
春になっても片付けてしまわずに、まだ使う炬燵。東京の2月の平均温度は摂氏4度ぐらいなので、相当に寒さを感じる。3月末ごろまでは炬燵が欲しい。
例句 作者
小説の女に惚れて春炬燵 原 赤松子
書を置いて開かずにあり春火燵 高浜虚子
春炬燵風北寄りに変りけり 永方裕子
借りて読む七番日記春炬燵 黒田杏子
家々の春の炬燵や三国町 成瀬正とし
火を足して人無き春の炬燵かな 京極杞陽
忘れもののやうに母ゐる春炬燵 猪口節子
ひといろに湖昏れてゆく春炬燵 斎藤梅子
飲食も目薬さすも春炬燵 久力澄子
春炬燵みんな出かけてしまひけり 黛 執
小説の女に惚れて春炬燵 原 赤松子
書を置いて開かずにあり春火燵 高浜虚子
春炬燵風北寄りに変りけり 永方裕子
借りて読む七番日記春炬燵 黒田杏子
家々の春の炬燵や三国町 成瀬正とし
火を足して人無き春の炬燵かな 京極杞陽
忘れもののやうに母ゐる春炬燵 猪口節子
ひといろに湖昏れてゆく春炬燵 斎藤梅子
飲食も目薬さすも春炬燵 久力澄子
春炬燵みんな出かけてしまひけり 黛 執