三寡婆のなれそめ話春炬燵 たけし
人生百年時代の到来とはいへ
男は女より平均で10年ほど短命らしい
残った寡婦はみな90才に近いのだが
なんとも元気
先だった夫が案ずることは何もない
今日は今日とて三婆がそろった
炬燵に入って先だった亭主との馴れ初めはなしに花を咲かせている
(たけし)
春(三春)・生活・行事
【春炬燵】 はるごたつ
春になっても片付けてしまわずに、まだ使う炬燵。東京の2月の平均温度は摂氏4度ぐらいなので、相当に寒さを感じる。3月末ごろまでは炬燵が欲しい。
例句 作者
忘れもののやうに母ゐる春炬燵 猪口節子
小説の女に惚れて春炬燵 原 赤松子
火を足して人無き春の炬燵かな 京極杞陽
ひといろに湖昏れてゆく春炬燵 斎藤梅子
書を置いて開かずにあり春火燵 高浜虚子
ことば尻とらへられたる春炬燵 神崎 忠
春炬燵風北寄りに変りけり 永方裕子
春炬燵みんな出かけてしまひけり 黛 執
借りて読む七番日記春炬燵 黒田杏子
家々の春の炬燵や三国町 成瀬正とし
忘れもののやうに母ゐる春炬燵 猪口節子
小説の女に惚れて春炬燵 原 赤松子
火を足して人無き春の炬燵かな 京極杞陽
ひといろに湖昏れてゆく春炬燵 斎藤梅子
書を置いて開かずにあり春火燵 高浜虚子
ことば尻とらへられたる春炬燵 神崎 忠
春炬燵風北寄りに変りけり 永方裕子
春炬燵みんな出かけてしまひけり 黛 執
借りて読む七番日記春炬燵 黒田杏子
家々の春の炬燵や三国町 成瀬正とし