中禅寺湖早春の風聴きに行く たけし
10年ほど前の日光吟行
宿泊の中禅寺金谷ホテルからだらだらと坂を下ると
そこは直下に中禅寺湖
朝の空気を胸いっぱいに収めた
おりからの気持ちの良い風
今日の季語でその時を想起した
(たけし)
春(初春)・時候
【早春】 そうしゅん(サウ・・)
◇「春早し」
春の初めの頃。立春後、2月いっぱいが早春に当たる。まだ寒さは厳しく、冬の気配が漂っているが、何となく春めいた感じがある。
例句 作者
橋早春何を提げても未婚の手 長谷川双魚
早春の山笹にある日の粗らさ 細見綾子
あめんぼに早春の水とゞまらず 佐野青陽人
早春の野は一木と風と雲 豊田都峰
早春の風をさがして風見鶏 岡澤康司
早春のひびきとなりて貴船川 遠藤若狭男
早春の湾パスカルの青き眸よ 多田裕計
早春の庭をめぐりて門を出でず 高浜虚子
早春の入日林中の笹を染む 水原秋櫻子
橋早春何を提げても未婚の手 長谷川双魚
早春の山笹にある日の粗らさ 細見綾子
あめんぼに早春の水とゞまらず 佐野青陽人
早春の野は一木と風と雲 豊田都峰
早春の風をさがして風見鶏 岡澤康司
早春のひびきとなりて貴船川 遠藤若狭男
早春の湾パスカルの青き眸よ 多田裕計
早春の庭をめぐりて門を出でず 高浜虚子
早春の入日林中の笹を染む 水原秋櫻子