竹とんぼ

家族のエールに励まされて投句や句会での結果に一喜一憂
自得の100句が生涯目標です

中禅寺湖早春の風聴きに行く たけし

2022-02-05 | 今日の季語で一句


中禅寺湖早春の風聴きに行く たけし

10年ほど前の日光吟行
宿泊の中禅寺金谷ホテルからだらだらと坂を下ると
そこは直下に中禅寺湖
朝の空気を胸いっぱいに収めた
おりからの気持ちの良い風
今日の季語でその時を想起した
(たけし)

春(初春)・時候
【早春】 そうしゅん(サウ・・)
◇「春早し」
春の初めの頃。立春後、2月いっぱいが早春に当たる。まだ寒さは厳しく、冬の気配が漂っているが、何となく春めいた感じがある。

例句 作者

橋早春何を提げても未婚の手 長谷川双魚
早春の山笹にある日の粗らさ 細見綾子
あめんぼに早春の水とゞまらず 佐野青陽人
早春の野は一木と風と雲 豊田都峰
早春の風をさがして風見鶏 岡澤康司
早春のひびきとなりて貴船川 遠藤若狭男
早春の湾パスカルの青き眸よ 多田裕計
早春の庭をめぐりて門を出でず 高浜虚子
早春の入日林中の笹を染む 水原秋櫻子