横浜市 平成23年度予算における “やりくり” その1

2011年05月05日 | Weblog

◎横浜市の平成23年度の予算は・・・3兆2.380億円で前年比で4.5%の増となっています。



      予算は使い道や収入源の違いから、3つのグ会計に分かれています。

      1.一般会計・・・福祉、医療、教育や道路・公園の整備など基礎的な行政サービスを行う会系で、市税は主にこの会計で

              使用されます。(1兆3.899億円 前年比2.2%増)

      2.特別会計・・・特定の事業を特定の収入によって行い、その収支を明確にするために、一般会計から独立させた会計です。

        (1兆2.388億円 前年比6.4%)

      3.公営企業会計・・・地下鉄・バス・水道・病院など、事業収益をあげて運営される会計です。

        横浜市には、7つの公営企業会計があります。(6.094億円 前年比5.9%)






      23年度の予算では、人件費・扶助費・公債費の義務的経費が全体の54%で・・・過去最高の割合です。

      中でも、福祉・保健・医療のための経費の扶助費が13.6%と大幅に伸びてもいます。

      こしたことから・・・市職員福利厚生事業の縮減などの、内部経費の削減や、外郭団体の保有している現金資産を

      市に寄付してもらったり、資産を取り崩して市からの補助金を減らす等の取り組みを行い・・・

      各事業の徹底した見直しへの取り組みも行い、合計655件の80億円の経費縮減を実現しています。

      今後も、子育て支援や生活保護の増化、高齢化率の増などによる介護や医療への取り組みなど・・・

      税収減も踏まえた財政運営が求められる事になります。