快気分析

何か快適な気分になれるような記事にしたいです。

仕組みとアプローチ - 雌阿寒岳の火山性活動、国後島付近の地震多発、北海道胆振東部地震、内浦湾地震、北海道南西沖地震、これらの共通点

2018-11-23 10:32:55 | 地震 津波
 雌阿寒岳に関するニュースが有りました。

引用開始(一部抜粋)

https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/nation/kyodo_nor-2018112301001039.html

北海道・雌阿寒岳で火山性地震 気象庁が注意呼び掛け
05:18共同通信

 気象庁は23日、北海道の雌阿寒岳(1499メートル)で火山性地震が増えて活動が高まっているとして、注意を呼び掛けた。噴火警戒レベルは1の「活火山であることに留意」を維持する。
(中略)
 雌阿寒岳は、2015年7月に噴火警戒レベルが2の「火口周辺規制」へ引き上げられ、同11月に1となった後は平穏な状況が続いてきた。

引用終了

 実は北海道胆振東部地震の後、この地震を含むいくつかの目立つ地震の特徴について記事にしようと思っていたのですが、少し様子を見ていました。
 その地震とは次の通りです。

一つは国後島付近で多発した地震です。

                        Mj 最大震度
2018年11月5日 5時05分ごろ 国後島付近 3.9 1
2018年11月5日 4時43分ごろ 国後島付近 3.8 1
2018年11月5日 4時26分ごろ 国後島付近 6.2 4
2018年10月27日 15時55分ごろ 国後島付近 4.0 1
2018年10月26日 12時14分ごろ 国後島付近 4.6 1
2018年10月26日 12時05分ごろ 国後島付近 5.4 3
2018年7月1日 11時22分ごろ 国後島付近 4.2 2
2018年6月10日 6時46分ごろ 国後島付近 4.3 2

これ以外は次の通りです。

引用開始 3件(一部抜粋)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%97%E6%B5%B7%E9%81%93%E8%83%86%E6%8C%AF%E6%9D%B1%E9%83%A8%E5%9C%B0%E9%9C%87

北海道胆振東部地震(ほっかいどういぶりとうぶじしん)は、2018年(平成30年)9月6日3時7分59.3秒(日本時間)[1]に、北海道胆振地方中東部を震源として発生した地震である[7]。地震の規模はMj 6.7、震源の深さは37 km(いずれも暫定値)[7]。最大震度は、震度階級で最も高い震度7で[7]、北海道では初めて観測された[8][注釈 1][注釈 2][注釈 3]。気象庁は同日、この地震を「平成30年北海道胆振東部地震」と命名した[12][13][注釈 4]。
(中略)
地震のメカニズム
本地震の発震機構は東北東-西南西方向に圧力軸を持つ逆断層型で、地殻内で発生した地震である[4]。余震は最初の震度7の地震の震源地から南北に広がっている[4]。


https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%85%E6%B5%A6%E6%B9%BE%E5%9C%B0%E9%9C%87

内浦湾地震(うちうらわんじしん)とは、2016年(平成28年)6月16日14時21分ごろに北海道南部の内浦湾を震源として発生した地震[1]。規模はM(マグニチュード)5.3、最大震度は6弱[1]。
(中略)
震源の深さは11キロメートルで、発震機構は北東-南西方向に圧力軸を持つ逆断層型[3][5]。Hi-netによる初動解、およびF-netのCMT解によれば発震機構は横ずれ成分を含む逆断層型と推定されるとしている[7]。


https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%97%E6%B5%B7%E9%81%93%E5%8D%97%E8%A5%BF%E6%B2%96%E5%9C%B0%E9%9C%87

北海道南西沖地震(ほっかいどうなんせいおきじしん)は、日本標準時1993年(平成5年)7月12日午後10時17分12秒、北海道奥尻郡奥尻町北方沖の日本海海底で発生した地震である。マグニチュードは7.8(Mw7.7 - 7.8)、推定震度6(烈震)で、日本海側で発生した地震としては近代以降最大規模。
(中略)
メカニズム
複数の研究機関によりさまざまな解析が行われた[3]。
断層モデル:「東西方向に水平な圧縮軸を持つ逆断層」とする説のほか「破壊域の北端点では東傾斜、残りの北半分は緩やかな西傾斜、南半分は西傾斜[2]」の説もある。

引用終了

 これら全てに共通する事、それはほぼ「直線ベルト状のエリアに有る」、と言う事です。
 そして少なくとも北海道胆振東部地震、内浦湾地震、北海道南西沖地震については共通点が有り、それは「東西方向を含む圧縮軸を少なくとも持っている逆断層」型地震かそれを含むもの、と言う事です。
 どうもこのベルト地帯は押される力が集中しやすいエリアなのでしょうか。
 個人的な見方に過ぎませんが、これらの地震で突っかえ棒がやや外れ気味となり、地殻がそれまでよりスムーズに動きやすくなった結果、「目立つ地震の後には火山活動が活発かする」と言う通常パターン通り雌阿寒岳で火山性地震が活発化した、となるのかも知れません。
 雌阿寒岳での火山性地震が前回活発化した2015年7月とその前後では胆振地方中東部の地震がどうなっていたかと言うと、
                        Mj 最大震度
2016年4月17日 5時28分ごろ 胆振地方中東部 3.5 1
2015年10月31日 19時27分ごろ 胆振地方中東部 1.6 1
2015年8月27日 12時23分ごろ 胆振地方中東部 4.3 2
2014年11月3日 11時28分ごろ 胆振地方中東部 4.6 4

 前回の2015年7月前後は、雌阿寒岳での火山性地震活発化が胆振地方中東部のやや目立つ地震に先行しています。
 今後どうなるかは判りませんが、スキー場のあるエリアでは特に少なくともシーズン中には地震が発生しない事をできれば期待したいものです。