快気分析

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仕組みとアプローチ -  新耐震基準の弱点1 地震荷重は水平繰り返し荷重しか考えていない

2024-01-21 09:13:16 | 火山 地震 津波 
 令和6年能登半島地震では倒壊した建物の殆どは新耐震基準を満たしていないものでした。
 しかし新耐震基準を満たしている建物でも一部は損壊しているものも有ります。
 それで新耐震基準について調べてみるとわかるのですが、新耐震基準と言っても結局は「地震荷重は水平成分だけしか想定していない」のですね。
 実際に能登半島地震だけでなく、他の大地震でもドスン揺れとかの垂直成分が多く含まれる地震、或いは垂直成分と水平成分が合成された斜め荷重などが発生するケースが有るわけで、これらの荷重をクリアできる強度計算とはなっていないようです。
 なので垂直成分、或いは垂直成分と水平成分が合成されたような地震荷重がかかると案外弱かったりするケースも有るのではないでしょうか。
 それでも屋根や外壁などだけでも軽ければ何とか耐えられるケースも有るのですが、屋根や外壁が重かったり、或いは屋内の家具などの積載荷重がかなり大きかったりして想定外の地震荷重条件となった場合にはダメージが表面化する事が有るのかも知れません。