快気分析

何か快適な気分になれるような記事にしたいです。

自然災害 仕組みとアプローチ -  熊本地震と茨城県南部地震と日向灘地震 その2

2016-05-18 08:32:43 | 地震 津波
 この3つの地震のデータついては既に記事にしましたが、注目するのはその発生時期です。

もう一度データを確認すると、
2016年5月16日 21時23分ごろ 茨城県南部 M5.6 最大震度5弱  震源深さ40km
2016年5月16日 17時50分ごろ 日向灘     M4.7 最大震度3   震源深さ20km


2015年5月26日 1時35分ごろ 日向灘     M4.3 最大震度2    震源深さ20km
2015年5月25日 14時28分ごろ 埼玉県北部 M5.6 最大震度5弱深さ 震源深さ50km

と言う状況で約10日程、去年より早まっています。
 今年のピンクムーンが年間最小の満月だったため、その直前、直後の新月はほぼ年間最大かそれに準じるものでどちらかと言うと要注意と言う事は既に当ブログで記事にしました。
 スーパームーンも年間最小満月も翌年には(年により多少の前後もありますが)前年より約47日程遅れて行きます。
 そしてこの直前、直後の「怪しいビッグな新月」も同様です。
 そうすると(月の影響だけに関して、と言う一面に過ぎないのですが)これで言うと「今年は関東での中央構造線近辺のやや目立つ地震と日向灘地震のペアが本来は7月上旬に発生していないといけないはず」なのです。
 ところが、「今年はこの観点で予定されるパターンの繰り返しよりも約57日も早く発生しているのは何故か?」と言う事で、これが筆者には気になります。
 去年の今頃と今年の最近で違うのは何か?
 目に付くのは2015年5月30日の小笠原諸島西方沖地震、2015年11月14日薩摩半島西方伊沖地震、そして今回の熊本地震です。
 これらによってフィリピン海プレートやその他のプレートや地殻の動きが大きくなって日向灘や関東エリアの中央構造線近辺エリアに影響しているのかどうか?
 現状ではまだはっきりわかりません。
 しかし今後どのようなやや大きめ以上の地震が発生するかでプレートや地殻の動きにスピードや勢い、或いは方向などについて傾向らしきものはある程度把握できるのかどうか、注目しています。
 

自然災害 仕組みとアプローチ -  熊本地震と茨城県南部地震と日向灘地震

2016-05-17 00:46:31 | 地震 津波
5月16日は中規模地震がありました。

2016年5月16日 21時23分ごろ 茨城県南部 M5.6 最大震度5弱  震源深さ40km
2016年5月16日 17時50分ごろ 日向灘     M4.7 最大震度3   震源深さ20km

 熊本地震と茨城県南部地震の共通点は、中央構造線近辺だと言う事です。但し震源の深さは熊本地震のように殆どが10㎞と言うのとは異なっています。
 ところで東日本での中央構造線近辺での地震と日向灘での目立つ規模の地震が同日に発生したのが実は去年もありました。

2015年5月26日 1時35分ごろ 日向灘     M4.3 最大震度2    震源深さ20km
2015年5月25日 14時28分ごろ 埼玉県北部 M5.6 最大震度5弱深さ 震源深さ50km

 もう少しデータを採らないと何とも言えないかも知れませんが、どうも「フィリピン海プレートの動く方向が変化した時にこうした遠隔連動で目立つ規模の地震が起きるのかも知れない」と筆者は考えています。
 真相がどうなのかはまだわかりません。
 

自然災害 仕組みとアプローチ -  稀な規模の火山活動が多発か

2016-05-16 18:44:01 | 地震 津波
 5/11のサブタイトル「稀な規模の火山噴火が多発か」では既に噴火している火山について記事にしましたが、僅かな噴火、或いは噴火の可能性が高まった火山の一部についても記事にしてみました。

引用開始(一部抜粋)

https://www.joetsutj.com/articles/26912368
焼山の噴火が活発化したら泥流や降灰に注意 火山地質学者 早津さんに聞く

2016年5月7日 (土) 19:16 – 4日前
 気象庁は観測用にヘリコプターを2回飛ばし、6日に山頂東側の噴気孔周辺で降灰を確認したことから、正式に“噴火”を発表した。しかし、自宅付近から毎日焼山を観測している早津さんは、「1月下旬の最初の噴火から、これまでに少なくとも6回は噴火している」と話す。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E6%BD%9F%E7%84%BC%E5%B1%B1
1974年(昭和49年)7月28日未明 - 水蒸気爆発により泊岩付近にいた千葉大学の学生登山者3名が火山弾の直撃を受けて死亡し[15][7][18][19]、約65万トンの降灰があり北東100 kmまで到達した[17]。火山爆発指数:VEI1
1983年(昭和58年)4月14-15日 - 極小規模な爆発により、山頂付近に降灰した[17]。
1987年(昭和62年) - 積雪の変色を記録。
1989年(平成元年) - 積雪の変色を記録。
1998年(平成10年) - 積雪の変色を記録[20]。火山爆発指数:VEI1
2016年(平成28年)5月6日 - 同日午後に気象庁が上空から調査したところ、東西およそ200m、南北およそ400mの範囲で火山灰が積もっていたことが確認され、「新潟焼山でごく小規模な噴火が発生したもようだ」と発表した[21]。噴火の時期については不明[21]。


http://www.technobahn.com/articles/201605112330020000.html
セントヘレンズ山、過去3カ月で130回超の地震が観測・マグマが上昇との見方
Posted Yesterday
By Bruce Ford/BusinessNewsline
米ワシントン州にあるセント・ヘレンズ山で3月以来、M0.5~1.3の地震が130回超観測される事態となっていることがUSGSの調べで明らかとなった。
セント・ヘレンズ山で起きている地震は、今月に入ってからは1週間に40回前後にまで増大してきている。
(中略)
セント・ヘレンズ山は最近では、1980年5月18日に大噴火を起こすと同時に、山頂部分が大規模な崩壊を起こすことで、現在みられるクレーターが形成されていた。

引用終了

 他にも仮に噴火すれば数十年振りと言う活動状況のものは結構あるようです。 
 新潟焼山は噴火レベル次第で1983年以来、やや規模が大きくなれば1974年以来となります。
 セントヘレンス山は仮に噴火すれば1980年以来、36年ぶりとなります。
 新潟焼山については、今後大規模化するのかどうか、諸説あるようですが、多少の規模の拡大はあっても桜島の2013年の最大噴火レベルにはならないと考えています。
 実際にこれがどうなるかはわかりません。今後プレートや地殻の動きが変化する事だって十分ありうるので、どうなるかは「神のみぞ知る」の世界かと思います。

 
 

自然災害 仕組みとアプローチ -  東アジアエリアの空白 その4 世界的な空白は未だ継続中

2016-05-15 07:44:06 | 地震 津波
 5/13のサブタイトル「東アジアエリアの空白 その3 空白期終了」の記事で、東アジアエリアの空白は一応終了に解釈しましたが、USGS、EMSCではM6は4/29を最後に発生していません。

引用開始<一部抜粋)

http://www.emsc-csem.org/Earthquake/world/M6/
2016-04-29 01:33:37.9 10.21 N 103.82 W 10 6.6 NORTHERN EAST PACIFIC RISE

引用終了

 世界的にM6以上の地震の空白は未だ続いている事になりますが、その期間がかなり長いです。
 もう15日間以上発生していないのです、例えばEMSCでは4月1日から4月29日まで24件発生しています。
 3月が6件と少なかった反動もあるのでしょうが、それにしても間隔が空き過ぎと思われます。
 「地震が無いのは地震の前兆」と言う事は以前に当ブログで記事にしましたが、世界的にはそう遠からずEMSCでM6以上のデータに匹敵する地震が発生すると思われます。
 それが東アジアなのかどうかはわかりません。

自然災害 仕組みとアプローチ -  熊本地震と薩摩半島西方沖地震 その5 ユーラシアプレート

2016-05-14 13:03:27 | 地震 津波
 確定はできないものの、ユーラシアプレートでのあまり起きないエリアで、あまり起きない規模の地震、つまり少し稀な感じがする地震が熊本地震や薩摩半島西方沖地震発生の一つの目安として、筆者は見ています。

引用開始(一部抜粋)

http://www.emsc-csem.org/Earthquake/world/M6/?view=2
2015-12-07 07:50:07.2 38.18 N 72.91 E 30 7.2 TAJIKISTAN
2015-11-08 16:47:03.9 6.84 N 94.58 E 23 6.5 NICOBAR ISLANDS, INDIA REGION
2015-10-26 09:09:32.0 36.48 N 70.91 E 207 7.5 HINDU KUSH REGION, AFGHANISTAN

http://www.emsc-csem.org/Earthquake/world/M6/?view=1
2016-04-13 13:55:17.7 23.14 N 94.93 E 137 6.9 MYANMAR
2016-04-10 10:28:58.9 36.51 N 71.26 E 221 6.6 HINDU KUSH REGION, AFGHANISTAN

引用終了

 熊本地震や薩摩半島西方沖地震の発生前にとは限らず、発生後に起きた上記のタジキスタンの地震もあります。
 ユーラシアプレートの動きの勢い、或いは向き、或いはそのANDが従来と異なる時がどうも熊本地震や薩摩半島西方沖地震の発生に影響する要素の一部に思えます。
 この傾向はもう少し様子見です。
 そもそも熊本地震や薩摩半島西方沖地震はユーラシアプレート側であり、このプレートの主流は九州近辺では約北北東、北東、東北東、そしてやがて山陰地方では殆ど東に向いているようです。
 九州の地殻変動ではそう見えず迷走しているように見えるのは、あくまでフィリピン海プレートとの境界に近いエリアとして迷走している、言わば支流と筆者は認識しています。
 ですから今回の熊本地震も薩摩半島西方沖地震も、殆どは大陸内陸に近い方の横ずれ断層は、このユーラシアプレートの主流の動きである約北東に動いています。
 そこへフィリピン海プレートが太平洋エリアで側面衝突しているため、影響を受けた地殻の横ずれ断層が長引いていると見ているのですから、当然ユーラシアプレートの動きに勢いや方向は問題になるはずと思っています。