武内 ヒロク二

このブログは、武内ヒロクニの絵の紹介や、家での出来事を妻が語ります。
日々、徒然。

「文句を言っているうちが華である」の巻

2009-09-12 00:06:47 | Weblog

文句を言っているうちが華である カット・武内ヒロク二

この言葉は、「こころの処方箋」河合隼雄著の本の中に出てくる。抜粋すると『誰しも不平不満というものはある。あるいは、あいつさえ居なかったら全部うまくゆくのにとか、これさえなければすべてが上々なのにとか、なにかひとつのこと、1人の人間の存在を恨みたくなるときもある。あるいは、これほど忙しくさえなかったら、自分だって、相当○○できるのにと思っている人は多いのではないだろうか。ともかく「忙しくて」と嘆く人は多い。と続く・・・・』

わたしの場合は、ヒロク二さんの文句を言っているうちが華なんだなと思っている。その代わり、ヒロク二さん以外の人には全く満足しているの。とても、幸せなことかも。皆、言っている事が分かりやすくてまともでいい人に感じるのです。
随分前の話ですが、夫婦喧嘩している奥様からの話を聞いていて最後に「文句を言っているうちが華なんですよ」と付け加えた。そうしたら、目を丸くしてから「うまく言うわね」と言ってすぐ家に駆け込まれた。うまいに決まっているではないか、ユング心理学の研究者の河合隼雄先生のお言葉なんだから。
もし、ヒロク二さんが居なくなったら、わたしは腑抜けのような人間になってしまうかもしれない。若い頃は、結婚して男性によってアイディンティティーをすぐ変える女性の気がしれないと尖がっていたが、長く暮らしていると「あなたはわたし」とも云えなくはないくらい近寄り、「あなたの成功はわたしの成功」のようになってきて、男尊女卑ならそれはそれでいいわよ、ハイ、ハイだ。ヒロク二さんがいなくなったら、どうするのだろう。文句の華がなくなってしまう。

あと、「男女は協力し合えても 理解し合うことは難しい」という言葉もありました。ほとんど不可能なんだって。河合隼雄さんがおしゃっています。



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