タイトルは「朝のcoffee」色鉛筆作品。
写真が上の方に光が入ってしまい、うまく撮れていません。
実物は、もう少し落ち着いています。
この絵を描いている時の心境を語ってくれました。
「アンドレ・ブルトン集成7」の中のP49の最後の一説という事で、読んでくれました。
『あなたは、ルーマランとラ・コストの館の間にある<狂者>の塔をご存知ですか(サド)。これはリュペロン山脈のまっただなかに灯台のように建てられた塔で、そばに鉄の甲胃に身を固めたような家があり、ヴォーパン風の砦に守られています。この館には城壁はありませんが、順警路があって、それは銃眼のついた狩小屋に通じています。つげの木の植わった庭のまんなかには、1880年という年号が刻まれた僧院の拱廊があります。』
この文章と作品の描かれる背景が近しいという意味で理解しています。
「俺は、シュールレアリスト」宣言!という風に・・・。
かの有名なサド侯爵の本も読んだことがない私は、伝わってくる雰囲気でしかわかりません。
本を読んでいたら、「頭がややこしくなるから、無理して読むことないよ」と声をかけられました。そう言われると、「読むことは出来る!」とちょっと読むことに。はっきりいって雰囲気だけが読んだあと残るのですが、すべての内容は忘れてしまう。雰囲気と奇妙な感覚だけが、身体に残ります。たぶん、それがフランス文学の真髄のような気が・・・・。文章は、ほとんどイメージに置き換えられ、美しい雰囲気がただよっています。
これは、デッサンなのですが、身の回りにある物が描かれていて、私にはとても面白い。
ひまわりや、スタバの珈琲、干からびたエキナセアの花、マッチ。
ヒロクニさんの描く、線がすごく好き。
けっこうポップな雰囲気となんとなくオシャレでもあります。
当人は、真面目一点張りで描いたものだと思っています。ヒロクニさんが、生真面目になればなるほど、頭大丈夫か?という風な、アホな感じの作品が出来上がる時もあり、ハラハラする。
制作中の写真。
アンドレ・ブルトンに酔いしれながら、制作中!
上半身は何故か裸・・・。
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