田中雄二の「映画の王様」

映画のことなら何でも書く

【ほぼ週刊映画コラム】『母と暮せば』

2015-12-12 19:19:23 | ほぼ週刊映画コラム
TV fan Webに連載中の
『ほぼ週刊映画コラム』

今週は

甘さと厳しさ、悲劇と喜劇の要素を併せ持った
『母と暮せば』



詳細はこちら↓

http://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/column/week-movie-c/1028258
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『HELP! 四人はアイドル』(65)

2015-12-12 09:00:47 | ビートルズ

英国流のシュールでブラックな笑いが随所に


 ザ・ビートルズの主演映画第二弾。今回はカラーになったので、当時流行していたサイケデリックな色遣いも見られます。監督は前回同様リチャード・レスターが務め、リンゴの持っていた指輪を巡ってメンバーたちがトラブルに巻き込まれるというストーリーが展開していきます。

 同じく英国製作の「007」シリーズに代表される、当時流行のスパイ映画をパロディーにしたような冒険活劇的な要素もあり、前作よりも劇映画に近づき、彼らと映画とのかかわりがさらに広がる可能性を感じさせました。

 意味もなく何度も現れるドーバー海峡横断者など、後の「モンティ・パイソン」にも通じるような英国流のシュールでブラックな笑いが随所に散りばめられているのも見どころです。

 タイトル曲の「ヘルプ」、彼らが自宅で歌うという設定の「悲しみはぶっとばせ」、オーストリアのアルプスのスキー場で撮影された「涙の乗車券」、バハマの海岸で撮影された「アナザー・ガール」「恋のアドバイス」のスタジオ録音風景、そして戦車が登場する「アイ・ニード・ユー」など…。今回もビートルズの名曲を、凝った映像をバックに聴くことができます。

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