田中雄二の「映画の王様」

映画のことなら何でも書く

ビデオ通話で西部劇談議『西部魂』

2021-02-20 18:39:19 | 駅馬車の会 西部劇Zoomミーティング

 ドイツからの亡命監督フリッツ・ラングが撮った西部劇。モノクロ版とテクニカラー版がある。主役はランドルフ・スコットではなく、ロバート・ヤング。

 さて、このラングのほかにも、ダグラス・サーク、マイケル・カーティス、ルドルフ・マテ、チャールズ・ビダー、ロバート・シオドマーク、ウィリアム・ディターレ…といった、第二次大戦前、ナチスドイツから逃れてアメリカに渡った亡命監督たちがいる。不思議なのは、ビリー・ワイルダーを除いて、彼らが皆西部劇を撮っていることだ。

 いきなりアメリカの荒野に行かされて、彼らはどんな気持ちで西部劇を撮っていたのだろうか、という疑問が湧く。そのせいか、この映画も、西部劇にしては妙に思えるところがある。

 双葉十三郎さんは「ぼくの採点表」の中で、この映画について「西部劇の醍醐味ともいうべき場面が、思ったほど生きていない。これらは、監督が生粋の“西部魂”を持っているかどうかで決まる問題だろう」と書いている。そういうことなのかもしれない。

『西部魂』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/3d726c0cf7266b9488afde14cfe6ed46

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映画検定有志と仲間による2013年映画ベスト10

2021-02-20 09:53:33 | 俺の映画友だち

結果は
1.ゼロ・グラビティ
2.横道世之介
3.舟を編む
4.風立ちぬ
5.かぐや姫の物語
6.セデック・バレ 第一部 太陽旗/第二部 虹の橋
7.ジャンゴ 繋がれざる者
8.そして父になる
9.愛、アムール
10.ペコロスの母に会いに行く


自分は
1.ゼロ・グラビティ
2.横道世之介
3.セデック・バレ 第一部 太陽旗/第二部 虹の橋
4.舟を編む
5.鑑定士と顔のない依頼人
6.ペコロスの母に会いに行く
7.ハッシュパピー バスタブ島の少女
8.東京家族
9.ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日
10.天心


 今回は洋画と邦画を交互にランキングしてみた。

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映画検定有志と仲間による2014年映画ベスト10

2021-02-20 07:20:04 | 俺の映画友だち


結果は
1.ジャージー・ボーイズ
2.インターステラー
3.ゴーン・ガール
4.6才のボクが、大人になるまで。
5.グランド・ブタペスト・ホテル
6.そこのみにて光り輝く
7.百円の恋
8.ウルフ・オブ・ウォールストリート
9.ラッシュ/プライドと友情
10.紙の月


自分は
1.ジャージー・ボーイズ
2.アバウト・タイム~愛おしい時間について~
3.インターステラー
4.小さいおうち
5.ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅
6.ウルフ・オブ・ウォールストリート
7.her/世界でひとつの彼女
8.オール・ユー・ニード・イズ・キル
9.野のなななのか
10.滝を見にいく


 ここ数年、「これは絶対に1位だ」というような映画にめぐり会えていない。大傑作も大愚作もない“映画の平均化”が進んでいる気がする。2014年は、私事ではかつての映画の友との別れがあり、なじみの映画館の閉館、健さんや文太といったスターの死など、寂しい話題が多い年だった。キネ旬1位の『そこのみにて光輝く』と『渇き。』は、作り手が確信犯的に見る側を不快にさせるようなところが感じられ、どうしても好きになれなかつた。

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