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新司法試験・公認会計士試験など■士業の生き残りには何が

2010-05-13 17:16:00 | 日記
こんにちは。

昨日から始まった新司法試験。
池袋の近くを歩いていて受験生らしき人々と
遭遇しました。

同じく難関試験の一つである
公認会計士試験も来週23日に迫ってます。

国家試験の5月。

弁護士さんや公認会計士さんであっても
「就職が厳しい」という話からインスパイアです。


■士業でも難しい応募書類の書き方


かなりの難関試験を突破したのであれば
就職が簡単なのかといえばそうでもなく

意外なことに

履歴書・エントリーシート・職務経歴書
が書けなくて苦労しているようです。
特に自己分析や自己PR、志望動機が難しいようです。

就活は大学生だけではないのですね。


弁護士や公認会計士の就職先といえば
独立の前には弁護士法人や監査法人、あるいは
一般企業への就職があります。

どうやって自分を売り込むのか?

私は弁護士です、公認会計士ですといっても
それが前提条件の採用であるなら

他の応募者と何が違うのか、どう違うのか?


こればかりは試験勉強では突破が難しいものです。


◆士業の唯一のアルバイト?


知り合いの税理士や社会保険労務士から聞いたのですが

「士業ができる唯一のアルバイトは」
「資格試験の受験生指導の講師だけ」


資格の本職以前の受験指導でしか
仕事でやっていく手段が無いという
自虐的なフレーズです。


江戸時代の武士が失業して
キャリアをチェンジしたときに
生き残った武士と滅びた武士がいます。

同じ「士」の職種であるなら、彼らのキャリアチェンジを
参照してみましょう。


◆武士には蘭学、士業には「複眼の能力」か?


生き延びた武士の代表は、蘭学という新時代の学問から
実学をベースに活躍した人々が有名です。

維新後に必要となる能力をいち早く備えていた武士が
生き延びることができました。

それなら
現代の士業の人々が生き残れる
必要となる能力とは何でしょう。

ひとつの分野の専門家の知識は
他の分野の専門家の知識と組みあわせてみれば
新しく相乗効果でオリジナルな価値が生み出せる。

そんな気がします。
それぞれの専門家の目を単眼としたら
組み合わせたものが複眼。

たとえば弁護士と公認会計士を一人でやれるなら
相当なオリジナリティが生み出せそうですね。

◆二つの蛸壺から


私が大学に勤務していた時、職員の間では

「教授の知識は深くて狭い」

という意味で

「蛸壺の知識」

という言い方がされていました。

それで、蛸壺=専門家の知識
という表現を使わせてくださいね。

蛸壺が二つあると、お互いの蛸壺同士で
まったく新しいものが創造されるかと思いませんか?

たとえば
医者が弁護士になる。
あるいは公認会計士が薬剤師になる。


専門知識の分野が一つあるのなら
それとはまったく異なる分野の専門も持ってみる。

たとえ完璧ではなくとも
二つの蛸壺を持とう、とする意欲をもつことで
前向きにもなれますよね☆

◆いつでも学ぶ意欲を保とう


弁護士や公認会計士であっても、エントリーシートは
学ばないと書くことが難しいものである。

それを学ばないと就職が難しくなり、結局は専門知識も
生かせなくなる。
こういうことがあります。

学ぶことは絶えず必要になるというわけですね。

だから学ぶ意欲と、自分の蛸壺(専門領域)を複数に
していこうと決意していくことは士業には必要なのかも。


私自身も、ある意味では士業の末端にいますので
自戒を込めて書いております。

ではまた♪