フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

eternite

2010-04-13 10:21:44 | Weblog
「永遠」A.ランボー

とうとう見つかったよ

なにがさ?永遠というもの

没陽といっしょに

去(い)ってしまった海のことだ。

ランボーの詩の冒頭が目に飛び込んできた。釘付けになった。なんて素敵なんでしょう。やはり、詩は、ランボーにしたもんかとこの数行を反芻する。
雨上がりの景色に永遠が沈んでいくようだ。
春は、よく人が死ぬね。毎日、新聞に有名人が死んだと出ている。幽玄界も花散らしが吹き荒れているのかな。
学校へ行く途中の小学生が「晴れてもいい。雨でもいい。風でも嵐でもいい。今から始まる私の今日」と大きな声で暗誦して行った。その詩に永遠があった。
「雨にもマケズ風にもマケズ・・・」に匹敵するなと一人感じ入った。
コメント
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