フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

龍馬がここに坐った

2010-04-24 18:21:43 | Weblog
昔、坂本家の持ち山だったところの山番の田中良助邸に行ってきた。

ここに来るのは、3~4回目だ。はじめて取材で訪れた時はいわゆる古屋でボロボロだったけど龍馬ブームのおかげでいまでは教育委員会の管理となり保存公開されている。ここに来るといつも思うんだけど家ってこうだったよなぁと。


こういう家で育てられ幼年青年期を過ごしたら悪い人間になるわけないよなぁと。明治時代に移築されたというけれど内部は龍馬が遊びに来たり泊まったりしたときのままだという。フィールドが好きだった龍馬がここにきたら良く行ったと言う「八畳岩」にのぼった。


ここから見る景色は抜群。


龍馬が坐ったであろう岩の上に腰をかけて筍や蒟蒻で作った田舎寿司をいただいた。ざっと150年以上も前の光景を思い浮かべてしばしその時代に舞い降りた。「そうだ和霊神社に行くか」と思い立ってこんどは正反対の南へ向かった。細い道をくねくねと行かなければならないので車より自転車がいいかなと自転車に乗り換えて向かった。坂本家の祖霊神社で3月24日の土佐脱藩の日に龍馬がここによって祖霊に坂本家の無事と回天の志の実現を誓ったという神社だ。


脱藩の罪は係累におよびとここの説明文にも書かれているが坂本家にも沢村家にもなんら沙汰がなかったようだからやはり「土佐藩の密命をおびての脱藩」だったと言う説が頭をよぎった。
コメント
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