フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

リョウマくん

2012-11-19 08:37:26 | Weblog
マルディを連れて公園を歩いているとビーグル犬を連れたおばちゃんと出合った。あいさつしたことあったかな?覚えてないなというくらいのモンだったけど「おたくも一匹になりました?」って言う。どこかで会ったか見てたんだね。僕が2匹連れて歩いていたこと知ってたんだ。そう言えば2匹連れのビークルを見たことがあるような。そうそうおばちゃんが「リョウマくん」って呼んでたっけ。ビーグルのリョウマくんを見ながら記憶を辿っていた。ランディのあらましとマルディの行動を話すと涙を浮かべながら「うちのも親が死んでね。その日からリョウマがずっと泣き続けて止まらんからもう病院へ連れて行こうと思うて公園にきたら子猫が捨ててあったがよ。それで家に帰って餌持ってきてあげたらリョウマくんがその子猫を舐めて舐めてすごく可愛いがるが。それでしかたないから子猫連れて帰るとその晩から泣き止んだ。いま一緒の小屋でおる。犬いうても人と一緒よね。お互いにがんばりましょう」ってリョウマくんを引き摺って行った。そうかリョウマくんも泣いたのか。マルディも夜泣いてたな。納得したのだろうか探しにいって戻って来てから泣かなくなったけど。「お互いにがんばりましょう・・・か」そうだよなとマルディを見ながらつぶやいた。
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