働く人を見かけなくなった。子供の頃も17,8の頃も働く人は身近にいたのに。働く人を見かけなくなった。働く人ってもちろんイメージなんだけど肉体労働をいう。鍛冶屋とか農夫とかせいぜい二次産業どまりか。そんな人を描こうと思って日本を見るとせいぜい無農薬の農家か一本釣りの漁師しか見当たらない。いつの間にみんな消えてしまったんだろう頭が西部劇だからやっぱりトンカチの音が響く現場がいいな。外国にはまだあるんだよなトンカチが聞こえる現場が。それも先進国でさ。どうしてなんだろう日本にはベーシックがないのかな。建設現場があるじゃないかと言われてもこれがニュアンスが違うんだよな素朴に働く人を描きたいんだから。工場ってイメージでもないんだ。それでいて日曜大工のイメージでもない。ほら祭りの舞台を村人総出で作るように作ること自体が楽しくてたまらないような人たち。働くことに無心になれる人。こんな人、描いてみたいな。こんなこと思ったのは美術館で「依光 隆 展」を見たから。挿絵画家として有名な人だけどその仕事がすごい。思わず見入ってしまった。絵が好きでたまらないという思いがひしひしと伝わってきて「素朴に働く人」というイメージで捉えていた。シャーロックホームズの本の挿絵とか一本牙の象とか多分みんなも見たことがあるとおもう。SFの本が多いのかな
アンネの挿絵も表紙絵もマザーテレサもこれがみんな印刷より原画がいいんだ。触発されて「働く人」を描いてみたいと僕は思った。サイズがF4くらいで小さな絵だけど人を動かす絵って大きさじゃないなとなんか得た気分。高知にはこんな凄い人がいたんだと誇りに思った。12日までだからまだの人は是非見に行ってくださいね。
アンネの挿絵も表紙絵もマザーテレサもこれがみんな印刷より原画がいいんだ。触発されて「働く人」を描いてみたいと僕は思った。サイズがF4くらいで小さな絵だけど人を動かす絵って大きさじゃないなとなんか得た気分。高知にはこんな凄い人がいたんだと誇りに思った。12日までだからまだの人は是非見に行ってくださいね。