春野町にある絵金の襖絵や屏風絵や絵馬を一堂に見せるという催しが春野町のピアステージで開かれたというので朝一番に見に行った。芝居絵のような感覚で祭り絵だから大衆に分かりやすくぐっと心臓鷲掴みの手法でおどろおどろしく仇討の図や本能寺の変を描いている。いくつもの神社に奉納する絵だから絵金だけでなく絵金工房の作品も多い。丁度ラファエロがラファエロ工房で制作したように。弟子たちが作った作品と絵金が描いた作品とでは当然なんだろうが違う。比べてみたらよくわかる。たおやかさ、やわらかさ、というか一言でいったら線が練れてるんだよね。僕たちは明るい灯りのもとで見てるから違いもわかるんだけど蝋燭の灯りの中では見分けはつかなかっただろう。それで絵金工房としては良かったんだ。祭りでこの絵を見た子供たちは夜中に便所に行かれなかっただろうな。当時は便所は外にあったからね。暗闇に出るということができないよ。江戸時代の襖に描かれてある絵。時は幕末かな。絵金は明治9年に65歳で亡くなっている。龍馬が慶應3年で亡くなってるから龍馬よりも長生き。子供の頃祭りで龍馬もこの絵を見たのかもしれない。見ておねしょを垂れたのかな。絵にはその時代の息吹がある。だから伝え続けられるのかな。
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