昨日ダウン症のシュータンの運動会があったので見てきた。養護学級といえども全体行事だから健常者と混じっての活動だ。小学校ではじめての運動会。白組だ。なんとかダンスとかけっこと玉いれが出場種目だったかな。玉いれでは、投げたおじゃみが全部あたまの上に落ちていた。手旗を持ったダンスでは、旗がゆれるもんだからくるくるくるくる自分で回ってた。それでもダンスはフライング気味にこなした。ダンスに関係なく回っている子がいると思ったらシュータンと同じクラスの子だった。やっぱりというのが実感。そして圧巻は、かけっこ。100m走か80m走かわからないけどトラックのコーナーを回ってのゴールというコースだ。きれいにスタート。スタートダッシュで出遅れる。腕はさげたまま。なんば走りか。どこまでいっても話される。それでも走るのを辞めない。半周遅れでも走る。走りながら挨拶する。これには見ている保護者から笑いが起こる。それでも彼ができる精一杯の走りでゴールするとこの運動会で一番大きな拍手が鳴った。僕は、コースを間違えずによく走ったと彼の成長を感じていたんだけどみんなは、あきらめずに良く走ったことで微笑ましい気分になったらしい。シュータンの頭脳年齢はいま3歳ということだから3歳の子が6~7歳の子と同じトラックで同じ距離を一斉に走ったと思えばよく走ったということだ。これでまた彼の名前は多くの保護者にも覚えられるだろう。「白組勝ち」大変面白い運動会をありがとう。
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