フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

竹篭

2007-08-03 20:21:56 | Weblog
台風が過ぎてあとには、油蝉がベランダに飛ばされてころがっていた。勿論生きてる。そうか、クマゼミから、油蝉にもうそろそろ変わるのか。と少しの変化で季節の動きを敏感に感じる。パンプはこの頃、朝は、比較的いいんだけど、夕方、全然明後日のほうを向いている。お腹がすいたら、何でもつまめるようにと腐らない食べ物を、そこいらに置いているんだけど夕飯を作っていたらおかきをバリバリと食べていた。お腹がすいているんだなと思って、急いでいると何だか、おかきの音ではない音が聞こえてきた。何食べてるのかなと見てみると、パンプが、竹篭を齧っていた。取り上げてみるとみごと籠のへりが、食いちぎられていた。これを見たときぞっとしました。それからは、笊蕎麦だしてもおつゆを先にのみ干すわ、蕎麦は、サラダにつけるわ肉はどこかへ飛ばすわと大変でした。もう食べ物の区別もつかないのか、それに、箸なんか使わず手づかみでよくみていると、あまり食べてない、でも食い散らかす。まるで、秩序を嫌う野生児のように。それでも、風呂に入れると落ち着いて寝る。朝は、人間に戻って、バナナとカフェオーレで大人しく食事するのばけれど・・・・・。人間の脳は、どこへ帰るんだろう?どっちが、本当のパンプなんだろう?未だに、疑問。ウルーでもお腹がすいたら屋根から飛び降りてきて餌をねだるのにパンプは、ねだりもしないで、竹篭を食いちぎる。どちらが、野生か分からないと思うフェンネル氏でした。
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