「お正月を祝うおせち」は、全国地域ごと、各家庭ごとの種類があり
面白いですね、中心になるお雑煮でさえ、その種類等、
いずれも、それなりのいわれ・伝承のなかテーブルに並ぶものです。
また、大家族でない家庭事情により、伝承など無関係、
スーパーにこの時期売られているものを並べる家など
色々だと思います。
私が思うには、核家族前は嫁ぎ先の姑さんなど、その家の伝承・シキタリを
習っていたのですが、今、核家族化、
その家の主婦がどんな経験で正月を迎えたかにより
それぞれの家のお節になるのが実態だと思います。
さて、「我が家のおせち」は、古くからの食材が並ぶものでしたが、
ここへきて、老夫婦二人で迎える新年が多くなり、
通販による、メーカーの
「3重折詰め(35種類も入っている)」が主になっています。
これに、いくつかの伝承のものを別買いにして、
それぞれが並ぶということです。
嬉しいのは毎年続く、知人宅からの
正月差し入れ「アユの甘露煮・ゼンマイの甘煮・手製の昆布巻」が届きます。
昨春に採取した「乾燥ゼンマイ」を戻す、手間のかかったもの
また、今年は、別家から「鮭の慣れ寿司」
(米こうじ漬けの保存食)が届き、
正月中楽しませてくれました。
今日3日で、3重折の2つは無くなり、もう1折のみ残っています。
また、「お雑煮」は、そのつゆの種類も毎日変わり、今朝も続きました。
いずこのご家庭でも、おせち事情は変遷していくのでしょう。
結構伝承を続けているのは、コマーシャルベースでの商売の人々の考えにも
影響を受けていくだと思っています。