tarpin翁のスローライフ

福井県奥越地方、季節のたより、ガーディニングなど、
写真日記・・・そして・・・。

「沙羅(双樹)の花」が、咲き始めました。

2023年06月14日 | 季節の便り(北陸、福井)

この場所は、「越前大仏殿清大寺」境内、

講堂入口に数本があります、

 

 

良く咲いていました。

 

寺院には因縁の花、似合います。

また、「沙羅双樹の花」というのはありません、「波羅の花」です。

 

お釈迦様入滅の時、ベットの2隅にこの花(木)建てられていた故事、

によるもので、沙羅双樹の花があると思う人も多い。

この花、第2次世界大戦に南の国へ出兵された兵隊さんが、

戦死しなくて帰還、故郷の寺院に咲いていたものが、

戦地で見た似た花として、この花を「沙羅の花」と呼んだそうです、

本当は「夏つばき」です。

 

この花、「朝咲いて、その日の夕方には落下」一日しか咲かない哀れ、

今朝も落ちていました。

このことが「平家物語」の巻頭に、平家の没落を悲しむ

文書として

「祇園精舎の鐘の音、所業・・・・・無常あり、沙羅双樹花の色
・・・」と続きます。

ここにも出てくる花です、我が家の庭にも1本あったのですが樹高2mの時、

除草剤を撒いたために枯らしてしまった記憶があり、忘れられない花です。

 

今勝山市内では、平泉寺境内並びに水芭蕉前で咲いていることでしょう。

*****

又、本物の沙羅の花は、滋賀県草津市にある植物園で私は、見ました。

葉は似ていますが、花はまったく違い、似ていません。

 

 

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