この場所は、「越前大仏殿清大寺」境内、
講堂入口に数本があります、
良く咲いていました。
寺院には因縁の花、似合います。
また、「沙羅双樹の花」というのはありません、「波羅の花」です。
お釈迦様入滅の時、ベットの2隅にこの花(木)建てられていた故事、
によるもので、沙羅双樹の花があると思う人も多い。
この花、第2次世界大戦に南の国へ出兵された兵隊さんが、
戦死しなくて帰還、故郷の寺院に咲いていたものが、
戦地で見た似た花として、この花を「沙羅の花」と呼んだそうです、
本当は「夏つばき」です。
この花、「朝咲いて、その日の夕方には落下」一日しか咲かない哀れ、
今朝も落ちていました。
このことが「平家物語」の巻頭に、平家の没落を悲しむ
文書として
「祇園精舎の鐘の音、所業・・・・・無常あり、沙羅双樹花の色
・・・」と続きます。
ここにも出てくる花です、我が家の庭にも1本あったのですが樹高2mの時、
除草剤を撒いたために枯らしてしまった記憶があり、忘れられない花です。
今勝山市内では、平泉寺境内並びに水芭蕉前で咲いていることでしょう。
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又、本物の沙羅の花は、滋賀県草津市にある植物園で私は、見ました。
葉は似ていますが、花はまったく違い、似ていません。