はじめて罹患した「新型コロナ」、
一日目の止まらない咳、そして続く高熱、今迄七回も予防注射は
済ませているのに・・・・・、それでも二週間は過ぎ、
どうやら元の身体に戻ったようです。
12月のすべての行事を不参加・放棄は正しい判断で有ったと
思っています。(遠方の子供家族や妻に感謝)
第3日曜日は「早朝坐禅会の日」、12月から参禅者の体力配慮しての
冬休みに入りました。
一年間の慣例として、私は自宅の書斎にて「一人座り」、
師家の老師がいらして「仲間がいての坐禅会」、
一人では1炷40分の半分はおろか15分でギブアップ、
修業が足らないのでしょう。
正式の「座部(ザブ)」をもっていないので、
座布団を4つ折りにしてではお尻が定まらない。
姿勢が正しくないことになります。
一人で座ると短い時間しか座れない事を言い訳にしておこう。
それでも、雰囲気だけはと山田老師の「恁麼の七事」額と、
余宗ではありますが臨済宗妙心寺管長山川宗玄老師の色紙。
一応の雰囲気の中。
11月座中の老師のお話は報告しましたが、概要だけでした。
今日は時間もあり11月の報告の補完とお考え下さい。
禅堂に入る前に皆さんは両手を合わせます。
その意味はそれぞれ異なると思いますが、
「三界の萬霊」すべての霊に手を合わせてくださっているのでしょう。
今ここにいる皆様は、過去世からの命のつながり、
そのことを無意識の中で静かに味わい返す時間です。
欲望のまま動こうとする己という人間は何者か、
「坐禅して、自分というものを振り返りましょう」と
呼びかけくださった釈迦牟尼菩薩様。
「坐禅という形」により、己を振り返るきっかけ。
仏教的には、五欲におぼれていく弱い自分を振り返る時間、
その世界を初めて悟られ伝えられた釈迦牟尼菩薩、
五欲まみれの自分から逃れられない人もいるはず、そこから離れさせてくれる力そんな喜びの時間を生きている。
今、現世中で味わい喜びにしてほしい。それが仏の世界かも知れません。
お釈迦様の呼びかけのなかで、坐禅を体験しているのです。
そのような世界感を持ち毎日を生きてください。
と、老師はまとめられた。