知人がいらして、市内のそば店へ。
注文は任されたので、「おろしそば」である。
この知人、福井へきてそんなに長くない。
「おろしそば」について店員に質問している。
私の頂き方は、お汁の中へのつけ麵でなく、辛味大根と花かつをが乗った
器の中へ、薬味の入ったおしるを「ぶっかける」のです。
知人から見たら、「なんとお品の悪い…」といった顔をしていましたが、
これですと促すと、「おいしね」となりました。
そばの歴史みたいな話になり、そこはさっぱり、
店主は多忙で出てきてくれない。
私が知っているのは、福井のそば、「越前蕎麦が全国的に有名になったのは」
昭和天皇様行幸で食された蕎麦、帰京され「あの越前そば」と
話題にされたものが、
広まったと聞いています。
蕎麦は全国的に名産地は沢山あり、
現在では健康食、そしてこれを食べることはトレンディであるとのこと。
沢山の愛好家がいらっしゃるから名産地があるのです、
「そば」は、米がとれないやせ地の地域、主食にされたものですから
米の代用食であったのです。
かって、良寛和尚が「そば自慢は、お里が知れる」と聞いたことが有り
裕福な土地ではなかったことをさされています。
後刻、調べて見ましたら、1400年、朝倉義景の時代収穫が早く
やせ地で栽培の利からこれが植えられた。
今の様な麺状になったのは1600年代になり越前市(武生)
の殿、本田富正候の時代、栄養価のためおろし大根が加わり、
現在の「おろしそば」になったと記載されていました。
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