tarpin翁のスローライフ

福井県奥越地方、季節のたより、ガーディニングなど、
写真日記・・・そして・・・。

福井のそば蘊蓄「おろしそば」。

2021年12月24日 | ちょつぴりの薀蓄

知人がいらして、市内のそば店へ。

注文は任されたので、「おろしそば」である。

 

この知人、福井へきてそんなに長くない。

「おろしそば」について店員に質問している。

私の頂き方は、お汁の中へのつけ麵でなく、辛味大根と花かつをが乗った

器の中へ、薬味の入ったおしるを「ぶっかける」のです。

知人から見たら、「なんとお品の悪い」といった顔をしていましたが、

これですと促すと、「おいしね」となりました。

そばの歴史みたいな話になり、そこはさっぱり、

店主は多忙で出てきてくれない。

 

私が知っているのは、福井のそば、「越前蕎麦が全国的に有名になったのは」

昭和天皇様行幸で食された蕎麦、帰京され「あの越前そば」と

話題にされたものが、

広まったと聞いています。

蕎麦は全国的に名産地は沢山あり、

現在では健康食、そしてこれを食べることはトレンディであるとのこと

沢山の愛好家がいらっしゃるから名産地があるのです、

 

そば」は、米がとれないやせ地の地域、主食にされたものですから

米の代用食であったのです。

かって、良寛和尚が「そば自慢は、お里が知れる」と聞いたことが有り

裕福な土地ではなかったことをさされています。

 

後刻、調べて見ましたら、1400年、朝倉義景の時代収穫が早く

やせ地で栽培の利からこれが植えられた。

今の様な麺状になったのは1600年代になり越前市(武生)

の殿、本田富正候の時代、栄養価のためおろし大根が加わり、

現在の「おろしそば」になったと記載されていました。

 


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