
家内の検診付き添いで医師会病院へ行った。
1993年8月医師会立病院として開院。幾多の変遷をへて98年12月国と県から「地域医療支援病院」として承認され『紹介外来・共同利用施設・開放型病院として「かかりつけ医」を支援することを義務付けられた病院』と概要説明にある。市民として安心ランクのトップにあるようだ。
待合室には院内や診療などを紹介する映像や掲示、ケーブルテレビなどがある。本や新聞を読む人、腕組みをして瞑目している人・・・皆さん静に待たれている。
掲示版を見ていると「特許庁長官」の文字が目に入った。見ると「商標登録証」とある。内容は「岩国市医療センター医師会病院」の名称が商標登録されていることの証明だ。商標権者は「(社)岩国医師会」とされ、続けて指定役務などが記されていた。
私企業で商標権のトラブルが報道されるとき、特別に関心の無い限りその奥深いとこまで知ろうとしなかった。身近それも(社)の病院名までそれが必要だとは初めて知った。
在職中CI活動の一環で会社のロゴマーク作成に係わった。ロゴ自体は著名なグラフィクデザイナーが担当された。関係者一致で採用に決まったロゴに酷似するロゴがある、と言われ関係者が翻弄された思い出がある。
商標権が日常生活へ覆いかぶさることは経験していないが、商標権者にとっては経営の基盤を揺るがしかねない重要なもの、と再認識した。
(写真は商標登録された病院のロゴ文字)