日本の将来を語るとき、担当大臣の発言が揶揄的に使われる高齢化と少子化の問題は、真剣に取り組まねばいけない。政治家は勿論、庶民も同じ。今の人口減少が続けば600年後、減少カーブは滝落としのような右下がりになる予測も出ている。
少子化対策も重要だが、高齢化対策も重点を置いていただきたい。年金に医療への不安を感じている人が多いと、世論調査では指摘さる。
錦帯橋周辺には3千本の桜が咲くといわれ、樹齢300年を超え木もある桜の名所として知られている。
その中の1つ。錦帯橋上流、岩国城を見上げる川沿の道は、春には桜のトンネルとして知られている。咲き始めから散り終わるまでの短い間、日ごとに変る桜の姿は見飽きない。
この桜街道には、樹齢100年を超える桜もあるようで、一昨年の台風で根こそぎ倒れる、大きな枝がちぎれるたり折れるなど甚大な被害を被った。また、大きな空洞や孫のような枝だけを支える長寿の木が多数見られる。
大樹そろいのこの道沿いで新しい桜の苗木が植えられている。苗木とはいえ高さ数メートル、幹の周囲は40センチほどもある大きなものが、支柱に寄り添って立っている。祖父のような桜に見守られてもいるようだ。
何時までも心和む桜街道には欠かせない施策が採られ、世代交代の準備は進んでいる。
開花予測も始まった。今年の桜はどんな咲き具合になるのだろうか。
(写真は桜街道。コーンの間に苗木が植わっている)