外出の続きに少し遠回りをし光市の冠梅園へ立ち寄った。平日だから、そんな軽い気持ちでの寄り道だったが、幾つかある駐車場はほぼ満車、沢山の梅観賞の人だった。平日だから空いていると同じ思いで訪れる人が多いんだ、家内と笑った。
3分咲きに5分咲き、梅の木は思いのままに花をつけいい香りを放っていた。眼を閉じて花に鼻を近づけているご婦人が多い。メジロのいく羽かは梅の花を突いては飛ぶことを繰返していた。他の鳥の声も賑やかだった。
散策中は陽射があり申し分ないゆったりとした時間が過ごせた。山頂から見える瀬戸内海は少し霞んで趣きがあった。と言いながらも、数人ばかりの1眼レフ持参で撮影中のカメラマンが気になってし仕方なかった。あんな撮影をしてみたい、夢だけは持ち続けよう。古い400万画素のデジカメで数枚撮った。
広場にはプレハブの土産店、その隣はテント張りのうどん店。梅祭り中の臨時営業。白エプロンの老人会みなさんの元気な声に誘われうどんの食券を買う。薄味で1杯は350円。賑わっていた。
小春日和のような梅園はすっかり春の様相だった。
(写真は接写で撮った梅)