チャイムが鳴る。「インターネットをやっておられますか」「ハイ」「光回線をご利用でしょうか」「イイエ」。同様な勧誘は電話でも良くある。
有名な企業名を名乗って勧誘を始めた。断ると「光回線を使用しない者はインターネットを使いこなせない」という。見慣れない市外局番なので聞くと「名古屋から」電話しているという。地方の小さな街へご苦労さんなことと思った。いつもなら静に即答で断るのだが、横柄な口調へ質問をした。
「この電話番号をどうして知りましたか」 「電話帳です」
「地方の小さな街の電話帳があるのですか」 「ここに持っています」
「それでは私の名前は」 「それは言えません」
「上司の方と変ってください。この番号は電話帳へは載っていません」 「・・・」受話器を置く音がした。
名乗った企業名がもし本当ならこの種の日本を代表する企業だ。
個人情報の流失が茶飯事のこのごろ、被害にあわない対応を日頃から考えておかなければと思っている。
我家には電気、電話、有線テレビの3種類の線が入っている。小さな電話線を使って情報が盗まれる、科学音痴にはなんとしても理解し難いが、沢山の問題や事件が起きている現実がある。
インターネットとメールには細心の気を配りながらマウスを動かしている。
(写真は青空を背に情報を伝えている線々々)