
口座、年金、保健証、暗証、出席、電話等々、毎日の生活の中で区別や確認するため番号のお世話になっている。やらされている方が正確かも知れない。その番号は順番だったり無作為だったりする。アイウエオだったりアルファベットのこともある。
品質管理などのため生産や出荷のグループにつけられたロット番号がある。種類・形状・色など品質に関わるデータが瞬時に検索できる。人の情報も同じように何処かに収められているだろう。時に悪用されるから困る。
錦帯橋周辺は桜の名所としても知られている。およそ3千本もの染井吉野が咲きその見ごろには多勢の人で賑わう。錦帯橋を渡りながら城山を屏風に見る桜は絶景。テレビ中継も1度や2度ではない。最近は川舟に乗っての桜見物も始まった。まもなく蕾の季節がくる。
その桜1本1本にアルファベットと数字を組み合わせた番号札がついている。一昨年の台風で大きな被害を受けた桜の保護管理をするためという。若い木も朽ちそうな木も隔てなくついている。ここには後期高齢者保健制度は見当たらない。そのためか寒風に揺れる老木の枝も力強い。
暗証番号はATMでネットで信用販売でとそれを使わない日はない。時に恐ろしい犯罪に巻き込まれることもある。番号されど番号、加齢に伴う諸現象を考えると暗証番号は過ちの入口になるかもしれない。こころ配りをしながらネット購入を検索している。
(写真:桜の木の番号札)