1月のカレンダーを剥がしたら裏に紙工作をどうぞ、と遊びの工夫がされていた。カッター、はさみ、糊、厚紙そして爪楊枝など準備する品と手順が書かれている。見るとかなり細かい手作業もあるようだが、はじめた。
完成すれば水族館の人気者、貝を胸に抱いたラッコになる。完成品の写真は黒褐色で頭部はやや白く、小さな耳などは本物のラッコに似ている。説明書きの通り形の切抜きから始めた。
山折に谷折、糊付けに差込など指先で小さな作業をすること30分、何とかラッコの4部品が完成した。簡単に思った部品の組み合わせに難儀した。ご自由におつなぎくださいという説明書きがそれを証明している。
20センチほどの大きさ、顔がクマに似ているようだが貝を持たせたらラッコになった。台紙に寝かせたら少しは良く見えだした。少し厚手の紙で作られたカレンダーには遊び心があった。無邪気なひと時を過ごした。
(写真:完成した紙工作のラッコ)